人材開発室のいとうです。
OT神谷さん(大正)からの報告です。
自転車に乗りたいというデイサービス利用者様の希望にそって、身寄りのない独居利用者様のキーパーソンでもあったケアマネジャーさんとの連携を介した報告でした。
もしかして他のデイサービスもしくは担当者であれば、様々なリスクが高いからということで、最初から取り組まなかった自転車評価や練習だったかもしれません。
評価や練習は行なったものの自転車の実生活での利用には至りませんでしたが、別の目標を得て楽しそうにしている利用者様。
それは神谷さんが利用者様の希望に向けて、まっすぐに取り組んだことで得られた帰結だったように感じました。
OT柳原さん(大正)からの報告です。
「これでいいの?」
といつも話され、どこか不安げで受け身かつ自発性や意欲がなかなか上がってこなかったデイサービス利用者様。
柳原さんが着目した精神面への関わりにより、運動機能、認知機能面、コミュニケーションに改善があった報告でした。
利用者様の趣味や関心をチェックシートを用いて、聴き取りして活動を丁寧に選択していました。
「これでいいの?」
という発言はなくなり、デイサービスを楽しみにされている様子が伝わってきました。
PGCモラールスケールでも否定的な発言はなかったとのことです。
ご自宅でのご家族の介助量には変化がなく依然として大きいままで、この課題にどのように関わっていけばいいかという点に発表後の質疑応答でいくつかの議論と提案がありました。
神谷さん、柳原さん、発表ありがとうございます。
利用者様とお二人の活躍が楽しみになる報告でした!
今日も15名程度のオンライン参加がありました。
OT塚本さん(堺)、質問ありがとうございます。
今週末まで本会は開催予定です。
ぜひぜひ参加していただき、オンラインの質問が難しくても聴講だけの参加、後日の録画視聴での参加でもオッケーです。
その後にはアンケート調査にご協力を頂ければと思います。
When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方が学ぶ"
教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。
教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。
"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる
よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"