2019年05月20日

ともに行う調理。

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今夜のメニューは「さば缶の味噌茄子丼」

ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士いとうです。

この日の最後の時間は、記憶障害等の高次脳機能障害と右手指に拘縮のある利用者様宅です。

訪問リハビリテーションを終えてから身体介護による自立生活支援の見守り的援助"ともに行う調理"です。


「茄子が安かったからねェ」。
と、数日後には傷みそうな茄子を六本買っておられました。

…ということで、この日は茄子を使ったメニューを調理することになりました。


まずは茄子のヘタ取りです。
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茄子の乱切り。
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切った茄子は水にさらしておきます。
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茄子味噌の合わせ調味料を作ります。
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以前から棚に残っていた味付さば缶(刻み生姜入り)を合わせ調味料に加えて、混ぜ合わせます。
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「何させんだよゥ〜」。
と、笑顔の利用者様です。

先週から冷蔵庫に残っていた新玉ねぎをカット。
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にんにくと刻んだ唐辛子と新玉ねぎを炒めて、別に置いておきます。
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油を多めにひいてから茄子を炒めます。
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茄子が少しずつしんなりしてきたら、炒めておいた玉ねぎを混ぜ合せて、さらに炒めます。
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合わせ調味料を入れてさらに炒めます。
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完成!
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試食会。
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「旨いねェ〜茄子はこんなにして食べるんだねぇ。初めて食べたよゥ」。
と、笑顔の利用者様。

「早く食べたいよゥ」。
と、さば缶の味噌茄子丼の完成!
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残った味噌茄子はタッパー3つに小分けして冷蔵庫保管です。
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買い置きを適量に調整するのはまだまだ難しいようですが、セーブしながら買い物されているようです。

「ごま油と酢を買い忘れた…」。
「ポン酢を多めに買い過ぎた」。
等の思い違いがあります。

しかしながら、わたしからの調理の際に「ポン酢が少なくなっています」。という声かけを断片的に記憶され、おもむろに買い物に来たスーパーでそれを思い出して買うというサイクルになってきておられます。

「メモに記しても見ないもん」。
「メモしてもそれを忘れてしまうしねェ」。
「その時の感情で覚えてる感じなのかなァ」。
と、利用者様。

利用者様はメモを記すことが記憶の代償手段にならない以上に、不快にさせてしまうことが分かっていました。

このため、調理の際はメモをしてもらうことは一切ありません。

"ともに行う調理"の際は、見た目の良さ、美味しさ、旨そうな匂い、食べたことがない新鮮さ、ご自身の手で仕上げるという経験を可能な限り心がけています。

このなかでの利用者様ご自身のプラスかつポジティブな感情が、利用者様ご自身の記憶の貯蔵・再生に大きく関わっているように考えています。

誰しも良い経験は忘れずに覚えているように。


ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の自立生活支援をサポートします。
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