2022年12月29日

マンスリー報告。共に行う家事(調理・買い物)


ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士・調理師いとうです。


身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
リハビリテーション・ケア研究大会2019金沢
での報告はこちら↓

利用者さまはお一人暮らしで、右手首骨折による手指の拘縮と古い既往歴として頭部外傷による記憶障害など高次脳機能障害の残存、腰椎圧迫骨折による腰痛や頸部痛があります。

身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"では、訪問リハビリテーションと連携し、安全に包丁使用しての料理や肉類や野菜などの生鮮食料品の買い物、賞味期限の管理、小分け冷凍保管などをサポートしています。


12月も利用者さまが気の向くまま買い物されてこられたあり合わせの材料で旨いもんを作りました。


第1週目!

小松菜のオイスターソース炒め。
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鶏肉とエリンギの和風スープ
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第2週目!

生ワカメ入りの塩肉じゃが。
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生ワカメと鶏肉のネギスープ。
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第3週目!

ポトフ!
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たまごとじ。
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第4週目!

ハムとキャベツの炒め物。
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キャベツポトフ。
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椎茸と鶏肉のスープ。
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今日も、
「どんなのができんのかなァ」
「たのしみだねェ〜」
「旨そうだねェ」
と、利用者様は笑顔で話されていました。

一年を通して、毎回の共に行う家事(調理と買い物)をたのしみにされているようでした。

記憶障がいが残る利用者様は、携帯電話のメモ機能を使用することに加えて、カレンダーへのメモの書き込みを自らされるようになりました。

これは大きな変化でした。

利用開始当初は、メモを書き込むことをとても嫌っていた利用者様でした。

その理由は、メモを書いてもどこに何を記したのかを忘れてしまうからでした。

こちらからは、備忘録的なメモの強要は一切しませんでした。

今では自作メニューの仲間入りを果たした煮卵のレシピメモも冷蔵庫ドアにしっかりと残っています。

毎回のたのしみの積み重ねで、記憶障がいを補完することも、ヒートショックなど生活の中でのリスク回避も自らできることが増えています。

やはり、年末の要介護認定にて、要介護2から要介護1に改善がありました。

利用者様からサービスの継続希望がありましたと、ケアマネージャーさんから連絡ありました。

引き続きよろしくお願いします。


ともに行う訪問介護事業所は、なめだリハビリテーションクリニックの訪問リハビリテーションや他訪問介護事業所と連携し、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。