2020年05月26日

娘とやってますよ、楽しい。〜Aさん只今趣味開拓中♪(後編)

こんにちわ。吹田OT内島です。

AさんのタブレットでのLINE練習の続きです。

歩行練習と同時に活動につながるようなことをできるといいな〜、というところからLINE練習は始まり、
屋外歩行しているときに写真を撮って娘様にもリハビリでの様子を伝えられたらいいですね!ということがきっかけでした。

まずはとっつき易そうな写真撮影から始めましたが、当初はたまにですが歩行中のふらつきもあり、安定した姿勢をキープしながら左手でタブレットを持ち右手でシャッターを切るのは難しいことでした。

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リハ中の風景をパチリ!!

練習開始から約1ヶ月半頃の様子。
手摺で手元を支えています。
リハビリ時間以外のときにも自ら写真を摂られ始めていて、立位での撮影に慣れてきた様子でした。

普段から自主トレーニングでされている下肢の筋力トレーニングや、ご自身でできることは積極的にされていることが歩行の安定にしっかり効いていますね。

屋外歩行練習から帰った後は、娘様へ写真とコメントの送信の練習をしました。


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今日は何撮ろうかな〜。
あの紫の花撮りましょか〜。
堤防に咲く花をパチリ!!

練習開始3ヶ月後です。
普段からご自身で玄関先の花の写真を撮られていたり娘様と散歩をされたりと、2ヶ月前に比べ立位での写真撮影も安定しています。

最近は屋外歩行練習から帰り手洗いうがいの後、撮った写真をチェック。
娘様へのメッセージはリハ終了後にご自身でされています。

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AさんにLINEができるようになって何か変化したことがあったかお尋ねすると…
「やることができた。」(趣味活動や日課として)
「自分で仕上げた後、嬉しい。」
「娘と話すことが増えた。」

そしてなにより
「やればできる、自信がついた。」(LINE操作、話の仕方やまとめ方なども)とおっしゃっていたのが印象的でした。

もうひとつ、こちらも気づかせていただいた言葉がありました。
「書くようになってから前より後にひかないようになった気がする。」
「生き方も変わりました。」
以前は何か書く(話す)となると、しっかり文章として書かないと(話さないと)いけないと考えていて、思ったことをなかなか表現できず考えているだけですっきりしないことが多かったのですがそれが変わりました。
その時々の気持ちや思いの表現はささやかな言葉でもよくて、
それをアウトプットすると(相手に伝えてみると)自分が考えていたよりも素直に気持ちが通じているとわかりました。
……といった内容を語ってくださいました。

言葉に出すというのは大切ですね。

娘様や周りの人たちと楽しく充実した暮らしができるといいなと素直に感じました。
Aさんの趣味開拓はまだまだ続きそうです♪

たくさんの気づきをいただき本当に感謝しています。
今後ともよろしくおねがいします。

posted by Active at 18:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 吹田より

共感力。


京都大学学長(霊長類学、人類学)でゴリラの研究で有名な山極壽一さんは、
「コロナ禍を生きるキーワードは"共感力"」
ではないかと提唱しています。

「スマホやインターネットを通じて、多様な人々が交流する現代では、誰を信頼していいのか、どんな情報を信用していいのか、多くの不安がつきまとっています。バーチャルな世界でのつながりはかえって人々を孤独にし、人間を均一な情報に変えていきます。人間は工業製品ではありません。個人は誰も変わることができない自律的な存在で、だからこそ、多様な人々がつながりあうことによって新しい世界が開けるのです。いま一度、人類の歴史を振り返って家族と共同体の重要性を再認識し、再確認し、共感力を用いた信頼できる仲間づくりを心がけるべきであろう」

参考)
2017年のインタビュー記事
▼「チームワークを発揮できるのは全動物の中で人間だけなんです」前編
▼「人間の五感はオンラインだけで相手を信頼しないようにできている」後編
詳細はこちら↓
▼「共感資本社会を生きる」はこちら↓


「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)
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私たちの脳には、いわゆる知能を司る領域と共感力を司る領域の双方があり、いずれも前頭前野に存在します。

その機能は相互に牽制しあうような関係として抑制をかけ合う形で機能が表面化することが多く、知能を司る領域のほうが共感力を司る領域よりも弱いことが大半といわれています。

