2018年02月10日

伝達講習〜リンパ浮腫セミナー〜

昨年9月上旬から両下腿部に浮腫が生じている利用者様を担当させて頂いており、浮腫を軽減しても一時的な効果しかなく、継続的な浮腫軽減の方法について考えている時に大阪国際がんセンターでリンパ浮腫セミナーが10月5日〜11月9日の木曜日に開催されるとの事で別府Nsと参加させていただきました。

全5回のリンパ浮腫セミナーはリンパ浮腫の発生機序診断方法リンパ浮腫と疾患の関係リンパ浮腫の予防と複合的治療診療報酬の算定方法緩和医療におけるリンパ浮腫治療(リンパドレナージ、圧迫療法)と非常に濃い内容でした。

今回の伝達講習では特に必要だと感じたリンパ浮腫の発生機序について別府Ns、緩和医療におけるリンパ浮腫治療について福西が発表させていただきました。
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まずリンパ浮腫ですが、間質液が異常に増えた状態の事を指しますが、間質液とは血漿から細胞内へ人体に必要な成分を送り、細胞内から不要な成分を血漿に送り戻す物です。約90%は静脈に流れるのですが、流しきれない10%をリンパ液としてリンパ管に流れます。
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浮腫がある場合は合併症に注意する必要があります。主にスキンケアやリンパの流れを促すことで予防できます。また深部静脈血栓症は血栓が移動して肺塞栓のリスクがあり絶対禁忌ですが、残りの疾患は症状を理解して適切なドレナージを行える場合は実施してもよいとのことです。
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リンパ浮腫治療についての考え方ですが、医療リンパドレナージで浮腫を軽減させた状態を弾性ストッキングや弾性包帯などで保つ事が重要との事です。このリンパドレナージですが、リンパ管は表層(皮膚下)で不要な間質液を集めて深部のリンパ節に流すので、実際は筋や筋膜まで圧をかけると表層のリンパ管が潰れてしまい上手く流れないため、浮腫が生じている部位に対して手掌全体で包み込み動かすことがポイントとの事でした。また圧迫された状態でダイナミックな運動やリズミカルな運動をすることで筋ポンプ作用を助けるそうです。リンパ浮腫では皮膚が脆くなってしまうため、スキンケアを行う必要があります。この時の保湿剤はアルコール等の刺激物が入っていないものを使用するように勧められました。
今回の伝達講習では最後に包帯を用いた圧迫療法についての実技を行いました。リンパ浮腫セミナー以来巻いてなかったのですが、何とか巻けました。
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伝達講習の資料を作る際に講習で学んだ内容を再び確認することができました。
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アクティブ今里
ふくちゃん
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