2021年02月28日

読書感想ブログその2〜作業療法理論の教科書〜

どうも。
泉北 兼 心意気実践チームの室之園です。

今年から始めた読書感想ブログ。

ギリギリですがなんとか更新できました。

今月の本はこちら


作業療法理論の教科書.jpg


5W1Hでわかりやすく学べる 作業療法理論の教科書

です。

この本は信念対立解明アプローチ、OBP2.0理論など様々な理論研究をされており、近年ではユーチューバーとしても活躍されている京極真先生も自身の動画で紹介しています。

新刊紹介動画


増刷決定の動画


ぼくのブログを読むのが手間な方は是非こちらの動画を参考にしてみてください。



●この本の特徴

これは作業療法理論を現場で活用するための入り口となるもので、とてもわかりやすく説明してくれています。

※ぼくのような、理論から逃げ回っていた人間からするととてもありがたい本です。



●なぜ理論が必要か

この本で理論は、作業療法の実践における特定の問題を過去の情報に照らし合わせて理解し、言語化し、介入方法の検討を手助けするもの

とあります。
また、

過去に観察され、蓄積された情報が凝縮化されたマニュアルのようなもの

とあり、

実践を分析し、過去の知見を参照することによって、良い実践へと導くために必要

と述べています。



●理論の意義

理論の意義について本書では3つの視点で述べています。


・理論を使用する一般的な意義

1、結果を予測することができる
2、ある「事実」を説明・解釈する手がかりを得ることができる
3、ある現象を「整理」することができる
4、仮説を生み出す「母体」になることができる


作業療法の独自理論を確立することによる専門職にとっての意義

1、作業療法独自の知識体系を確立し、作業療法のアプローチの独自性を示す
2、作業療法の守備範囲を明確にする
3、実践に妥当性を与え、その手引きとなる
4、診療報酬を正当化する


作業療法における理論の意義

1、作業療法を臨床で思考するために重要で臨床実践を明確化できる
2、人の生活や作業を評価・介入する専門職にとって有用である
3、作業療法の臨床実践の根拠であり説明のツールである
4、作業療法の学問的知識であり、作業療法の科学、哲学である


このまとめからも理論は学問と臨床実践を結ぶ重要なツールであるといえますね。



●理論を用いる際の注意点

理論を学ぶこと、理解すること、実践に活かすことは非常に重要ですが、理論を用いる際に注意しておかなければいけないこととして、以下の3点が挙げられています。


・理論は時代背景や科学や医療の発展とともに変遷する

・理論は研究により効果が認められるようなエビデンスをもつものもあるが、その範囲が限られていたり、不十分な理論もある

・理論がすべて正しいとは限らない


これらの点を念頭においた上で理論をうまく実践に活かしていくことが大切になっていきます。


●理論の分類

理論には目的、扱う対象や範囲、実践との関係により分類することができます。
分類方法を知ることで理論を整理し、正しく用いることが可能になります。

理論を扱う概念の範囲によって

・超メタ理論
・メタ理論
・大範囲理論
・中範囲理論
・小範囲理論

と、大きく5つに分けられることができ、理論を分類して理解することは理論を実践で活用する際の知識の整理のために有用になります。



●作業療法理論と臨床実践

理論書を学ぶことを決意したとき、最後に問題と超えるべき課題が立ち現れます。

その問題となるのが
『理論書の難解さ』『理論を臨床現場で活かす読み解きの難しさ』であり、

超えるべき課題が
@一人で抱え、一人で解決しようとする心理的エラー
A多くの情報処理
B難解な理論書の理解と読み解き

になります。

理論を学ぶのはやっぱり難しい…。
自分には無理だ…。

そう感じてしまう人は少なくないと思います。
まさに自分がそうでした。

でもこの本は理論を学んだ上で実践するのと、そうでないのとでは臨床過程や結果が大きく変わってくる、ことを解説してくれています。



●臨床での理論使用の効果

以下に挙げる理論使用の有効性を検討した上で、わたしたち専門職は理論を使用するべきかどうか判断します。

失敗回避:過去の過ちを繰り返さない最良の手立て

専門性の確立:現象を言語化する力を養い、議論の進行をスムースにする

方向づけ:自分に足りない視点や行動を提示し、OTの視点で介入ポイントを示す

持続的効果:理論の力で多面的に見る視点+包括的に人を捉える=持続的効果(即時効果に留まらない)


理論が素晴らしいことはわかるけど、やっぱり自分なりに学んで考えたことを実践してみたい!

そう思う気持ちはとても大切ですし、わかります。

ただ、私たちの仕事の大半は診療報酬の上で成り立っています。

言い換えれば対象者さん以外にも皆さんからの税金によってお金を頂いています。

そして何より私たちの関わりは、
病気に罹り、障害を持たれた対象者さんの人生を大袈裟ではなく良くも悪くも変えてしまいます。

そう考えると、ただただ自分のやりたいことをやりたい、という考えに少しブレーキをかけないといけないのではないか…

ぼくは理論の重要性を考えるようになってから、
こんな考え方に変わっていきました。



●理論に関するQ&A

最後に本書では理論に関する素朴な質疑応答のページがあります。

強く共感した内容を2点紹介したいと思います。


Q1、信じる理論の違いによって、なぜ対立は生まれるのか?

A1、理論を信じるからこそ対立は生まれる。理論を「共通目標を達成するために使うツールであり、複数の理論を補完し合いながら活用していけばいい」と気づくこと。理論は信じるものではなく、目標を達成するために使うもの


Q2、理論はどこまで学習すればいいのか?

