2020年05月25日

ひやりハット報告書について考える

どうも。
泉北のむろのぞのです。

突然ですが『アクティブシート』というものをご存知でしょうか?

IMG_5892.jpg

コレがアクティブシートです。

私がこのシートを知ったのはまだ1〜3年目の頃だったと思います。


シートにも記載していますが、

これの目的は利用者・家族さんへのサービス改善、向上。

事業所内、他事業所、関係機関との連携強化。

地域状況の変化による新たなサービス開発

などがありました。

当時の私はなかなかこれをうまく活用できずにいました。



長い歳月が経ったある日。

当事業所責任者の北山さんとこのシートに関する話題で盛り上がりました。

当時のアクティブの歴史を語ってもらうなかで、

いまこそこれを活用できるんじゃないかなと感じました。



その理由となったのは『ひやりハット報告書』というレポートの存在でした。

仕事上のミスや失敗は誰しもあることだと思います。

しかし私たち医療・福祉従事者はそれをある形で残しておかなければいけません。

それがひやりハット報告書です。


慣れない環境下で業務やリハビリテーションを提供する新卒療法士の皆さんにとっては

ミスすることは当たり前ではないかと感じます。

当たり前だからといってそのミスを無いものにはできません。



しかしこの報告書作成というのはなかなか骨が折れる作業です。

なぜならこの報告書にはネガティブフィードバックの要素が強いと感じるからです。

そして報告者(作成者)は『ミスをした張本人』のような印象を受けざるを得ない印象があります。

こうした負の振り返りを度々繰り返すことで、自尊心や自己肯定感が低下してしまう可能性もあります。



どうにかこの課題をプラスに捉えられる方法はないかと考えました。

そこでこれまで人が起こしていたとされるエラー(ヒューマンエラー)を、

『システムが機能していなかったことで起こったエラー(システムエラー)』

として捉えるようにしてみました。



システムエラーとして捉えることで、

問題を客観的に考えることができ、

どうすればうまく機能するシステムに変換できるだろうか、

といったプラスの思考に変えていけるのではないかと考えています。



その一助となるのがアクティブシートではないかと考えました。

このシートをいまの若手スタッフの皆さんに活用してもらうには、

令和バージョンにアップデートした方がいいと考えました。



それがコレです

IMG_5894.jpg

その名も『あつまれアクティブの森』。

通称『アク森』です。



アクティブという一つの島に様々な課題や情報という名のアイテムを集めていき、

アクティブ島の発展と開発を目指していく。

そんなレポートになればいいと思っています。



ん?なんかどこかで聞いたコンセプトとネーミングのような…。

まぁ気のせいでしょう。




posted by Active at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 泉北(室之園の)日記
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