2019年08月20日

キャリアインタビュー 大阪事業所のST堀内理沙さん(大阪)「一日のほとんどが仕事であり、仕事を楽しめると、育児、家事も頑張れる」


社内メールマガジン〜アクティブ流〜20199月号のキャリアインタビューでは、大阪事業所の堀内理沙さん(言語聴覚士2年目、入職年月:平成304月、所属:大阪)からお話をうかがいました。

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写真中が堀内さん、左が心意気実践チームOT室之園、右が伊藤


1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯

職歴としては、塾で営業補佐、兼リーダー、人事を約半年、セキュリティ会社で管制事務、教育管理を10年、アクティブに入社して2年目になります。

大学卒業後の最初の就職先は教育関係に関心があったこともあり、京都にある正社員はたった10人程度の小さな塾でした。教員はアルバイトの現役京大生が勤め、私の仕事は京都、奈良、滋賀の高校へ進学に興味のある方々に塾や家庭教材の営業・販売をしていました。10人程の同期、先輩のなかでリーダー職(名ばかり人事ですが…)になって、入れ替わりの激しいアルバイトの採用係で、面接官として実際の面接の具体的な方法を考えたり、どうやったら辞めずに仕事を続けてくれるか等々を自分なりに考えました。元々は電話でのお客様のアポ取りで営業担当に繋げるまでがわたしの仕事でした。いつしか不登校や、親や先生と関係性が上手く行ってないお子様の相談にのることが多くなり、お客様から直接契約を頂くこともありました。しかしながら塾の業績不振のため約半年程の短い在籍期間でしたが退職となりました。

2社目は、自分でも信じられないくらいだった前職の早期退職の経験もあり、教育関係の仕事を諦め、ただ大きな会社で働きたいと思い、従業員数グループ含め約6万人、プロ野球界のレジェンドによるテレビCMで“○○○しませんか?”で有名な業界大手のセキュリティ会社に就職しました。強盗・火災等、リアルタイムに情報処理を行う監視センターに1年、その後、役員推薦で本部へ異動となりました。配属先は業務部という所で、本部10名、事業所約400名でうち女性は私ひとりでした。当時の本部の雰囲気は殺伐としていて、各事業所との関係性は決して良いものではありませんでした。本部での仕事内容は、教育管理とクレーム対応、社外からの仕事を事業所へ割り振る事でした。事業所に依頼した仕事に対して、各責任者の方から質問が来るのですが、仕事の中身が分からない事だらけでとにかく毎日必死でした。自分に何ができるのかと思い悩んでいた時、本部異動を推薦して下さった役員から呼ばれ「本部と各事業所は協力するもの、君はきっと緩衝材になれる。これからは女性が働く時代になるからね」。と言われました。その言葉を聞いてから、仕事に対する考え方が変わったと思います。その後すぐ、役員が亡くなられ、病気だったことを知りました。10年の勤務の間にSTの夫と結婚、出産、産休を経験しました。そのまま仕事を続けたい思いもありましたが、10年の区切りをつけ、子育てとの両立できる仕事、次こそ自分のやりたい事を仕事にしたいと思いました。当時、育ての親のような存在だった大叔母が誤嚥性肺炎で亡くなりSTに興味を持った事や、親しくなったママ友の子供さんが発達障害でSTに助けられているという話を聞き、STについて調べれば調べるほどSTをやりたい気持ちが止められませんでした。夫は反対していましたが、意を決しSTの専門学校に通う事にしました。

同級生にも同じようなママさんST学生がいました。学校での活動として土曜日に「言葉の相談室」で地域のことばの障害の方々へ、学生が主体となって訓練プログラムを考えて言語訓練を施すことも経験させて頂きました。

