2018年03月20日

新しい総合事業の紹介

地域包括ケア総合事業部のPT谷村、ST松本です。



現在、要支援の方や介護認定が非該当で生活機能の低下を認める事業対象者に対して、地域包括ケアシステムの一部である新しい介護予防・日常生活支援総合事業(以下;総合事業)が開始しています。



総合事業は、生活支援の充実、高齢者の社会参加・支え合い体制づくり、介護予防の推進、関係者間の意識共有と自立支援に向けたサービスの推進等、いわゆる“要介護状態にならないための健康な高齢者づくりと環境づくり”を基本としており、訪問型サービスや通所型サービス等があります。短期集中予防サービスである通所型サービスC(通称『なめだ介護予防教室 あめちゃんの会』)は、医療専門職等が週1回の3ヶ月間(最大6ヶ月間)で、運動を中心に栄養・口腔ケア・認知症予防についての講座や実技を実施するサービスで、当社の地域包括ケア総合事業部でも、なめだリハビリテーションクリニックにおいて平成29年から実施しています。また、現在では各校区の地域会館に出向く、出張型の短期集中予防サービス開始も検討しています。


通所型サービスCは、@健康についての学習と運動習慣の習得、A外出のきっかけづくり、B介護予防について学び周囲にも伝えることができる介護予防サポーターづくり、C情報交流の場づくり等を目的としており、あくまで地域の方針やニーズと照らし合わせて、地域の介護予防事業の一手段として、「サービスが必要であれば、お気軽にご利用ください」という方針で実施しています。また、当社の地域包括ケア総合事業部は、地域のサロンや自主グループ等にも介入しており、サービス終了後の一般介護予防事業へ移行しやすく、やりがいや社会的役割等も発見することができます。また、身体機能等の低下を認めた際は、サービスの利用再開が可能で、サービス終了や再開の円滑な移行支援を実施できます。



私は平成301月より入職してから1ヶ月半程度、近隣市町村の総合事業についての現状調査をしました。現状として、国は医療費・介護給付費の削減を図る為に総合事業を推進している一方、介護サービス事業所職員や地域住民は総合事業についてほとんど周知されておらず、運営をしなければいけない市町村ですら方向性や進捗状況が思わしくないことが多く、国の方針との乖離があるように感じています。しかし、地域に深く関わる中で、地域の自主グループで体操を実施する方や、サロンに集まり憩いの場として通っている方が多く、地域包括ケア総合事業部が体操指導等に介入すると、大変喜ばれることや「こういうことも教えてほしい」等の要望をお持ちであり、地域住民がセラピストの介入による介護予防について必要性を感じていないわけではないということが分かりました。現に、堺市の某校区に対して出張型の通所型サービスC導入の話を持ち掛けると、自治連合会長や民生委員・児童委員長に快く受け入れられ、地域会館での通所型サービスC導入も現実味を帯びている状況です。


また、地域包括支援センターの尽力により、なめだリハビリテーションクリニックでの通所型サービスC利用依頼や、出張型の通所型サービスC利用依頼、自主グループの体操指導依頼等、この1ヶ月間半で当社の事業を地域に知って頂き、当事業が大きく動き出してきたことを実感しています。しかし、地域の方々は「通所型サービスC」を必要としているというわけではなく、「自分が健康であり続けたい」等と思っている為、上述したようにあくまでこの事業が地域の介護予防事業の一部であるという位置づけを常に意識しながら行っていかなければならないと感じています。事業としてはまだまだ小規模ではあるものの、その一歩一歩が地域の総合事業や地域包括ケアシステムを支える柱となれるように日々頑張りたいと思います。



当社においても、こうした新しい介護予防事業やサービスが開始していますので、皆さんも「総合事業」や「通所型サービスC」が利用者を取り巻く1つの介護予防事業であることを周知し、必要であれば利用者への提案も行って下さい。よろしくお願いします。

posted by Active at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | あめちゃんの会
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