2021年05月29日

2年目療法士向け研修プログラムzoom講義「はじめて訪問に行くセラピストに向けて その2」


人材開発室のPT軽部、OT伊藤です。

5/28金曜日午後4時30分〜5時15分は、2年目療法士向け研修プログラムzoom講義です。


はじめて訪問に行くセラピストに向けて その2」
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講師は前回に続いてOT日野上さん(松原主任、心意気実践チーム)
▼前回↓


住宅改修を想定して…
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みんなでチャットワークでアウトプットします。
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心理学の視点からも考えてみます。

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日野上さん、今日も熱い熱い講義ありがとうございます。

2年目療法士のみなさんも参加ありがとうございます。
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2021年05月28日

『兄ちゃん』のブログ No.1

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この度、堺デイの利用者様に月1回ブログを書いていただくことになりました。

いつもこのブログを欠かさず読んでおられ、感想を下さっていたので、

リハビリも兼ねてブログを書いていただけないか、お声がけさせていただきました。

ペンネームは『兄ちゃん』としました。

これから月に1回、よろしくお願いします。(ST東田)

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はじめまして!『兄ちゃん』です。

今回アクティブデイサービスよりブログ作成の機会を頂き

ありがとうございます。関係者一同にも感謝いたします。


私の担当は一回/月です。

当ブログ作成上のモットーは<語り口調>で書いて

読みやすくする事です。ときに大阪弁も混じります。


アクティブデイサービスの関係者とは違う目線で書きます。

今後ともよろしく!!



【自己紹介】

76才 男性 堺生れの堺育ち。


趣味:浅く広く

   ぶらり旅行、カメラ、スキー、登山、ドライブ、

   ボーリング、魚釣り、パソコン、

         プロ野球観戦、甘い和菓子 等

性格:チャレンジ精神旺盛=常に何かに挑戦してます。

          特にパソコン関係。


アクティブデイサービス堺との関わり

2017/9/4からなので3年7ヵ月です。

水曜午後利用(言語療法も)

その他にアクティブ以外のデイと、

  ガイドヘルパーも利用しています。)


目標

釣りに行けるようになる!

現状維持!(進行性の難病です。平成元年発症ですが、

日々の自主トレ・散歩の積み重ねで今の生活を続けられています。)



【東雲公園のバラ園】

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散歩の行き先である東雲公園(JR堺市駅前)にバラ園があります。

満開になると綺麗ですよ。

例年5/ 10頃に咲きます。


去年の写真をアップします。

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近くの介護施設、保育園からもよくきてますよ。

勿論無料です。

回遊式なので車椅子にもおすすめです。

休憩もOKです。

自販機もありますよわーい(嬉しい顔)

散歩はよいリハビリになっています。

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2021年05月26日

2021/22アクティブリハビリ介護福祉士実務者研修の概要


心意気実践チームの室之園(主任講師)、伊藤、日野上です。

今年度の実務者研修の概要です。

7月16日14時〜開講です。

単位制の社内キャンパスです。

社員のみなさんが参加できる日程でスクーリングに参加していただけます。(翌年度への単位持ち越し可能)

▼今年度のスクーリング日程↓

▼今年度の案内チラシ↓

参加につきましては、まずは各事業所責任者に相談していただき、業務調整等についても事業所内で検討していただいたうえでの参加をお待ちしています。


2017年に開講した本研修で、実務研修修了者(見込みを含む)計18名、本研修を経ての介護福祉士取得者は13名になりました。
自立生活支援の担い手育成を続けています。
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2021年05月25日

アクティブスマイル☆5月


こんにちは!アクティブデイサービス大正の中西です。

5月は【こどもの日】ということで、アクティブスマイルでは鯉のぼりの鉄砲を的に向かって飛ばし点数を競うゲームをしました。

感染対策の観点から、始める前に手指消毒をして頂いております。

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一番難しい300点を狙おうと真剣に狙いをさだめる方もいらっしゃいました。

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的の奥に特別300点も用意しました。
当たっても倒すのが難しいようでしたが、数名見事300点を当ててとても盛り上がりました(^▽^)


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私自身、初めて自分で企画したアクティブスマイルでしたが、アクティブスマイルの目的である利用者様の『スマイル』がたくさん見れて良かったです!


中西
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2021年05月22日

新人研修プログラムzoom講義「ポジティブ・アプローチなど」


人材開発室の軽部、伊藤です。


新人研修プログラムzoom講義「ポジティブ・アプローチなど」


ストレングスモデルを元に、実現可能性のあるありたい姿(落としどころ)を利用者さまと対話の中から共有するポジティブ・アプローチ。

ROM制限や筋力低下などの不具合を問題と捉えて、そこを埋めていくことに注力するギャップ・アプローチ。


在宅・生活期リハビリテーションでは、ポジティブ・アプローチとギャップ・アプローチの行ったり来たりが不可欠です。
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もちろん回復期リハでも必要ですが、関わる期間が圧倒的に長い在宅・生活期リハではより大切になるでしょう。


そもそもという問いかけで…
その都度、みなさんで考えていただき、自分の言葉で発信してもらいました。
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物事や出来事に対する自分自身の見え方、捉え方、考え方ひとつで、その物事や出来事も良いように変わるし、悪いようにも変わる、その他にも…ということかと思います。
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ポジティブ変換表を用いてのミニワーク。
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事例を通してポジティブ・アプローチをみていきます。
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どんなふうにするのか?ミニワーク。
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みなさん各々の意見をしっかりと話してくれました。


ストレングスモデルとポジティブ・アプローチを元にした料理リハビリテーションの経過。
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ポジティブ・アプローチの弊害についてもみんなで考えてみました。
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ここでも、みなさんネガティブな側面にも考えを向けることができていました。スゴい…


ポジティブ・アプローチに偏ってしまっていたわたしの過ちを、内省しながら事例を通して振り返りました。
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利用者さまとご家族さまのストレングスを活かして、実現可能性のあるありたい姿を利用者さまご夫妻とご一緒に探索しました。

心身機能の向上、機能回復にも働きかけながら、短下肢装具の再製作や屋外歩行練習に加えて、立位での料理やスポーツなどの活動・参加にも積極的にこの6年の関わりで取り組みました。

でも少しがんばり過ぎだったように思いました。

ここ数ヶ月は屋外歩行練習に注力していて姿勢調整、ストレッチなどのケアをしていたにも関わらず、麻痺側下肢の痙性が強くなり、痛みが続いていました。

さらに振り返ると連続の屋外歩行距離とスピードにこだわり過ぎて、オーバーワークになりがちだったように思い起こされました。


利用者さまだけでなくご家族も、心身機能面の変化に加えて、加齢や家庭での役割などの変化も加わります。

その時々でやりたいことやありたい姿も変わっていくことでしょう。

だからこそポジティブ・アプローチとギャップ・アプローチの行ったり来たりを利用者さまとご家族と一緒に行ない、すり合わせをする必要があるとあらためて考えました。
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今は、利用者さまとご家族が"ありたい姿"をもう一度描き直す協働作業の最中です。

プログラム内容の見直して試行中です。
▼「続 男のゴルフ道」より↓


次回以降では、今回はお話しできなかったエンパワメント・アプローチやナラティブ・アプローチ、クライアント・センタード・アプローチなどについても、話題提供しながらみなさんと学びを深めます。


参考)
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今回もみなさん参加と自身の考えを言葉にしての発信ありがとうございます。
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当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブでの共有も始めました。
ともに社外秘、限定公開のため取り扱いには留意していただきご活用ください。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
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2021年05月20日

キャリア・インタビュー「利用者さまの頑張りにいつも力をもらっています」PT福西弘樹さん(今里)


