2021年07月19日

新人研修プログラムzoom講義『ナラティブ・アプローチ、アクティブコンピテンシーなど』


人材開発室の軽部、伊藤です。

この日の担当は伊藤です。

この日のテーマは、前々回、前回のポジティブアプローチ、エンパワメントアプローチとストレングスモデルに続いて、ナラティブアプローチとアクティブコンピテンシーについて。

訪問リハ事例の実際場面での関わりも振り返りながら、お話しさせていただきました。


なぜナラティブ・アプローチ?
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ここでのナラティブを利用者様の語り、人生における価値観やストーリーとします。
ナラティブ・アプローチでは、
◉話し手(患者さま、利用者さま、ご家族)の話しを自分のことのように入り込むこと
◉話し手の世界観、価値観に飛び込んでいくこと
◉話し手と一緒にそれぞれの意味を考えていくこと
などが、欠かすことができない心構えと考えています。


下表のNBMの捉え方でも示されている"病いを診るのではなくその人を診る"ということも欠かすことはできない視点です。
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しかしながら、その具体的な方法や考え方は医学や医療系養成校では学んでいないことが、圧倒的に多い現状のようです。
現場の支援者個々の姿勢や力量、見識に委ねられているのが実情ではないでしょうか。
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そこに課題感を持ち、ナラティブ・アプローチやNBMによる利用者さまや患者さまのナラティブを通して、"その人を診る"ということを学ぶことで、現場での関わりや支援に活かすことができるのではないかと考えています。


ナラティブ・アプローチを形作る社会構成主義とダイアローグというコミュニケーション観。

その場に居る人たちで意味をつくっていくという社会構成主義という捉え方。
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議論や雑談とは違う自由な雰囲気で真剣な内容について、話し手と聞き手が入れ替わりながら語り合い、双方の意見を変えながら共通の理解に到達していくというダイアローグ。


2.5人称の視点。
2人称と3人称を行ったり来たりできる2.5人称の立ち位置が、患者さまと医療従事者のあるべき関係性ではないかという考え方。
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その人ならではのナラティブを過去、現在、未来のエピソードからそれぞれの4象限で紐解く。
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何らかの疾患や障害により、自分の人生をもう一度捉え直して、生き直さないといけない状況にある方々。

その人の今までの暮らしや仕事、生き様、その人ならではの問いや一般常識、前提。

ナラティブ・アプローチでその人のエピソードから、これから何をどうしようと思って、何をしているのか、それは何をしていることになるのか…を探索する。ダイアローグで一緒になって考えること。

2.5人称の視点で2人称(家族)と3人称(専門家)を行ったり来たりしながらも、"共に変わろう"と目標を共有できる関係性をつくり、それらに向かう行動もともにする。


そしてやはり、その人を知るということは、自分を深く知るということにも間違いなくつながっています。

それが仕事の結果にもつながるのではないでしょうか。
この記事を書きながらそう実感します。



下のアクティブの仕事図についてもお話しさせていただきました。
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どの人が見ても、
「これはアクティブの仕事、仕業やなぁ〜」
と、誰もがわかる仕事ぶりには、何をどうして
、何を考えて、何がどうなっていないといけないのか…

"らしく生きる・活きるを応援する"
この理念を利用者様も職員さんも体現するためには…

などなどを考えて2015年に作図し、改訂を続けています。


アクティブコンピテンシー
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理念を体現するための人材像、思考や行動の特性を大きく3つに2014年に分類しました。その後も改訂を続けています。

心意気コアコンピタンス
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他社を凌駕する中核となる強みを2016年に列挙しました。その後も改訂を続けています。

今回のzoom講義にて、上記の赤○部分をみなさんと学ぶことができました。ありがとうございます。


当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブでの共有も始めました。
ともに社外秘、限定公開のため取り扱いには留意していただきご活用ください。



When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室
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