2019年08月29日

各勉強会巡りからの学びと気づき。


IMG_20190827_183955-a2e60.jpg
泉北事業所の自主勉強会の様子
「難しいっす(汗)…」ともらしながらも熱心に先輩に食らいつく泉北事業所の新人PT谷口さん(写真右端)


心意気実践チーム・人材開発室のいとうです。

先日は日本リハビリテーション医学会学術集会でお世話になったリハ医の先生のご厚意で、急性期病院でのケースカンファレンスに飛び入り参加させていただきました。

その一日は、デイサービス、訪問リハ業務の合間、その前後に、
"急性期病院でのケースカンファレンス→デイサービスや訪問リハでの評価方法→触診実技"の順で各勉強会巡りの一日となりました。学びと気づきを整理します。


■急性期病院でのケースカンファレンス■
○急性期での視点、評価、より心身機能に向けたリハビリテーションを、生活期でも行なうことで、個の持つ力を最大限に引き出すことになり活動・参加に拡がりが持てるイメージが膨らみました
○急性期でのケースが、デイサービスや訪問リハの利用者様とダブって見えました
○急性期病院に入院する前の利用者様、急性期病院を退院した後の利用者様、その両方の姿をイメージできました 
○各画像所見は生活期において確認できていないことが多い現状か…
○病院から渡された家族保管のCDもあるが、何も無いことが多い 
○画像所見の情報を取るための医療機関側との連携ができれば、より良い関わりにつながるのでは…その体制作りも課題か…
○画像所見を診立てる知識と技術が必要


■デイサービス、訪問リハビリテーションの新人向けの評価法勉強会、ICFを用いたケースカンファレンス(泉北事業所にて)■
○療法士各々の評価の視点、評価方法、ICFや各チャート等の補助的ツールの活用方法を学びました


■触診実技の自主勉強会(泉北事業所にて)■
○触診実技で実際の治療に応用できる腰部の深層と表層の筋と腰椎椎体、椎体間の動きを学びました
○ベテラン療法士が評価と治療技術、知識を突き詰めていくマニアックな姿勢と、時間も忘れて熱心に聴き入る新人療法士と淡々と指導するベテラン療法士の心意気を感じました
○教える側の姿勢だけでなく教えられる側の熱心な姿勢(コーチアビリティ)から、お互いを高め合える双方向な関係性が見えた気がしました(No残業等の働き方改革による縛り⁈を両者から一切感じることなく)
○自分が好きで情熱を注げることを仕事に結びつけているベテラン療法士の背中がありました
○知識とスキルだけでなく、心が喜ぶワクワクするような仕事のやり方がありました
○自分の身体を上手く使って、日々毎日発揮し続けることのできるプロの療法士の技、匠としての技の継承の形を見ました

いずれの勉強会から…
○リハ医、ベテラン療法士が持っている知識、技術を暗黙知として共有されていました
○なかなか真似ることが難しい技術、診立てをリハ医、ベテラン療法士の視点、動きを見て、自分なりに繰り返し練習・実践する、次の世代に継承していくという徒弟制度の良さを感じることができました
○先輩からの厳しくも愛のある指導も今の風潮からは懐かしさを感じました


利用者様の持てるチカラを引き出して、それを最大化するためのその下地となるリハビリテーションスキルと心意気を学んだ一日になりました。
力をもらいました。


"人生100年時代"という言葉で長寿時代の生き方を提唱した経営学者リンダ・グラットンさんの著書で、

"広く浅い知識や技能を蓄えるゼネラリストを脱却し、専門技能の連続的習得者(連続スペシャリスト)※への抜本的なシフトを遂げる必要がある" 
※専門技能の連続的習得者(連続スペシャリスト)→専門性の低いゼネラリストより、複数の分野の高度な専門技能と知識を身につけたスペシャリストになることを提唱

療法士が将来到達すべき姿は、自分自身の身一つでもやって行けるようなリハビリテーションの"職人さん"なのかなぁ…とぼんやりと考えました。以下のように整理してみました。

□アクティブの新入職員の育成論□

人として、職業人として全般的な職能を鍛えるためのゼネラリスト的な働き方(リハ業務だけでなく清掃、送迎業務等の雑務力や書類作成・管理業務、コミュニケーション・雑談力等のエンプロイアビリティ"雇用可能性"の開発)
新人の間からより職人的な療法士らしさ、自分らしさを追求できるような働き方と学び方を提供(在宅、生活期リハ専門職としての心構え、職業人としてのあり方、利用者・社内外の方々との接し方、仕事の取り組み方等の現場での指導と各勉強会やイベントを通して専門性、サブスペシャリティの開発等)

人が変われば時代も変わるので、育成の方法論も常に変わっていかないといけないなあと思います。


参考)
▼「WORKS155 プロの技を次世代につなぐ リクルートワークス研究所」
▼「セルフ・アウェアネス」ハーバードビジネスレビュー編集部、ダイヤモンド社
▼「ワークシフト」リンダ・グラットン著、プレジデント社
▼「新!働く理由〜111の名言に学ぶシゴト論。〜」戸田智弘著、ディスカヴァー・トゥエンティーワン社
posted by Active at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186487380

この記事へのトラックバック