1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯、転職のこと、転機のこと、キャリアを振り返ると…

 理学療法士になろうと思ったきっかけは、祖母の在宅介護の経験が大きいと思っています。十数年前に祖母がクモ膜下出血で倒れました。その頃に病院や施設を転々としました。結局、母が8年近く在宅介護する形で祖母がわたしたちの自宅に同居することになりました。自宅にベッドが搬入され、デイサービスや訪問看護(NSPT)のサービスを受けました。その時に訪問看護師さんやベテラン理学療法士さんから色々とお話しを聞くことができました。

自らすすんで見学したところ、胃瘻造設や褥瘡がかなりひどい状態でしたがポジショニング、塗り薬などで対処したことで改善したことにとても驚きました。悪い状態の褥瘡の生々しい様子をみて「生きているのにこんなに骨が見えるのか」、状態が回復した様子もみて「こんなに良くなるのか」と、衝撃を受けたのを今でもはっきりと覚えています。

母と同じような年齢のベテランPTの関わりに特に感銘を受けました。それは祖母が故郷長野への帰省を希望した際に、リスク面に関する親身なサポートでした。

「自分もやってみたい」

と、理学療法士になることを志したきっかけだったと思い起こします。

その後ヘルパー2級を取得した母は、祖母の意識がないまま、顔色とかをみながらベッドサイドで座る練習をしていました。病院に1年程度入院したあと、アクティブに入社して4年目の時に87歳で一昨年亡くなりました。


大阪府内の中学校を卒業後に進学した5年制の大阪府立高専では、環境化学を専攻し、有機化学、生物化学などを学びました。同級生の仲間は製薬会社、製菓会社への就職が多いなか、理学療法士というのは異色で大きな方向転換でした。そんな方向転換も両親からは「あんた向いてるんちゃう」と後押しがありました。そして漠然と訪問理学療法士になりたいと思いながら、大阪医専に入学しました。学校ではいずれ訪問理学療法士になるなら病院で経験積んだ方が良いと先生からの意見を聞いていたので、数年は病院に勤めて訪問リハビリの事業所へ転職…と漠然と考えていました。しかし、3年時の就職説明会で阪東社長から「辞めるつもりで病院に行くより、1年目からうちの方がいいんじゃないですか?」と説明を受けたのがきっかけで弊社での新卒入社を考えるようになりました。

「辞めるつもりで働くのも何か申し訳ない…」

「元々あこがれていた地域の分野で…」

そんなことを考えたあげく…思い切って弊社で訪問リハの世界に飛び込んでみました。同級生32名の就職先はほとんどみな病院でした。



2.今の仕事、働き方

 土曜は1日デイサービスで、他は週2223件(一日6件ほど)の訪問を回らせて頂いています。東成区、鶴見区、東大阪市の周辺。空き枠のある時間は書類作成(報告書、計画書、記録書)、疾患や障害に関する情報収集、自主トレメニュー作成などに取り組んでいます。時折、短期実習の学生さんが来ていたら訪問に同行してもらっています。火曜日、日曜日お休みの週休2日です。

最近は得意分野とおもわれているためなのか?!パソコンやネット環境の仕事を依頼されることが多くなっています。ほんとはパソコン関係のことは全く得意ではありません(汗)。自分でネットを調べながら使い方を漁っているような状態なんです。パソコンのネット上、オンライン上、クラウドの共有フォルダ制作や評価表を書きやすくスタッフ間で共有しやすいようにするなど、情報管理担当みたいな役回りにいつの間にかなってしまっています(笑)



3.仕事での苦労、醍醐味

 もともと口下手で、考えていることや感情を上手に表出することが得意ではありません。利用者さまに提案した内容が正しく伝わって実施して頂けた時は特にうれしいですね。訪問利用者さまで自主トレ練習をうまくやってくれる方がいて、意欲的で意識が高い人であれば、「こんなん試してみたらどうですか?」と提案できます。でも、なかなか提案に乗ってくれない人だと、成功体験がうまく積み重ならないという悩ましい経験も多くあるように思います。



4.仕事の魅力、やりがい

自分の中では病院だと患者さんとの関係性が出来る頃に退院や転院することが多いように思いますが、在宅サービスは長い期間のお付き合いを出来ることが大きな魅力だと思っています。

こんな嬉しいこともありました。デイサービスの担当利用者さまで、わたしが3年目になると同時に訪問リハ業務枠を増やすためにデイ担当を変更させていただく旨を説明したところ、その利用者さまから“デイサービス利用を止めて訪問に切り替えて訪問リハに来てほしい”と言っていただいたことです。2年目を迎えた時も“デイの日程変更、調整してリハしてほしい”と利用者さまから言っていただけたのは嬉しかったです。その方は女性の利用者さまで、デイから訪問リハに切り替えてサービスを継続中です。特に何をしている訳でもなく…話しを聴いて、愚痴や深い話しまでお聞かせくださって…もう5年目になります。自分になかなか彼女ができないことをよく話しのネタにしていたのもあって、いろいろと恋愛指南までしていただいていました(苦笑)



5.仕事をしていくうえで大切にしていること、心がけていること、座右の銘やモットーなど

 仕事をしていくうえでは当たり前なことだと思いますが言葉遣い(変に丁寧過ぎず、崩れ過ぎず)には気を付けるようにしています。相談されたことにはできるだけ答えようと。あとは無理なことは無理と言えるようにしています。座右の銘は特にありません。



6. わたしの事業所自慢

3年目が終わって13年目の新人育成期間が終わっても先輩からアドバイスや助言、指導をしてもらえて、アットホームで和やかな雰囲気で他職種とも連携しやすいです。

新卒で入職して、デイサービスと訪問の両方をみることができ、維持期・生活期を経験できていることは良かったです。連携先の山崎診療所の外来リハの出向経験がとてもよかったと思っています。肩、膝、股関節疾患を経験できました。手術前後の患者さま、その後の回復期の方、その全過程を経験できたことは、生活期でも生活場面でもどんな予防ができるのかや悪くなっていくことを予防することにも視野を向けられるようになりました。

担当バイザーは1年目がPT政岡さん、2年目がPT畔川さん、3年目がPT井上さんでした。バイザーのみなさんの指導で、評価の方法、利用者さまとの関係のつくり方、基礎知識の大切さに気づくことができました。“もっと考えてやらな”と自分でも勉強するようになりました。バイザーのみなさんから「自分で考えて、前任者の引き継ぎのリハ内容だけではなく新しいコトにも、自分の色も出して」と指導を受けて、“やらなあかんな”と大きな後押しとなりました。ありがとうございます。

5年目としては、まだまだ求められているところまでは到達できていないと思っています。評価方法などの基本を見直しています。

 また、訪問療法士の業務に興味を持っている人には弊社での仕事をおススメできると思っています。



7.わたしの療法士像

 わたしが周りから言われるのは「大人しい」や「静か」が多いです。自分でもそれは良くも悪くもあるという捉え方をしています。心不全の方からは「穏やかな雰囲気がありがたいわ」と言ってくれます。でも反対に別の方からは「打っても響かない」と言われることも…

 自分自身が目標としている療法士像は、機転が利いて先の展開を予測してリハビリテーションを提供できる療法士です。どの先輩のみなさんも先の展開を考えてながらできているなと感じます。自分は疾患や障害の特性の理解がまだまだ足りないなと思います。



8.これから仕事でチャレンジしたいこと

 訪問が長期化している方が多くなっているので、目標達成して訪問終了までもっていけるようにしたいです。45年継続中の利用者さまになると、“なあなあ”の雰囲気や惰性の空気というか…そういうところがどうしてもあります。そのため、こちらから目標やリハ内容を変えようとしても、利用者さまから「今までのとおりでいいやん」と、あえなく断られることもあります。悪くなっていない、維持できるているのかを確認しながら、新しいことにも一緒に取り組んでいければと思っています。



9.わたしのアクティブ自慢

 アクティブ自慢は利用者さまに元気で意欲的な方が多いと思います。私が元気を分けて貰える事が多々あります。利用者さまの頑張りを見ると、「ぼくも頑張らなあかんな」と思わされます。

訪問リハ利用者さまで小脳梗塞の方でかなりふらつきがあるものの、屋外での歩行器自立歩行を意欲的に目指しておられる利用者には、いつも力をもらっているように思います。



10.いちばん落ち着ける場所

 自宅の布団の中です。今日もやっと終わったという感じになれるのが好きです。



11.これがなければ生きていけない

 美味しいご飯です。最近は休みの日に自分でも作っています。



12.夏休みの宿題のやり方(前半詰め込み型、後半追い込み無計画型、まんべんなく計画型)

 自由課題以外は前半で終わらせていましたが、自由課題は決めきれずにいつも後半になっていました。テーマを何にしようかな…と悩んでできない。一旦離れて、遊ぶ。やるべきことをしてから、期限が迫り始めてからもう一度取り組むという感じです。



13.ご自身のことで、ここ最近で起こった大きなことは?