A2、まずは広く浅く学習することが重要。実践で適応しながら学習を深める(強化)。最終的に広く深く学ぶことがベスト。
実践で使えそうならまず使う!理論は実践で使わないと身につかない



以上です。

上記内容以外にも本書では21の理論を、

なぜ?何で?誰が?どこで?いつ?どのように?

用いるのかを解説してくれています。

各理論の感想まで書くと、ますます乱文に拍車がかかってしまうのでこのへんにしたいと思います。

もし作業療法理論に興味関心のある方がいたら、各々がいま実践している理論について話し合う(もちろん相手の理論の批判はナシ!!)なんて取り組みがあっても面白いなと思いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
posted by Active at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 泉北(室之園の)日記

2021年02月27日

大正研修【アップデート】エビデンスからみた「運動効果」 坂口PT

今回のアップデートはエビデンスからみた「運動効果」について発表します。

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今回は様々な文献から、運動がどのような影響を与えているのか、またどのくらいの期間運動するとその効果が得られるのかについて発表しました。運動には筋力を鍛える以外にも様々な効果があります。
より多くの運動効果の予測を立てながら運動指導することができるようになりたいと思います。

理学療法士
坂口 恭平
posted by Active at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 大正(報告)

オンライン学会前ダイアログ・プレ練習会


人材開発室のいとうです。


2/26金曜日の夕方はオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会でした。

今日の参加者はPT上村さん(泉北)。2回目の参加ありがとうございます!


少し近況を聞いていると、

「あれから発表の内容、演題を変えたんです」

「もっと自分のための発表にしたかったんです」

と、キッパリ話してくれました。

新しい演題名は『幸せになろうよ』

まさに心機一転です。

とても思い切った深遠なテーマです。


早速zoomの画面共有のホワイトボードに描き出して話しをお聴きしました。
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「コロナでできなくなったことが多くて…」

新卒一年目で鹿児島県から大阪に来て、楽しみしていた旅行や仲間との飲み会、新しい生活、出会いをと思っていたのに…と。

仕事でも利用者様と楽しめるイベント開催にチャレンジしたくて入社したのに…と。

そんななかで今回のオンライン学会での発表のことを考えていたら、幸せとは?を自分に問うようになり、そこでたまたま出会った幸福学という概念。

「自分が大事に大切にしていることを発表したい」

上村さんの話しも深まってきました。

知らない概念や世界観を知り…

学ぶということは自分の足りないことを認める作業でもあります。

学ぶことはすばらしいという価値観に足を踏み入れているようです。

▼幸福学とは↓
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上村さんが学び始めた幸福学の世界観。

さらに話しを聴いて深掘りしてみると。

「今の仕事に生かすには?」

「具体的な利用者様との関わりにつなげるには?」

というところまでには、深まっていないことがわかってきました。


さらに深めると、

「自分が幸せになっていれば、利用者様も幸せになれるのではと思うんです」

と、上村さん。

では、上村さんにとっての幸せとはどういうことか?

もっというと、上村さんならではの好き嫌い、心地よいというのはどういうことか?

「自分自身が眠たそうとか言われることがよくあって、それも利用者様のためになっていないと思うんです」

スゴい!上村さん。

勇気を持って自分自身のことをさらけ出してくれました!

ホンマにスゴいことです。感動しました。

途中参加してくれたNS木田さん(大阪・大正・吹田管理者)からも、あたたかいエールをくださいました。
ありがとうございます。

「気持ちは利用者様にも伝わっていますよ」



コロナ禍による危機や変化。

そんな時こそピンチはチャンス。

どん底かもしれないけど、悪いことをしない限りは何をしてもあとは上がるしかない。

ピンチのときは何かを変えるチャンスでもあり、変えやすいタイミング。

その状況ならではの良さに目を向けること。

自分でコントロールできることに集中すること。

コロナ禍があったからこそ、オンライン学会があり、今回のような事前ダイアログで地理的に離れた事業所の職員の方々とも繋がることができたわけですから、コロナ前のことを思えばホントに有り難いことです。
▼変化対応力を身につけるには↓



上村さんにとって新しい捉え方、枠組みでもある幸福学の考え方を深めながら、それらを生かした理学療法士としての仕事や利用者様支援に可能な限りイメージして実践に移せることが次の課題になりそうです。

発表がむちゃくちゃ楽しみになってきました!

こちらが元気と勇気をいただきました!

ありがとうございます。


次回の予定です。

3/2Eオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会
時間: 2021年3月2日 05:15 PM 

◉前日までには参加URLやパスワード等を各事業所の責任者さんへメール送信します
◉途中参加、退席可能です
◉参加希望の方は事前資料等があれば送付しますので伊藤のLINEもしくは吹田までお知らせください

以下の日程でも調整可能です。事前にオンラインの接続や操作確認等の希望がありましたら気軽にご連絡ください。

3/3,4の17時15分〜、3/5(金)13〜17時迄間であれば調整可能です。

このような機会をできるだけ頻回に作って、みなさんからのアドバイスをいただき、発表のためだけの発表にならないよう準備を大切にしましょう。

念入りに準備すると学びや気づきが増えて、発表に向けた自信づくりにもつなげることができるはずです。

新人以外のみなさんの参加もお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

ナラティブと組織文化づくり。


人材開発室のOTいとうです。


ナラティブとは。

物語り。

ラテン語のnarrareに由来する。

これは述べる、説明する、物語るといった動詞。

"もの"は古典文学において、指し示す対象は特別なものに限られるため、ナラティブとは語られるべき特別なストーリーということになる。


2000年前後からヘルスケアの世界で浸透している。

ヘルスケア全般で実践可能なナラティブ・アプローチ。

ナラティブ・ベースド・メディスン。

最近では、ナラティブ・アプローチの新しい実践と思えるオープンダイアローグ。


ケアする側にもナラティブがある=ケアする人とされる人が完全に対等な人間だという前提に立つ

ケアする人とされる人の二者関係がある

"ケアするけど私の前にケアされるあなたがいる"

