2020年05月22日

何でも楽しめる力。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。
”何でも楽しめる力”は生活期・訪問リハ人材としても大きな才能です。

サッカー選手の遠藤保仁さん(ガンバ大阪)は、”何でも楽しむ技術”を提唱しています。遠藤さんの信念は、”いつでもどんな状況でも楽しむこと。”楽しい”という気持ちがなければ、サッカーはいいプレーができないし、成長もしません。もし、サッカーを楽しくないと感じたら、サッカー選手としてはやっていけないでしょう。何事も楽しみを取り入れることが物事を続ける秘訣です。いつでも、どんな状況でも楽しむためには”やりたくないときにはやらない”というのも考え方のひとつです。また”将来の自分は今の自分の積み重ね”とも...著書やインタビュー記事のなかで書かれています。

▼「何でも楽しむという技術」(プレジデント)はこちら↓

https://president.jp/articles/-/24055


「何でも楽しめる力」、「何でも面白がる力」のある人は、前向きさや転換力、許容力があり、嫌なことも自分の興味・関心の中に持ってくることができ、“個性化”できるといわれています。

これらがあれば、つまらないはずだったいつもの“書類作り”が、ひと味違った“書類創り”へと変わりそうです。
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キャリア・トランジション・モデルは利用者支援にも生(活)かせるのでは。

人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


キャリア・トランジションとは…

“人生の岐路に立っている,今こそ節目”
人生,仕事生活の転機ともいわれています。

コロナ禍もそれにあたると考えられるでしょう。

リーダーシップやモティベーション,キャリア等の経営学の権威,金井壽宏教授は著書「働くひとのためのキャリア・デザイン」(PHP新書)の中で,以下のキャリア・トランジション・モデルを提唱しています.
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1.キャリアに方向感覚をもつ(夢をもつ,節目ごとの夢の修正)

2.節目だけはデザインする(何が得意か,何をやりたいか,何に意味を感じるかを自問)

3.アクションをとる(元気を持続,よいがまん,頑張ってアクションを続ける)

4.ドリフトも偶然も楽しみながら取り込む(安定期は流されるも良し,偶然の機会も生かす)


2.の“節目だけはデザインする”は,利用者さま支援でも活かされる視点です.

利用者さまやご家族にとっては,病気や障害により,人生,仕事生活の大きな岐路に立たされ,節目だと思います.

このモデルは人生,仕事生活のなかで忘れずにしたいところです.


キャリアアンカーを提唱した組織心理学者のエドガー・シャイン博士の三つの問いでは

@何が得意か
A何をやりたいか
B何に意味を感じ,社会に役立っていると実感できるのか

を自問します.

▼キャリアアンカー、シャインの3つの問い↓
http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/183450707.html

これらも利用者さまの人生や仕事生活をこれから一緒に再構築していくには,欠かすことができない問いではないでしょうか.


コロナ禍のなかにあって、もう一度自分に問い直すことも必要なのではないでしょうか。
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ともに行なう家事(買い物と調理)。


ともに行なう訪問介護事業所の調理師兼介護福祉士・作業療法士のいとうです。


今年1月に腰椎圧迫骨折で入院されていた独居の利用者さまが、4月末に退院され訪問介護サービスを再開されました。
身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
▼入院前までの様子はこちら↓

お一人での歩行は可能なものの下肢の筋力低下、しびれのために転倒の不安があり、立位保持もまだまだ十分に行なえていない現状です。

自宅退院時に行なったサービス担当者会議にて、なめだリハビリテーションクリニックによる訪問リハビリテーションに加え、クリニックとの生活機能向上連携による自立生活支援を再開することになりました。


この日は訪問リハビリテーションを利用される前に、見守り的援助のもと自宅からスーパーまでの往復の歩行と、スーパーでの買い物を行いました。
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往復で10分程度。
スーパーの中を見て歩くのが15分程度です。
脚に痛み、しびれ、腰にも不安感が残った状態でした。

立位での調理に退院後初めてのチャレンジ。
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洗米作業。腰は問題なし!

