人材開発室のOTいとうです。
今回は巡回指導ということで、担当PT豊田さん(大正)の訪問リハ時間に合わせて利用者様宅へ。
全盲(10年前から)で外出機会の減少も一因となり、糖尿病が悪化してしまっている訪問リハ利用者様。
利用者様から…
「もっと外に出たいねん」
「ずっと家の中にいたら変なこと考えてしまいそうで…」
「運動もせなあかんねん」
と、切実な思いが聴かれました。
わたしは、過去に伴走ボランティアとして、視覚障がいのある方々のランニングやマラソンをサポートを経験していました。
それもあり、糖尿病の運動療法の一環として、外出の誘導方法やスロージョギングの誘導方法、ベッド上でできる有酸素運動を提案させていただき、担当PT豊田さんと確認することになりました。
初めてロープを持って歩くお二人です。
まずは、お二人にロープに慣れてもらいます。
▼ナイスウォーク!動画
ダウンロードは🎥こちら
豊田さんがロープを持って、利用者様の腕の振りにうまく合わせてくれました。
すぐに安全に歩けました!
利用者様も運動勘が良くて、初回にして早くもスロージョギングになってきています。
▼ナイスジョグ!動画
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「気持ちいいわー」
「でも階段は怖いなー」
「電車もまだ乗ったことないなー」
「とにかく体調をもっと良くしないとあかんね」
と、利用者様。
同行援護(ガイドヘルパー)の介護方法などの動画↓
最後にコーヒーを。
「美味しいわー」
と、しみじみ話す利用者様。
寒いなかの運動後の温かいコーヒーが抜群にうまかったな〜
「望むことがあるとすれば、目がほんの少しの間だけでも見えるようになったら…」
「10年くらい前から光を失ったけど、見えなくなる前に、ベランダから月の光を見ていて、もうこれが見えなくなるんやなぁ…と思った」
と、当時の胸の内も話してくださいました…
そして、こんな歌もCDで聴かせてくださいました。
「豊田さん、ほんとにいい人なのよー」
と、PT豊田さんは利用者様に厚い信頼をもらっているようで嬉しい限りで頼りになります。
「わたし、何でも自分でやりたいタイプやねんなー」
と、話す利用者様とPT豊田さんとの信頼関係を元に、糖尿病の改善に向けた適切な運動療法の継続を安心してお任せできそうです。
近々、再度の巡回指導にて訪問同行させていただくことになりました。
ケアマネさん、訪問介護さん、同行援護さんとも随時相談しながら、利用者様の自立生活支援、余暇活動支援を続けていきます。