"ケアされる私の前に、ケアするあなたがいる"

ミルトン・メイヤロフは、ケアの本質とはケアされるその人が本来的にもつ権利を認め、その人がもつ成長への要求に応えことで、その成長を助けること。


"ナラティブ・アプローチを実践するには"

コロンビア大学のリタ・シャロンは、構築論的ヘルスケアを実践するには、"患者の前から逃げ出さずにいられる能力"とした。

患者の人生史への敬意を表する問い。

「あなたはどんな人生を歩んでこられたのですか」

ケア者がもつべき能力とした物語能力narrative competence
"病いの物語を認識し、吸収し、解釈し、それに心動かされて行動するために必要な能力"


本質的に重要なのは、患者の側の視点に立とうとする態度であり、患者の人生史にも関心を向け、敬意を払おうとする態度であろう。

そこにいるケア者たちは人生史のなかの最重要な局面に立ち会っている、きわめて特別な存在だからである。

ケア者がどんな態度で患者、家族の前に立っているのかは、生涯忘れられない記憶のなかに組み入れられるのである。


"小説とは違い書き換えることができるナラティブ"

ナラティブ・アプローチは、解釈的、調停的、介入的の三つの多面的な様相がある。

解釈的→他者理解のための手がかりとする

調停的→複数の他者の不一致や対立を調停し、全員が納得するように意思決定を行う

介入的→他者のナラティブに立ち入り、自分の評価を伝え、場合によっては再考を促す


"空気のようなナラティブ・アプローチ"

医療の現場で必要不可欠な関わりで大きな意味あることとみなされているはずなのに…

心理療法などの専門的な実践以外の対話的な実践に対しては診療報酬の対象にしていない。

ある種の能力や態度、一定の技能の習得、修練なり経験が要ることも誰もが分かってことなのに…ナラティブ・アプローチについて学ぶカリキュラムは、日本の医療従事者養成課程にはほとんど存在しない現実。

対話に専門性を認めない考え方は、日本の医学教育の弱点になっている。
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「対話と承認のケア〜ナラティブが生み出す世界〜」宮坂道夫著、医学書院
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ナラティブ・アプローチのプロセス

1.準備
相手を問題のある存在ではなく、別のナラティブの中で意味ある存在として認める

2.観察
関わる相手の背後にある課題が何かをよく知る

3.解釈
相手にとって意味のある取り組みは何かを考える

4.介入・検証
相手の見えていない問題に取り組み、かゆいところに手が届く存在になる

「他者と働く〜わかりあえなさから始まる組織論〜」宇田川元一著、NEWS PICKS publishing社
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私たちが現実だと思っていることはすべて社会的に構成されたものです。

もっとドラマチックに表現するとしたら、そこにいる人たちが「そうだ」と合意して初めてそれはリアルになるのです。

当たり前だとされてきたものに内在している限界や偏見が見えるようになったとき、人は別の選択肢を考える自由を与えられるのです。

社会構成主義的なものの見方をする利点の一つに、"完璧な解決策"を求めるのは、おしまいにして"人の好みはそれぞれ異なる"ことの価値を認められるようになること。

人生を語り直すことで問題を変化させられると信じています。すなわち、新しい物語を構成することができ、それによって新しい行動を開始することができるのです。

組織とは数々の小さな文化のようなものであり、リアルなこと、良いことについての共通理解がその文化をまとめているということです。文化をまとめる際に中心的な役割を果たすのが彼らの物語です。歴史と運命に対する共通感覚を生み出すような物語はとりわけ重要となります。

個人のリーダーシップから関係性のリーダーシップへ。

リーダーシップは、リーダーの所有物ではなく、そのコミュニティの一つの側面。

ビジョンや目標は一人の人間がつくり上げるものではなく、関係者たちの対話から生まれるもの。

「現実はいつも対話から生まれる」ケネス・J・ガーゲン、メアリー・ガーゲン著、伊藤守監訳、ディスカヴァー社
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職場におけるwell-being(幸福感、満足度、自分らしさ=自分をも忘れる)が高ければ、well-doing(生産性、収益性)も上がる。
※well-being≠幸福感→再定義中

その肝、重心は信頼の文化。

信頼の文化がある国や組織は反映しやすい。

信頼の文化を築くための3つの問い。
Q1仕事は順調ですか?
Q2人生は順調ですか?
Q3ご家族は幸せですか?
一週間に一回ぐらい聞くといいとわかっている。

信頼の文化を作るには、相手の仕事、人生、プライベートを全方位的に気遣うこと。

「フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略」石川善樹著、NEWS PICKS publishing社
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組織文化とは、ある事実に対して組織に属する一人ひとりがどのように感じ、どのような反応をしたかという感情の集積です。

