





皆様、日々の感染対策に加えこの暑さ、気候変動の中での業務お疲れ様です。
コロナ、コロナ、コロナの毎日でリモートなど新しいことに慣れながら過ごさないといけなくなっています。
否が応でも変化に対応しなくてはならなくなっているので、ストレスも溜まり続けていることと思います。
コロナ禍の中でも私たちの仕事は生活に欠かすことができないこととして位置づけられているので、出来る事、しないといけないことをきっちりとしていきましょう。
では…
"自分たちが出来ることは何でしょうか?"
もちろん目標設定を行い利用者様に向き合っていることは変わりないと思いますが、確実に今までより活動量が減っている方がほとんどです。
おそらく同じ運動をしても維持できないでしょう。
また目標設定も変わっていると思います。
コロナが騒がれだした時にケアマネ連絡会からリハビリ連絡会に自粛中に何か自宅で出来ることはないですか?と言われ、生活応援知恵袋というものを、データで配布しました。
これはコロナ前に東成区内のリハビリ専門職で作成したものです。
過去に作成したものが大活躍しました。
リハビリが関わっているケースは日頃自主トレ指導なんかしているから大丈夫かと思っていましたが、ケアマネさんに現状をおうかがいすると…
「何も教えてもらってない」
などと、回答される利用者様が多いのが実状のようです。
しかしこんな声も聞かれました。
「なかなか自主トレなんかしなかったけど、前にリハビリの人にもらった自主トレメニューをしてみた」
「体の調子よくなったわ」
などと、言われている方もいるようです。
後になって役に立つこともあるので、今できる事を考え、目の前の利用者様のことに集中することが大切と思います。
またコロナが怖いから訪問自粛するという声も多くきかれました。
仕方ないか…で終わってしまうのかでも変わっていきます。
今はそういうことも想定した在宅介入が必要になってきています。
あらゆることを想定していかないといけなくなってきています。
今回はなんとなく思ったことを書きましたが、やはり毎日の積み重ねが重要です。
日々の業務を今一度見直し、まずはちゃんと挨拶するなど当たり前のことから見直していきましょう。
"利用者様の前はちゃんとする!"は、そうそう簡単に出来ることではありません。
まずは日頃から各々が自分にできる事を考える機会にしましょう。
1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯、転職のこと、転機のこと、キャリアを振り返ると…
今の仕事に至った大きなきっかけはありません。父と母が社会福祉士として老健で働いていたことが影響しているかもしれません。小学生の頃、父母に仕事場へ一緒に連れて行かれて、高齢者や発達障害のある方々との接点がありました。高校においてあるパンフレットで初めて知った作業療法士という仕事に自分でも珍しく興味が湧いたからです。体を治す医者とは違う医療系の仕事に、“こんな仕事もあるんだ”と、興味をひかれた覚えがあります。
1人暮らしもしたかったので何気なく大阪で大学を探して大阪保健医療大学に入学しました。
何故かパソコンの検索画面の1番上にあったので受験してみました。
在学中の運動器メインの病院での臨床実習に経験した1単位20分のリハの仕事に面白さを見い出せませんでした。別の実習先で訪問リハの現場を体験することができ、様々な人の様々な生活が見ることができて面白いと感じました。卒業後に病院には絶対就職しないと決めました。新卒者“生え抜き組”でも働ける訪看ステーションを探していました。
アクティブで働こうと思ったきっかけは大学で求人を探しているときに、これも不思議とパソコン画面の検索結果の一番上に出てきたからです。今は一番上に出てきません。検索結果の1番上には何かと縁があるように感じました(笑)
バイザーの3年ほど前に退職したOTさんに3年間師事しました。ほんとに大変お世話になりました。退職された後も連絡していましたが、ここ最近はできていません…
入社した時は今里事業所が開設2年目だったこともあり、OT2年目に入ってすぐの時期からたくさんの訪問リハ担当をさせていただきました。その頃の訪問リハでは、利用者さまにどのように関わっていくかを考え過ぎてしまうこともあって、緊張と不安がいっぱいで…(汗)でも思ったより早く順応できたと思います。訪問当初は“生え抜き組”の先輩OT武さんに、仕事帰りに話しを聴いてもらって試行錯誤を繰り返してきました。
2.今の仕事、働き方
火曜日AMがデイで残りは訪問に出ています。移動が遠いところもありますが意外と気分転換になります。
バイザーとして後輩指導の仕事もあります。自分の知識の振り返りにもなって自分自身にとても役立っています。
3.仕事での苦労、醍醐味
1番苦労していることは自分の体温が高い事です。冬はホットパックみたいと喜ばれますが、夏は汗だくでリハビリに集中できません。
醍醐味は訪問時に「待ってたよ」「また宜しく」と言ってもらえた時です。必要に思ってもらえるのは嬉しいですね(笑)
4.仕事の魅力、やりがい
魅力、やりがいは上記と同じで必要と思ってもらえることが1番大きいです。あとは、できることが増えて利用者さんの生活が少しでも豊かになると仕事している甲斐があるなと思います。
☆ベストセルフなエピソード、瞬間は?
