今日は吹田療法士勉強会12/25(火)の報告です。
毎月第2、4火曜日17時30分から定例となっています。
毎回、療法士各々がテーマを持ち寄り開催しています。
今回は藤原OTよる「注意障害〜CATから学ぼう〜」です。
ご存知かと思いますが、注意障害の定義を確認します。
〜高次脳機能障害.netより引用〜
注意障害とは高次脳機能障害のひとつとされ、脳に損傷を受けた場合に発症します。
集中力が低下したり、仕事や勉強が長く続ける事が困難になったり、外見的にもぼんやりする事が多くなったり、周囲が呼びかけても返事をしないなとの変化がみられます。
また、同時に2つ以上の事が出来ない、考えられないなどの症状もみられます。
症状によって以下の4つに大別されます。
@全般性注意障害
A容量性注意障害
B持続性注意障害
C選択性注意障害
今回は注意障害の評価バッテリーでもあるCATを例に検査方法や注意点を皆で勉強しました。
評価項目ごとのカットオフ値も20代〜70代で大きく差があるのだと感じました。
また、検者の文言によってもスコアが変化しやすい為、スキルが必要です。

結局勉強会の時間内には消化不良という事で、次回に持ち越しとなりました。
今度は実際のADLとの関係やリスクについても学びたいです。
今回主催して下さった藤原OTより、
「一言で注意障害といっても、決まった単体の症状に囚われてはいけない。
色んな側面を観察しながら、スコア化できるものは表在化させ、同じ尺度で共有する事が大切」との話も印象に残りました。
翌日さっそく注意障害のテストをデイ利用者様に当てはめて実践していた内島OTの行動力もさすがです。
最後に、以前の勉強会で高次脳機能障害のテストは患者様や利用者様にとってはどうしてもテストに対し消極的になりがちと言う事を思い出しました。
ご本人の事を考えた上で、苦手な事をやって頂く為の理解を得られる人間関係作りが大切だと感じました。
次回は、1/8(火)17:30〜
「実際に注意障害のテストを受けてみよう」
をお送りします。
いつも吹田勉強会の報告ありがとうございます。
次回の注意障害の勉強会も楽しみにしたいと思います!