STの専門学校卒業後の進路は、急性期病院で色んな疾患を学び、回復期、最終的に訪問に行けたらと当初は考えていました。ところが最後の実習先でお世話になった老健施設で出会った入所者のみなさまの事が印象的で気持ちに大きな変化がありました。非常勤のSTさんが入所しているおじいちゃん、おばあちゃん達の前で自前のアコーディオンを披露し何曲も昔の歌を披露すると、皆が笑顔になって楽しそうに歌を口ずさむのを見ました。私はというと担当させて頂いた女性の方が「ピアノを弾きたい」と言われ一緒に弾いたり。まだ比較的若い方で半身に麻痺があるも「職場に復帰したい」、「レインコートを一人で着れるようになりたい」。と言われ一緒になって考えたり。入所者のおばあちゃんに実習の思い出作りにと手作りのアルバムを作成しプレゼントしたら、ご本人、ご家族も含め泣いて喜ばれました。実習前に思い描いていたSTとしての機能的な訓練等は何もできなかったのですが、とにかく感謝された事に幸せを感じました。最後の実習を通して、もしかすると技術以上のものがあるんじゃないかと感じるようになりました。自分自身で考えていたSTの概念が「ひっくり返った」というくらいST観が劇的に変化し、進路を決定する上で大きな影響を与えてくれました。

ちょうどその後に学校での就職説明会に、取締役ST碓井さんと学校の先輩でもあったST玉木さん(吹田)が来られ、「まじめにおもろいことをしませんか?」とのST碓井さんのお話を聞いた時に、「面白い!」、「私が働きたい場所はここだ!アクティブで働きたい!」と思い、その場で就職希望のアプローチをし、さっそく見学させて頂くことになりました。


2.今の仕事、働き方

月〜金曜日出勤、土日が休日。訪問1.5/週、デイ3.5/週の勤務をしています。小学1年生の6歳の娘と保育園年長組の5歳の息子がいます。それぞれの学校の行事がたくさんあるのですが、その都度職場の方々に調整、協力して頂き、何とか子育てと仕事の両立が出来ている事に感謝しています。


3.仕事での苦労、醍醐味、魅力、やりがい

〜苦労〜

退院されてから間もない訪問ST利用者様で、脳梗塞による嚥下障害で水分摂取時にムセが強くなり、痰が絡んでいました。

病院の主治医の判断により、誤嚥のリスクがある為、ゼリーで水分摂取をするようになっていました。ところが、ご本人はゼリー摂取の拒否があり、ご家族も“普通のお茶を飲ませたい”

自己判断で誤った摂取方法(水分とゼリーが混在したまま飲む)をされていました。

もし自分が利用者様と同じ立場になった時、誤嚥のリスクはあると分かっていても、毎日ゼリーで水分摂取するのは嫌だな…と思いました。何とかトロミ付きのお茶を飲んでもらえるようになってもらえたらと誤嚥リスクを説明しながら嚥下訓練や色々な水分摂取の方法を試しました。ご本人様やご家族の気持ちに寄り添いつつ、同時に主治医や病院の先生方、社内のSTバイザー等、皆さまから力と知恵をお借りしながら、やっとの思いでトロミ付きお茶に変更でき喜んで下さいました。しかし、ご家族で用意して下さるトロミの濃度が安定しませんでした。一体どうしたらご家族のご負担がなく安定的にトロミ付きお茶を作って頂けるのか考えました。試行錯誤を度重ねた結果、安定したトロミ付き水分の摂取をして頂けるまで数ヶ月ほどの期間を要しました。


〜やりがい〜

上記にご紹介させて頂いた利用者様は、前職のセキュリティ会社で一緒に仕事をしていた方のお父様でした。たまたま訪問の同行に行かせて頂いたところ、私の名刺を見て気づかれご指名を頂きそのまま担当させて頂くことになり、勝手ながら不思議なご縁を感じています。

つい先日わたしの息子と同じ保育園で、他のお母さん方とあまり交流されないママさんがいました。どうしても気になり、こちらから軽くお声かけをしました。すると、通園しているお子様が発達障害である事を話して下さいました。子育ての様々な悩みをお聞きし、具体的にどうしていけばいいのか?を一緒に考えさせてもらうことが出来ました。自分のSTの仕事や経験が仕事以外の場面でも誰かのお役に立てる事に大きな幸せを感じます。


〜魅力〜

脳梗塞の後遺症により、ことばに障害を持たれた方を担当させて頂くことになりました。病前、詩吟教室の先生をされていらっしゃいました。ブログにも書かせて頂いている為、詳細は割愛しますが、実際に通われている詩吟教室を見に行かせてもらう等、病院では決してできなさそうなことを上司に相談のうえ、自分の想いのままさせて頂けることが何より嬉しいです。