パーキンソン病の訪問利用者さまとのかかわりで、表情が硬くなっていても、会話のやりとりでほぐせた瞬間。自分が訪問に入ったことで生活を変えることができた瞬間。
☆利用者さま自慢
アクティブ将棋大会にも参加していただいた頚髄損傷の利用者様。
「歩けなくなってきているところを見せたくない」。と、デイサービスから訪問リハに移行希望がありました。訪問リハ移行の際に「訪問は早津さんやないとアカン、他の人やったらやらへん」。と、言ってもらい訪問リハの担当開始。「触ってもらってよかった」。と、お言葉もいただきました。現在は訪問リハで室内歩行練習、座位練習で将棋大会を継続中で、歳を重ねながらも歩行レベルを維持されています。デイサービスからの関わりから8年目。訪問は3年目を迎えています。
数々の病院で様々な療法士によるリハを経験されておられる利用者さまからは、その経験をもとに体の触り方を教えてもらいました。
そして、大阪の利用者さまならではの積極的なコミュニケーションに助けられ、自分自身のコミュニケーション力も成長できたように思います。
5.仕事をしていくうえで大切にしていること、心がけていること、座右の銘やモットーなど
心がけていること・大切にしていることは話を傾聴する事と、訪問する時は自分の体調がどれだけしんどくても明るく楽しく振る舞う事です。(精神疾患の方は除く)
その代わりに事務所に戻ってきたらスイッチをoffにしています。
6.わたしの事業所自慢
事業所の自慢は3つあります。
1つ目は、PT中原さん、OT河井さん、PT眞鍋さんたちの管理職のみなさんや同期入社で”生え抜き組”でもあるリーダーST山川さん、事務の佐々木さんがとても頼りになるところです。アクティブ全事業所内で1番だと思っています!!
2つ目は、武さんや金井さんを筆頭にお酒好きな人が多い事です。飲み会がありえないくらい面白いです。コロナ禍で全くいくことができていません(泣)…
3つ目は、色々な病院出身の方がいる事です。アプローチ方法や関わり方が勉強になります。
働きやすくて利用者さまのこともどなたでも相談しやすい職場です。同じ“生え抜き組”でもあるOT武さんにはよく相談しています。
7.わたしの療法士像
療法士像を持たないようにしています。これ!と決めてしまうとそれを維持しないといけないのが疲れてしまうのと考え方がそれだけに偏ってしまうからです。かかわりはいつも柔軟にするように心がけていて、新しいものを良いものを取り入れるようにしています。ダメだったらまた戻して…。マンネリ化しないように少し変わったことをしていきたいといつも試行錯誤しています。
8.入職前にイメージしていたやりたかった仕事はできているか
訪問リハビリの仕事がしたかったので、今は満足しています。
訪問リハに行かせていただいた当初は、考えていた以上に地理的に遠い方が多かったです。療法士が少なかったこともあるかもしれませんが、利用者様から来てほしいと言われると喜んで訪問していました(笑)
その人の気持ちや生活の変化、信頼関係を含めてもっと早く達成できるように支援できれば…と思っています。それができた時に仕事のやりがいを強く感じるところかもしれません。
9.これから仕事でチャレンジしたいこと
何か興味が持てることが見つかったらチャレンジしてみようかなと思います。
しばらくは訪問リハでしっかりとやっていきたいです。今までのとおり現場で試行錯誤しながらやっていきたいです。そのような試行錯誤の日々の仕事のなかに大きな満足感を感じているように思います。
10.わたしのアクティブ自慢
アクティブ自慢は、職員1人1人が個性的・独特で自分を持っているところです。見ているだけで面白いです。他の会社では味わえないと思います。
とにかく一人ひとりの性格が違う、そして個性・我が強い、意見も違う、でもそれぞれが面白い。そこがいいです。
皆様、日々の感染対策に加えこの暑さ、気候変動の中での業務お疲れ様です。
コロナ、コロナ、コロナの毎日でリモートなど新しいことに慣れながら過ごさないといけなくなっています。
否が応でも変化に対応しなくてはならなくなっているので、ストレスも溜まり続けていることと思います。
コロナ禍の中でも私たちの仕事は生活に欠かすことができないこととして位置づけられているので、出来る事、しないといけないことをきっちりとしていきましょう。
では…
"自分たちが出来ることは何でしょうか?"