また知能よりも“共感力”に重きを置いている人のほうが大多数ともいわれています。

“共感”の3タイプとは…
@認知的共感:他者の視点を理解する力
A情動的共感:他者の感情をくみ取る力
B共感的関心:相手が自分に何を求めているかを察知する力

この3タイプの中でもっとも医療・介護・福祉職の現場で必要とされるのがB共感的関心である。

共感的関心を持つには、他者の痛みを感じる力を保ったまま、自分の苦悩とうまく付き合うことが求められる。

この共感的関心と密接な関係性にある情動的共感を呼び起こすには、相手の感情に対する自分の反応に意識的に注意を向け、他方では表情や声の調子などから相手の感情を幅広く読み取ることとしている。

また、他人の感情を理解するにはまずは自分の感情を理解する必要がある。

私たちは、他者の苦悩を我が事のように受け止める時には直感を頼るが、相手のニーズに応えるかどうか判断する時は、その人の幸福が自分にとってどれだけ重要かを熟考するとしている。


“共感”を制御するには…
体にピンが刺さってケガをしている人を見ると、普通、私たちの脳から痛みを感じる部位が反応しているという合図が発せられる。

ところが医学部では、無意識のうちに起きるそのような反応さえもコントロールするよう教えられる。

このため医師たちの場合、側頭頭頂接合部と前頭前皮質にある、“感情を無視して集中力を高める働き”を持つ神経回路から反応を抑える麻酔のようなものが分泌される。

こうした作用は、他者と距離を取って平静を保ち、相手の力になろうとする時にも起きる。

感情が高ぶる状況で問題に気づき、集中力を高めて解決策を探さなくてはならない場合にも同じ神経回路が活性化するとしている。

「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)より


このような作用や実際の場面はリハビリテーションの仕事の現場でも身に覚えがあるように思います。

何かの疾患や障害により、何らかの喪失体験をされたであろう利用者様と一緒に、これからの人生を再構築する過程において、私たちの仕事は常に“共感”を人から要求される仕事で、かつ“共感を養う”ことが欠かせない仕事であることがあらためて確認できました。

その一方で“共感を制御する”ことは“共感疲労”や“バーンアウト(燃え尽き症候群)”を回避することにつながり、他者に同情し過ぎないように、自分が苦しくならないようにうまくバランスを取らないといけないことも…
いずれにしてもこれら3タイプの“共感”に合わせて、“傾聴”も大きなカギになってくるはずです。

○最も高度で優れた傾聴とは?
○聴き手がトランポリンのように話し手に果たす役割とは?
について、昨年8月9日の実務者研修2019/20のスクーリングB「傾聴、コミュニケーション等について」でもお話しさせていただきました。
異業種から学ぶ越境学習が、患者さま、利用者さまの人生に直接的に関わる時間が圧倒的に長い生活期、地域リハビリテーションでは特に重要と考えています。

もし職業経験の少ない、もしくはほとんど無い現役新卒者の方々であれば、利用者様の職業経験やその時の生活の様子をナラティブにお聴きすることで、そのお仕事や趣味、趣向を部分的に経験したかのような感覚になると思います。

利用者さまの人生の物語りにどっぷりとつかり自分事のようにお話しを聴いてみる、そして問いかけてみることです。

その姿勢が利用者さまに“共感”を示し、私たちの“共感を養う”ことになり、利用者さまの趣味や興味のあることに私たちも興味を持つことにもつながります。

ひいては利用者さまご自身の今までの人生の認識を深め、自分らしさや人生の中で大切にしていることを探索するきっかけにもなるはずです。
posted by Active at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

ともに行なう家事(買い物と調理)。

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豆苗のツナサラダ!
ともに行なう訪問介護事業所の調理師兼介護福祉士・作業療法士のいとうです。


今年1月に腰椎圧迫骨折で入院されていた独居の利用者さまが、4月末に退院され訪問介護サービスを再開されました。
身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
▼入院前までの様子はこちら↓

お一人での歩行は可能なものの下肢の筋力低下、しびれのために転倒の不安があり、立位保持もまだまだ十分に行なえていない現状です。

自宅退院時に行なったサービス担当者会議にて、なめだリハビリテーションクリニックによる訪問リハビリテーションに加え、クリニックとの生活機能向上連携による自立生活支援を再開することになりました。