4.仕事をしていく上で大切にしていること、心がけていること

PTOTST、介護職員色んな方に助けて頂いていることを忘れないことです。あとは探求心、向上心を持つことかなと思います。


5.私の言語聴覚士像

1つは目の前の利用者様、患者様が関わり方次第で良くなっていくと信じて、諦めないことです。もう一つは悲しみも一緒に受け容れ、共に進んで行くことのできるSTになりたいです。


6.私の利用者さん自慢

現在デイ週3回ご利用中で週1回訪問看護(ST)に行かせて頂いている50代の女性Aさんがいらっしゃいます。6年前にくも膜下出血を呈され言葉の障害が残存しました。最初は寝返りもできない、歩けない、喋れない、ただ息をしているだけで…“死にたい”と何度も思い毎日泣いていたと言われていました。そんな方が今はとっても前向きで「子供たちに恩返しをしたい、だから諦めない」。と話されていました。そんな中で先日、40代の女性Bさんがデイサービスを利用開始されましたが、来所時に毎回泣いておられました。その様子をAさんが見かねて、「自分も同じように泣いてた、一緒に少しずつ頑張って行こうね」。との旨のお手紙をBさんに書いてくださいました。Bさんはとても喜ばれていました。そんなお二人の様子を見て“凄いな”と感銘し、私もあきらめず一緒に頑張ろうと思うことが出来ました。


7.私のアクティブ大阪自慢

まずはデイ管理者豊澤さんと佐々木さんの手作りスイーツが美味しいことです!!

そして職員は個性的な人が多く才能に溢れています。ことばの事で言えば、この利用者さんと上手く会話が噛み合わないな、どうしたら悩みや本音を聞き出せるのか…と悩んでいたら、介護職員、PTOTさんが楽しそうに利用者様と会話をしているのを見て、勝手に自分の中で敗北感?!(笑)が込み上げると同時に凄いなって思います。誰かの心を開くのは技術以上のものがあるように感じています。


8.趣味や関心事、休日の過ごし方

自然が大好きでトレッキングや山登りが好きです。ここ一年で印象的だったのが六甲山でのロッククライミングですね。登山に時間を要してしまい、帰りのケーブルがなくなってしまい下山もするはめになりました。その際、ウリボウ(猪のこども)にも遭遇し、ドキドキハラハラの連続でしたがそういうのも含めて楽しんでいます。他には先日船に乗って友ヶ島という無人島(実際には観光客でいっぱいでしたが笑)に行ってきました。仕事で息詰まった時、自然に触れあうと悩みなんてたいしたことないなと思えてしまい、気持ちがリセットされます。

もちろん子供たちともお出掛けをします。ここ最近では鉄道博物館、嵐山のトロッコ列車と保津川下り、奈良の大仏を見に行きました。


9.これからの仕事でチャレンジしたいこと

在宅ならではの事をしてみたいですね。STの枠にとらわれず、例えば一緒に料理を作ってみる、外出してみる、職業支援をする等、他にも小児分野にも興味を持っています。


10.大阪法人の失語症者会「1カフェ(イチカフェ)」について

「1カフェ」のなかでは、“聞き手から話し手側への役割交代と拡がりを”をテーマに失語症当事者の方が主体的に“話すこと”に主眼を置いています。デイサービス通所中は職員、他の利用者様とほとんど話されなかった利用者様が、「1カフェ」のなかでは、イキイキと話をされる姿をみることができました。その姿をみて、このような場を設けることができて本当に良かったなあと感じます。3か月に1回を目安に、失語症の方々が集う場を職員のみなさまからご協力をいただきながら続けることができればと考えています。

直近は7月26日金曜日14時〜ST山川さんとデイサービス松原、カフェオーディナリー松原の利用者様でもある森さんの失語症漫才コンビ“のんべーず”の公演でした。堺事業所の失語症者会「らふトーク」との連携も模索中です。「らふトーク」は8月23日開催予定です。

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1カフェ参加者で弊社のデイサービスとカフェオーディナリー(就労支援事業所)の利用者の高橋さんと。

「1カフェ」ブログはこちら↓

http://active-nopsj.sblo.jp/s/category/4483594-1.html


11.職員のみなさんに一言

色んな事に挑戦して頂きたいです。それが実現できるのがアクティブです!!


