先日、近江商人の街である滋賀県近江八幡市に行ってきました。
滋賀県のクラブハリエ推しがステキでした。
どうも。
泉北 兼 心意気実践チームのむろのぞのです。
ある日パーキンソン病をお持ちの利用者Aさん宅へ訪問したところ、↑のチラシがありました。
よく見ると、ご本人が普段から利用しているデイサービスの1周年記念イベントのチラシです。
私「面白そうですね。Aさん行くんですか?」
Aさん「行きたいんやけど、この日はスタッフさんが送り迎えできないみたい」
私「お父さんも行ってみたいなぁって思ってるんですか?」
お父さん「僕一人だけでこの人(Aさん)を車に乗り降りさせて、車椅子積んだりはよぉでけんわ」
私「Aさんの車の乗り降りとか車椅子を車に積む介助を誰かがしてくれるんなら行ってみたいですか?」
Aさん・お父さん「そらぁ、そんなんしてくれるんなら行きたいなぁ」
私「じゃあ、僕お手伝いしますね」
と、ゆー訳でケアマネさん、イベントをされるデイさんに連絡し、外出活動の動作評価の一環としてサポートさせていただきました。
お父さんの運転で目的地のデイサービスまで向かいます。
今後、お父さんの運転でAさんが外出することが可能かどうかも併せて確認させていただきました。
車線変更などもスムースに行えており、後ろから並走していても安心の運転技術でした。
あとから聞いた話によると、お父さんは元バスの運転手さんだったそうです(二種免許は返納し、現在は普通免許のみ)。
そりゃうまいはずです。
現地に到着し、デイのリハスタッフの方にバトンタッチ。
せっかくの機会だったので、私も会に参加させていただきました。
会の内容はパーキンソン病の理解や当事者との関わり方。講師(大学のOT)考案のオリジナルパーキンソン体操の実施。最後に当事者、ご家族、スタッフらで意見交流と、あっという間の2時間でした。
Aさんは少しお疲れの様子でしたが、普段と違ったデイの雰囲気が味わえたようです。
お父さんはAさんのご病気について詳しく知る機会につながったようです。
私はデイスタッフの方に自宅での様子やリハ内容などを申し送ることができ、またデイでの様子も詳しくお聞きすることができました。
まさに三方よし、の取り組みだったのではないかなと思っています。
近江商人は三方よしだけでなく、「利真於勤」「陰徳善事」という行動哲学も残されたそうです。
●「利真於勤」(利は勤むるに於いて真なり)
利益はその任務に懸命に努力した結果に対する「おこぼれ」に過ぎないという考え方であり、営利至上主義の諫め
●「陰徳善事」(いんとくぜんじ)
人知れず善い行いをすることを言い表したもの。自己顕示や見返りを期待せず人のために尽くすこと。
「心意気」ってなに?てなったときは「近江商人」の哲学を思い出せばわかりやすい!
滋賀旅行とAさんご夫婦への関わりで、また新たに学ばせていただきました。
最後に、快くブログ掲載にご理解下さったAさんご夫婦、デイサービススタッフの皆さん。
ありがとうございました。
泉北 兼 心意気実践チーム 室之園