人材開発室のPT軽部、OT伊藤です。
8/20は新人研修プログラムzoom講義「セルフアウェアネス、EQ、感情マネジメントなど」担当はOT伊藤です。
はじめに参加者の皆さんで、今の気分をムードメーターを使って、可視化-言語化してもらいました。
「感情マネジメント」池照佳代著、ダイヤモンド社より
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この時のわたし自身の気分は、ムードメーターで表すと、3-6の"リラックスしている"か5-6の"気楽"。
いつものようにギリギリまで研修の用意をしていて、ある程度まで(なかなか満足することができない症です)完成したところでした…やっと少しはエエ話しができそうやなぁ…という心持ちでいました。
研修中は参加者の皆さんのご協力があり、6-7の"楽しい"や6-9の"遊び心のある"という結果でした。
このように自分の感情を知って、周りの人に伝える機会はなかなかないでしょう。
職場では感情を表に出さないことが当たり前のこと、もう少しいえば、何があっても冷静でいるのが美徳のような感じでとらえられているかと思います。
ムードメーターを活用している方々でも、本人や周りの人たちが慣れないうちや心理的安全性がなければ、左下部分の5-5以下の"落ち込む"や"不機嫌"などで表すことはなかなか難しいようです。
自分のなかで押し殺していた感情を表に出して、話すこと、文字にすることで、自分の状態がわかるようになるだけでなく、周りの人もわかってくれるようになるということです。
また、相手の感情にも共感できる力も発揮できるようになり、寄り添い、心理的安全性のある人間関係を築けるようになるということです。
企業や組織、職場、家族のなかでも活かせそうです。もちろん利用者様支援や関わりのなかでも。
そのキーになるといわれているのがEQ(Emotion intelligence Quotient、感情知性、こころの知能指数、共感能力)。
※欧米ではEI(Emotion Intelligence)が一般的呼称
前著ではEQとは、自分や他者の感情を理解したり、適切に表現したりするスキル。他人や周囲の感情を適切に理解し、働きかける能力。とした。
1990年代にEQという概念を考案したエール大学のピーター・サロヴェイとニューハンプシャー大学のジョン・メイヤーが"IQ(Intelligence Quotient、知能指数)が高くてもビジネスで成功していないのはなぜか?"という問いを立てて調査研究を開始。
"社会で成功している人は、セルフコントロールや対人関係能力に優れている"という理論を提唱した。
EQの5大要素は以下の通り。
1.自分の感情を正確に知る
2.自分の感情をコントロールできる
3.楽観的にものごとを考える
4.相手の感情を知る(いわゆる共感能力である)
5.社交能力(これを身につけるためには、上記4つの要素を満たす必要がある)
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共感とは…
セルフアウェアネス、自己認識について。
"自分を知ること"をいくつかのワークを通して学びます。
参加者のみなさんにも傾向をお聞きしました。
自己認識の4つのタイプ。
参加者のみなさんにも自分のタイプを考えてもらいました。
これはその時々の状況に合わせて変わることもあると思います。その時々の相手や状況によって使い分けるというか…
利用者さまを知ることは、自分を知ることにもつながる。
生活期リハの利用者さまへの関わりで大きなヒントになると思います。
なぜ自己理解と他者理解が必要なのか。
深く傾聴するための題材にもなりそうです。
16personalitiesの個人ワークで自分の性格を知ります。
▼こちらから
参加者のみなさんとやってみました。
アニメ版のタイプ表は参考になります。
ドラゴンボール版とスポーツのピクトグラム版はようわかりませんよね…
わたし、参加者のみなさんのそれぞれのタイプを発表し合いました。
自分のことを知れただけでなく、参加してくれた新人のみなさんのこともたくさん知ることができました。

あっという間の楽しいプレイフルな時間で、ついつい写真を撮り忘れてしまいました…すでに退出してしまった方々もいます。お休みのなか参加してくれた方もいました。いつも参加ありがとうございます。
セルフアウェアネス(自己認識)で自分を知ることは、感情マネジメント、聞くこと=傾聴、他者理解につながるということがよくわかりました。
これらは生活期リハでの関わり、職場づくりにも大切な視点で、良い影響を与えるということをあらためて感じました。
当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブでの共有も始めました。
ともに社外秘、限定公開のため取り扱いには留意していただきご活用ください。
When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"
教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。
教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。
"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"