2021年03月04日

姿勢補助具の作成とフィッティングは、フォローアップ。デザイン思考を参考に。


心意気実践チームのいとうです。

嚥下障害等があるてんかんの訪問利用者様の心意気サポートです。

誤嚥のリスクを回避するための完全側臥位での食事介助となります。

そのための良肢位を確保するための姿勢補助具を作成して、再フィッティングです。
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お風呂マットをカットし重ねて貼り合わせて使用してもらっていました。

しかし上部体幹、上肢帯の筋緊張亢進のために側臥位での良肢位保持が困難となりました。

このため詳しく介助者の方から食事介助の際の利用状況を確認したところ、重ね合わせていた姿勢補助具がくの字に曲がってしまい、食事介助がしにくい状況になっているとのことでした。

そこで今回の心意気サポートでは、お風呂マットの間に補強用の段ボールを挟み入れた試作品を再フィッティングさせていただきました。
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いくつかの使用上の留意点も確認しました。


このような補装具や自助具、福祉用具のフィッティングでは、デザイン思考のプロセスがとても役立つと考えています。
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利用者様、介助者の生活課題への思いや困難に共感し、生活課題を捉え直して、疾患・障害特性に基づきアイディアをできるだけたくさん創造して、試作品やプロトタイプを手早く作って(デモ品もあり)、それを使ってもらい、フィッティング、検証し、さらに再試作、フィッティング…
という一連の流れです。

PDCAサイクルを素早く、かつ何度も回すイメージです。

利用者様の生活課題をクリアにするためには不可欠なサイクルではないでしょうか。

引き続き、担当ST玉木さん(吹田)と連携したサポートを続けます。



アクティブ心意気実践チームは、利用者さまの自立支援、重度化防止、QOL向上に資するご自分の価値やあり方を見い出すお手伝いを微力ながら出来ればと考えています。
その先にある”自分らしさ”を一緒に追求します。

心意気サポート、随時相談受付中です!
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オンライン学会前ダイアログ・プレ練習会


3/4木曜日の夕方はオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会です。

大阪事業所のPT山川さん、ST井上さんが参加してくれました。

お二人とも昨年度に中止となったアクティブ学会で発表予定でした。

そして今年度の発表となりました。

zoomの画面共有の操作確認と歩行動画の具合を確認しました。
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動画は少しゆっくり流れるようですがしっかりと動きの確認はでき問題ありません。

発表内容をホワイトボードで振り返りました。
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独居となる自宅で暮らし続けること。

要支援から要介護の認定変更により支援できることが増えたこと。

発表はとても具体的な内容でわかりやすくまとめておられました。

支援できることを考え拡げることでさらに良い発表になりそうです。

発表当日が楽しみです!


いよいよ次回が最終回の予定です。

3/5Hオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会
時間: 2021年3月5日 14時〜

◉前日までには参加URLやパスワード等を各事業所の責任者さんへメール送信します
◉途中参加、退席可能です
◉参加希望の方は事前資料等があれば送付しますので伊藤のLINEもしくは吹田までお知らせください

以下の日程でも調整可能です。事前にオンラインの接続や操作確認等の希望がありましたら気軽にご連絡ください。

最終回3/5(金)14時〜
※3/5金曜日は13〜17時迄間であれば調整可能です。

念入りに準備すると学びや気づきが増えて、発表に向けた自信づくりにもつなげることができるはずです。

新人以外のみなさんの参加もお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

オンライン学会前ダイアログ・プレ練習会


人材開発室のいとうです。

3/3火曜日夕方からオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会でした。

この日は大正事業所の3人が初参加です。
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OT神谷さん、柳原さん、PT奥藤さん。
参加ありがとうございます。

バイザーや事業所内で何度か発表練習を重ねているということです。

早速各々のプレゼン資料を画面共有の接続操作を確認しながら報告練習をしてもらいました。 


神谷さんからの報告。
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ご本人の自転車に乗りたいというご希望と地理や地図好きという利用者様のストレングスを活かした報告でした。

ケアマネさんとの連携もより一歩踏み込んだ関わりで、利用者様の生活課題に向け新境地を拓いた神谷さんの一連の関わりでした。


OT柳原さんからの報告。
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「利用者様の笑顔が見たい」
「OTならではの精神面への関わりを活かしたい」
というOT魂いっぱいの関わりです。

利用者様の心のうちに踏み込んだ関わりで、利用者様のたくさんの変化を感じる報告です。


最後にPT奥藤さんの報告です。
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失語症のある利用者様の力を引き出すなかで、奥藤さん自身の力もたくさん引き出してもらい、幅広い関わりへと展開しています。

お互いのエンパワメントで両者の成長が感じられ、まだまだ広がっていきそうな報告でした。


プレ練習会でしたが、3人ともそれぞれ発表でどんなことを伝えたいかということが、はっきりしていました。

それもあり気持ちが入った報告で、さらに中身をつめて本番での報告が楽しみです!

3人のがんばりはもちろんのこと、バイザーの方々からの日々の指導ありがとうございます。


次回の予定です。

3/4Gオンライン学会前ダイアログ・プレ練習会
時間: 2021年3月4日 05:15 PM 

◉前日までには参加URLやパスワード等を各事業所の責任者さんへメール送信します
◉途中参加、退席可能です
◉参加希望の方は事前資料等があれば送付しますので伊藤のLINEもしくは吹田までお知らせください

以下の日程でも調整可能です。事前にオンラインの接続や操作確認等の希望がありましたら気軽にご連絡ください。

最終回3/5(金)14時〜
※3/5金曜日は13〜17時迄間であれば調整可能です。

このような機会をできるだけ頻回に作って、みなさんからのアドバイスをいただき、発表のためだけの発表にならないよう準備を大切にしましょう。

念入りに準備すると学びや気づきが増えて、発表に向けた自信づくりにもつなげることができるはずです。

新人以外のみなさんの参加もお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
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