もちろん目標設定を行い利用者様に向き合っていることは変わりないと思いますが、確実に今までより活動量が減っている方がほとんどです。
おそらく同じ運動をしても維持できないでしょう。
また目標設定も変わっていると思います。
コロナが騒がれだした時にケアマネ連絡会からリハビリ連絡会に自粛中に何か自宅で出来ることはないですか?と言われ、生活応援知恵袋というものを、データで配布しました。
これはコロナ前に東成区内のリハビリ専門職で作成したものです。
過去に作成したものが大活躍しました。
リハビリが関わっているケースは日頃自主トレ指導なんかしているから大丈夫かと思っていましたが、ケアマネさんに現状をおうかがいすると…
「何も教えてもらってない」
などと、回答される利用者様が多いのが実状のようです。
しかしこんな声も聞かれました。
「なかなか自主トレなんかしなかったけど、前にリハビリの人にもらった自主トレメニューをしてみた」
「体の調子よくなったわ」
などと、言われている方もいるようです。
後になって役に立つこともあるので、今できる事を考え、目の前の利用者様のことに集中することが大切と思います。
またコロナが怖いから訪問自粛するという声も多くきかれました。
仕方ないか…で終わってしまうのかでも変わっていきます。
今はそういうことも想定した在宅介入が必要になってきています。
あらゆることを想定していかないといけなくなってきています。
今回はなんとなく思ったことを書きましたが、やはり毎日の積み重ねが重要です。
日々の業務を今一度見直し、まずはちゃんと挨拶するなど当たり前のことから見直していきましょう。
"利用者様の前はちゃんとする!"は、そうそう簡単に出来ることではありません。
まずは日頃から各々が自分にできる事を考える機会にしましょう。
前編より↓
11.親しい人に職場を勧めたくなりますか
「訪問リハのいい職場ですよ」。と病院勤務の友人数名に声かけしたこともあります。でも就職は実現していないですが…(苦笑)
働きやすさだけでいうと満点、10/10点です!!
“近すぎ遠すぎず”という訪問看護リハ事業所ならではの距離感がいいのかもしれません。
12.療法士人生を左右したもしくは、影響を与えた運命の人、言葉、一冊、出来事
はじめて担当していた訪問利用者様です。その方が亡くなられた時に、その人の人生の中で自分の関わり方、リハビリでのアプローチがよかったのか…とても考えさせていただく機会がありました。そのことがあって、より一層、初回から真剣に考えて利用者様に関わっていこうと思うきっかけになりました。
13.これがなければ生きていけない
忘年会で当てた廃人クッションの上です。何もしたくなくなってリラックスできます。
家族と電子書籍です。
家族は自分の支えで、電子書籍はどこでも読める最高の暇つぶしです。
もともとRPGなどのゲームが好きだったので、RPGの世界に転生して第2の人生を始めるといった非現実的な漫画が好きです。暇があれば読んでしまいます。
14.マイブームは?趣味、関心ごとなど
筋トレとカラオケのアプリです。両方とも身体に良くてストレスが溜まりにくくなります。
腰も痛めにくくなるので長く仕事ができると思います。
15.ご自身のことで、ここ最近で起こった大きなことは?
家族が増えた事です。去年の10月29日に女の子が産まれました。
只々、可愛いです。大変ですけど、可愛いです。
“仕事のことを妻に話す派or話さない派、どっち?”
仕事の内容は妻に話す派です。面白い出来事があればすぐに話します。療法士との関わりもデイであるので
大体の内容は理解してくれるので話しやすいです。
“愛妻のあすかさんはどんな存在ですか?”
妻は人生の中での大きな支えです。いなかったら自分があっという間に崩れてしまう気がします。今の仕事生活が続けられるのも妻のおかげです。本当に感謝です。
妻のあすかさんから愛夫の湧さんへサプライズQ&A!!