この日も訪問リハビリテーションを利用される前に、見守り的援助のもと自宅からスーパーまでの往復の歩行と、スーパーでの買い物を行いました。
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「あの野菜は傷みやすいからダメとか、こうやって食べたら美味しいよ、とか買い物しながら話してくれるから、ほんとに勉強になるよねェ」
と、笑顔の利用者様です。

買い物後は購入した水2リットルペットボトルをリュックサックに入れて、両手には大根、お肉などを平均的に分け入れて運びます。
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歩行中の腰の痛みなどはないようです。

冷蔵庫にあった豆苗をカット。
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ツナを加えて。
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ごま油をかけ回します。
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豆苗ツナサラダ完成!

見切り品を見定めて購入した青梗菜をカット。
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鶏肉を解凍してカット。
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生姜とニンニクを加えて鶏肉を炒めます。
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醤油とオイスターソースを加えて炒め合わせます。
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鶏むね肉と青梗菜のオイスターソース炒め、完成!
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今日は最後に娘さんから、肉を食べて欲しいとの要望にお応えするために、この日に購入した豚肉の小間切れをラップに1食分ごとに小分けにします。
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冷凍庫へ保管。
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利用者様は肉嫌いではなく、購入してもどう保管してどのように使って食べたらいいのか分からないそうです。
そのためお1人での買い物の時には、どうしても買い控えるそうです。

見守り的援助で一緒に買い物へ行って、どんなモノを食べたいか、作りたいかをやりとりできれば、料理のメニューの幅ややりがいが大きくなるように感じました。


ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。

2020年05月25日

初めてのオンライン・カンファレンス。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


ZOOMを用いた初めてのオンライン・カンファレンスです。
吹田事業所の看護師、PT、OTが11人参加しました。
17時30分から開始。
自宅からの参加、事務所からの参加も。事務所参加は換気とソーシャルディスタンスをしっかり確保です。
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担当者のPT田中さん(写真)が発表と進行役を務めました。

いくつもの疾患と重度の障害が重なり合い、さらにそれらの悪化で、在宅生活に支障を来しつつある利用者様が今回のケースです。

早急に今後の対応を吹田事業所内で検討、協議したいとのことで、今回のオンライン・カンファレンス開催となりました。

利用者様の情報を画面と口頭で伝達しながら参加者のみなさんに語りかけます。
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もう一人の担当者OT内島さんは、オンライン・カンファレンスのホスト役になり、みなさんにカンファレンス日程をグループLINEにて事前に伝達。

カンファレンス時は、家屋内の画像や歩行、立ち上がり動画を画面で共有する操作をし、口頭で解説する進行補佐役を兼ねて内島さんが担いました。
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動画はコマ送りのような状態でしたが、ある程度は分かり大きな支障はありません。


新人OT我如古(がにこ)さん(下の写真右下)と2年目PT馬場さん(下の写真右上)も、自宅からのオンライン参加。
PT馬場さんは、
「みなさんの意見を聴いてとても勉強になりました!今度は僕も個人の意見が出せるようにもっと勉強します」

4年目PT田中さん(下の写真左下)はZOOMの扱いに四苦八苦しましたが、次第に慣れてきて無事に報告してくれました。
「自分自身ではみえていない違うとらえ方を知ることができて、良い機会になりました」
「経過を本会にて引き続き報告させてください」
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ホスト・画面操作・進行補佐役をマルチに果たしたOT内島さんは、
「進行の手際が悪くてすいませんでした。いい経験になりました。経過報告させていただきます」

みなさん、頼もしい言葉をありがとうございます。


初めての試みとなったオンライン・カンファレンス。

オンライン上…とても便利ですが利用者様の情報を大切に丁寧に取り扱うことを忘れてはいけません。各端末の情報は消去しております。

それにしてもとても新鮮でした。

利用者様のより良い支援につながる時間となり、とても楽しい1時間でした。

オンラインでもできることをみなさんで確認できたように思うカンファレンスでした。参加ご協力ありがとうございます。
posted by Active at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

ピンチをチャンスに変えて、今できることを。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。

先日は以下のオンラインセミナーに参加しました。
開催者のシンガライフさんによると東京やシンガポール、日本だけでなく世界中を結ぶセミナーで、参加者は350名程度だったそうです。
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▼当日の内容の詳細はこちら↓