202011月に入籍しました。

『新婚さんインタビュー』

“仕事のことは妻に話す派?話さない派?”

☞深くは話さない(利用者様や取り組んでいることは話さない、聴かれないから話さない)

“妻はどんな存在ですか?”

☞少し天然で明るくて元気をもらえる存在、頑張り屋さんのところを見るとチカラもらえる

“お互いにどんなところに魅力を感じたのでしょうか?特に自分のことは?”

☞裏表がないところに惹かれました。

☞「隠していることがあるでしょう?」と妻によく言われます。反対に「あるって言うんやったら暴き出して」とお願いしているところです。いつもさらけ出してつもりだけど…言葉がまだまだが足りないのでしょうか(苦笑)。

ちなみに2人とも4人姉妹・兄弟で、妻は3番目、わたしは2番目です。



14.家庭と仕事の両立の秘訣は?

 昨年11月からの2人での生活なのでこれからどうなるかまだ分かりませんが、出来る限り家事や子育てに参加して愛媛県出身の妻の負担を減らせるように心がけています。今も洗濯、平日の休みの日はご飯づくりに励んでいます。最近では、小松菜のジェノベーゼパスタは絶品でした。妻は好きなパスタを作ると特に喜んでくれるので作りがいがありますね(笑)。あとはマグロのアラで、皮を湯引きに、ユッケ丼、肉団子なども作ってみました。あまり食べたことのないメニューを作って2人で食べています。



15.コロナ禍、ステイホームでおすすめのモノやコトは?

 料理で変わったもの、食べたことのない初めてのメニュー、テレビで見たメニューを作ってみるようにしています。あとは食材のコストを抑えて購入することにも注力しています。大切なことですから。

 加えて、より楽しく調理するためのおススメの調理器具は、ハンドブレンダ―/ハンドミキサーです!少し手間のかかるみじん切りやすりつぶし、泡立てなどが料理していて大変に感じる作業が手軽にできたからです。料理が少し億劫に思っている方でも、ハンドブレンダ―/ハンドミキサーのような道具があれば、料理に取っつきやすくなるかもしれません。



 福西 弘樹 さん 略歴など

20163月に大阪医専を卒業。同年4月に弊社入社、今里事業所に配属され現在に至る。

29歳。生活期・訪問理学療法士として6年目を迎え、昨年11月に結婚し公私ともに充実の福西さん。持ち前の穏やかさとやさしさで訪問リハ利用者さまからの信頼も厚く、関係性も深い。職場の上司や仲間から請われ、PC、ネット関連業務をこなすうちに今里事業所IT情報管理担当(自称)の一面も。


自慢のハンドブレンダ―/ハンドミキサーとクッキングする福西さん。

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編集担当者からのフォト依頼は、MOCO'Sキッチン風にということで…



■キャリアインタビューを終えての感想(福西さんより)■

自分のことを考えるいいきっかけになりました。こんなんでいいのかな…と思いながらですが。

インタビューを受けていて自分の出来ていないことや伸ばした方が良いことを発見することができたと思います。

また、今後の物事の考え方について、色々とアドバイスを頂けました。特にナラティブムービーなどの関わり方はご家族との深い関わり方もできると感じました。


▼オンラインインタビューにて写真右上がPT福西さん↓
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■キャリアインタビュー記事編集担当より■


オンラインでの就職説明会と職場見学会で、たまたま立ち寄った今里事業所で、数年ぶりに会った福西さんは別人のような雰囲気を醸し出していました。このときで5年目になっていた福西さん。どこかしっかりとして落ち着いたような…1年目時のおっとりかつフワフワとした印象とはまるで違うように感じました。どっしりと安定した印象です。“何があったのか?!”とついつい気になってしまい責任者の方に聴くと、近くに結婚するとのことで少し合点がきました。新卒採用で入社した生え抜き社員でもある福西さんから、PTキャリア1年目のときからのことをもう少し詳しくお話しを聴いてみたくなり、その場でキャリアインタビューへのご協力をお願いさせていただきました。

上記1.の今の仕事に至るまでのなかでも記していますが、福西さんは中高生時代から自宅での祖母の在宅介護に自ら進んで参画したそうです。そのなかでのエピソードもたくさんお聴きしました。そして、5年制高専から理学療法士へと舵をきる大きな決断を、後押ししたであろうお母さんが発した「あんた向いてるんちゃう」という言葉。インタビュー前、福西さんの穏やかな物腰ややさしい空気はどこからくるものなのかな…と、ぼんやりと思っていました。お腹を痛めて産んだ時から福西さんを最も身近に見てきたお母さんだからこその言葉を聴いて、そういうことなのかぁとつながったような思いがしました。


穏やかな物腰ややさしさを持っている福西さんですが、利用者さまとのコミュニケーションに関しては、ジレンマも多いようです。

利用者さまと接する場面を思い起こすと…

「思っていることの半分も言えていないように思います」

「事実として伝わっていないこともあるから、そう思います」

「どうやったら伝わりやすいのか?と考えながら接するようにしているが…」

「その人ならどういう風に捉えるのか?」

「言い方を変えたりしている。強めに言ったり、脅すように言ったり、優しく言ったり…」

「でも自分の心のシャッターが閉じているときもあるように思います…」

心意気実践チームの心意気サポート事例や利用者さまの日頃の頑張りを動画にし、利用者さまとご家族にプレゼントする“ナラティブムービー”等の、利用者さまの方へより一歩踏み込んだ取り組みについての話しを聴くと…

「一人一人深く関わっているつもりやったけど、まだまだもっと深く関われたかも…」

「その人のことをもっと知ること。が足りていなかったのでは…」

「今までの関わりはまだまだ表面的なものだったのかな?」

「評価もその人に合わせたものでなかった。家事も含めて、他になかったかな…」

と、振り返りながら福西さんから、これからもたくさんトライアル&エラーをしていってくれそうな前向きな言葉が聴かれました。


 上記9.目標やリハ内容を変えようとして「今までのとおりでいいやん」と利用者さまから変化を断られることが多いとのことでした。急な変化については苦手な人が多いと思います。それは恐らく高齢者や障がいのある方々だとなおさらのことでしょう。それも踏まえると、“始め方は終わり方”、“はじめが肝心”ということではないでしょうか。どのような形で訪問リハを開始するか、開始の段階から終了や卒業のイメージをどれだけ利用者さまと共有できるか…途中の経過でも試行錯誤や意思決定の行ったり来たりに一緒にチャレンジできているか、またそれを適時振り返ることができているかというところも肝要でしょう。訪問リハ終了や卒業後のサービス移行先となりうるデイケアやデイサービス、訪問介護の見守り的援助(共に行う家事等)との生活機能向上連携をイメージした関わりを日頃から展開することが求められています。それにもう一つ、利用者さまやご家族にとって、そもそも訪問リハを終了すること自体が絶対善となるのか…という点についても、様々な状況把握にも努めながら考えておきたいところです。


