2022年09月14日

第3回スクーリング@22年度実務者研修

どうも。
実務者研修担当のむろのぞのです(肩書省略しました)。

9/9に行われた第3回スクーリングの報告をさせていただきます。
今回のテーマは『傾聴』。

この言葉は福祉医療業界に携わっていれば一度は耳にしたことがあるかと思います。

突然ですが、

「私は話を聞くことはできるけど話をするのが苦手なんです…」

と思ったことはありますか?












結論から言いますが今回の研修ではこれは「勘違いです」というお話をしました。

なぜ勘違いなのか?
皆さんは『振り子の原理』というものをご存じでしょうか?
振り子の原理をネットで検索してみると…

中心点からの距離がプラスとマイナスの最大値の間の値を取るように揺れている

とあります。
この理屈がコミュニケーションの世界でもあてはまるということです。



つまり『聴く』ことと『話す』ことは常に同じ量であり、決して『聴く』ことの方が多いという状況はないということです。

それを力説している一人に鴨頭嘉人(かもがしら よしひと)という方がいるのをご存じでしょうか。






リンクに飛ばれた方は感じたと思いますが、非常に胡散臭い方のように見えますね…。

この方は自称「炎の講演家」と言っていることもあり、YouTubeを使って自身の講演内容をフル公開するという、当時では画期的な取り組みをされた方です。

鴨頭さんが気になった方はYouTube内にある講演動画を視聴してみてください。
とてもわかりやすい表現で話されています。





今回の研修では鴨頭さんの講演動画の一つ、


という内容を受講生の皆さんと一緒に視聴しながら実際に聴き方を体で体感しました。





IMG_0117.jpg


ワークは大きく2つ。

まず1つは聞き手である上司(先輩)役と話し手である部下(後輩)役に分かれて、仕事の相談をする場面です。


聞き手役である上司の態度の変化でどのようなことが起こるかワークを通して感じてもらいました。

IMG_0122.jpg

話し手の方に体を向けて聴いているか。

ノートにメモを取っているか。

「うんうん」と首をタテに振る動きをしているか


鴨頭さんの動画では傾聴のことを『聴き力』と呼んでおり、それがあるか否かは、

相手が「あ。この人は私の話を聴いてくれてるなぁ」と感じてもらえるかどうかと話しています。

IMG_0121.jpg

つまり身体を相手の方に向けず、スマホをいじりながら「うん。うん」とたとえ声を出しながら耳で聞いていたとしても、相手にとっては「この人は私の話は聴いていない」と伝わってしまいます。

逆をいえば声を出さなかったとしても、相手の顔を見て、前のめりになり、首をタテに振る相槌をしたり、にっこり笑ったりするだけで相手にとっては「この人はちゃんと話を聴いてくれているなぁ」と感じるというわけです。





2つ目のワークは本研修を受講した経緯について話してもらっているときの聴き方です。

1つ目のワークとの違いは志望動機ということで、その方の考えや人間性を知るキッカケになる場面であるということでしょうか。

1つ目のワークの時の動きはもちろんのこと、

身体の向きを内容によって変えているか(「スゴイ!」と驚いたときの後ろのめり等)。

相手の考えを称賛するような非言語(拍手、グッドサイン、OKサイン等)を用いているか。

IMG_0118.jpg

「あなたの話をちゃんと聴いてますよ!」ということを相手に伝えるような聴き方をするにはどうしたら良いか。

それを追求していくことは、言い換えるなら「こんな聴き方は良くないよね」ということを知る機会にもなるということです。

これは自身の行動特性(クセ等)を客観的に理解することにも繋がります。

IMG_0116.jpg

「自分はよくこういう仕草をすることがあるから気をつけよう」

「自分はどうしてもこういう言い方をしてしまうから意識しておこう」

といった自身の情動を理解し、管理し、コントロールしながら必要に応じて引き出すという技術も必要になるかと思います。

IMG_0115.jpg

ただし、冒頭にも触れましたがこれらの技術はあくまで『振り子の原理』がベースになるということ。

つまり「こちらが聴いた分しか相手は話してくれない」ということを大前提にしておかないと、単なる技術屋になってしまうので注意が必要かと思います。



以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
posted by Active at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 実務者研修
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