2019年03月11日

ともに行う調理。

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大根菜のツナ炒めともやしナムル!

ともに行う訪問介護事業所のいとうです。


この日も訪問リハビリテーションを終えてから、身体介護による見守り的援助"ともに行う調理"で自立生活支援をサポートします。
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▼前回のともに行う調理の様子↓

今朝の訪問リハビリテーションでお伺いしたお宅で、農園の収穫作業のお手伝いで少し分けて頂いた朝採りの大根菜を洗います。
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「農家出身だからねぇ。こんなのはいつもよくしてたんだよぉ〜」。
と、利用者さま。
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きれいに下処理をされました。

ゆっくりと丁寧に包丁でのカット作業です。
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右手首の痛みも無いようです。

ツナ缶を炒めます。
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大根菜も混ぜ合わせ、薄口醤油を少し加えてさらに炒めます。
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完成!
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「ツナも大根菜もこんなにして使うんだね〜」。
感心顔の利用者さま。

冷蔵庫の中で傷みかけていたもやしを見つけたので、しっかりと洗ってもらい前回に続いてもやしナムルをもう1品に加えました。今回は少し酢を加えました。
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残りは常備菜として冷蔵庫に今日もストックします。
「明日も明後日も食べれるネ」。
と嬉しそうな利用者さまです。


「買ってたのを覚えてないんだよネ」。
と苦笑いの利用者さま。
高次脳機能障害による記憶障害のため、買っていたのを忘れてしまうことがあるようです。
コロッケや納豆、チーズが冷蔵庫の中にたくさん重ねられています。
偏りがちな食生活が容易に想像されます。
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「作り方を聞いてやってもまたやり方を忘れてしまうんだよねぇ」。
と利用者さま。

今週はご自身で調理した形跡がなさそうで、調理の日常的な汎化にはまだまだ時間を要しそうです。

記憶障害に起因するクリアすべき生活課題もたくさん浮かび上がってきています。

引き続き…

ともに行う訪問介護事業所は、見守り的援助"ともに行う"で利用者様の自立生活支援をサポートします。

泉北 歩こう会 in 梅林荒山公園

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どうも。

泉北の室之園です。

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「そろそろ梅が咲く時期やな〜」

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「堺に梅の花がきれいに咲く公園があるで」

そんな利用者さんとの会話の中から今回の歩こう会を実施しました。


【前回の歩こう会の記事】


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今回は泉北デイから車で数十分のところにある「荒山(こうぜん)公園」という場所。

ここは梅林が有名な公園で、今回参加されたAさん、Bさんも昔行ったことのある場所でした。

Aさんは数年前に、Bさんはお孫さんが小学生の頃によく子守りのために訪れていたと話していました。

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公園に到着し、車から降りた途端、梅の香りが漂っていました。

満開に咲く梅と良い香りを堪能しながら、しばらく公園散策を実施。





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カメラ付き携帯をお持ちのAさんですが、使い方がわからず何年も使用していませんでした。

スタッフの助言でカメラの起動、撮影、保存方法を理解していました。

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これぞ生活に繋がる脳トレですね。

ちなみにAさん。
普段から歩く習慣は作れていますが、誰かと一緒に、という形での運動機会は少ないようです。

今後はこういった取り組みを自主グループの一環として実施してもらえればと思っています。





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Bさんは歩行が不安定なこともあり、なかなか一人で外を歩く機会が作れずにいます。

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デイではルームランナーを毎回利用しておられますが、「(外を歩くことを)もう半分諦めてるからなぁ〜」と話していました。





歩くことは健康に良い。

それはほとんどの方が理解していると思います。

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しかし理解することと、実践することは全く違います。

そして運動って一人ではなかなか継続できないんですよね。

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誰かと一緒にするから「よし。やってみようか」という気持ちになります。

歩こう会は運動を習慣化させることを目標にしていますが、そのためには共に行う仲間の存在が必要です。


どうせ歩くなら・・・

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一人よりもみんなで歩いた方が。

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デイのルームランナーよりも梅を観ながら歩く方が楽しいですよね。





次は桜が咲く時期を予定しています。

堺市には散歩に最適な公園がたくさんあります。

季節ごとに歩こう会を定期開催し、運動の習慣化、仲間つくりに繋がっていければと思っています。





ここからはAさん、Bさんの主担当である、伊藤PTのコメントです。
泉北の伊藤です。
Aさんは普段から歩くことを習慣としており、万歩計を付け歩き終わると何歩進んだか確認され、歩数の平均は6000歩以上で運動に対しての意識は高い方です。今回のイベント後にお話を聞いてみると「あまり疲れは出なかった」と仰っておりました。長距離を歩く上での体力はしっかりついているなと感じられました。屋外でのイベントということで普段のデイサービスでは聞くことのできない発言や興味を持ってくれることはないかと思っていると、「携帯電話で写真を撮りたい」、「でも起動の仕方が分からないから教えてほしい」と起動方法が分かると近くの梅の写真を撮っていました。今回Aさん自身で興味を持った写真撮影を私生活の中で気になった物、散歩で行った場所の風景の撮影をして頂きたいと思っています。

Bさんのイベント参加理由としては、屋外を長距離歩いて移動するという目標があり、実際に屋外を安全に歩くための杖の使い方、杖の本数や介助の行い方を評価し、最終的には今回評価した内容を本人様、ご家族様に伝える目的でイベントに参加して頂きました。公園の中に入ると人混みの中や急な坂道を歩く場面が多くあり、スピードの調整が行なえるかを評価させて頂きました。イベント前は下り道での転倒や人にぶつかったりしないかといった不安がありましたが、本人様も「普段以上に意識して歩いた」、坂道を下る際に「前にこけないように足でブレーキをかけながら歩いている」と言った発言もありました。今回のイベントを通して得た情報をご家族様やCMさんと共有し安全に移動ができるように関わっていきたいと思います。



今回の個別リハビリテーションの企画に快く応じていただいた北山さん。忙しいなか協力してくれた伊藤くん。

ありがとうございます。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


泉北:北山、伊藤、室之園
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