人材開発室の軽部、伊藤です。
この日の担当はST松本さん(堺事業所)です。
この日のテーマは口腔ケア。
以下はカイポケHPより
2021年度の介護報酬改定の5つの軸『@感染症や災害への対応力強化』、『A地域包括ケアシステムの推進』、『B自立支援・重度化防止の取組の推進』、『C介護人材の確保・介護現場の革新』、『D制度の安定性・持続可能性の確保』。
上記Bの自立支援・重度化防止の取組の推進では、『制度の目的に沿って、質の評価やデータ活用を行いながら、科学的に効果が裏付けられた質の高いサービスの提供を推進すること』を目的とした改定が行われました。
リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の取組を一体的に運用し、自立支援・重度化防止を効果的に進める観点、自立支援・重度化防止に向けた更なる質の高い取組を促す観点、退院・退所直後のリハビリテーションの充実、ICTの活用、利用者の自宅での入浴の自立、口腔衛生管理体制の標準化、栄養改善のための体制作りなど観点から、以下の内容の改定が行われました。
- 訪問リハ、通所系サービス、短期入所系サービス、多機能系サービス、居住系サービス、施設系サービスのリハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養に関する各種加算等について、算定要件とされている計画作成や会議に、リハ専門職、管理栄養士、歯科衛生士が必要に応じて参加することを明確化されました。
上記のとおり、口腔衛生管理体制の標準化、栄養改善のための体制作りが急務となっています。
さらに重度化防止のためにも誤嚥性肺炎の予防に欠かせないのが口腔ケアです。
口腔内の細菌について
質問形式で参加者の皆さんとのやりとりもありました。
押さえておきたい誤嚥性肺炎予防のための口腔ケアについて
口腔ケアのビフォーアフター。
咀嚼力について
栄養改善のためにも、誤嚥性肺炎予防のためにも大切な位置づけのはずの口腔ケアですが、在宅、生活期のリハビリテーションの現場では、利用者さま、ご家族まかせとなり、ついつい見過ごしがちになりやすいケアでもあるように感じます。
そういったところもふまえてST松本さんには、基礎的なお話しから現場で注視すべきポイントをお話ししていただきました。
専門職であるST松本さんからの今回のお話しは、わかりやすくすぐに現場でも活かせる内容で、とても貴重な時間となりました。
慣れないzoom講義にもかかわらず快諾していただきありがとうございます。
4事業所の2年目から20数年目のST,PT,OT計9名の参加でした。
最後に2年目療法士のみなさんからST講義の希望内容をお聴きすると、運動性失語症の方々とのコミュニケーションの方法など、いくつか挙がっていました。
引き続き、講義お願いします!
当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブでの共有も始めました。
ともに社外秘、限定公開のため取り扱いには留意していただきご活用ください。
When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"
教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。
教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。
"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 14:34|
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