一人ひとりの言葉や行動、習慣を意識的に変え、それが染み込んで無意識的にできるようになってようやく組織文化は変わります。

変革している間も双方向でやり取りしていくことを常に意識すること。

長期間かかることを前提に、粘り強く継続すること。

ウィニングカルチャーとは…

自ら問い続けること。

一度導き出した解をあえて自分で疑い、自問をくりかえし、過去の成果に甘えることなく、自分の殻を破って謙虚に学び続け、進化や成長を止めないこと。

「ウィニングカルチャー〜勝ちぐせのある人と組織のつくり方〜」中竹竜二著、ダイヤモンド社
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ナラティブと組織文化づくりを考える。

ナラティブも組織文化も目には見えない空気のようにどこにあるのか、定義や捉え方もわかったようでいても何か分かりにくいもののような…

ナラティブを単なる個々のストーリー、物語りという意味ではなく、その人ならではこだわりや好き嫌い、前提、一般常識、世界観、解釈の枠組みと、捉えて組織文化づくりを考えてみる。

個々のナラティブが織り成して組織のナラティブとなり、それらが組織文化をつくる。

それは感情的な結びつきを含む双方向の関係性がある信頼の文化。

その組織文化を変え、そしてつくり上げるには…

個々のナラティブを互いに眺め合い、認め合い…

自分のナラティブを先ず一旦脇において…

相手の前提や世界観、価値観に飛び込んで…

対話を通してその関係性を変えるようにし…

思いやりをもって…

組織と個々のパーパス(働く目的や意義)をすり合わせて…

それを粘り強く続ける…


そこを乗り越えた先にあるのか。

きっとある。

それはそれは長い道のりになりそうだ。

でもそれはそれはエラいやりがいのありそうなことだ。

いやそれは間違いなくやりがいのあること。

▼職場での課題解決に向けた対話「ナラティブなワークショップ」にも取り組みました↓


アクティブの仕事の図。
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posted by Active at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

2021年02月26日

大正研修【アップデート】ターミナルケア  谷川OT

今回のアップデートはターミナルケアについて報告させて頂きます。

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今回のケースでは自分が作業療法士としてどのように関わることが出来るのか。ということを再度考えるきっかけとなりました。今後在宅医療が増える事によってより作業療法士としてどのように関わることが出来るのか常に考えていく事が大切であると学びました。記載の通り利用者様の【今】を考える事の出来る療法士として日々精進していきたいと思います。

作業療法士
  谷川朋也
posted by Active at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 大正(報告)

あたらしいしゅみ 2

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利用者さん宅に咲くミモザが美しかったです。
ST水野です。

「あたらしいしゅみ」を教えてくださった利用者さん。
失語症、右片麻痺があります。

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昨日、お会いしたら、耳元で揺れる桜が!

これもステキですね。
レジンでしたっけ?

「うん」

写真撮ってのせてもいいですか?

「うん」

何かコメントください。

「……」(笑顔で無言で首をふる)

作ってみてどうでしたか?

「じかんかかった」

なるほど。


マスクもおしゃれ。

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お顔ものせていいと言われたので。
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「髪の色にもばっちり合ってますよね」
(写真では撮れていませんがアッシュグレーっぽい髪色でした)
「作って売ればいいのにー」
「メルカリに出せば?」

周りの利用者さんやスタッフさんに言われて、苦笑いの利用者さんでした。

次にお会いするのが楽しみです。
posted by Active at 11:33| Comment(1) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2021年02月25日

オンライン学会前ダイアログ・プレ練習会


人材開発室のいとうです。

先日2/23の夕方はオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会でした。

この日はOT冨吉さん(堺)がzoomミーティングに参加してくれました!ありがとうございます!

少しだけ近況を聞いてから、オンライン学会に向けた取り組みや状況をお聴きしました。

今回もお話しを聴きながら、zoomのホワイトボードに書き込んで、画面共有しました。
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発表のパワポ資料を大枠のながれは出来つつあるようです。

担当バイザーのOT前田さんからも指摘があったようですが、
「何を伝えたいか?」
というところがまだまだモヤモヤしているようでした。

そこで、もう少し中身を深めていきたいということで今回参加してくれたとのことでした。


話している中で深掘りしていくとたくさんキーワードになりそうな言葉が出てきます。
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冨吉さんの言葉と考えを整理しながら、気づいた点からいくつか提案をさせていただきました。

まだまだ発表までの時間はあります。

さらにイイモノに仕上げられそうです。

発表が楽しみです。

プレ練習会での発表練習もお待ちしています。

こちらもいつも勉強させていただいています。

参加とダイアログありがとうございます。


次回の予定です。

2/26Dオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会
時間: 2021年2月26日 05:15 PM 

◉前日までには参加URLやパスワード等を各事業所の責任者さんへメール送信します
◉途中参加、退席可能です
◉参加希望の方は事前資料等があれば送付しますので伊藤のLINEもしくは吹田までお知らせください

別日程で3/2最終回も行なう予定です。

他の日程も調整可能です。事前にオンラインの接続や操作確認等の希望がありましたらご連絡ください。

このような機会をできるだけ頻回に作って、みなさんからのアドバイスをいただき、発表のためだけの発表にならないよう準備を大切にします。

念入りに準備すると学びや気づきが増えて、発表に向けた自信づくりにもつなげることができるはずです。

新人以外のみなさんの参加もお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
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2021年02月24日

2月のアクティブオリンピック『フライング・モーモー デラックス』

松原事業所の作業療法士、山野です。

本日は、2月の「アクティブオリンピック」について報告させていただきます。
2/13(土)より1週間、アクティブオリンピックを開催いたしました。
前回は、『フライング・モーモー』でした。が、このゲーム名によほどインパクトがあったようで、今回は、『フライング・モーモー デラックス』です。
今回も牛のマスコット人形がついた輪を使います。違うのは、「2倍モーモー」という輪と可愛い的(棒)5本が加わったところです。恐らく使う道具が増えたところがデラックスになったところだと思われます。
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使う輪 その1
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使う輪 その2

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輪投げの的

今回はその輪を手で投げるゲームです。すなわち、「輪投げ」ですね。

前回は足首を使って飛ばすゲームでしたので「難しい」「うまいこと飛ばへんわ〜」という声がちらほら聞かれましたが、今回は馴染みのある輪投げゲームでしたので、利用者の皆様方は取り組みやすそうでした。

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『どの棒に投げようかな?』

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『それっ!!