コーチをコーチングする人で、フォロワーシップを早くから提唱されている中竹竜二さんがメインスピーカーということで、すぐに申し込みました。

▼中竹竜二さんの寄稿本「オーセンティック・リーダーシップ」はこちら↓


たくさんの気付きを得ました。以下に備忘録として整理してみます。


○逆境は何を生み出すか?
本質の顕在化
本当の姿、自分の軸を知れる
コロナ禍抜きに元々持っていたことが可視化される
本当の自分の姿を知る、現状把握できる
それには、勇気と元気、知性と技術も必要

コロナ禍はまさしくその状態があるのではないか。

○今起こっている現象・現実は変えようがないが、それらに対する自分自身の認識やとらえ方は変えることができる

○大人のメガネ
→「事実を謙虚に把握しポジティブに物事をとらえる」が可能
→自ら創り磨き上げることでしか手に入れることはできない
→それには振り返り・リフレクション、他者フィードバックが必要


○「今日感謝できることは何か?」を自分に問う

○子どものメガネ
@世間のとらえ方、コントロールできると勘違い
A個人的な好き嫌いをその人の良し悪しに置き換える
B他者への関心、嫉妬心


○教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで成果が上がる
独りが教えると、両方学ぶ
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○テレワークやオンライン下での注意点と雑談の有用性
→チェックイン時に仕事とは関係ない会話や雑談が心理的安全性を高めてくれる、イノベーションが生まれやすい


○ミスマッチが起こりやすい上司から部下へのフィードバックの注意点
→まずは部下自身の自走レベル、どこまで自分自身でできるのか、できそうなのかをすり合わせする、互いに現状把握する、それを共有すること
→フィードバックする側、される側がお互いに、以下の@〜Bのどのような場にするのかをすり合わせすること
@指導するA感謝するB評価する
→A+@orBであれば"まだだめだね、まだまだ力あるよね"と、その人の成長を信じるという前提が必要


あっという間の1時間でした。
オンラインセミナーはチャットでの参加者からの質問内容も見てるだけで勉強になります。
そのまま活かせることばかりで、とても勉強になりました。
ありがとうございます。
posted by Active at 10:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 人材開発室

ひやりハット報告書について考える

どうも。
泉北のむろのぞのです。

突然ですが『アクティブシート』というものをご存知でしょうか?

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コレがアクティブシートです。

私がこのシートを知ったのはまだ1〜3年目の頃だったと思います。


シートにも記載していますが、

これの目的は利用者・家族さんへのサービス改善、向上。

事業所内、他事業所、関係機関との連携強化。

地域状況の変化による新たなサービス開発

などがありました。

当時の私はなかなかこれをうまく活用できずにいました。



長い歳月が経ったある日。

当事業所責任者の北山さんとこのシートに関する話題で盛り上がりました。

当時のアクティブの歴史を語ってもらうなかで、

いまこそこれを活用できるんじゃないかなと感じました。



その理由となったのは『ひやりハット報告書』というレポートの存在でした。

仕事上のミスや失敗は誰しもあることだと思います。

しかし私たち医療・福祉従事者はそれをある形で残しておかなければいけません。

それがひやりハット報告書です。


慣れない環境下で業務やリハビリテーションを提供する新卒療法士の皆さんにとっては

ミスすることは当たり前ではないかと感じます。

当たり前だからといってそのミスを無いものにはできません。



しかしこの報告書作成というのはなかなか骨が折れる作業です。

なぜならこの報告書にはネガティブフィードバックの要素が強いと感じるからです。

そして報告者(作成者)は『ミスをした張本人』のような印象を受けざるを得ない印象があります。

こうした負の振り返りを度々繰り返すことで、自尊心や自己肯定感が低下してしまう可能性もあります。



どうにかこの課題をプラスに捉えられる方法はないかと考えました。

そこでこれまで人が起こしていたとされるエラー(ヒューマンエラー)を、

『システムが機能していなかったことで起こったエラー(システムエラー)』

として捉えるようにしてみました。



システムエラーとして捉えることで、

問題を客観的に考えることができ、

どうすればうまく機能するシステムに変換できるだろうか、

といったプラスの思考に変えていけるのではないかと考えています。



その一助となるのがアクティブシートではないかと考えました。

このシートをいまの若手スタッフの皆さんに活用してもらうには、

令和バージョンにアップデートした方がいいと考えました。



それがコレです

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その名も『あつまれアクティブの森』。

通称『アク森』です。



アクティブという一つの島に様々な課題や情報という名のアイテムを集めていき、

アクティブ島の発展と開発を目指していく。

そんなレポートになればいいと思っています。



ん?なんかどこかで聞いたコンセプトとネーミングのような…。

まぁ気のせいでしょう。



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2020年05月22日

何でも楽しめる力。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。
”何でも楽しめる力”は生活期・訪問リハ人材としても大きな才能です。