福西さんの将来の目標となっていた祖母の訪問PTさんの関わりは、祖母とお母さんのナラティブを大切にしたものだったのではと感じました。これは福西さん自身が、訪問リハの現場で実践したいことでもあるのではと思いました。そして、福西さんもできること、もうすでに実践していることもあるのではないか。と、ふと思いました。福西さんはいまだに、その訪問PTさんとの再会は果たせず、福西さんが訪問PTとして働いていることもお伝えしていないそうです。いつかお会いできたときにどんな再会になってどんな話しができたのか、ぜひ聴かせてほしいですね。


富山県砺波市のものがたり診療所所長の佐藤伸彦医師は、“やさしさのしかけ”について、著書「ナラティブホームの物語 〜終末期医療をささえる地域包括ケアのしかけ〜」(医学書院、p19~23)に下記のとおり記している。


“やさしさは本能ではない”

“高齢者医療の現場では、介護スタッフに必要以上のやさしさを強要する場面が往々にしてある”

“やさしさを維持するための努力も並大抵ではない”

“やさしさの閾値は個々人で違う。中身も違うし環境に左右され、移ろいやすいもの”

“やさしさの閾値を下げるにはしかけが必要”

とし、認知症高齢者の一言一句を記録した『ナラティブ名言集』や写真を撮り続ける『ナラティブアルバム』の“やさしさのしかけ”で、その人の人間性や生き様が理解できたような感覚に直面する。それをきっかけに従来に増してやさしく接することができるかもしれない。家族との交流も生まれ、その人への共感も覚えることもあるだろう。(中略)理解するのではなく納得する、説明するのではなく感じる。そんな“しかけ”が必要ではないだろうか。


“やさしさは本能ではない”、“やさしさのしかけ”というところを読んでハッとさせられました。本能的なもののように思えてしまう福西さんの穏やかさややさしさとその空気は、当たり前のように元々あるものではなく、そのやさしさを保つにも何かしらの“しかけ”が必要ということ。

 これは他の全ての職員にも当てはめて各自考えていく必要があることではないかと思いました。そこで弊社のなかに“やさしさのしかけ”はあるか?!と、今の社内資源に目を向けると、アクティブクラブをはじめとする各イベントやアクティブ学会、公式ブログ、社内メルマガ、公式YouTubeチャンネル、ナラティブムービーなどはその役割を果たせそうです。

各個人でも毎日のカルテ記載も工夫を凝らせば『ナラティブ名言集』にもなりえるでしょう。日頃の関わりの合間に許可をいただき写真を撮らせてもらうことや昔の写真を見せていただいたりするのもいいでしょう。大切なのはそれをマメに続けること。そしてどこかのタイミングでそれらを発信することです。それらがわたしたちの仕事や生活のなかでのやさしさを保つ方法になるかもしれません。


おそらくは生まれもったものとお母さんとの祖母の在宅介護などで培ってこられた穏やかさとやさしさ、落ち着いた対応に、時には利用者様をグイグイと引っ張っていくような推進力が、福西さんに加われば…訪問PTとしては“鬼に金棒”といったところでしょうか。

そうでなくても福西さんは今日もいつもと変わらない穏やかな物腰ややさしさとその空気で、きっと利用者さまを癒してくれるでしょう。


今回のキャリアインタビューは、2021329日から510日までほぼ毎週月曜日朝9時〜940分の空き枠の時間をいただきました。計6回にも及ぶオンラインでのインタビューに快く応じて下さった福西さん、今里事業所のみなさんありがとうございます。



キャリアインタビュー記事編集担当

人材開発室・心意気実践チーム・発掘あるある広報室 伊藤健次郎

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2021年05月19日

オンライン・アクティブ学会2020「KPTシートを用いた振り返り」


人材開発室の軽部、伊藤です。

今年3月中旬から下旬にかけて行われたオンライン・アクティブ学会2020。
▼最終日の報告はこちら↓

みなさん参加、発表、webアンケート調査へのご協力ありがとうございます。

遅くなりましたが、KPTシートを用いた振り返りを以下に報告します

KPTではKeep(続けていくべきよかったこと)、Problem(改善すべき課題)、Try(新たに取り組み)を整理します。

▼KPT振り返りシート↓
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これを元に課題解決に向けたアイディアや具体策を検討しています。

▼オンライン・アクティブ学会2021タイムスケジュール(案)↓
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今年度も3月頃にオンライン・アクティブ学会2021を行なう予定です。

新人〜3年目の療法士のみなさんの日頃の頑張りを元にした報告をお待ちしています。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
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2021年05月18日

総合事業部だより2021年6月号


総合事業部PT谷村です。

@堺市美原区いきいきかみかみ百歳体操DVD&チラシの完成
いきいきかみかみ百歳体操の講師として、地域に配布用のDVD&チラシが無事に完成しました。
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A見守り訪問運動指導サービスの開始
コロナ禍で体力低下をしている高齢者に対して、見守り訪問も兼ねて、パーソナルトレーニングを実施していきます。

Bテレ体操の開始
対面式の体操教室が難しいため、Zoomを使用して、オンラインでの体操教室を実施していきます。


お気軽にご利用のご相談をお待ちしております。
posted by Active at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 総合事業部

2021年05月17日

社内メールマガジン"アクティブ流"令和3年6月号巻頭言 OT日野上貴也さん(松原主任、心意気実践チーム)「仕事ができる人のもとに仕事が集まってくる」


みなさん、元気ですか?


入社して約2年5か月がたちました、松原法人の日野上(ヒノガミ)です。


今回は、巻頭言の依頼を頂きましたので自由に思っていることを書いてみたいと思います。

 

早速ですが、みなさんの周りに仕事ができる人はいてますか?


僕は作業療法士として働き始めて11年が経ちましたが、

「この人すごいな」

「この人と仕事してたらスムーズに仕事が進むな」

「この人がチームにいたらいいのにな」

などなど、その人がいてるだけで仕事がいい方向に進む、そんな方に出会うと、

「この人、めちゃくちゃ仕事ができる人やな!」と感じていました。


みなさんも、そんな方に出会っていませんか?


僕は、そんな方に時折出会うのですが、そんな方々の仕事ぶりを見ていると共通点があると感じています。


それは何か、、、

 

仕事ができる人のもとに仕事が集まってくる≫

 

これにつきます。


僕が感じる仕事ができる人の特徴はこれにつきます。


・なにもしていないのに声をかけられて、気付けば仕事を依頼されている


・困ったことが起こると、その人に相談がいき仕事を依頼される


・困った人を見つけては声をかけて、相談を受けているうちに仕事を依頼される


などなど、さまざまなパターンで仕事を依頼されているのです。


若い時の僕はこのような人を見ると、

他の人はそんなに忙しそうじゃないのに、あの人だけは常に忙しそうにしているなぁ

遠くから見ていて思っていました


給料は変わらないんだから、みんな平等に仕事をしたらいいのに、などと考えていましたが経験を重ねていくと考え方が変わっていきました


どういうことかいうと、逆の立場で考えてみるとわかるかもしれません。


・相談をしても、相談した内容が解決に進まない


・相談をしても、相談に乗ってもらえない


・相談をしても、一緒に手伝ってもらえない


・仕事の依頼をしても毎回拒否される


困っている時に声をかけてくれない


こんな人に相談をしますか?僕ならしないです。


自分が困っているときというのは時間もありませんから、わざわざ問題が解決しそうにない人に相談なんてしている暇はありません。


そんなことを考えていると、

「仕事ができる人に相談がいく」


逆に言うと"仕事ができない人には依頼や相談は行かない"ということだと思います。


こんなことを考えるようになってからは、仕事で依頼を頂いた時は基本的には断らないように心掛けています。


そして、せっかく依頼してくれたのなら次回も依頼してもらえるように精いっぱい頑張るようにしています。


まぁ、それでも仕事が処理できず困っている時に依頼が来ると、

「なんで今やねん。もっと他にもできる人いてるやろ!」

などと心の中で思ってしまうことがありますので、僕はまだまだ仕事ができる人にはほど遠い状態ですね。

 

ながなが、つらつらと書いてしまいましたが、、、


≪仕事ができる人のもとに仕事が集まってくる≫


もしも、共感をして下さる方がいてましたら依頼された仕事は断らずに頑張ってみてください。

 

今年も一年頑張りましょう。

 


アクティブ訪問看護ステーション松原

作業療法士 日野上(ヒノガミ)

社内メールマガジン"アクティブ流"令和3年6月号巻頭言 OT日野上貴也さん(松原主任、心意気実践チーム)「仕事ができる人のもとに仕事が集まってくる」


みなさん、元気ですか?