12.仕事と子育てを両立できる1番の原動力は?

一日のほとんどが仕事であり、仕事を楽しめると、育児、家事も頑張れるような気がします。

利用者様に尊敬の念を持ち、利用者様の生活を想像する。利用者様の趣味(例えば、ゴルフ、詩吟、将棋など)を介して、自分自身が今まであまり興味なかったことも利用者様と一緒になって少し覗いてみると、利用者様にもう一度趣味に向けたチャレンジをしてもらえたらなあという気持ちになります。そうすることで仕事も楽しくなります。


13.仕事と子育ての両立の秘訣は

仕事を楽しむことでプライベートもより楽しめるのではないかと考えています。STでもある夫と家事、育児の役割分担を明確にすることで、夫婦のお互いの時間を大切にできていることもいいのかもしれませんね。具体的にはお互いの休日を確認、調整し、保育園の送り迎えは曜日別に分担しています。ごみ捨て、掃除、買い物、片づけは夫の担当です。食事作り、洗濯、子供たちの習い事や学校の行事の調整等は私の担当です。小学校の学童を利用したり、地域のファミリーサポートを活用して子供たちの送り迎えをサポートしてもらっています。小学校や保育園のイベントの際は、たびたびお休みやご協力を頂き、職員のみなさまから助けてもらっていることを感じています。いつもありがとうございます。


言語聴覚士 堀内 理沙さん 略歴

大阪府出身の30歳代のママさんST。学生時代、新人時代から子育てと学業、仕事の両立を果たされています。1年目の昨年度は豊富な社会人経験を活かしたデイサービスでのST業務に加えて、失語症者の当事者会「1カフェ」の運営にも精力的に関わり、これからの弊社のST部門を担う貴重な人材です。


〜キャリアインタビューを終えて、、、ST堀内(大阪)から一言〜

このような機会を与えて頂き大変感謝しております。やりたい事を仕事にすることができて、ST養成校卒後の最初の就職先がアクティブでよかったと思っています。そしてアクティブで挑戦する機会を与えて頂いている事に感謝しています。

本当にありがとうございます。


■キャリアインタビュー記事編集担当より■


本当に2年目のSTさん?!なのかなと思うくらい、色々な取り組みを積極的に実施されています。そのなかの一つの失語症者の当事者会「1カフェ」はもともと大阪事業所所属の金井ST、退職された村上ST主任が中心となって立ち上がった取り組みです。現在は今年度より新しく大阪STリーダー職に就いた山川ST、同事業所の井上STも加わり、企画・運営されています。昨年度途中から心意気実践チーム室之園もサポートに加わり、『まじめにおもろいことをする』の追求を引き続きサポートさせていただきます。(心意気実践チームOT室之園より)


今回のインタビューのなかで、堀内さんからたびたび聞かれた「誰かの心を開くのは“技術以上のもの”があるんじゃないか」。という言葉について、後日下記の通り深掘りをして尋ねてみました。

具体的には…

○話をしっかり聞くことで共感する姿勢

○誠実に対応し、一緒に悩みを解決していくこと

○小さな変化にも気づくこと

○利用者さんの趣味や興味のあることに自分も興味を持つこと

とのことです。

今回の堀内さんのインタビューを通し、療法士としてとても大切な心構えを再確認することができました。“技術以上のもの”の何かは、なかなか形として目には見えません。しかしリハビリテーションを進める上でも欠かせない心構えでとても重要なものだと考えています。

このなかの“共感”について「共感力」(ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)をもとに、以下のとおり考えてみました。

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私たちの脳には、いわゆる知能を司る領域と共感力を司る領域の双方があり、いずれも前頭前野に存在します。その機能は相互に牽制しあうような関係として抑制をかけ合う形で機能が表面化することが多く、知能を司る領域のほうが共感力を司る領域よりも弱いことが大半といわれています。また知能よりも“共感力”に重きを置いている人のほうが大多数ともいわれています。