玉ねぎカット。
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難なく包丁でのカットできました。

味みながら。
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牛丼!
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娘さんから託けがあった「お肉を食べて欲しいです」との想いを果たすことができました。

少しいただきましたが旨かったな〜


ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。

リーズニングとは何か

どうも。
泉北のむろのぞのです。

前回、EBM/EBPに関する記事を投稿しました。


そのなかで少しふれた『リーズニング』について、

今回考えてみたいと思います。

参考にしたのはコレです


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『note』という、文章や動画など様々なコンテンツを投稿できるプラットフォームです。

そこでいくつもの記事を投稿されている作業療法士の寺岡睦先生の記事です。





寺岡先生は身体障害領域の臨床経験をもち、現在は吉備国際大学で講師を務めておられる方です。

noteのような誰でも気軽に投稿できるものだけでなく、

作業療法に関する様々な研究論文も執筆されており、

記載内容の信頼性も高いかと思います。


ここでは簡単な説明しかできないと思いますので、詳しい内容は寺岡先生のnoteを参照ください。





●リーズニングとは何か

リーズニングとは「思考の道筋」といわれています。

思考の道筋は療法士がクライエントへの介入を計画し、方向づけ、実行し、

結果を内省する過程を意味します。

またリーズニングは様々な呼称があり、

クリニカルリーズニング

専門職リーズニング

治療的リーズニング

作業的リーズニング

といったものがありますが、基本的には意味はどれも同じだといわれています。

ここでは一般的によく使われているクリニカルリーズニングで説明していきたいと思います。





●クリニカルリーズニングの種類の例

リーズニングには5種類あるといわれており、

@科学的リーズニング

A物語的リーズニング

B相互交流的リーズニング

C実際的リーズニング

D倫理的リーズニング

があります。





@科学的リーズニング
これは前回ブログに投稿したEBM/EBPの内容を確認してもらえたらわかるかと思います。






A物語的リーズニング
対象者の語りから置かれている状況を理解するときに使用します。

その方がこれまでどんな生活を送ってきたのか。

これから何をしたいと思っているのか。

どんな行為に意味を感じているのか。

などを構成的、あるいは非構成的評価によって確認していきます。





B相互交流的リーズニング
療法士が一方的にプログラムを立案していくのではなく、

対象者と共に考えるなかで最善のプログラムを考えていきます。

いわゆる協業というやつでしょうか。





C実際的リーズニング
現実的制約を踏まえた上で臨機応変に判断するときに使用します。

たとえば脳卒中片麻痺の方に対する歩行機能の改善を目的に、

ロボットスーツ(HALなど)を用いることは有名です。

しかしこのアプローチは誰でもどこでもできるものではありません。

今ある物理的、人的環境のなかで提供できる、

最善のリハビリテーションを考えていく必要があります。





D倫理的リーズニング
医療専門職という認識をもち、

実践中に行ってよいことなのか、

それとも悪いことなのかを判断する際に活用します。

対象者の方が望むものが、

家族、社会的に望ましくない内容であった場合、

療法士はどう判断するのか、

こういったことも倫理的リーズニングに含まれます。



以上がクリニカルリーズニングの大まかな概要です。

療法士はこれら5つのリーズニングを常に繰り返し、

状況に応じて順不同的に考えていく必要があると述べています。



またこれらは療法士と対象者が変わるとまた新たなリーズニングが始まり、

その視点や深化は経験とともに変化していくとも述べています。



いま新卒療法士の皆さんは

デイでの個別リハビリの引き継ぎをしてもらっている最中だと思います。

利用者さんお一人お一人のことを全て完璧に理解し、

リハビリプログラムを立案していくことなどは

なかなかできるものではありません。

(私なんか毎日テンパってました…)

毎日の忙しさのなかに少しでも考える時間を見つけ、

これら思考の道筋をうまく活用していけたらと思います。

偉そうなことを言ってる私もまだまだ全然できていないので、

一緒に勉強させてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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