2020年05月26日

娘とやってますよ、楽しい。〜Aさん只今趣味開拓中♪(後編)

こんにちわ。吹田OT内島です。

AさんのタブレットでのLINE練習の続きです。

歩行練習と同時に活動につながるようなことをできるといいな〜、というところからLINE練習は始まり、
屋外歩行しているときに写真を撮って娘様にもリハビリでの様子を伝えられたらいいですね!ということがきっかけでした。

まずはとっつき易そうな写真撮影から始めましたが、当初はたまにですが歩行中のふらつきもあり、安定した姿勢をキープしながら左手でタブレットを持ち右手でシャッターを切るのは難しいことでした。

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リハ中の風景をパチリ!!

練習開始から約1ヶ月半頃の様子。
手摺で手元を支えています。
リハビリ時間以外のときにも自ら写真を摂られ始めていて、立位での撮影に慣れてきた様子でした。

普段から自主トレーニングでされている下肢の筋力トレーニングや、ご自身でできることは積極的にされていることが歩行の安定にしっかり効いていますね。

屋外歩行練習から帰った後は、娘様へ写真とコメントの送信の練習をしました。


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今日は何撮ろうかな〜。
あの紫の花撮りましょか〜。
堤防に咲く花をパチリ!!

練習開始3ヶ月後です。
普段からご自身で玄関先の花の写真を撮られていたり娘様と散歩をされたりと、2ヶ月前に比べ立位での写真撮影も安定しています。

最近は屋外歩行練習から帰り手洗いうがいの後、撮った写真をチェック。
娘様へのメッセージはリハ終了後にご自身でされています。

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AさんにLINEができるようになって何か変化したことがあったかお尋ねすると…
「やることができた。」(趣味活動や日課として)
「自分で仕上げた後、嬉しい。」
「娘と話すことが増えた。」

そしてなにより
「やればできる、自信がついた。」(LINE操作、話の仕方やまとめ方なども)とおっしゃっていたのが印象的でした。

もうひとつ、こちらも気づかせていただいた言葉がありました。
「書くようになってから前より後にひかないようになった気がする。」
「生き方も変わりました。」
以前は何か書く(話す)となると、しっかり文章として書かないと(話さないと)いけないと考えていて、思ったことをなかなか表現できず考えているだけですっきりしないことが多かったのですがそれが変わりました。
その時々の気持ちや思いの表現はささやかな言葉でもよくて、
それをアウトプットすると(相手に伝えてみると)自分が考えていたよりも素直に気持ちが通じているとわかりました。
……といった内容を語ってくださいました。

言葉に出すというのは大切ですね。

娘様や周りの人たちと楽しく充実した暮らしができるといいなと素直に感じました。
Aさんの趣味開拓はまだまだ続きそうです♪

たくさんの気づきをいただき本当に感謝しています。
今後ともよろしくおねがいします。

posted by Active at 18:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 吹田より

共感力。


京都大学学長(霊長類学、人類学)でゴリラの研究で有名な山極壽一さんは、
「コロナ禍を生きるキーワードは"共感力"」
ではないかと提唱しています。

「スマホやインターネットを通じて、多様な人々が交流する現代では、誰を信頼していいのか、どんな情報を信用していいのか、多くの不安がつきまとっています。バーチャルな世界でのつながりはかえって人々を孤独にし、人間を均一な情報に変えていきます。人間は工業製品ではありません。個人は誰も変わることができない自律的な存在で、だからこそ、多様な人々がつながりあうことによって新しい世界が開けるのです。いま一度、人類の歴史を振り返って家族と共同体の重要性を再認識し、再確認し、共感力を用いた信頼できる仲間づくりを心がけるべきであろう」

参考)
2017年のインタビュー記事
▼「チームワークを発揮できるのは全動物の中で人間だけなんです」前編
▼「人間の五感はオンラインだけで相手を信頼しないようにできている」後編
詳細はこちら↓
▼「共感資本社会を生きる」はこちら↓