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3本とも入れば10点です!

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上手く棒に引っかかっています。これも点数になります!

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今回の結果、木曜日の午前チームが優勝です!! 今度のおやつが楽しみですね。

次回も利用者の皆様が楽しめるようなゲームが出来ればと思っております。
posted by Active at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

大正研修【アップデート】最新医療機器(VR)  PT土肥

今回のアップデートでは、最新医療機器のVRに着目してみました。

VRはアミューズメントや医療分野まで幅広く使われています。
今回はリハビリテーション分野に絞って話していきます。
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VRについて調べてみて一番感じたことは、リハビリテーションを【楽しく感覚的に行える】と思いました。

リハビリテーションを提供する際に治療方法について多く考える事はありますが、利用者さんに運動や体操などを指導しても上手く伝わなかったりして結局自宅等で運動を行ってくれている人は少ないように思います。
「あ〜やらないだろうな〜」と思っている人がほとんどだと思います。

VRによりゲーム感覚で行う事で楽しく行えるため、【自らの意思で運動】できるのではないかと思いました。

今後も発展していく分野なので、期待していきたいと思います。


理学療法士
  土肥康之
posted by Active at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 大正(報告)

2021年02月22日

スタンディング車椅子デモの報告

こんにちは。吹田OT内島です。
先日訪問リハビリご利用されているAさんがスタンディング車椅子の試乗をされました。
貴重なデモでしたので報告させていただきます。
ブログでの紹介を快諾してくださったAさんありがとうございます。

今回デモさせていただいた機種は
Standing Wheeler 『JOY』sw-1です。

スタンディング車椅子はスタンドアップ式車椅子と言われたりもしますが、座位から起立までの姿勢変換をご自身の操作でできる機能を装備しています。身体機能維持・向上、立位動作を希望される方が主な対象となります。(適応の対象かどうかの確認は必要。)
例えば自立支援としては高いところのものを取ることができる、立位の目線で他者との交流ができるなどがあります。
二次障害の予防としては立位をとることで下肢への体重負荷、心肺機能の活性化、関節拘縮予防などの役割が可能です。
在宅生活においても自主トレーニングでの立位保持が可能になりますし、活動範囲の拡大が考えられそうですね。

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左が普段使用されている車椅子、右がJOY SW-1です。
幅奥行き等の大きさは大差ありませんでした。


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まずは、座面奥行きの調整→フットサポートの調整→ニーサポートの調整を行います。
ニーサポートが膝蓋骨の約3センチ下(2横指下)にくるように調整します。
このサポート部分でしっかりと下肢固定してくれます。
しかし実際にはずれてくるのではないかと思いました。
デモ中、座位から立位から座位など繰り返す間で下肢が外旋するため、少しずつズレる様子がありました。
着座時にニーサポートの中心に膝がくるようにご自身(または介助者)で修正しなければならないので、下肢の位置管理が必要です。このズレに対しては両膝上で軽くバンドで止めておくことも有効だそうです。


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ほぼ立位完了です。立位になると前輪(小さいタイヤ)は浮き、フットサポートの横にあるフレームが接地することで安定した立位保持が可能になるそうです。
不整地での立位はできませんがフラットな場所であれば立位になれるため、例えば通勤は普通の車椅子で行きオフィスでスタンディング車椅子に乗り換えてお仕事をされている方もおられるとのことでした。
極端な体幹前傾などは不安定になるためできませんが、立位+上肢の活動ができることで「自分でできることが増える。」とAさんもおっしゃっておられました。

デモ中Aさんが「じゃあ棚の上も届く?」と思わず棚の方へ車椅子を進めコントローラーを操作し立位へ。170cmほどの高さの棚にあるものをご自身で手に取られていました。

「視野が変わる。」とAさん。

臥床→座位→立位。
座位や立位姿勢をとることがいくら重要であっても、それが困難な方に対してはどのようなアプローチの可能性があるのか。
このような多機能機器はそんな課題に対して前向きにトライさせてくれることを今回実感しました。
立位をとることで心身や生活にどのような影響があるのか、まだまだ学ばなければならないと思いました。
Aさんは今回の体験から可能性だけでなく、課題や考えることも出てくるかもしれません。
今後も一緒に考えさせていただきながら前に進めたらと思います。

今回のデモ実施に向けお忙しいところご尽力いただいた、
福祉用具のライフワン佐久田さんと
ラックヘルスケア株式会社の松岡さんには感謝申し上げます。ありがとうございました。

また、リハビリからズームでのオンライン評価の準備まで一緒に行ってくださったPT田中さんありがとうございました。
posted by Active at 23:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 吹田より

マンスリー報告 ともに行う家事(調理、買い物)


ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士・調理師いとうです。

右手首骨折による手指の拘縮と頭部外傷による高次脳機能障害も残存されています。

身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
リハビリテーション・ケア研究大会2019金沢
での報告はこちら↓

2月のマンスリー報告です。

理学療法士による訪問リハビリテーションを継続し、圧迫骨折による腰痛の改善傾向が続いています。日常生活のなかでの身のこなしの軽やかさを保たれています。

右向き三角1︎第一週目
▼包丁操作の様子↓


キャベツのツナ炒め
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賞味期限が近いちくわをカットして醤油、みりんを加えて炒めます。
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右向き三角1︎第ニ週目
冷蔵庫の中に茹で卵が大量にあったので、玉ねぎを刻んでマヨネーズと合わせてタルタル風ソースを作りました。
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右向き三角1︎第三週目
白菜をカットしてニンニクと薄口醤油、お酒を加えて酒蒸し風の豚肉鍋!
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右向き三角1︎第四週目
ご自宅の在庫をチェックしてから買い物です。
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白菜の鶏鍋。
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先週モニタリングで来られていたケアマネさんから提案いただいたちくわの玉子とじ!
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旨いし早いし!


作業療法士による訪問リハビリテーションも継続し、右手指拘縮は入院前の状態に少しずつ改善されてきていますがどうしても残存があります。
包丁使用は大きな問題なく行なえています。

さらに他の訪問介護事業所との連携を図り、入浴動作や洗濯物干し動作等の安全性確保、転倒予防の生活機能向上連携の取り組みを継続しています。

月に三万円以上だった宅配弁当代は、今は月1万円弱と食費の節約にもなっています。


ともに行う訪問介護事業所は、なめだリハビリテーションクリニックの訪問リハビリテーションや他訪問介護事業所と連携し、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。

2021年02月19日

新人オンライン研修「CKD、人工透析のリハビリテーション」


人材開発室のOT伊藤、PT軽部です。



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「疾患の特性とさまざまなリスクをみながら運動すること」
が要諦です。


運動による効果について。

心不全のリスクについて。
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心臓リハで行われる運動療法も参考に。
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実際のケースの検査数値から。


この日で今年度の新人オンライン研修は終了です。

次回は新年度4/9(金)からスタートです。
来年度は2年目以降のスタッフ向けのオンライン講座や深掘りした専門領域の講座も随時開催します。

年間スケジュールは追ってお伝えします。
みなさんの参加をお待ちしています。

また、開催希望の講座があればお知らせください。
この内容の講座をやってみたいという講師陣も引き続き募集中です!




When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"

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社内メルマガ"アクティブ流"2021年3月号 巻頭言「変えていくことと、どんな時でもこれだけは変えないということ、同じように大切にできたら」PT軽部孝さん(人材開発室)


皆さんこんにちは。

人材開発室の軽部です。


昨年は体調を崩して病院のお世話になることが多く・・、周りの皆さんには本当に助けてもらいました。

足を向けて寝れません。なるべく偉そうなことは言いません。謙虚を心がけます。

大変なことがあって、ふと色んなことを振り返って反省したりしました。

でも不思議なもので、普通の日常に戻っていくと今まで通りに戻ってしまうのを実感します。

何かを変えるというのは、簡単ではないですね。


でも、変わらないことも悪くないなあと、そう思ったりもします。

最近、たまたま身近にいる知人と話をしていたら、その人は、中学時代の友人から
「君は昔とやっていること変わらないなあ。君は昔から人に何かをしてあげてたよね」
と言われたそうです。
素敵です、知人。


いま世の中はコロナで大変な状況です。

今度の保険制度の改定も、なかなかどうして・・

私たちを取り巻く環境は、大きく変化しています。

変わらなければならないこと、挑戦していかなければならないことがたくさんあります。

どんな毎日であっても、変えていくことと、どんな時でもこれだけは変えないということ、同じように大切にできたらと思いますが、そんな素敵な人には全然なれない自分。


でもその前に、今は健康第一(私が言うのも何ですが)ですね。

みなさん感染予防を心がけて、元気で毎日を過ごしましょう!


発掘あるある広報室より)

新人オンライン研修でのPT軽部さん
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講師だけでなく、幅広い領域の膨大な講義資料の作成、全社的な新人教育プログラムの立ち上げを一手に草案から検討し、オンライン研修の開催までを担っておられます。
これはなかなかできることではありません。
いつもご指導ありがとうございます。

2021年02月18日

アクティブ公式YouTubeチャンネル開設しました!


発掘あるある広報室のいとうです。

アクティブ公式YouTubeチャンネル開設しました!

▼チャンネルはこちら↓

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少しずつ公開動画をアップしています。

視聴閲覧、チャンネル登録お願いします!
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posted by Active at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 発掘あるある広報室

2021年02月16日

オンライン学会前ダイアログ・プレ練習会


人材開発室のいとうです。


2月16日金曜日の夕方はオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会でした。


開催趣旨は以下のとおりです。

慣れないオンラインでの発表の方法やプレゼンの仕方、コツ等を確認しながら、発表に向けた準備や内容を参加者の皆さんとの対話(ダイアログ)を通して深めていければと考えています。

文字や図解、グラフィックで自分の考えを可視化した画面共有を通して、発表に向けた各々の考えや頭の中を整理するお手伝いができればと思います。


この日の参加者は前回、前々回に続き、PT馬場さん(吹田)です。


PT馬場さんはライフキネティックの方法論をデイサービスに採り入れる試みを始めているところです。
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この日も対話しながら内容をzoomのホワイトボードに書き出しました。

