ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士・調理師いとうです。
身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
▼リハビリテーション・ケア研究大会2019金沢
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利用者さまはお一人暮らしで、右手首骨折による手指の拘縮と古い既往歴として頭部外傷による記憶障害など高次脳機能障害の残存、腰椎圧迫骨折による腰痛や頸部痛があります。
身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"では、訪問リハビリテーションと連携し、安全に包丁使用しての料理や肉類や野菜などの生鮮食料品の買い物、賞味期限の管理、小分け冷凍保管などをサポートしています。
11月も利用者さまが気の向くまま買い物されてこられたあり合わせの材料で旨いもんを作りました。
第1週目!
生姜たっぷりの白菜と豚肉のうま煮。



肉類の買い物に行きました。
その後はカット小分けして冷凍保管へ。


第2週目!
寒くなってきました。
冷蔵庫に前から保管していたじゃがいもと人参の出番です。
昨年以来のシチューです。
今回は先週の買い物同行サポート時に、買わせていただいたシチューのルーを使いました。
昨年は小麦粉とマーガリンを使って作りましたが、これもまた旨い!
第3週目!
新人PT松本さん(大正事業所)が、ともに行う訪問介護事業所の仕事を、将来的にやってみたいとのことで見学に来てくれました。
半年以上前から冷凍保管していたブロッコリーなどのミックス野菜を使った八宝菜風中華炒めと、大根菜のツナ炒め、生わかめスープ。
第4週目!
冷蔵庫に残っていた大根と人参、椎茸で鶏肉のうま煮。寒いので水溶き片栗粉でトロミをつけて、アツアツご飯にのせて食べていただきます。
利用者様は、先々月頃から左手指のしびれと攣りが続いていました。
整形外科でかかりつけ医の先生にも定期受診時に相談し、先日2年ぶりに頸部のMRI検査をしていただきました。
先生によると経過は大きな変化はなく、今のところ手術が必要な状態ではなく経過観察しましょうとのことでした。
さらに、生活機能向上のため連携しているなめだリハビリテーションクリニックの整形外科医の先生にも、MRI検査を読影してもらい姿勢修整の助言などや下記のようなコメントをいただきました。
かかりつけ医の先生と同じ所見で引き続き経過を観察することになりました。
利用者様には、寒くなってきたので、温かいものを一緒につくって美味しく食べてカラダも温めていただきます。
ともに行う訪問介護事業所は、なめだリハビリテーションクリニックの訪問リハビリテーションや他訪問介護事業所と連携し、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。