“共感”の3タイプとは…

⓵認知的共感:他者の視点を理解する力

A情動的共感:他者の感情をくみ取る力

B共感的関心:相手が自分に何を求めているかを察知する力

この3タイプの中でもっとも医療・介護・福祉職の現場で必要とされるのがB共感的関心である。共感的関心を持つには、他者の痛みを感じる力を保ったまま、自分の苦悩とうまく付き合うことが求められる。この共感的関心と密接な関係性にある情動的共感を呼び起こすには、相手の感情に対する自分の反応に意識的に注意を向け、他方では表情や声の調子などから相手の感情を幅広く読み取ることとしている。また、他人の感情を理解するにはまずは自分の感情を理解する必要がある。私たちは、他者の苦悩を我が事のように受け止める時には直感を頼るが、相手のニーズに応えるかどうか判断する時は、その人の幸福が自分にとってどれだけ重要かを熟考するとしている。

“共感”を制御するには…

体にピンが刺さってケガをしている人を見ると、普通、私たちの脳から痛みを感じる部位が反応しているという合図が発せられる。ところが医学部では、無意識のうちに起きるそのような反応さえもコントロールするよう教えられる。このため医師たちの場合、側頭頭頂接合部と前頭前皮質にある、“感情を無視して集中力を高める働き”を持つ神経回路から反応を抑える麻酔のようなものが分泌される。こうした作用は、他者と距離を取って平静を保ち、相手の力になろうとする時にも起きる。感情が高ぶる状況で問題に気づき、集中力を高めて解決策を探さなくてはならない場合にも同じ神経回路が活性化するとしている。

「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)


このような作用や実際の場面はリハビリテーションの仕事の現場で身に覚えがあるかと思います。何かの疾患や障害により、何らかの喪失体験をされたであろう利用者様と一緒に、これからの人生を再構築する過程において、私たちの仕事は常に“共感”を人から要求される仕事で、かつ“共感を養う”ことが欠かせない仕事であることがあらためて確認できました。その一方で“共感を制御する”ことは“共感疲労”や“バーンアウト(燃え尽き症候群)”を回避することにつながり、他者に同情し過ぎないように、自分が苦しくならないようにうまくバランスを取らないといけないことも…

いずれにしてもこれら3タイプの“共感”に合わせて、“傾聴”も大きなカギになってくるはずです。最も高度で優れた傾聴とは?聴き手がトランポリンのように話し手に果たす役割とは?等について、8月9日の実務者研修2019/20のスクーリングB「傾聴、コミュニケーション等について」でもお話しさせていただきました。

▼詳細はこちら↓

http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/186422688.html?1565910219

http://active-nopsj.sblo.jp/s/category/4453539-1.html


また異業種から学ぶ越境学習が、患者さま、利用者さまの人生に直接的に関わる時間が圧倒的に長い生活期、地域リハビリテーションでは特に重要と考えています。

もし職業経験の少ない、もしくはほとんど無い現役新卒者の方々であれば、利用者様の職業経験やその時の生活の様子をナラティブにお聴きすることで、そのお仕事や趣味、趣向を部分的に経験したかのような感覚になると思います。利用者さまの人生の物語りにどっぷりとつかり自分事のようにお話しを聴いてみる、そして問いかけてみることです。その姿勢が利用者さまに“共感”を示し、私たちの“共感を養う”ことになり、利用者さまの趣味や興味のあることに私たちも興味を持つことにもつながります。ひいては利用者さまご自身の今までの人生の認識を深め、自分らしさや人生の中で大切にしていることを探索するきっかけにもなるはずです。


今回のキャリアインタビューでお聴きした堀内さんの職業経験は、今のSTの仕事でも大きなアドバンテージになっていることがわかり、堀内さんのアクティブでの仕事ぶりを見聞きして“なるほど合点”ときました。仕事を楽しみ、育児、家事もしっかりと…これは究極の生活と仕事の両立です。堀内さんのこれからのさらなる活躍に期待は無限大!!


キャリアインタビュー記事編集担当:人材開発室・心意気実践チーム 伊藤健次郎

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