2019年06月13日

(参加報告と備忘録@)第56回日本リハビリテーション医学会学術集会2019

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心意気実践チーム・人材開発室OTいとうです。


昨年度からリハビリテーション関連職が可能になった日本リハビリテーション医学会学術集会に初めて参加させていただきました。

今朝は早くからポスター掲示に。
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「患者からパートナーへ ~脳幹出血の医師とのリハビリテ−ションクリニック開設運営に向けた二人三脚の歩み~」
ポスター発表は6/15(土)です。
▼詳細はこちら↓

ポスター発表の準備がひと段落してから、ようやくプログラムに目を移すと、知的好奇心をくすぐられる内容に心躍りました。
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早速、一般社団法人日本生活期リハビリテーション医学会のシンポジウムに参加しました。

テーマは「リハ医は生活期のリハビリテーション医療にどのように関わるべきか」

名だたる先生方からリハ医に向けた生活期のリハビリテーション医療に関する内容です。
当たり前のことかもしれないですが療法士に向けたものが大変多く見られました。

参考)
備忘録

○生活期リハではまだまだ個別性、主体性の高いサービスは提供出来ていない現状があるのでは…

○生活期リハはどの領域のリハより圧倒的に関わりが長い、評価すべきことも多い

○必要な評価を経時的に行なうことが不可欠
→ICF、FIM、FAI、LSA、興味関心等

○生活期リハでは、利用者、患者の基礎疾患をよく診立てることなく、目の前の必要な介護等の現場の対応に迫られることがあるため、関わる職員が近視眼的になりやすい

○様々なリスクが考えられるが、基礎疾患をしっかりと診なくても、毎日のサービス、仕事が完結してしまうことも多い

質の高いサービスを提供するには、基礎疾患と障害とのつながりを診ながら、リハ医(看護師や療法士も)による医学的な管理が必要

○訪問看護ステーションでの療法士による訪問(訪看リハ)と医療機関での訪問リハビリテーションの使い分けがあるという難しい実状…制度的にも複雑

○リハ医(療法士も)は利用者と目標の共有をし、初回時に終了もあることを告げておくべき

○生活期には算定期限が無いことが大きなアドバンテージではないか…やれることがたくさんあるのではないか

○生活期リハには自分自身で主体的に行なうリハ、自主トレの時間と量が何より大切
→サルコペニアの筋トレは4割の力で回数を多くすれば効果あり
→筋トレは痙縮には影響しない
→歩行練習は歩行率、歩数、距離、スピード、歩容に注視を
→麻痺側の筋力アップは12,24ヵ月後もあり
→股関節伸展の維持向上は不可欠

○IADLの変化率は歩行、交流が高い人が向上しやすい

○FAIは退院後に向上しやすい

○生活機能向上連携加算の算定率は非常に低い現状

○"結果にコミットします"の自費治療、リハサービスが増えている現状がもしあるのであれば、今の生活期リハビリテーション医療の関係者が恥ずべきことではないか…

○利用者の隣で療法士が汗をかくのではなく、利用者の主体性を引き出し、利用者自身が日常的にリハするようにもっていく

▼詳細は、クリニカルリハビリテーション2014年4 月号「リハの効果の限界を超える」近藤国嗣先生(東京湾岸リハビリテーション病院)ら↓


▽ランチョンセミナー
「中枢神経系疾患に対する再生医療とリハビリテーション医療の可能性」
岡山大学大学院脳神経外科安原隆雄先生

○早期のリハビリテーションは機能改善へ

○運動や遊びがあれば神経新生の活性化に寄与

○運動出来ないようにした吊り上げられたラットの後肢はヒラメ筋の筋萎縮、神経新生の抑制あり

○重度の脳卒中患者は回復期に十分なリハを施しにくいことから、生活期リハにおいて良質な継続的なリハと精神的なフォローアップは神経保護、神経新生に寄与…その結果、良質な機能回復、社会との関わりを持つことができる
▼詳細は、総合リハビリテーション2018年11月号「難病のリハビリテーション」にて↓

等々…


生活期リハビリテーションに直接的に関わる弊社の仕事に誇りと勇気を持て、課題と可能性を感じることができるようなシンポジウムとセミナーでした。

と、同時に戦略的に行なうリハの効果に対する指標を持ち、評価し、しっかりと訓練するという当たり前のことの大切さを改めて痛感させていただきました。

たった半日でしたがたくさんの知見と刺激をいただき、後ろ髪を引かれる思いでセミナーの途中で退室し、午後からの訪問リハの現場へ向かいました。残念…

明日は午後からの参加です。
楽しみです。

利用者様、職場のみなさま、ご理解とご協力ありがとうございます。
posted by Active at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室
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