2020年01月06日

ともに行う調理。


今晩のメニューは盛りだくさんに。
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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士いとうです。

この日の最後の時間は、記憶障害等の高次脳機能障害と右手指に拘縮のある利用者様宅です。

訪問リハビリテーションを終えてから身体介護による自立生活支援の見守り的援助"ともに行う調理"です。


年末年始に娘さんが来られて、冷蔵庫内の食材整理と補充をして下さいました。
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そのおかげで豚肉や牛肉、鶏肉などの新鮮な生肉が冷蔵庫内にたくさん保管されています。

いつも缶詰ばかり使っていましたが、今日は初めて豚肉を使わせていただきます。
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玉ねぎの皮をむいてカット。
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冷蔵庫内にあった傷みかけの菊菜をカット。
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菊菜は茹で上げておきます。

冷蔵庫内の賞味期限切れのちくわを細かくカット。
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ゴマ油で少し焦げ目がつくくらい炒めます。

焦がしちくわと菊菜に塩、ゴマ油、いりゴマを加えて混ぜ合わせます。
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「菊菜の焦がしちくわの和え物」完成!
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豚肉をおろし生姜、醤油、酒、みりんの合わせ調味料につけておきます。
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玉ねぎと炒めて、
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「豚肉の生姜焼き」完成!

たまごを割って溶いておきます。
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中華スープの素に醤油を加えて沸かし、焦がしちくわと溶き卵を加えて、
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「焦がしちくわ入り中華風スープ」完成!


利用者さまは、
「美味しい、美味しい」
と、夢中で食べておられました。

訪問すると同時に娘さんから電話があり、記憶力の向上に向けたご提案がありました。

それは…
○事前にメニューを決めること
○メモを用いて食材購入を自ら行なってもらうこと
○火の元等の安全確認をすること
でした。

記憶力の向上のためにはとても必要で大切なご提案です

しかしながら記憶障害等の高次脳機能障害を患って40年近くなる利用者さまにとっては、どれもとても難しいことばかりでした。

メモを取ったり、日記をつけたりするのは、書いたこと、書いたところを忘れてしまう利用者さまです。

一緒に住んでいる時もご結婚されてから遠方に住んでからも、今までそんな様子を見守ってこられた娘さんは、利用者様の記憶力の少しの回復や向上と健康で安全な一人暮らしを望まれています。

娘さんとも電話口ですがよく相談しました。

○ともに行なう調理で毎回感じてもらっている各メニューの美味しいや楽しさ、目新しさ等の感情面の頭の中に残りやすい記憶を引き出しに、買い物時に切らしている食材や調味料を思い出してもらえるような関わりを継続すること
○生肉の保存と管理が難しくて料理に手間がかかると思い込まれていて、敬遠がちなお肉料理にもチャレンジしてみること
○火元の安全確認チェックの方法は利用者様の負担感が可能な限り少なくし、効果的なモノや方法があるか、引き続き検討すること

健康で安全なお一人暮らしを継続できる自立生活支援を続けていきます。


ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の自立生活支援をサポートします。