Q1.夫の湧さんはどんな存在ですか?
「一緒にいて安心する人」
「毎日ずっと一緒にいたいとかはないですけど、いないと困る存在です(笑)」
Q2.夫の湧さんのどんなところに惹かれたのですか?
「利用者さんに向ける笑顔」
「いつも優しくて聞き上手で大事にしてくれるところです」
「まぁ、今となれば聞き流し上手だったと気づきました(笑)」
実務者研修2019/20で発表するあすかさん(左端の机)。介護福祉士資格取得にもチャレンジされる予定です。
16.家庭、育児と仕事の両立の秘訣は?
職場でも家庭でも怒らないことです。怒っても良いことは何もないので、穏やかに過ごすことが平和的に両立できると思っています。
早津 湧(はやつ ゆう) さん 略歴
新潟県妙高市出身の29歳
2013年3月 大阪保健医療大学 作業療法学専攻 卒業 (大阪府) 8年目
同期入社で東大阪市出身の介護福祉士のあすかさんと2019年に結婚。2020年10月に元気な女の子を授かられ、公私ともに充実。“生え抜き組”OT8年目を迎えてバイザーとして、自身と同じ境遇の新卒採用者“生え抜き組”の後輩育成にも力を注ぎながら、弊社のデイ、訪問リハ業務の支柱として精勤されています。利用者様やスタッフ、上司からの信頼も厚い早津さん。さらなる地域での活躍が期待されます!!
■キャリアインタビューを終えて(早津さんより)■
頭の片隅にあることを、インタビューを通して再認識することができました。働く年数が経つにつれて入職当初のような緊張感などが緩んで自分の経験ばかりを頼るようになっていたり、傲りが生じているな…と感じました。初心を大事にしながら家族のために仕事を頑張ろうとより一層思えました!
■キャリアインタビュー記事編集担当より■
入社当初より物静かなイメージのあった早津さん。同期の“生え抜き組”PTやOTの仲間は、弊社でデイサービスや訪問リハの現場で生活期リハの経験を重ねて力を蓄えてから退職され、他施設へと活躍の場を移していきました。そういう同期の状況変化にも大きく動じることもなかった早津さんでした。新卒採用者の“生え抜き組”として、利用者様、ご家族だけでなくスタッフ、上司からも信頼の厚い働きぶりを続けることができる理由をお聴きしたいなぁと数年前から考えていました。そろそろキャリアインタビューの依頼をしたいなぁと思っていたところに、配属先の今里事業所でばったりと早津さんに会い、その場で思い切って協力をお願いすると快諾してくれました。ありがとうございます。
久しぶりに会った早津さんは入社当初の物静かな印象とはうって変わっていました。慣れないはずのオンラインインタビューでも凛々しい表情でハキハキと話す自信に満ちた姿がそこにはありました。バイザーや職場の方々の支えを存分に活かし、心身面の安定とOTとしての自己成長を地道に続けておれたようです。充実したOT8年目、本インタビューを通して地に足をつけた仕事ぶりとその充実の理由の一端を知れたような気がしました。
早津さんから「ほんとに働きやすい職場なんです」、「働きがいを感じています」と何度も聞かれました。“今里事業所愛”“仕事愛”がつまったインタビューとなりました。
前記の11.“親しい人に職場を勧めたくなりますか?”はeNPSの問いをほぼそのまま用いました。e(employee:従業員)N(Net:正味)P(Promoter:推奨者)S(Score:値)=eNPSは、従業員エンゲージメント(会社への愛着や貢献欲)や職員のロイヤルティ(会社に対する忠誠心や帰属意識)を可視化する指標といわれ、仕事のやりがいや職場の定着率、生産性の高さなどと高い相関があるとされています。早津さんは「訪問リハのいい職場ですよ」。と、病院に勤務している知人の療法士数名に求人情報の案内をしたこともあったそうです。「働きやすさだけでいうと満点の10点です!!(笑)」ということから、eNPSでも10点の満点、“推奨者”という判定でした。
早津さんのお話しをお聴きして思い出した書籍が「働くことのパーパス」(ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編、ダイヤモンド社、2021年)。そのなかで、ある統計によると“生きがいを感じる人は76%近く、今の仕事に働きがいを感じている人は30%”、“生きがいを感じて生きている人は多い。しかしそれが仕事のやりがいや自分自身の生きがいとつながっていない人が多いことがわかった“とあった。