入社して約2年5か月がたちました、松原法人の日野上(ヒノガミ)です。


今回は、巻頭言の依頼を頂きましたので自由に思っていることを書いてみたいと思います。

 

早速ですが、みなさんの周りに仕事ができる人はいてますか?


僕は作業療法士として働き始めて11年が経ちましたが、

「この人すごいな」

「この人と仕事してたらスムーズに仕事が進むな」

「この人がチームにいたらいいのにな」

などなど、その人がいてるだけで仕事がいい方向に進む、そんな方に出会うと、

「この人、めちゃくちゃ仕事ができる人やな!」と感じていました。


みなさんも、そんな方に出会っていませんか?


僕は、そんな方に時折出会うのですが、そんな方々の仕事ぶりを見ていると共通点があると感じています。


それは何か、、、

 

仕事ができる人のもとに仕事が集まってくる≫

 

これにつきます。


僕が感じる仕事ができる人の特徴はこれにつきます。


・なにもしていないのに声をかけられて、気付けば仕事を依頼されている


・困ったことが起こると、その人に相談がいき仕事を依頼される


・困った人を見つけては声をかけて、相談を受けているうちに仕事を依頼される


などなど、さまざまなパターンで仕事を依頼されているのです。


若い時の僕はこのような人を見ると、

他の人はそんなに忙しそうじゃないのに、あの人だけは常に忙しそうにしているなぁ

遠くから見ていて思っていました


給料は変わらないんだから、みんな平等に仕事をしたらいいのに、などと考えていましたが経験を重ねていくと考え方が変わっていきました


どういうことかいうと、逆の立場で考えてみるとわかるかもしれません。


・相談をしても、相談した内容が解決に進まない


・相談をしても、相談に乗ってもらえない


・相談をしても、一緒に手伝ってもらえない


・仕事の依頼をしても毎回拒否される


困っている時に声をかけてくれない


こんな人に相談をしますか?僕ならしないです。


自分が困っているときというのは時間もありませんから、わざわざ問題が解決しそうにない人に相談なんてしている暇はありません。


そんなことを考えていると、

「仕事ができる人に相談がいく」


逆に言うと"仕事ができない人には依頼や相談は行かない"ということだと思います。


こんなことを考えるようになってからは、仕事で依頼を頂いた時は基本的には断らないように心掛けています。


そして、せっかく依頼してくれたのなら次回も依頼してもらえるように精いっぱい頑張るようにしています。


まぁ、それでも仕事が処理できず困っている時に依頼が来ると、

「なんで今やねん。もっと他にもできる人いてるやろ!」

などと心の中で思ってしまうことがありますので、僕はまだまだ仕事ができる人にはほど遠い状態ですね。

 

ながなが、つらつらと書いてしまいましたが、、、


≪仕事ができる人のもとに仕事が集まってくる≫


もしも、共感をして下さる方がいてましたら依頼された仕事は断らずに頑張ってみてください。

 

今年も一年頑張りましょう。

 


アクティブ訪問看護ステーション松原

作業療法士 日野上(ヒノガミ)

2021年05月15日

新人教育プログラムzoom講義「適切なセスメント・ モニタリングのための面談技法」


人材開発室のPT軽部、OT伊藤です。

「適切なセスメント・ モニタリングのための面談技法」

講師はOT室之園さん(泉北、心意気実践チーム)です。
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この日も新人のみなさん元気に参加してくれました。ご参加ありがとうございます。

ついつい面接をすっ飛ばして個別機能訓練に入ってしまいがちです。
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今回の講義のなかでは、そこを問題提起とし、各専門書から面接技法について抜粋してもらい、それらを丁寧に掘り下げて考える機会をいただきました。

面接ワークも体験してデイサービスの現場で活かせる方法や場面もみんなで考えました。
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利用者さま支援の中で活用できることです。

独居の利用者さまだと、生活状況を把握するためとおしゃべりタイムも兼ねて、個別機能訓練が開始すると同時に面接場面を毎回数分はつくるようにすることもあります。

利用者さまによっては、
「口ばっかり動かさんと手を動かしてよ」
と、言われる方、思われる方もいらっしゃるかと思います。

その時は、手を動かしながら聴き取りするなど、利用者さまの個別的な状況に合わせて柔軟な対応が必要でしょう。

室之園さん、資料作成とオンライン講義ありがとうございます。


当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブでの共有も始めました。
ともに社外秘、限定公開のため取り扱いには留意していただきご活用ください。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

2021年05月13日

『Kashiwamochi Come Come(カシワモチ・カム・カム)』

松原事業所の山野です。
5/5から5/12の間、デイサービス松原において、ほぼ毎月恒例の曜日別対抗戦レクリエーションゲーム、「アクティブ・オリンピック」が行われました。
今月のゲームは『Kashiwamochi Come Come(カシワモチ・カム・カム)』です。タイトルからは何のゲームかは想像はつかないかも知れないですね。ちなみに「かしわ餅」は英語でも「Kashiwamochi」のようです。
箱の中からフェルトで作ったかしわ餅を5個取るだけ
というとてもシンプルなゲームです。
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昨年のアクティブオリンピックでも使ったフェルトのかしわ餅。


かしわ餅には点数がついています。その点数を競い合います。
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すなわち・・・、運だけが頼りです。
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箱も5月らしいイラストにしました。

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でも「金太郎」ではなく、「全太郎」です。
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実は「金」の字を書き間違えてしまいました・・・。
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で・・、「全」になりました・・・。

運が頼りのゲームですが予想以上に盛り上がりました。

5〜100点の点数以外に「0点」「−10点」「ドボン」のかしわ餅が紛れ込んでいます。
これらが曲者です。例えば「ドボン」を取ってしまうと今までの点数が0点になってしまいます。
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何点がでるかな〜。
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「ドボン」が出るとそれまでの15点が0点になります。
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結局、5点です。


利用者様もハラハラ・ドキドキしながらかしわ餅を箱の中から取っておられました。
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「100点」が出ました!!
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優勝は土曜日の午前中でした。おやつが楽しみですね。
次回はどのようなゲームになるのでしょうか? また報告させていただきます。
posted by Active at 22:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 松原

関節リウマチの訪問リハ利用者さまの屋外歩行の再開!


心意気実践チームのいとうです。


関節リウマチの訪問利用者さま。

2月以来の屋外歩行練習となりました。
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今年2月末に、ご自宅の椅子から誤って滑り落ちて、しりもちをつく思わぬアクシデントがあり、臀部と太ももを痛めてしまわれました。

強い痛みが持続して、精神的にもしんどい時期が続きました。

家事をキッチリとこなしたい、カラダを動かしたい…という思いをなんとか辛抱して、休養に努めてくださいました。

その甲斐もあって、痛みが引き始めて5月GW明けの5/6にようやく屋外歩行練習と階段昇降練習を再開できました。

屋外歩行練習↓




思いのほか姿勢も良く脚の運びもスムーズでした!

