2021年04月09日

鶴田さんのトークライブ@阪奈中央リハビリテーション専門学校OT学科


心意気実践チームのいとうです。


この日の午後は阪奈中央リハビリテーション専門学校での講義の仕事です。


「学生さんと話すのが大好きなんですよ〜」
という鶴田さんのお言葉に甘えて、感染リスクもある中でしたが、快く作業療法学生さんの教育に協力していただきました。

鶴田みさおさんは、脳出血による左片麻痺のある弊社の訪問リハビリテーションとデイサービスの利用者さまです。

元教員で園芸療法士、社会福祉士、ファイナンシャルプランナーでもある鶴田さんからのアイスブレイクTime。
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自宅庭園から採取したハーブ、レモンバーベナ、ラベンダーの葉を入れたティーバックを人数分も用意して持参してくださいました。


「この葉は?この香りは何の葉でしょう?」
と、楽しそうに学生さんに問いかける鶴田さん。

興味津々でティーバックの中の葉に鼻を近づけて葉の香りを嗅ぐと、不思議と気持ちもほぐれて、学生さんと鶴田さん、わたしとの距離感も近くなっていくようです。
場づくりにおける植物の持つチカラを感じます。
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それぞれの葉の成分や効能などを解説するなかで、鶴田さんがボランティアとしてデイサービスなどでのワークショップ開催経験から得た園芸療法の持つ可能性や作業療法との親和性についても言及してくださいました。


歩行の様子を観察させていただきました。
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姿勢の評価も視診と触診しながら体験させていただきました。
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麻痺が残っている身体を触らせていただく貴重な経験にも快く協力していただきました。
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筋肉や骨、関節の動きを学生さん1人ずつ確認してもらうことができました。



いよいよ、鶴田さんのトークライブです!
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鶴田さん、すでにおもむろに始めてくださいました。


「発症時のこと」
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ボランティア活動の会議の最中。突然の発症。
「口元がしびれて、食べた鮭の味もおかしかった」
「意識ははっきりとしていたし、手足も問題なく動いた」
「入院した翌朝には左手足が全く動かず、体を起こすこともできなかった」
「周りの人から病院に行ってと言ってくれなかったらこの世に居なかったかも…」


そして、回復期リハビリテーション病院で出会った園芸療法。
「退院後の楽しみとなったのが園芸でした」


訪問リハビリテーション開始時のこと。

作業療法士、理学療法士は…
「わたしを助けに来てくれる存在」
「様々な活動の後押しをしてくれる存在」
「退院後に自分ではできない園芸作業を一緒にこなすなかで、自分で園芸を始めることができるようになる下地を作ってくれ、これなら自分でやれそうという自信も作ってくれた」
▼詳細はこちら↓


「やりたいことを実現していくとは…」
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"らしさ"という言葉に、病気をして障がいを負うまで、肯定的なイメージしかなかったそうです。

それが障がいにより、"らしさ"は何か抵抗感を感じる言葉に逆転したそうです。

障がいがあることで、"らしさ"を強調することは、その人が“できないままでいい“ということになりはしないのか?

障がいがあることで、できないことを言い訳にしていないか?

と、思うようになったそうです。


そのお話しでふと思い至ったのが"我慢と辛抱の違い"。
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我慢とは、我(自分)の上から目線な慢心(思い込みや決めつけ)から生じてくること。我慢(我の慢心)がなければ忍耐も辛抱もない。

辛抱とは、辛くても大切にしていることを抱きながら生きていくこと。


また、ついつい回復ありきで立てた目標を達成できない時に、その原因を知らず知らずのうちに利用者さま、患者さまに向けてしまうというわたし自身の過ちも思い出すに至りました。

ただただ反省するばかりです…



鶴田さんの見事なお話しぶりで、ほとんど独演会状態のトークライブでした。
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「学生さんと話してるだけで元気をもらえる」
「みなさんのこれからの将来を想うだけで楽しみな気持ちになります」

最後まで鶴田さんの学生愛が溢れる饒舌は全開です!

その姿は教員時代そのものだったのではないでしょうか。


主治医の先生からのご指摘もあるほど心身面の安定と充実が続いている鶴田さんです。

これは今回のトークライブという"参加"の新しいチャレンジへと向かうことに際し、大きな後押しとなりました。


学生さんたちは、コロナ禍により昨年度の短期間の臨床評価実習にも行けずに、最終学年となる今年度の長期臨床実習にも行けるかどうかわからない状況とのことです。

ピンチはチャーンス。

コロナ禍の状況は自分では変えようがありません。

でも自分自身の捉え方を変えることはできるのでは…
ここで変えるしかありません。

自分たちでコントロールできることに注力しましょう。

きっとできることがあるはずです。

学生さんにとっては不安な状況が続いていますが、もし学内実習が必要となれば鶴田さんやその他の利用者さまも快く協力してくれるはずです。


このような機会をいただき、学校側、学生さん、そして鶴田さん、ありがとうございます。




アクティブ心意気実践チームは、利用者さまの自立支援、重度化防止、QOL向上に資するご自分の価値やあり方を見い出すお手伝いを微力ながら出来ればと考えています。
その先にある”自分らしさ”を一緒に追求します。
posted by Active at 18:01| Comment(3) | TrackBack(0) | 心意気実践チーム