2020年07月22日

小野先生アドバイザリー業務再開!@堺


OT塚本(堺事業所運営責任者)、育成担当PT軽部、OT伊藤です。


コロナ禍により中断していたリハビリテーション医の小野先生による各事業所を定期巡回してのアドバイザリー業務が部分的に再開しました。

この日は堺市にあるアクティブデイサービス堺。

育成担当PT軽部、OT伊藤も同席させていただきました。

3密回避、距離を空けて、時間短縮、リハビリテーション講座は休止…と感染拡大防止策を取りながらの部分的な開催でした。


2年目OT山脇さんから。
小野先生にデイサービスで個別機能訓練を担当している利用者さまを報告します。
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先生による問診で、担当者も知らなかった病歴や医学的情報だけでなく生活歴、趣味、仕事も利用者さまのナラティブ(語り)により引き出されていきます。
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毎回のことですが、この問診だけでもたくさんの気付きがあります。

これは先生が常々言われているナラティブ・ベースド・メディスンの一端かと思います。
▼ナラティブ・ベースド・メディスン↓

ナラティブ・アプローチは、相手との対話、日常のやりとりのなかでモノやコトの意味づけし、各々の常識を作り出すという社会構成主義に基づいています。

私たちが「現実だ」と思っていることはすべて"社会的に構成されたもの"
そこにいる人たちが、「そうだ」と合意して初めて、それは"リアルになる"。

医師と患者さんのナラティブ(語り、物語り、その人ならでは一般常識や前提)をどのようにすり合わせていくのか…

"私とあなた"の関係性で対話のなかで、新しい関係性を構築すること。

それは職場や組織内、家庭内での関係性のなかでも同じことです。

参考・引用元)
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次は2年目ST東田さん。
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デイサービスでのST訓練もみていただき、しっかりフィードバックをいただきました。
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利用者に話題のテーマを決めてもらいフリートークしてもらう中で、先生が加わることで質問の幅が増えたり、また本人から自発的に会話の中での広がりがよくみられていました。訓練というより、自然に会話を楽しんでいるような雰囲気でした。


こちらは新人のOT冨吉さんに、利用者さまを通して様々な関わりを指導する育成担当PT軽部。
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その後は資料を介した具体的な指導がありました。
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最後の時間は、オンライン+ナマ(オフライン)の小野先生による新人スタッフ向けの講話、Q&Aです。
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各事業所の新人療法士スタッフ、2年目療法士スタッフの方々を中心に16人が参加してくれました。
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参加者のみなさんからの質疑に小野先生は1つずつ丁寧にご返答いただきました。
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画面共有してのミニ講座も。
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ST碓井さんからの助言は的確でした。
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育成担当PT軽部からも助言、提案をしました。
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初の試みであったオンライン+ナマ(オフライン)混成型のセミナーは序盤、音声調整がうまくいかないエラーが重なり申し訳ありませんでした…次はもっと上手くやります!

この日は1時間程度でしたが参加者のみなさんからの質問と小野先生やみなさんからのご意見で理解が深まりました。


堺事業所スタッフより

山脇OTより
今回小野先生のアドバイザリーを経験させていただき、医学的な視点からのフィードバックはもちろんですが、小野先生の病歴の聞き方や利用者様の生活歴の引き出し方が大変勉強になりました。
今回診ていただいた利用者様は、痛みが強く、私自身にできることは何か模索していた方だったので、今後、どのように関わっていけば良いのか、答えが見つかりました。しっかりと指標を持ち、長期的な目線で関わっていこうと思います。
また、自分が考えられていなかった疾患や今後の可能性の部分までも先生の視点から教えていただきました。本人様だけでなく家族様にしか分からない部分もあるため、利用者様に関わっている方への包括的な関わりも大切だと改めて感じました。小野先生が最後に言ってくださった、"楽しくやってもらうことが一番大事"という言葉を胸に、利用者様に笑顔を届けられるように今後も取り組んでまいります。貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。

富吉OTより
途中からの参加になってしまいましたが、専門的な知識やリハビリについて聞くことができとても勉強になりました。ありがとうございます。
利用者様とキーパーソンとなる方の関係性も重要だと気付きがありました。モニタリングや送迎の時等を利用して、利用者様だけでなく御家族の方との関わりもリハビリに繋がるという意識を持って頑張りたいと思います。

東田STより
この度は、小野先生からリハビリに携わる医師の視点で数多くのアドバイスを頂きました。また、アドバイス一つひとつに、これまでの経験談を添えてくださり大変勉強になりました。
今回の症例はウェルニッケ失語の利用者様でした。聴きとりが低下しており、相手の問いかけや話題に沿った返答が難しいという問題を抱えておられます。これまでは、言語面を少しでも改善するためにご本人へのアプローチを中心にリハビリを行なっていましたが、目立った改善になかなか繋げられない状態でした。
この現状に対し、小野先生より、ご本人だけでなく「周りの人」へのアプローチするようお話をいただきました。
常にご家族との「関係性の変化」に目を向けること。そして、どんなライフパターンが出来上がっているのか、ご本人、ご家族にどんなストレスがあるのかなどを汲み取り、ご本人、ご家族の言葉によるストレスを減らすための接し方を提案できるようにアドバイスいただきました。
また、生活期では、グループ訓練や当事者・家族の集まりができることが理想だとお話をいただきました。
らふとーくの事、最近はオンラインで行っていることなどお伝えしたところ、本症例にもそのような機会を作ってみてはとご提案いただきました。
生活期における失語症者に対し、リハビリの枠を超えた包括的なアプローチを行う事の大切さを改めて勉強させていただきました。ありがとうございました。




withコロナ時代、新しい生活様式に即したリハ、看護、ケア、介護予防、自立生活支援等を考え実践するのはもちろんのこと、利用者さまサービスへの還元を図るため、スタッフ個々の成長を図るための学びの場をおろそかにしない取り組みも引き続き大切にしていきたいところです。


小野先生アドバイザリー業務は次回8/26@吹田予定です。感染状況も随時確認しながらオンラインQ&A等(途中参加、退席オッケー)も予定しております。
posted by Active at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 堺デイ
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