2021年06月19日

新人教育プログラムzoom講義「エンパワメントアプローチ、ストレングスモデル」


人材開発室の軽部、伊藤です。

この日のテーマは、前回のポジティブアプローチに続き、エンパワメントアプローチとストレングスモデル。

担当は伊藤です。

訪問リハ事例の実際場面での関わりも交えて、お話しさせていただきました。

みなさん参加ありがとうございます!
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なぜエンパワメント・アプローチ?
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みんなで考えてみました。


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お互いに学びながら、元気づけ合いながら共に成長できる双方向のエンパワメントが形成されるのではないかと考えています。



互いに成長しあえる関係性とは…

みんなで考えてみました。
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これは、わたし自身が患者さま、利用者さまと接する現場のなかで、たびたび感じてきたことです。

患者さま、利用者さまとの関わりのなかから…
"よう勉強させてもらったなぁ"
"ありがたいなぁ"
"めちゃくちゃがんばってはるなぁ"
という具合に。

今までも患者さま、利用者さま、ご家族から、元気やチカラをたくさんもらってきました。

ご自分の人生や生活を自分自身でコントロールするために…
リハビリテーションの仕事を介して、互いに成長しあえる関係性というものを感じることがありました。

それは実際の経験のなかを通してでしか、感じ得ない、なかなか知り得ないことなのかもしれません。


今回、新人の方々向けにお話しする機会をいただき、みなさんにわかりやすくお伝えしようと、講義開始時間10分前のギリギリまで話しのながれを考え、資料作成を続けました。

開始してからも話しながら別のことを思いついて中身を変えたりもしました。


エンパワメント・アプローチは、目に見えるようなものではなく、支援者、ケア者としての心構えや心がけなど、概念的かつ少し哲学的で目には見えにくい、新人さんたちにとってはとてもわかりにくかったかもしれません。


次回にお話しすることになっているナラティブ・アプローチやナラティブ・ベースド・メディスン、クライアント・センタード・アプローチのことにもふれました。
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"医療者側の行動変容"
『共に変わろう』


"無知の知"
『もう知ってると思った瞬間に停滞する』

患者−治療・支援者の関係性だけでなく、学生−教師の関係性や新人−バイザーの関係性でも同じことなのではないでしょうか。
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エンパワメント・アプローチ。
双方向のエンパワメントを形成しながらお互いに学びながら、元気づけ合いながら共に成長できる関係性のこと、関わり方のこと。

まだまだうまくまとまりません…また勉強します。

今回もみなさんの参加とオンラインのなかで自分の考えを言葉にしての発信ありがとうございます。



当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブでの共有も始めました。
ともに社外秘、限定公開のため取り扱いには留意していただきご活用ください。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室