「ほんま嬉しいわ〜」
と、利用者さまは渾身の笑顔でした。

2月末以来のスロージョギングの再開も見通せそうな様子です。

2月初旬にも大事には至りませんでしたが家事を頑張り過ぎたことが一因となった転倒により、膝を痛めておられます。

このような危険を回避するためにも、
"わかってはいるけどやってしまう"
"わかっちゃいるけど変えられない"
行動経済学的な部分に着目した行動変容を促す生活指導が必要なのかもしれないと感じました。

▼医療行動経済学について、行動変容、意思決定とは…

しっかりと料理を作って家事をこなすなど、やりたいことをやりながらも転倒・転落予防に向けた働きかけを続けていきます。


アクティブ心意気実践チームは、利用者さまの自立支援、重度化防止、QOL向上に資するご自分の価値やあり方を見い出すお手伝いを微力ながら出来ればと考えています。
その先にある”自分らしさ”を一緒に追求します。



☆関節リウマチメモ☆

リハビリテーション・ケア合同研究大会2019より
「関節リウマチのトータルマネージメント -薬物治療とリハビリテーション介入の重要性」松下功先生(富山大学附属病院整形外科・リハビリテーション部 診療教授)

○診療の目安となる検査数値
→抗CCP抗体,CRP,WBC,Hb,MMP-3,ESR
▼検査・診断について
https://rheuma.jp/about/checkup.html(”リウマチとは”⇒”検査・診断”)
→VAS(痛み),DAS28-ESR(総合疾患活動性指標、病気の活動性の指標),HAQ(機能障害の程度)
等々
▼DAS(ダス)とHAQ(ハック)
https://rheuma.jp/cure/effect.html(”リウマチの治療”⇒”治療の効果”)

○作業療法は高いレベルのエビデンスがある(関節リウマチ診療ガイドラインより) 
→関節保護に関する指導
→新薬の生物学的製剤を服用していても関節保護は有効
→包括的な作業療法(限定的)
→スプリント療法

○有酸素運動、筋トレの推奨
→関節エコーにて滑膜炎は少しあるものの問題無し
→片脚スクワット、ヒールレッグ、ランジ
→ロコモトレーニング(日整会)
→評価は股関節外転、膝伸展等

○サルコペニアはリウマチの人が多い
→運動療法のエビデンスレベルが高い
→有酸素運動、筋力トレーニング、プールエクササイズを1.25時間を週2回でも関節変化無し

○軽い運動より強い強度の運動ができれば、筋力向上、転倒予防、QOL向上につながる

○活動量の調節、ペース配分、過用の予防指導(変形等)

▼関節リウマチの症状や用語の解説(中外製薬)はこちら↓
posted by Active at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 心意気実践チーム

続 男のゴルフ道。


心意気実践チームのいとうです。

村上さまご夫妻と昨年11月以来の久しぶりのパターゴルフでした!
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▼前回の様子↓

お宅への訪問時に、
「今日はどうされますか?」
と、村上さまにお聴きするとジェスチャーを交えてパターゴルフをご自身で希望されました!

ナイスパット動画はこちら↓



ここ数ヶ月は屋外歩行や階段昇降などに注力されていました。


2019年10月に作成した短下肢装具を装着しての杖歩行練習を屋外で開始しました。

右足首の背屈位での固定により、歩行スピード向上と歩幅や距離の延伸があり、連続20分以上、200m以上の屋外歩行が可能になりました。

歩行姿勢の修正の声かけや軽介助、ハンドリングを適時加えながら、歩行効率に向けた歩行練習を重ねていました。

しかしながら、昨年の11月頃から長距離の屋外歩行時に右下腿筋や右足首付近の前脛骨筋に痛みが出現し始めました。

脳出血による痙性麻痺の特徴でもある筋緊張の亢進、内反尖足パターンによる右下腿筋の痙縮痛と思われました。

歩行の合間に姿勢を修正したりストレッチをするなど対応を続けていますが、ご家族も安定していた自宅内での装具無しの歩行や装具無しでの立ち上がりに不安を感じるようになっておられます。

そこで、ご家族とも相談し、今年4月から短距離短時間歩行練習に切り替えて、休憩と姿勢修正、ストレッチを小刻みに入れながら、歩行距離を確保するプログラムに変更させていただきました。

筋緊張の亢進や内反尖足パターンに大きく変化はありませんが、右下腿筋の痙縮痛は軽減されています。


2015年の脳出血発症から6年目に迎えておられます。

村上さまご夫妻はとてもとても努力家で、頑張り過ぎるぐらいの方です。

そして、いつも前向きにリハに取り組んでくださいます。

そこに乗っかってリハプログラムを、組み立てていたこともあり、少しオーバーユーズ(過用、使い過ぎ、頑張り過ぎ)になっていたかもしれないと思い反省しております…

80歳も近くなっておられ、現存のお力を蓄えつつ、パターゴルフなどのお愉しみも加えながら歩行能力をはじめ心身機能の維持、向上をデイサービスとも連携し図ります。



アクティブ心意気実践チームは、利用者さまの自立支援、重度化防止、QOL向上に資するご自分の価値やあり方を見い出すお手伝いを微力ながら出来ればと考えています。
その先にある”自分らしさ”を一緒に追求します。
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オンライン・スクーリング。


心意気実践チームのいとうです。

弊社の社内向けのアクティブリハビリ介護福祉士実務者研修は、オンラインでの講座開催が続いています。

参加者のみなさん各自で、デイサービス利用者様に協力依頼していただいたケースの介護計画の立案を進めています。

立案を進めている介護計画を各々が発表し合いました。
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写真は上からいとう、専任講師OT・介護福祉士室之園さん(泉北・心意気実践チーム)、PT大家さん(泉北・発掘あるある広報室)、介護職池内さん(右)、PT真謝さん(ともに松原)

8/13金曜日の介護計画発表会に向けて、内容がとても具体的になってきています。

社内外資源を活用した自立生活支援、重度化予防、QOLの向上への介護計画立案がさらに期待されます!

次回は6/11金曜日14〜16時頃です。


今年度の本研修を7/16開始予定としております。追って各事業所に開催概要をお知らせいたします。
職員のみなさまの参加をお待ちしています。
posted by Active at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 実務者研修

2021年05月12日

訪問お作法チェック表


発掘あるある広報室です。


新たに訪問リハに出られる2年目の療法士さん向けに、
『訪問お作法チェック表』を作成いたしました。
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広報室会議にて、アクティブYouTubeに訪問マナー動画リストを作ろうと話が出た際に、
動画を見るだけでなく、

これから訪問リハ業務に従事する2年目療法士の方々にも使ってもらえて、

直前に確認できると振り返りやすいと考え、チェック表という形で作成いたしました。


入室前、入室中、退室時に分け、それぞれの確認事項をコンパクトにまとめています。

訪問前にサッと確認できるように作っています。

作成するなかで、自分が訪問に行く際のことを思い起こしながら、何気なくしてしまっている改善すべき所作を発見することができました。


アクティブのYouTubeチャンネルでは、
訪問マナーに関連する動画を集めた再生リストも作っています。
訪問前、訪問後の確認にお役立ていただけたらと思います。
↓クリックで再生リストへ飛べます。


実際にチェック表を使ってみて、
改善できる点などありましたらご連絡ください。
よろしくお願いします。
posted by Active at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 発掘あるある広報室

マスクで言語練習

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トマトに自家製のパクチーを乗せ、塩少々とオリーブオイルをかけたら、それなりの一品になりました。
パクチーが大好きです。
ST水野です。

大阪のコロナ感染は大変厳しい状態が続いています。
医療従事者ですがワクチン接種の予定はまだありません。
今週に入って、高齢の利用者さんから「ワクチン接種の予約ができたよ」と次々に聞き、少しホッとしています。