最後には、赤マル印で囲んで整理します。

前々回の本ダイアログにて、PT馬場さんは発表の要約や大枠のながれを掴んだようです。

それを元にパワポのスライドを10数枚作成したとのことです。

次はスライドを人に見てもらうために、体裁を整えてからこのプレ練習会に参加してくれるとのことです。

デイサービスの報告書等の月例のルーティン業務を完了してからになりそうです。

忙しいようですが楽しそうです。

こちらもいつも勉強させていただいています。

参加とダイアログありがとうございます。


次回の予定です。

2/17 Bオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会
時間: 2021年2月17日 05:15 PM 

◉前日までには参加URLやパスワード等を各事業所の責任者さんへメール送信します
◉途中参加、退席可能です
◉参加希望の方は事前資料等があれば送付しますので伊藤のLINEもしくは吹田までお知らせください

別日程で2/23,26,3/2最終回も行なう予定です。

このような機会をできるだけ頻回に作って、みなさんからのアドバイスをいただき、発表のためだけの発表にならないよう準備を大切にします。

念入りに準備すると学びや気づきが増えて、発表に向けた自信づくりにもつなげることができるはずです。

新人以外のみなさんの参加もお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

リハビリへの再挑戦をきっかけに

担当している利用者さんに入院して治療が必要な病気が見つかりました。
しかしコロナの影響でベッドが空いておらず、1か月待ちになってしまいました。
「長い一か月になりそうだな」
不安のなかで過ごす時間はより長く感じますよね。
コロナ憎し!
ST水野です。


数か月前から担当している、おふたりの利用者さん。
AさんもBさんも失語症があり、おふたりとも発症から10年近くが経過しています。
ともに入院、外来で受けていた言語リハビリが発症後1年以内に終了になり、その後リハビリの機会はありませんでした。

発症から長い時間が経っており、それぞれ安定した生活を送られているように見えました。
どうして、またリハビリをしてみようと思われたのでしょうか。

Aさんは、知り合いが訪問でリハビリを受けて、身体もことばもよくなったと勧められて、自分もまたやってみたいと思われたとのこと。

Bさんは、話そうとする意欲が高いのでもう一度リハビリをしてはどうかとケアマネージャーさんが提案してくださったようです。入院・外来では言語練習への意欲があまり見られなかったとのこと。

おふたりとも非常に意欲的に練習に取り組んでおられます。
練習内容は全体構造法で「身体を動かしながら楽に声を出す」ことから始めました。
おふたりとも声を出すことへの抵抗感が強く、身体の動き(身体リズム運動)をつけることがとても難しかったのですが、徐々に慣れ、音の変化を体の動きの変化と合わせて感じられるようになってきました。

Aさんのご家族からは「ここ数年『おーい』と呼ばれていたけど、最近は前のように『おかあさん』と呼んでくれるようになった」
Bさんのご家族からは「ことばにはなってないけど、何か話そうとすることが増えたと思う」

まだ数か月ですが、利用者さんに変化が出てきていると聞いています。

おふたりの生活を知っていくなかで私の心に引っかかったのは、ともに家族以外との関わり、外出の機会が極端に少なく、その生活が普通になってしまっていること。

その生活のなかでリハビリに再挑戦してみようと思われたことはとても意味があるきっかけです。
この大切なきっかけが利用者さん自身の「また誰かに会ってみたい」「何か新しいことをやってみたい」、「どこかに行ってみたい」につながっていくように支援したいなあと思っています。
posted by Active at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2021年02月13日

オンライン学会前ダイアログ・プレ練習会


人材開発室のいとうです。


2月12日金曜日の夕方はオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会でした。

開催趣旨は以下のとおりです。

慣れないオンラインでの発表の方法やプレゼンの仕方、コツ等を確認しながら、発表に向けた準備や内容を参加者の皆さんとの対話(ダイアログ)を通して深めていければと考えています。

文字や図解、グラフィックで自分の考えを可視化した画面共有を通して、発表に向けた各々の考えや頭の中を整理するお手伝いができればと思います。


この日の参加者は前回に続き、PT谷口さん(泉北)、PT馬場さん(吹田)、そして初参加のOT我如古さん(がにこさん、吹田)です。
参加ありがとうございます。


それぞれの
"どんな発表にしたいか"
"何を伝えたいのか"
をSDS法というプレゼン資料を作成する際のテンプレートを参考に話しをお聴きしました。 

要約、サマリーのS→詳細、ディテールのD→要約、サマリーのSのながれ。

要約でどんな発表にしたいのか、少し結論的な話しをしてから、具体的にどんな方法や内容をしたのかを話して、そこからさらに要約を深めて、今後の課題や新しい取り組みまでを話していくというのが大まかなながれです。

この日の成果はこちら↓
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今回もたくさんの学びや気づき、エールの交換がありました!
毎回勉強になります。ありがとうございます。

▼参考資料↓


次回の予定です。

2/16 Aオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会
時間: 2021年2月16日 05:15 PM 

◉前日までには参加URLやパスワード等を各事業所の責任者さんへメール送信します
◉途中参加、退席可能です
◉参加希望の方は事前資料等があれば送付しますので伊藤のLINEもしくは吹田までお知らせください