サッカー選手の遠藤保仁さん(ガンバ大阪)は、”何でも楽しむ技術”を提唱しています。遠藤さんの信念は、”いつでもどんな状況でも楽しむこと。”楽しい”という気持ちがなければ、サッカーはいいプレーができないし、成長もしません。もし、サッカーを楽しくないと感じたら、サッカー選手としてはやっていけないでしょう。何事も楽しみを取り入れることが物事を続ける秘訣です。いつでも、どんな状況でも楽しむためには”やりたくないときにはやらない”というのも考え方のひとつです。また”将来の自分は今の自分の積み重ね”とも...著書やインタビュー記事のなかで書かれています。

▼「何でも楽しむという技術」(プレジデント)はこちら↓

https://president.jp/articles/-/24055


「何でも楽しめる力」、「何でも面白がる力」のある人は、前向きさや転換力、許容力があり、嫌なことも自分の興味・関心の中に持ってくることができ、“個性化”できるといわれています。

これらがあれば、つまらないはずだったいつもの“書類作り”が、ひと味違った“書類創り”へと変わりそうです。
posted by Active at 15:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 人材開発室

キャリア・トランジション・モデルは利用者支援にも生(活)かせるのでは。

人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


キャリア・トランジションとは…

“人生の岐路に立っている,今こそ節目”
人生,仕事生活の転機ともいわれています。

コロナ禍もそれにあたると考えられるでしょう。

リーダーシップやモティベーション,キャリア等の経営学の権威,金井壽宏教授は著書「働くひとのためのキャリア・デザイン」(PHP新書)の中で,以下のキャリア・トランジション・モデルを提唱しています.
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1.キャリアに方向感覚をもつ(夢をもつ,節目ごとの夢の修正)

2.節目だけはデザインする(何が得意か,何をやりたいか,何に意味を感じるかを自問)

3.アクションをとる(元気を持続,よいがまん,頑張ってアクションを続ける)

4.ドリフトも偶然も楽しみながら取り込む(安定期は流されるも良し,偶然の機会も生かす)


2.の“節目だけはデザインする”は,利用者さま支援でも活かされる視点です.

利用者さまやご家族にとっては,病気や障害により,人生,仕事生活の大きな岐路に立たされ,節目だと思います.

このモデルは人生,仕事生活のなかで忘れずにしたいところです.


キャリアアンカーを提唱した組織心理学者のエドガー・シャイン博士の三つの問いでは

@何が得意か
A何をやりたいか
B何に意味を感じ,社会に役立っていると実感できるのか

を自問します.

▼キャリアアンカー、シャインの3つの問い↓
http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/183450707.html

これらも利用者さまの人生や仕事生活をこれから一緒に再構築していくには,欠かすことができない問いではないでしょうか.


コロナ禍のなかにあって、もう一度自分に問い直すことも必要なのではないでしょうか。
posted by Active at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

ともに行なう家事(買い物と調理)。


ともに行なう訪問介護事業所の調理師兼介護福祉士・作業療法士のいとうです。


今年1月に腰椎圧迫骨折で入院されていた独居の利用者さまが、4月末に退院され訪問介護サービスを再開されました。
身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
▼入院前までの様子はこちら↓

お一人での歩行は可能なものの下肢の筋力低下、しびれのために転倒の不安があり、立位保持もまだまだ十分に行なえていない現状です。

自宅退院時に行なったサービス担当者会議にて、なめだリハビリテーションクリニックによる訪問リハビリテーションに加え、クリニックとの生活機能向上連携による自立生活支援を再開することになりました。


この日は訪問リハビリテーションを利用される前に、見守り的援助のもと自宅からスーパーまでの往復の歩行と、スーパーでの買い物を行いました。
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往復で10分程度。
スーパーの中を見て歩くのが15分程度です。
脚に痛み、しびれ、腰にも不安感が残った状態でした。

立位での調理に退院後初めてのチャレンジ。
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洗米作業。腰は問題なし!