「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)
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私たちの脳には、いわゆる知能を司る領域と共感力を司る領域の双方があり、いずれも前頭前野に存在します。

その機能は相互に牽制しあうような関係として抑制をかけ合う形で機能が表面化することが多く、知能を司る領域のほうが共感力を司る領域よりも弱いことが大半といわれています。

また知能よりも“共感力”に重きを置いている人のほうが大多数ともいわれています。

“共感”の3タイプとは…
@認知的共感:他者の視点を理解する力
A情動的共感:他者の感情をくみ取る力
B共感的関心:相手が自分に何を求めているかを察知する力

この3タイプの中でもっとも医療・介護・福祉職の現場で必要とされるのがB共感的関心である。

共感的関心を持つには、他者の痛みを感じる力を保ったまま、自分の苦悩とうまく付き合うことが求められる。

この共感的関心と密接な関係性にある情動的共感を呼び起こすには、相手の感情に対する自分の反応に意識的に注意を向け、他方では表情や声の調子などから相手の感情を幅広く読み取ることとしている。

また、他人の感情を理解するにはまずは自分の感情を理解する必要がある。

私たちは、他者の苦悩を我が事のように受け止める時には直感を頼るが、相手のニーズに応えるかどうか判断する時は、その人の幸福が自分にとってどれだけ重要かを熟考するとしている。


“共感”を制御するには…
体にピンが刺さってケガをしている人を見ると、普通、私たちの脳から痛みを感じる部位が反応しているという合図が発せられる。

ところが医学部では、無意識のうちに起きるそのような反応さえもコントロールするよう教えられる。

このため医師たちの場合、側頭頭頂接合部と前頭前皮質にある、“感情を無視して集中力を高める働き”を持つ神経回路から反応を抑える麻酔のようなものが分泌される。

こうした作用は、他者と距離を取って平静を保ち、相手の力になろうとする時にも起きる。

感情が高ぶる状況で問題に気づき、集中力を高めて解決策を探さなくてはならない場合にも同じ神経回路が活性化するとしている。

以上、
「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)より


このような作用や実際の場面はリハビリテーションの仕事の現場でも身に覚えがあるように思います。

何かの疾患や障害により、何らかの喪失体験をされたであろう利用者様と一緒に、これからの人生を再構築する過程において、私たちの仕事は常に“共感”を人から要求される仕事で、かつ“共感を養う”ことが欠かせない仕事であることがあらためて確認できました。

その一方で、このブログには詳しくは記していないですが、「共感力」本のなかの"共感するにも限度がある"記事の知見は、共感力が必須条件でもある医療・介護・福祉職には必見です。

“共感を制御する”ことは“共感疲労”や“バーンアウト(燃え尽き症候群)”を回避することにもつながり、他者に同情し過ぎないように、自分が苦しくならないようにうまくバランスを取らないといけないことも…


いずれにしてもこれら3タイプの“共感”に合わせて、“傾聴”も大きなカギになってくるはずです。

○最も高度で優れた傾聴とは?
○聴き手がトランポリンのように話し手に果たす役割とは?
について、昨年8月9日の実務者研修2019/20のスクーリングB「傾聴、コミュニケーション等について」でもお話しさせていただきました。
▼人は自分が思ってるほど聞き上手ではない、良い聴き手とは↓

異業種から学ぶ越境学習が、患者さま、利用者さまの人生に直接的に関わる時間が圧倒的に長い生活期、地域リハビリテーションでは特に重要と考えています。

もし職業経験の少ない、もしくはほとんど無い現役新卒者の方々であれば、利用者様の職業経験やその時の生活の様子をナラティブにお聴きすることで、そのお仕事や趣味、趣向を部分的に経験したかのような感覚になれると思います。