生きがいを感じることはできるのに、仕事に働きがいを感じている人が40%以上も激減してしまう…人生の大部分の時間を占めるはずの仕事がそうであることは、結果的に仕事の成果が上がらず生きがいや幸福感にも大きく影響するのは明白でしょう。そこで大事になってくるのがパーパス。
前著にて“パーパスpurposeとは、目的や意義、存在目的。Pur(前に)、pose(置く)が語源で、外に開かれた人生の目的という意味。個人の人生の目的と、会社における仕事の目的を、会社という場でいかにすり合わせるかという問いは、働き方の変化が起こる中で大きなトピックになっている”とした。
これは弊社でいう“らしく生きるを応援する”会社の理念やパーパスを社員のみなさまとも共有・共感してもらい、現場での関わりや支援で体現すること、そのためのサポートと環境調整することと、考えられるのではないでしょうか。
さらに“ある大規模な調査で85%が仕事や会社に愛着を感じていない。50%が仕事に意義や重要性を感じていない、どうすれば感じられるかわかっている人は少ない。意義を感じている人は満足度1.7倍、愛着は1.4倍、会社への定着は3倍以上”とあった。
“人を助けることは生きる意味に通じ、人から助けられることは幸福につながる”といわれています。わたしたちの仕事はケアすること自体が仕事だからこそ、それが直に感じられやすい環境でしょう。そのなかでも、生きる意味とは?仕事にパーパス(意義や目的)をどうすれば感じることができるのか?意義や目的とは何か?仕事とは何か?どんな仕事がしたいのか?おもろい仕事とは?自分は何が好きか?何をかっこいいと思えるのか?どんなことでお役に立てていると思えるのか?…等々、このようなことを自問自答しながら仕事ができているでしょうか。これは忙しく過ぎていく毎日のなかではなかなか難しいことかもしれません。弊社では社員のみなさま個々に仕事の意義をどのようにして考え感じてもらうのか、社員のみなさまにとって意味あることに思いやりをもってサポートし環境づくりをすることに、社長、副社長、取締役をはじめ各事業所の責任者やリーダーが中心となって、人材開発室、広報室と連携しながら取り組んでいるところです。
戦略デザイナーとして企業のビジョンやミッションをつくっている佐宗邦威さん(BIOTOPE代表)は、企業と個人のパーパスをつなぐためのキーとなるのがナラティブ(パーパスの語り)としている。“対話のなかで、企業と社員個々と社会のそれぞれの動きやエピソードを描きだす”年表ワーク“で、過去の歴史が捉え直され、そして未来に向けた新たなナラティブが生まれる。時間軸をイメージしてナラティブ化(=ストーリー化)された未来はかなりの確率で行動に移されることが多い”としている。
ナラティブと聞けば頭に浮かぶ生活期の看護・リハビリテーションのなかで、大切な視点になるナラティブ・ベースド・メディスン、ナラティブ・アプローチ。このなかでのナラティブは利用者様の語り、人生における価値観やストーリー、エピソードを指しています。在宅生活者でもある利用者様のパーパスをナラティブから知り、日頃の関わりや支援の足がかりにしています。
有意義な仕事をしていると感じている人は、健康、幸福感、チームワーク、エンゲージメント(会社への愛着や貢献欲)が高く、挫折しても立ち直りが早くて、失敗してもそれを学びの機会ととらえる傾向が強いことも、研究によって明らかになっている。企業においても過去・現在・未来のナラティブを社員間で共有できれば、仕事・人生のなかで互いの共通の意味を見い出せ、企業と個人のパーパスをつなぐことにも寄与するでしょう。生活期の看護・リハビリテーションにおける利用者様への関わりと様々な人たちが織り成すなかでつくられる組織づくりの2つの間に、ナラティブとパーパスの共通項があることを今回のキャリアインタビューにて再確認することができました。
早津さんの地に足をつけた仕事ぶりは、周囲の支えを生かしつつ柔軟に変化できるしなやかさと早津さん自身で見い出した仕事のやりがいに加えて、職場の働きやすさにあることがわかりました。
早津さん、ご家族、職場のみなさん、キャリアインタビューへのご協力ありがとうございます。
追記)
以下のワークなどを抜粋して紹介します。常に変化するであろうパーパスを見い出すためにも活用してもらえたら幸いです。
仕事から得たいものは何か?3つのタイプ
@ 仕事をキャリアと考えるタイプ
A 仕事を単なる仕事と考えるタイプ
B 仕事を天職と考えるタイプ
B は相対的に高いパフォーマンスを見せ仕事により大きな満足感を抱いている
内なる目的、仕事への意味(パーパス)への5つの問い
@ 得意なことは何か?
