
今日のメニューは「アボカドのわさび醤油ディップ」
ともに行う訪問介護事業所のいとうです。
橈骨骨折による右手指の拘縮と記憶障害等の高次脳機能障害のある利用者様宅です。
訪問介護(身体介護)の自立生活支援の見守り的援助"ともに行う調理"です。
訪問リハビリテーションを終えてから、冷蔵庫の中を一緒に確認すると、
「見切り品のアボカドを買ってたんだよねェ」。
「どうやって使うか分かんないだけど、買っちゃったんだよね。どうにかなるかと思ってさ」。
かなり柔らかくなったアボカド4個を発見!
早速、カット方法の見本を見せてから、ご自身で包丁でのカット作業です。
「種が入ってるだね、アボカドってこんなになってるだねェ〜」。
と、感心顔の利用者様。
スプーンで実をくり抜く作業。

ポン酢を小スプーン2入れて。
醤油を小スプーン2入れて。
マヨネーズを入れて。
ワサビを入れて。
塩、こしょうを入れて混ぜ合わせます。
ソフトフランスパンのカット作業です。
「まだまだだねェ〜」。
と利用者様。

薬指の曲がりがまだまだです。
それでも難なくカット完了!
アボカドをパンに乗せます。

毎週月曜日の夕方の"ともに行う調理"は、開始して1か月が経過しました。少しづつ定着しつつあるように感じます。
記憶に残っているからこそ、買い物の際に買い置きしてくださっているのでしょうか。
魚と大根のあら煮は毎週のようにご自身で作っておられるようです。
ただ、他のメニュー作りには拡がりをみせてはいません。次なる生活課題です。
ともに行う訪問介護事業所は、見守り的援助"ともに行う"で利用者様の自立生活支援をサポートします。
関心の高い作業を実践することで、これだけ思考が変化していくのはスゴイな感じます。