社内メールマガジン巻頭言 2020年8月号
梅雨というには激しすぎる大雨と蒸し暑さに加えて新型コロナウィルスの影響でストレスフルな日々が続いています。
6月に緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウィルス感染状況は全世界的に見ても終息にむかうことなく、依然として安心できるような状況ではありません。
それどころか第2波がいつ起こるのかと不安感が増すばかりです。
「これをしといたら大丈夫」が無く終わりが見えない状況で、不安定な日々を送るのは心身ともに消耗してしまい余裕が無くなり、つい些細な事でイライラしてしまいます。
「これをしといたら大丈夫」が無く終わりが見えない状況で、不安定な日々を送るのは心身ともに消耗してしまい余裕が無くなり、つい些細な事でイライラしてしまいます。
電車が混んでたらイラつき、仕事が上手くいかずにイラつき、運転中に割り込まれたらイラつき、自分の思うように
ならない事が重なり・蓄積して大爆発してしまう...やたらと「あおり運転」のニュースが多いのも納得ですね。
私も同様にイライラしてしまいますが、最近ある言葉をよく思い出します。
『 俺が俺がの我(が)を捨てて おかげおかげの下(げ)で生きよ 』
江戸時代後期の越後の良寛和尚の言葉だそうで、ご存じの方も多いかと思います。
20年以上前に私が営業の仕事をしていた頃、当時の上司からよく話していただきました。
ネットで検索したら関連で下記の詩(これも有名らしいです)がありましたので紹介させていただきます。
『 おかげさま 』(上所 重助)
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
今だ本質を理解するには至りませんが、こんなギスギスしたしんどい時なので、
少しでも気持ちが穏やかになれたらなと思います。
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
今だ本質を理解するには至りませんが、こんなギスギスしたしんどい時なので、
少しでも気持ちが穏やかになれたらなと思います。
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真 鍋 章 司