A 何をしている時が楽しいか?
B 自分の何が一番役に立っていると感じるか
C 何をしている時に前進し、成長していると感じるか?
D 他の人とどんな関係を築いているか?
部下に目的意識をもたせられるリーダーの4つの条件
@ 好奇心と探求心が旺盛
A チャレンジ精神が旺盛であきらめない
B 個人の価値観や文化に配慮する
C 部下を信頼し仕事を任せる
図. 年表ワーク
図. 「問いの立て方」より
図 eNPS
eNPSを向上させる3つの問い
@ 「仕事は順調か?」(学びや変化はあったか)⇒週1回
A 「人生は順調か?」⇒半年に1回
B 「家族は幸せか?」⇒1年に1回
参考文献)
「働くことのパーパス」ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編、ダイヤモンド社
「問いの立て方」宮野公樹著、ちくま新書
「フルライフ〜今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略〜」石川善樹著、NEWS PICKS社
キャリアインタビュー記事編集担当:
人材開発室・心意気実践チーム 伊藤健次郎
ベランダであれだけうるさく鳴いていた蝉の声が一気に弱まりました。
季節の移り変わりがはやいですね。
ST水野です。
ある難病の利用者さん。
暑さが苦手で、夏になると食べられなくなり、体重が減ってしまいます。
例年、夏が過ぎれば食欲が回復、体重も増えることが多いのですが、昨年の夏に減った2sが戻る前にまた夏が来てしまいました。
最近は病状が進んできたこともあり、食事に1時間以上かかり、後半はご家族の介助が必要。
ご本人いわく、
「食べる気持ちはあるけど疲れる」
「時間がかかるとだんだんお腹がいっぱいになってしまう気がする」
とのこと。
食事に限らず、他のADLもどうにか自分でできるものの、動きが止まってしまったり、とても時間がかかったりします。
介助をされる高齢のご家族の負担も少しずつ少しずつ増えてきました。
ケアマネージャーに報告。
受診時、主治医に手紙を持参していただくことにしました。
毎月の報告書では伝わりにくい、日々の生活の詳細、薬の効き方などをご本人・ご家族から聞き取って書き、家で過ごされている姿勢の写真もつけました。
受診時、主治医が薬量を変更し、エンシュア(総合栄養剤)を処方してくださいました。
エンシュアは1日1本の処方ですが、必ず飲むのではなく、食事が摂れなかったときに栄養を補助する形でよいとの指示。
利用者さんは以前にもエンシュアを飲んでいた期間があり、抵抗なく、飲み始められたようでした。
飲み始めて、数週間後の訪問日、エンシュアは飲めていますかとたずねると、首をふる利用者さん。
「エンシュア飲んでないんですか?」
「げり」
「飲むとお腹を下します?」
「いつもじゃないけど、ゆるくなる」
「そうなんですね。確かお通じの薬、飲まれていましたよね?」
「うん、のんでる」
トイレ!と思ってもすぐにトイレに行くことが難しい利用者さん。
お腹がゆるくなることが不安なのはよくわかります。
薬については、次の受診予定までまだ日があったので、訪問している看護師(他の訪問看護ステーションから)に相談の手紙を残しました。
翌週、訪問すると、看護師さんからお返事がありました。
薬は一包化されていて、便の薬だけスキップすることは現状難しいです。次の受診でその薬だけ別にしてもらうようにお願いするつもりです。
お礼の返事を書き残しました。
主治医や他の事業所の方とのやりとりは緊急の要件を除き、連絡ノートや手紙が中心です。
今度病院に行ったら、先生に相談してみてくださいねと利用者さんに言うだけでは不十分なこと、多いですよね。
受診時伝えようと思っていたのにああ先生に言えなかったという経験は自分にもあります。
長雨で気温が下がり、過ごしやすくなり、利用者さんの食欲は回復しつつあるようです。
この本の説明の一部にはこのようなことが書かれてあります。
現金だけが儲けではない…
「計画」も「お金」も、「経験」も不要。
多少のコツさえつかめば、わりとふつうにできる、逃げても生きてくための、生存戦略。
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