1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯、転職のこと、転機のこと、キャリアを振り返ると…
今の仕事に至った大きなきっかけはありません。父と母が社会福祉士として老健で働いていたことが影響しているかもしれません。小学生の頃、父母に仕事場へ一緒に連れて行かれて、高齢者や発達障害のある方々との接点がありました。高校においてあるパンフレットで初めて知った作業療法士という仕事に自分でも珍しく興味が湧いたからです。体を治す医者とは違う医療系の仕事に、“こんな仕事もあるんだ”と、興味をひかれた覚えがあります。
1人暮らしもしたかったので何気なく大阪で大学を探して大阪保健医療大学に入学しました。
何故かパソコンの検索画面の1番上にあったので受験してみました。
在学中の運動器メインの病院での臨床実習に経験した1単位20分のリハの仕事に面白さを見い出せませんでした。別の実習先で訪問リハの現場を体験することができ、様々な人の様々な生活が見ることができて面白いと感じました。卒業後に病院には絶対就職しないと決めました。新卒者“生え抜き組”でも働ける訪看ステーションを探していました。
アクティブで働こうと思ったきっかけは大学で求人を探しているときに、これも不思議とパソコン画面の検索結果の一番上に出てきたからです。今は一番上に出てきません。検索結果の1番上には何かと縁があるように感じました(笑)
バイザーの3年ほど前に退職したOTさんに3年間師事しました。ほんとに大変お世話になりました。退職された後も連絡していましたが、ここ最近はできていません…
入社した時は今里事業所が開設2年目だったこともあり、OT2年目に入ってすぐの時期からたくさんの訪問リハ担当をさせていただきました。その頃の訪問リハでは、利用者さまにどのように関わっていくかを考え過ぎてしまうこともあって、緊張と不安がいっぱいで…(汗)でも思ったより早く順応できたと思います。訪問当初は“生え抜き組”の先輩OT武さんに、仕事帰りに話しを聴いてもらって試行錯誤を繰り返してきました。
2.今の仕事、働き方
火曜日AMがデイで残りは訪問に出ています。移動が遠いところもありますが意外と気分転換になります。
バイザーとして後輩指導の仕事もあります。自分の知識の振り返りにもなって自分自身にとても役立っています。
3.仕事での苦労、醍醐味
1番苦労していることは自分の体温が高い事です。冬はホットパックみたいと喜ばれますが、夏は汗だくでリハビリに集中できません。
醍醐味は訪問時に「待ってたよ」「また宜しく」と言ってもらえた時です。必要に思ってもらえるのは嬉しいですね(笑)
4.仕事の魅力、やりがい
魅力、やりがいは上記と同じで必要と思ってもらえることが1番大きいです。あとは、できることが増えて利用者さんの生活が少しでも豊かになると仕事している甲斐があるなと思います。
☆ベストセルフなエピソード、瞬間は?
パーキンソン病の訪問利用者さまとのかかわりで、表情が硬くなっていても、会話のやりとりでほぐせた瞬間。自分が訪問に入ったことで生活を変えることができた瞬間。
☆利用者さま自慢
アクティブ将棋大会にも参加していただいた頚髄損傷の利用者様。
「歩けなくなってきているところを見せたくない」。と、デイサービスから訪問リハに移行希望がありました。訪問リハ移行の際に「訪問は早津さんやないとアカン、他の人やったらやらへん」。と、言ってもらい訪問リハの担当開始。「触ってもらってよかった」。と、お言葉もいただきました。現在は訪問リハで室内歩行練習、座位練習で将棋大会を継続中で、歳を重ねながらも歩行レベルを維持されています。デイサービスからの関わりから8年目。訪問は3年目を迎えています。
数々の病院で様々な療法士によるリハを経験されておられる利用者さまからは、その経験をもとに体の触り方を教えてもらいました。
そして、大阪の利用者さまならではの積極的なコミュニケーションに助けられ、自分自身のコミュニケーション力も成長できたように思います。
5.仕事をしていくうえで大切にしていること、心がけていること、座右の銘やモットーなど
心がけていること・大切にしていることは話を傾聴する事と、訪問する時は自分の体調がどれだけしんどくても明るく楽しく振る舞う事です。(精神疾患の方は除く)
その代わりに事務所に戻ってきたらスイッチをoffにしています。
6.わたしの事業所自慢
事業所の自慢は3つあります。
1つ目は、PT中原さん、OT河井さん、PT眞鍋さんたちの管理職のみなさんや同期入社で”生え抜き組”でもあるリーダーST山川さん、事務の佐々木さんがとても頼りになるところです。アクティブ全事業所内で1番だと思っています!!
2つ目は、武さんや金井さんを筆頭にお酒好きな人が多い事です。飲み会がありえないくらい面白いです。コロナ禍で全くいくことができていません(泣)…
3つ目は、色々な病院出身の方がいる事です。アプローチ方法や関わり方が勉強になります。
働きやすくて利用者さまのこともどなたでも相談しやすい職場です。同じ“生え抜き組”でもあるOT武さんにはよく相談しています。
7.わたしの療法士像
療法士像を持たないようにしています。これ!と決めてしまうとそれを維持しないといけないのが疲れてしまうのと考え方がそれだけに偏ってしまうからです。かかわりはいつも柔軟にするように心がけていて、新しいものを良いものを取り入れるようにしています。ダメだったらまた戻して…。マンネリ化しないように少し変わったことをしていきたいといつも試行錯誤しています。
8.入職前にイメージしていたやりたかった仕事はできているか
訪問リハビリの仕事がしたかったので、今は満足しています。
訪問リハに行かせていただいた当初は、考えていた以上に地理的に遠い方が多かったです。療法士が少なかったこともあるかもしれませんが、利用者様から来てほしいと言われると喜んで訪問していました(笑)
その人の気持ちや生活の変化、信頼関係を含めてもっと早く達成できるように支援できれば…と思っています。それができた時に仕事のやりがいを強く感じるところかもしれません。
9.これから仕事でチャレンジしたいこと
何か興味が持てることが見つかったらチャレンジしてみようかなと思います。
しばらくは訪問リハでしっかりとやっていきたいです。今までのとおり現場で試行錯誤しながらやっていきたいです。そのような試行錯誤の日々の仕事のなかに大きな満足感を感じているように思います。
10.わたしのアクティブ自慢
アクティブ自慢は、職員1人1人が個性的・独特で自分を持っているところです。見ているだけで面白いです。他の会社では味わえないと思います。
とにかく一人ひとりの性格が違う、そして個性・我が強い、意見も違う、でもそれぞれが面白い。そこがいいです。