2017年01月19日

家族の役割

初場所も残り4日。
稀勢の里は1敗を守り切れるでしょうか。
image-14232.jpeg
写真は昨年の大阪巡業のときのもの。

初場所14日目に観戦します。
初、国技館、楽しみです。
ST水野です。


感覚性失語症のお父さんと同居中の
娘さんから相談がありました。
お父さんに聞かれたくなかったのでしょう。
訪問の時間に合わせて、
家の外で待っておられました。

他の家族から
「お父さんの気持ちをよんで先回りし過ぎだ。
わからないふりをしてでも、
厳しくした方がいいのでは」と
言われたそうです。
「どうしたらいいと思いますか」という内容。

娘さん、誰よりもお父さんの言いたいことを
くみ取るのが上手です。
ご本人からはことばがたくさん出るものの
ほとんど意味がわからない、
いわゆるジャーゴン発話です。
ことばで伝えられる内容はごく限られます。
表情や口調や指差し、ジェスチャー等で、
娘さんとはおよその意思疎通ができます。

娘さんはどう思っているのか、
まず、聞いてみました。
「お父さんは確かに甘えてるところもあるし、
リハビリももっと真剣にやってほしいと思う。
けどもし自分がしゃべれないとなったら、
わかってくれる人がいてほしいと思うし」と、
優しい娘さんです。

「私もそう思います」と答えました。
私の考えをつけ加えました。
思いを一番わかってくれる娘さんの存在は、
お父さんにとって、とても大切だと思います。
家族は、家族でいてほしい。
練習中にご本人のお話がわからないときは、
時々、私が指摘していますし、
今後もしていきます。
家では気持ちが伝わることを優先して
いいのではないでしょうか。

娘さんが言われました。
「お父さんが自分で着替えを出せるように、
模様替えをしようと思いますがどうですか」
賛成です。
環境を整えたり、少し援助をすることで
お父さんが自分でできることがあれば、
できるだけやっていただきましょう。
お父さんにがんばっていただくのは
ことばによる部分でなくてもいい
と思いますよと話しました。


家族には家族の役割があります。
リハビリテーションの視点はあった方がいい。
でも家族がリハビリテーションをする人になる
必要はないというのが私の考えです。
posted by Active at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記
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