コロナ禍での生活も1年を過ぎ、すっかりマスクの習慣がつきました。

マスクをして言語練習をするときに困るのが、こちらの口型(口の形)を見せることができないことです。

失語症があり、特に発語失行や口腔顔面失行を含む場合、母音の口型を手がかりに練習することがあります。

対面してSTの口を示したり、隣に並んで鏡に写って利用者さんの口とSTの口を比較したりする方法です。

コロナ禍でマスクを外すことができなくなったため、この方法を用いることができなくなりました。

音のイメージを身体で表現したり、口型のイラストを使ったり、いろいろな方法を試してきました。

最近、試みているのは、動画を使う方法です。
やや大げさに口型を示して発声している動画を撮影し、利用者さんに見せます。

どんな導き方が有効かは利用者さんによって異なることがあるので、いくつかのパターンを録画しておいて、使い分けるようになりました。


例えば「う」の音を導きたいとき。
・くちびるをめいっぱいとがらせる
・とがらせて、フーと息を吹く
・口型を「い」→「う」へ変化させる
・口型を「あ」→「う」へ変化させる

フーと息を吹くのはマスクを外して鏡をくもらせると本来はわかりやすいです。
単独の口型ではわかりにくい方でも、他の口型から変化させることで認識できるようになる方もいます(音や口型の特徴が際立つからでしょうか)。

利用者さんの反応によって変化させる(微妙に変化の速度を変えるなど)は対応できませんが、それなりに役に立っています。

スマホの画面が小さくて、わかりにくそうにされる方もいらっしゃるので、タブレットも用いてみようと考えています。

安全対策をとりながら、工夫しつつ、試しつつ。
今の環境でできる範囲でやっていくしかありません。

他にこんな風にやっていますというアイデアがあったら、ぜひ教えてください。
posted by Active at 14:14| Comment(1) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2021年05月11日

2年目療法士オンライン・ダイアログ。


人材開発室のいとうです。

この日は2年目オンライン・ダイアログ(毎月第二火曜日17時15分〜18時)です。

写真左上はPT藤島さん(松原)、下はOT我如古さん(吹田)
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この日の仮テーマは「困りごと」としました。

2年目となり、新人さんに教える立場となって…

「教えるコトの難しさを感じています」

「論理的に教えるのは苦手…」

「教えないと思う反面、教えて欲しいと思うキモチもある、そんな葛藤というか…」

「1年目の時のことを振り返ると、利用者様のことをもっと深く考えておけばよかった」

「論理的に教えるには…やっぱりもっと学ばないといけないですね…」

「自分のためにも…」

「先輩方と行った若草山ハイキングもよかった」

「このオンラインもよかった」

たくさんのお話しがありました。


早速、2年目のお二人は、もうすでにそんなことを考えながら仕事されていることを聴いて、とても頼もしく思いました。

でも、まだまだ遠慮なく先輩に教えてもらいましょう。

先輩は新しく仲間になった職員の方々に教えることで、学ぶことができます。

"教えることは教わること"

それが結局は自分のためにもなるのです。

新人の方々に今わかる範囲で知る限りのことを惜しみなく教えてあげましょう。


PT藤島さん(松原)、OT我如古さん(吹田)、忙しいなか時間をつくっての参加ありがとうございます。

みなさんも次回6/8の参加をお待ちしてます!

オンラインでの対話、ダイアログの場で、一緒に知恵を絞って、ある問いを探究し、理解を深める試みは、まさに"三人寄れば文殊の知恵"。

毎回新たな気づきを得て、今まで学んだことを解きほぐし(unlearnアンラーン)、さらなる学び直しができる場です。

引き続きよろしくお願いします。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

2021年05月03日

アクティブスマイル4月花見(さくら)お花見

アクティブデイサービス大正の神谷です。

4月のアクティブスマイルのテーマは「お花見」でした。
このご時世、なかなかお花見に行くことが出来なかったため、デイに桜の木を置いたり桜のモチーフなどの装飾をしました。
デイの中でもプチお花見が出来るようにと思い、消毒等の感染対策を徹底した上でこのイベントを企画・運営しました。
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デイに来られた利用者様は近くに桜を見に行ったり、匂いを嗅いだり触ったりと様々な5感で感じて頂けているようでした。
また天井に飾った桜を見上げたり、「うわー綺麗」と言う声もたくさんありました。
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利用者様にも桜づくりのお手伝いをしてもらいました。
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記念写真を撮って、桜の押し花をフレームにつけた写真をプレゼントしました。
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みなさん、笑顔で喜んで下さり「寝室に飾る」と言ってずっと写真を眺めている方もいらっしゃいました。
たくさんの方に喜んで頂けて、とても良いイベントになったと自分では感じています。

アクティブデイサービス大正
OT神谷
posted by Active at 14:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 大正(報告)

読書感想ブログその5〜作業療法の話をしよう〜

どうも。
泉北 兼 心意気実践チームのむろのぞのです。

5月の本はコレ

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作業療法の話をしよう
作業の力に気づくための歴史・理論・実践





