心意気実践チームのいとうです。

この日は出張寄せ植え・テラリウム教室です。
訪問リハの利用者さま、右片麻痺の女性で左手での作業に主になります。
ご家族によると元々、多趣味で多才の方で発症後は引っ込み思案になられているとのことです。
発症前にされていた数多くの趣味や知人との交流、料理等の家事は積極的に取り組めていない現状が続いています。
料理や清掃等の家事には、訪問リハのなかで今までも取り組んできました。夫との役割分担をしながら部分的に家事を担われるようになってきました。
しかしながら趣味的なことには、
「片手ではできないから…」
と、訪問リハでの実施には至っていませんでした。
日々の営みで愉しみとなるはずの趣味が出来ずに、日常生活のなかに彩りが少ない状況が続いていました。
寄せ植えは初めてでしたが、プリザーブドフラワーを趣味として長年されていたことをふまえて、片手の作業で比較的手軽に取り組めそうな寄せ植え・テラリウムを提案しました。
今回、退院後すぐからの4年以上になる関わりで、ようやく初めての趣味支援の実施に至りました。
この日の準備品。
先ず3つの苗の配置、テラリウムのデザインを考えていきます。
「かわいいわ〜」。
と笑顔の利用者さま。
根腐れ防止剤、土を入れていきます。
苗を植えていきます。
丁寧に土を入れていきます。
白い飾り土を入れて完成!
作業時間約30分。
「ベッドサイドに持ってきて」。
と利用者さまから。
リビングのテーブルからベッドサイドに移された寄せ植え・テラリウム。
「かわいいわ〜」。
とベッドに座って、しばらく寄せ植え・テラリウムを眺めながら、3つの苗の名前を何度も確認されていました。
いつも寄り添う夫からも、
「ええやないの。こんなんもっとやったらええのに」。
と言われ、次の作品については、
「今回のをしばらく様子を観て元気だったらね」。
と、結論はお預けです。
アクティブ心意気実践チームは、利用者さまの自立支援、重度化防止、QOL向上に資するご自分の価値やあり方を見い出すお手伝いを微力ながら出来ればと考えています。
その先にある”自分らしさ”を一緒に追求します。
心が和まれておられますね。
ご家族も喜ばれてるご様子。
お一人お一人の背景にも興味持ちます。
さて問題です。この3つの植物の名前を空で言えますか?(^^)