利用者さまの人生の物語りにどっぷりとつかり自分事のようにお話しを聴き入ってみる、そして利用者さまに、自分自身に問いかけてみることです。

その姿勢が利用者さまに“共感”を示し、私たちの“共感を養う”ことになり、利用者さまの趣味や興味のあることに私たちも興味を持つことにもつながります。

ひいては利用者さまご自身の今までの人生の認識を深め、自分らしさや人生の中で大切にしていることを探索するきっかけにもなるはずです。
posted by Active at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

ともに行なう家事(買い物と調理)。

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豆苗のツナサラダ!
ともに行なう訪問介護事業所の調理師兼介護福祉士・作業療法士のいとうです。


今年1月に腰椎圧迫骨折で入院されていた独居の利用者さまが、4月末に退院され訪問介護サービスを再開されました。
身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
▼入院前までの様子はこちら↓

お一人での歩行は可能なものの下肢の筋力低下、しびれのために転倒の不安があり、立位保持もまだまだ十分に行なえていない現状です。

自宅退院時に行なったサービス担当者会議にて、なめだリハビリテーションクリニックによる訪問リハビリテーションに加え、クリニックとの生活機能向上連携による自立生活支援を再開することになりました。

この日も訪問リハビリテーションを利用される前に、見守り的援助のもと自宅からスーパーまでの往復の歩行と、スーパーでの買い物を行いました。
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「あの野菜は傷みやすいからダメとか、こうやって食べたら美味しいよ、とか買い物しながら話してくれるから、ほんとに勉強になるよねェ」
と、笑顔の利用者様です。

買い物後は購入した水2リットルペットボトルをリュックサックに入れて、両手には大根、お肉などを平均的に分け入れて運びます。
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歩行中の腰の痛みなどはないようです。

冷蔵庫にあった豆苗をカット。
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ツナを加えて。
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ごま油をかけ回します。
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豆苗ツナサラダ完成!

見切り品を見定めて購入した青梗菜をカット。
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鶏肉を解凍してカット。
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生姜とニンニクを加えて鶏肉を炒めます。
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醤油とオイスターソースを加えて炒め合わせます。
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鶏むね肉と青梗菜のオイスターソース炒め、完成!
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今日は最後に娘さんから、肉を食べて欲しいとの要望にお応えするために、この日に購入した豚肉の小間切れをラップに1食分ごとに小分けにします。
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冷凍庫へ保管。
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利用者様は肉嫌いではなく、購入してもどう保管してどのように使って食べたらいいのか分からないそうです。
そのためお1人での買い物の時には、どうしても買い控えるそうです。

見守り的援助で一緒に買い物へ行って、どんなモノを食べたいか、作りたいかをやりとりできれば、料理のメニューの幅ややりがいが大きくなるように感じました。


ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。

アクティブ数珠つなぎチャレンジ第三弾

こんにちは。
今里所属、言語聴覚士の山川です。
「じゅずつなぎ」言いにくいです。

アクティブ数珠つなぎチャレンジ
自分の趣味や特技を発表、次の人につないでいく。

数珠つなぎ第一弾(泉北 室之園OT)

数珠つなぎ第二弾(今里 金井ST)

私が発表するのは言語聴覚士の強みを活かして
「利きとろみ剤チャレンジ」

コップ半分のお水、アイススプーン1杯のとろみ剤を用意
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とろみ剤は3種類(つるりんこ、トロメイク、ネオハイトロミール)
とろみ三種類.PNG

いざ、挑戦!

とろみ剤によって
・味、におい、色
・溶けやすさ、だまのできやすさ
・べたつき、ざらつき
・とろみがつくまでの時間
など性状の差、特徴があります。

とろみ剤を選ぶ時には、上記のような性状も考慮しつつ
在宅では手に入りやすさ(購入手段、価格)も重要かな。


つぎにつなげたい人は
松原所属、心意気実践チームの日野上OT!
よろしくお願いします。
posted by Active at 09:39| Comment(1) | TrackBack(0) | oosaka