●はじめに

作業療法は人がよりよく生きるための哲学と具体的な実験が融合する分野です。

また作業療法士(以下、OT)は作業療法の話をすることが大好きです。

しかし「作業療法はわかりにくい」「説明してもわかってもらえない」と言われてきました。

本書は前回紹介した『「作業」って何だろう』の著者であり、作業療法士である吉川ひろみ先生となっています。

吉川先生は「人は話すことによって自分の知識を確かめ、新しいことに気づく」と言われています。

僕も吉川先生にならい、作業療法のことをまだまだ知らない皆さんに少しでも伝えていく、という作業を実践していきたいと思っています。

その作業を通して自分の知識を確かめ、新しい発見に気づいていけたらと思っています。

本書は作業療法の歴史に始まり、実践、理論と幅広い視点で解説されています。

以前に作業療法の理論についてのブログを書いたので、今回は作業療法の歴史について紹介したいと思います。

学校の授業みたいで退屈に感じてしまう方もおられるかもしれませんが、良ければご一読ください。



●作業療法のはじまりから今日まで

1、むかし-活動を使った治療

哲学の父といわれたヒポクラテスは「病気を癒すものは自然である。つまり人間に備わっている活動するという性質が治療になる」という考えをもっていました。

また薬、食事、外科治療、温熱など現代医療につながる様々な治療法を列挙しており、そのなかに『仕事』『散歩』があったと言われています。

ギリシャの医学者ガレノスは健康の維持に役立つ作業として舞踏乗馬水泳狩猟農作業などを挙げ、精神病にはレクリエーション作業を処方しました。

心身機能障害があっても何もできないと思われていた人が、自分にぴったりの作業に出会って、社会で活躍することがある。

歴史のなかで世界中のあちこちでこうした事実が確認され続けてきました。



2、ルーツ-道徳療法・アーツアンドクラフツ運動・社会背景

・道徳療法

18世紀フランスの医師フィリップ・ピネルは当時の精神科での治療法に疑問を持っていました。

患者は精神病だ、というレッテルを貼られ、閉じこめられたり血を抜かれたりする治療が現実に起こっていたそうです。

その一方で患者に対して思いやりのある態度で接している看護師が付き添っている患者たちの状態が良くなっていることを観察していました。

そこでピネルは患者を尊厳ある存在として認め、道徳的に対応していくことで患者の状態が良くなっていくのを知りました。

道徳療法は人としての生き方を推奨され、18〜20世紀初頭にかけて日本を含む世界へと広まっていくことになります。


・アーツアンドクラフツ運動

作業療法のもう一つのルーツは19世紀のイギリスで始まったアーツアンドクラフツ運動と言われており、特に有名な人物としてウィリアム・モリスがいます。

産業革命後、人々は工場で大量生産された日用品を使って生活するようになりました。

それまでは自分の生活で使う物は自分で手作りしていました。

つまりそれは世界に一つしかない貴重品だったのです。

これに気づいた人々が手作りの良さを認め、アーツアンドクラフツ運動を起こしました。

この運動を通して人が想いを込めて作った作品を使う日常を豊かだと感じる人々が増えてきます。

道徳療法とアーツアンドクラフツ運動の精神は作業療法を誕生させましたが、順調に発展はしませんでした。

その要因に19〜20世紀初頭にかけて起こった経済不況があります。

これにより世界経済は大きく変化しました。

欧米では移民が増えたことで経済格差を生みます。

新展地不適応となった人々などで精神科病院では患者数が急増し、人もお金も不足していきました。

結果、道徳療法も実践する余裕がなくなってしまうことになります。



・社会背景

社会福祉の基礎になったと同時に、作業療法を支えるきっかけとなった社会運動、それがセツルメント運動精神衛生運動があります。

精神衛生運動により、予防を含めて精神病を考えるようになりました。

また貧富の格差を問題視する富裕層の人々によるセツルメント運動も広がりました。

こうした社会背景の中で、人々や社会をより良い状態にするために作業が使われるようになっていきます。



3、需要-誕生と戦争中の再建病院での活躍

・アメリカ作業療法協会の誕生

1923年にアメリカ作業療法士協会が発足され、作業療法をより発展させていこうと言う動きが見られました。

精神科医のウィリアム・R・ダントンと建築家のジョージ・E・バートンが中心となり、作業療法士協会設立メンバーを考えました。

そこでソーシャルワーカー、看護師、高校教師が選ばれ、さらに建築家が加わったことで、作業療法は学際的、国際的なものになっていきました。



・再建助手

アメリカに作業療法士協会が誕生した1ヵ月後、アメリカは第一次世界大戦に参戦しました。

アメリカの医師たちは理学療法士(以下、PT)やOTの業務を行う再建助手を戦地へ派遣しました。

戦争によって目の前で人が死ぬのを見た兵士の中にはショックによる精神症状を示すものも現れ、そのために作業療法が求められました。

戦地で手工芸を行うことで兵士たちが回復していく姿を見て作業療法の価値を認められるようになります。

アメリカ政府は負傷兵たちの生活を保障するために職業リハビリテーション法などの法律を作ります。

こうした法律はOTに活躍の機会を提供することにもなりました。

しかしOTは軍での地位は与えられず、作業療法を本当に必要な医学的治療と認める医師が増えることはありませんでした



4、拡大-リハビリテーションとともに普及
・リハビリテーション

軍の指導者たちは作業療法を「患者を元気づけるボランティアのような存在」としか見ていませんでした。

その結果、PTと同様に身体の耐久性、関節可動域や筋力、自助具について関わることがOTの業務になっていきました。

第二次世界大戦が終結した後は傷病兵のリハビリテーションが世界各国に広がっていくことになります。



・作業療法士協会

(1)世界作業療法士協会(以下、WFOT)
1917年にアメリカ作業療法士協会(以下、AOTA)が生まれた後、世界各国に作業療法士協会が設立されていきました。

1952年には10カ国が参加して会議が開かれ、世界作業療法士連盟が設立しました。

WFOTは1959年に正式に非政府組織となり、OTになるための教育基準も定めていきました。



(2)日本作業療法士協会(以下、JAOT)
1965年にJAOTが誕生し、1972年にはWFOTに正式加盟することになります。



5、見直し-作業療法の本質
・作業療法の定義

1960年のAOTAの定義には作業療法は「患者の主治医により処方され、作業療法士により実施される」とあります。

その3年後、スパックマンは心理社会的適応を促す「通常の活動」を使うことが作業療法の独自性だと述べ、医師の指示と言う要件を外しました。

1993年の定義では1980年に世界保健機関(以下、WHO)が発表した国際障害分類(以下、ICIDH)の用語が含まれました。

そして2000年以降の定義には「作業を使った」「作業を通して」と言う言葉が登場し、いよいよ「作業」によって作業療法を説明する時代に入ることになります。


・作業療法の核

作業療法は誕生当初から「わかる人にはわかるが、わからない人にはわからない」性質を持っており、みんなが「これが作業療法だ」と言う説明を求め始めました。

1997年にカナダ作業療法士協会は作業が作業療法の中核であると明言し、その後世界中で「occupation=作業」と言う言葉で作業療法を説明する機運が盛り上がっていきます。

2018年JAOTも定義を改定し、作業と言う形を使うようになりました。


6、理論の出現
・作業行動

1960年アメリカのOT、マリー・ライリー子供の遊び退職者の趣味までを含み作業行動として考えることを提唱しました。

作業行動は一人一人がどんな遊びを好み、何が得意で、何をして人生を送ってきたか、に焦点を当てて物事を考えることを奨励します。

作業行動を学んだOTたちは作業歴興味チェックリスト等の評価法や人間作業モデルを考察しました。



7、基盤づくり-理論とエビデンス
・作業療法全体を説明する理論

1980年代に入り、作業療法の原理を語り、作業療法実践を説明する理論が誕生し始めました。

1980年から2000年は作業療法の概念的ルネサンスと呼ばれており、作業療法の本質をOT自身が明らかにしようと言う努力が始まります。

作業療法は何に関わり、何を行い、どのような成果を出すかを説明する理論が生まれ、

研究により作業療法の効果を証明するエビデンスが明らかになり、

さらに理論が洗練されていく時代に入ります。



・作業療法のエビデンス

1990年代からエビデンスに基づいた医療(以下、EBM)が注目され始めた。

EBMとは実際に効果があったと臨床研究によって証明された治療法を奨励するものとされています

作業療法の効果は作業で示すべきだという考えが生まれ、作業療法のエビデンスを示す評価法が開発されていきます。

アメリカのOTアン・フィッシャー評価も介入も成果も作業で示すことを提案した。

作業療法では治療法は「作業」、成果は「健康」とします

そのためには「健康」とは何を指すかが重要です。

WHOが1986年に発表したオタワ憲章では

「仕事、生活、余暇のパターンを変更することは健康に重要な衝撃を与える。
仕事や余暇は人々にとって健康の源である。
社会が仕事を組織する方法が健康な社会を創造する」

と述べています。

健康の定義→1946年に発表した(WHO)では「単に疾患がない、虚弱でないと言うことではなく、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態」

であるとされています。



8、これから-ビジョンと発展
WFOTは作業療法とは何かを説明する声明書を発表し、AOTAは統一用語を作ったり、枠組みを明示したりして、作業療法の社会的認知度を高めています。



・求められる資質

世界作業療法士協会の倫理網領には作業療法の資質として以下の4点が挙げられています。

インテグリティ:一本筋が通った芯のある人格者であること

信頼性:嘘、偽り、ごまかしがないので信用できるという性質

オープンな心:偏見や思い込みに支配されず誰に対しても広い心で関わりを持つ親しみやすい態度

忠誠心:周囲の人々や社会からの正当な期待に応えようとする真面目さ



・作業の視点

(1)作業科学
※ここは以前紹介した「作業」って何だろうの読書感想ブログを参照ください。


(2)作業中心の実践
クライエントにとって意味のある作業を重視した作業療法作業を基盤とした実践(OBP)、作業に焦点を当てた実践(OFP)、これらを総称して作業中心の実践と呼んでいます。

OBP→クライエントが実際に作業を行う
OFP→クライアントの作業から目をそらさずに作業療法を行う

これからの作業療法は作業中心の実践の価値を世の中に示していくことが求められます。

(3)作業リテラシー
作業にまつわる現象を作業の言葉で説明する力のことを指します。

作業リテラシーを習得することで、より洗練された作業療法を行うことができるとされています。



・将来ビジョン

作業を治療に使うと言うアイデアは古くからあり、時代の波に流されながらも、消えずに残り続けました。

作業療法は多様で柔軟に変化するため、専門職として分かりにくいと言われてきました。

しかし多様化、複雑化する現代社会において、作業と言う核を持つ作業療法は発展し続けています。

作業の効果を最大化する知識や技能を持つ作業療法士を未来は必要としています。



以上です。
なかなかのボリュームになってしまいました。。。

今回紹介させていただいた内容は本書のほんの一部です。

もし作業療法の歴史・理論・実践に興味関心のある方がおられたら是非本書を手に取っていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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