別日程で2/17,23,26,3/2最終回も行なう予定です。

このような機会をできるだけ頻回に作って、みなさんからのアドバイスをいただき、発表のためだけの発表にならないよう準備を大切にします。

念入りに準備すると学びや気づきが増えて、発表に向けた自信づくりにもつなげることができるはずです。

新人以外のみなさんの参加もお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

2021年02月10日

新人オンライン・ダイアログ。〜オンライン・アクティブ学会前のプレ練習会〜


人材開発室のいとうです。
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この日の新人オンライン・ダイアログでは、思った以上にたくさんの新人さん、2年目療法士さんが参加してくれました。

PT仲村さん、上村さん、谷口さん(泉北)、PT藤島さん(松原)、PT馬場さん(吹田)の5名です。

オンライン学会の演題や発表内容についてがテーマでした。
▼オンライン・アクティブ学会

参加者の方々へ…

「どんな発表なのか」
「どんな発表にしたいのか」

と問いかけ、各々からお話ししていただきました。

いつも新人オンライン・ダイアログに参加してくれているPT藤島さんが口火を切ってくれました。

簡単な状況確認の応答をしながらスラスラっと15分ほど話してくれました。

話し終えて…
「スッキリしました」
と、PT藤島さんが話してくれたとおり、対話の中でPT藤島さんの思考が、どんどんとクリアになってきているのをこちらも感じ取ることができました。


発表準備の進捗状況のお話しを聴かせていただきながら、zoomのホワイトボードを用いて図解やグラフィックした画面の共有を通して、発表に向けた各々の考えや頭の中を整理したり、視野が拡がるような働きかけを行いました。
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今回のオンライン・アクティブ学会前のプレ練習会の開催趣旨として、慣れないオンラインでの発表の方法やプレゼンの仕方、コツ等を確認しながら、発表に向けた準備や内容を参加者の皆さんとの対話(ダイアログ)を通して深めていければと考えています。

引き続き、お話しを聴かせてもらいながら図解やグラフィックした画面の共有を通して、発表に向けた各々の考えや頭の中を整理したり、視野が拡がるようなお手伝いができればと思います。


この日のオンライン・ダイアログでの気づき。

発表のプレゼン準備をするうえで…

自分の言葉で誰かに話そうとすると、まず頭の中が整理される
文字に書き出すとさらに整理される
図や絵にして描き出すともっと抽象的なモノが可視化される
余計なモノが削ぎ落とされる
他の人にもイメージしやすくなる、伝わりやすくなる

しかしながら、全て図や絵にすることはなくて、言葉や気持ち、共感して欲しいことは、「○○」や2行程度の箇条書きで記すと伝わりやすいかと思います。

その言葉の持つストーリーや背景が伝わるように感じました。

こんなことを考えながらプレゼン準備を進めるといいかもしれません。

とても良い勉強になりました。

45分程度の時間でしたが参加ありがとうございます。


今後の予定)
2/12金曜日17時15分〜18時頃終了予定@オンライン学会前ダイアログ・プレ練習会
◉途中参加、退席可能です
◉新人以外のみなさんの参加もお待ちしています
◉別日程で2/16A,17B,23C,26D,3/2最終も同時間で行なう予定です
◉各事業所、新人さんLINEグループに順次、参加URLを送信します
◉参加希望の方は事前配布資料等があれば、参加者の皆さんにも送付しますので伊藤のLINEもしくは吹田事業所までお知らせくだされば助かります

回を重ねて、皆さんにとってより良い発表につなげることができれば嬉しい限りです。

みなさんの参加を心よりお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
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2021年02月08日

アクティブスマイル2月(節分)

デイサービス大正の奥藤です。

今月のアクティブスマイルは『節分』です。
鬼退治ということで、今回はボードに色々な鬼を張り付け、その鬼とボールにマジックテープを付けボールが当たるようにし、当てた鬼の得点の合計点を競うようにしました。
また、感染対策の観点から、ボールを当てるときは各利用者さんに手袋を付けて行ってもらいました。
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皆さん高得点を取ろうと一生懸命に「鬼は外!」とボールを当ててくださいました。
中心には今や世界の敵である“コロナ”がいたこともあって、皆さん鬼よりもコロナをめがけて投げていました!
また、5点である村田鬼も人気でよくボールを当てられていました!!
とても人気者です。
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デイの終盤には個性強めな鬼が現れ、利用者さん職員共に「何この鬼〜??」「気持ち悪い〜」と爆笑しながら鬼めがけて必死にボールを当て鬼退治をしていました。
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とても楽しく笑顔が溢れた節分になりました。
来年はコロナではなく鬼ばかりを退治できる節分になればいいなと思います!


おまけ
登場の仕方がイマイチで反省会をする個性強めの鬼の中の人
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2021年02月06日

新人オンライン研修「パーキンソン病」


人材開発室の PT軽部、OT伊藤です。

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2/5金曜日は新人オンライン研修「パーキンソン病」です。

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「しっかりと身体を動かしましょう」

個々の状態に合わせて、高負荷運動や低負荷、頻回な運動等、ガイドラインに基づいた"しっかりと身体を動かすプログラム"を取り入れていくことを確認しました。
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実技では寝返りから立ち上がりまでの動作で、体幹や下肢の動きをフルに使うことに意識することを確認しました。
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ダイナミックかつエアロビックなランジ動作を用いた動作練習で、体幹や股関節の伸展を促すことを確認しました。
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今回の録画URLを各事業所メールに送っています。期間限定(次回の研修まで)での公開ですがご活用ください。


次回は2月19日金曜日16時45分〜17時15分「CKD、透析」担当 PT軽部
後日、各事業所メールに参加URL、資料を送付致します。

新人のみなさんはもとより、新人以外のみなさんの参加もお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"

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