大正の飛永です。
先日、阿部OTの報告会【チャレンジ】を実施!2回目です。
今回は、在宅酸素療法をされてる女性の方の外出支援や終活についての報告でした。
私自身、在宅酸素療法をされてる方のリハビリテーションにおいて外出支援等の活動を促すということに関して難しさを日々感じています。
ご利用者様にもよるかと思いますが、
「しんどいから動きたくない」
「酸素ボンベを持ってまで外に行きたくない」
などなど
積極的に促すことでの病状悪化や感染等のリスクを考えてしまい、生活範囲や活動内容に関して、どのあたりを目標にするのかはいつも悩みます。
そんななか阿部OTは様々な関わりをしてくれており、今回の報告内容はご利用者様の「らしさ」と阿部OTの「らしさ」が活かされ、合わさり、2人だからこそできる【チャレンジ】だな〜と感じました。
終活という言葉にどうしてもマイナスなイメージもありましたが、ご利用者様が終活を行うことで活き活きと生活されてるご様子にパワーをもらい、自分自身のこれまでとこれからの生き方に関しても考える機会を頂きました。本当にありがとうございます!
今回の報告は、他のご利用者様にも必ず良い影響をもたらしてくれる内容だと思います。
阿部OTからの報告
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者は抑うつや不安を合併することが指摘されており、不安・抑うつの改善も呼吸リハビリテーションの目的として有効性が認められています。
今回は、COPDで在宅酸素療法をされている女性利用者様と終活についての関わりを報告します。
利用者様は多趣味で行動力もあり、独身で人になるべく迷惑をかけたくないという想いも強く感じられている方です。
きっかけとしては、息切れからの不安感増大、外出機会や他者交流の減少、独身でなるべく人に迷惑をかけずに死にたいという想いが特に強く、終活をしていきたいとの希望がありました。
そこで、京都へのお墓詣り、緊急時の準備、お部屋の片づけを行うことにしました。
京都へのお墓詣りの計画と準備を進めていましたが、利用者様の体調不良により延期となりました。
緊急時の救急車用バッグの作成と、亡くなった時に送る荷物の準備を行いました。
断捨離として部屋の片づけも行いました。空いたスペースに別の物を収納したいとのことで、新たな物の購入も検討していました。
初めは終活に対してマイナスイメージがありましたが、利用者様と取り組んでみて、新しい目標ややりたいことをみつけることもでき利用者様自身も前向きになっておられたので良かったと思います。
今後も目標に向けて取り組んでいこうと思います。
以上、報告でした。
アクティブ大正 阿部 飛永
語りからその人らしさを一緒に探索する中で、醸成されてきたと思われる利用者さまと阿部さんの前向きに影響し合う関係性もみえてきました!
報告ありがとうございます。