2021年03月18日

7日目のオンラインアクティブ学会2020。


人材開発室のいとうです。


OT冨吉さん(堺)の発表です。
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「イオンに行きたい」

しかも自分の行きたいタイミングで。
という利用者様のご希望。

何かと理由をつけてなかなか屋外歩行に行けなかった利用者様が、他の利用者様の声かけもあり少しずつ行動変容がみられた報告でした。
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丁寧に経過と再評価、目標再設定、再実施のながれを、ゆったりとしたスピードで説明できていたのでとてもわかりやすく聞くことができました。

ST碓井さん(取締役)からの問いかけもありました。
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「利用者様と送迎車のなかで話すタイミングがあれば、雑談の中からもっと利用者様のほんとの意向が聴けるかもしれませんね」
とのこと。

たしかに送迎車の中では、デイから離れて気持ちが緩むのか利用者様とのお話しも弾むことが多い気がします。



OT山脇さん(堺)の発表です。
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アクティブの各イベントに、自分で参加したいという思いのあるデイサービス利用者様へのバス乗降評価練習の報告でした。
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重度の片麻痺と失語症にある利用者様です。

ほんとに丁寧に準備をして進めていたことがわかりました。

事前調査から評価ポイントの整理、支援案の具体策の検討、評価の定期的な実施での振り返り、利用者様へのフィードバックなど…

さらに、手づくり感満載のイベントしおりまで!

それでも、ここまで準備しても…

「やってみないとわからないことがたくさんありました」
と、山脇さん。

その気づきがまた素晴らしい!

できないことを抽出して、それを埋めていくギャップアプローチだけでなく、強みに着目し利用者様の思いに共感しながら、できる可能性を一緒に探るポジティブアプローチでした。

利用者様、ご家族様の前向きなパワーにエンパワー(元気づけ)され、山脇さんの力を引き出してもらっていたようにも感じました。




OT東田さん(堺)の発表です。
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コロナ禍以前は失語症者の方々が集う場として、定期的に開催していた『らふとーく』。

コロナ禍においてもオンラインでの継続をということでzoomを用いた開催に至るまでの報告でした。
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今回はオンライン接続に関する工夫や取り組みの報告となりました。

今後はますます回数を重ねていきたいところです。

場づくりにとどまらず失語症への効果検証はもちろんのこと、オンラインだからこそ出来ること、またはその限界、ピアサポートとしての場の意義や可能性、オンラインでの場のつくり方、ファシリテーションの方法、外部機関との連携、オープン参加などなど…

さらに深めていけそうなところが山のようにあるオンライン失語症の友の会"らふとーく"。

ある意味、大阪初⁈いや関西初?日本初?もしかして世界初⁈の試みかもしれません。

だれもやったことがないので、試行錯誤や小さな失敗を重ねることが、これからの可能性や成果、正解につながっていくのではないでしょうか。


発表ありがとうございました。

この日もたくさんの学びがありました。


今週末まで本会は開催予定です。

ぜひぜひ参加していただき、オンラインの質問が難しくても聴講だけの参加、後日の録画視聴での参加でもオッケーです。

その後にはアンケート調査にご協力を頂ければと思います。


参考)
▼医療行動経済学による行動変容への視点はこちら↓


発表者のみなさまへ
レコーディングミスで再収録となり、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。




When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方が学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる
 よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 07:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室