玉ねぎカット。
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難なく包丁でのカットできました。

味みながら。
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牛丼!
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娘さんから託けがあった「お肉を食べて欲しいです」との想いを果たすことができました。

少しいただきましたが旨かったな〜


ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。

リーズニングとは何か

どうも。
泉北のむろのぞのです。

前回、EBM/EBPに関する記事を投稿しました。


そのなかで少しふれた『リーズニング』について、

今回考えてみたいと思います。

参考にしたのはコレです


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『note』という、文章や動画など様々なコンテンツを投稿できるプラットフォームです。

そこでいくつもの記事を投稿されている作業療法士の寺岡睦先生の記事です。





寺岡先生は身体障害領域の臨床経験をもち、現在は吉備国際大学で講師を務めておられる方です。

noteのような誰でも気軽に投稿できるものだけでなく、

作業療法に関する様々な研究論文も執筆されており、

記載内容の信頼性も高いかと思います。


ここでは簡単な説明しかできないと思いますので、詳しい内容は寺岡先生のnoteを参照ください。





●リーズニングとは何か

リーズニングとは「思考の道筋」といわれています。

思考の道筋は療法士がクライエントへの介入を計画し、方向づけ、実行し、

結果を内省する過程を意味します。

またリーズニングは様々な呼称があり、

クリニカルリーズニング

専門職リーズニング

治療的リーズニング

作業的リーズニング

といったものがありますが、基本的には意味はどれも同じだといわれています。

ここでは一般的によく使われているクリニカルリーズニングで説明していきたいと思います。





●クリニカルリーズニングの種類の例

リーズニングには5種類あるといわれており、

@科学的リーズニング

A物語的リーズニング

B相互交流的リーズニング

C実際的リーズニング

D倫理的リーズニング

があります。





@科学的リーズニング
これは前回ブログに投稿したEBM/EBPの内容を確認してもらえたらわかるかと思います。






A物語的リーズニング
対象者の語りから置かれている状況を理解するときに使用します。

その方がこれまでどんな生活を送ってきたのか。

これから何をしたいと思っているのか。

どんな行為に意味を感じているのか。

などを構成的、あるいは非構成的評価によって確認していきます。





B相互交流的リーズニング
療法士が一方的にプログラムを立案していくのではなく、

対象者と共に考えるなかで最善のプログラムを考えていきます。

いわゆる協業というやつでしょうか。





C実際的リーズニング
現実的制約を踏まえた上で臨機応変に判断するときに使用します。

たとえば脳卒中片麻痺の方に対する歩行機能の改善を目的に、

ロボットスーツ(HALなど)を用いることは有名です。

しかしこのアプローチは誰でもどこでもできるものではありません。

今ある物理的、人的環境のなかで提供できる、

最善のリハビリテーションを考えていく必要があります。





D倫理的リーズニング
医療専門職という認識をもち、

実践中に行ってよいことなのか、

それとも悪いことなのかを判断する際に活用します。

対象者の方が望むものが、

家族、社会的に望ましくない内容であった場合、

療法士はどう判断するのか、

こういったことも倫理的リーズニングに含まれます。



以上がクリニカルリーズニングの大まかな概要です。

療法士はこれら5つのリーズニングを常に繰り返し、

状況に応じて順不同的に考えていく必要があると述べています。



またこれらは療法士と対象者が変わるとまた新たなリーズニングが始まり、

その視点や深化は経験とともに変化していくとも述べています。



いま新卒療法士の皆さんは

デイでの個別リハビリの引き継ぎをしてもらっている最中だと思います。

利用者さんお一人お一人のことを全て完璧に理解し、

リハビリプログラムを立案していくことなどは

なかなかできるものではありません。

(私なんか毎日テンパってました…)

毎日の忙しさのなかに少しでも考える時間を見つけ、

これら思考の道筋をうまく活用していけたらと思います。

偉そうなことを言ってる私もまだまだ全然できていないので、

一緒に勉強させてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
posted by Active at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 泉北(室之園の)日記