どうも大正デイのPT土肥です。
今回はヘルニアや関節症に対する最新治療についてまとめてみました。
発表の内容に対して質問があったのでここに回答したいと思います。
Q1.ヘルニコアの「腰部不安定感があれば行わない」の不安定感はどうやって判断するのですか?
@腰部の不安定と言う点は腰部不安定症や狭窄症などのヘルニア以外の疾患があった場合悪化する可能性が高いそうです。
また臨床試験では70歳以上は軟骨終板が菲薄化しており、椎体の変性する可能性が高いためしてないそうです。
Q2.例えばTKAであれば医療機関によって異なるかもしれませんが、確立された術後スケジュールが存在するかと思います。今回出てきた各手術の術後リハに関するスケジュールや研究発表による効果判定等はありますか?
Aの質問に関しては、人口膝関節置換術は術後からrom等を行い翌日か二日後から歩行訓練し二週間程度で退院だそうです。
術後もですが術前の可動域訓練、筋力訓練が術後にも影響してくるそうです。術後のromは自動運動が効果的であると言われています。
高位脛骨骨切り術も3週間ほどの入院し半年から一年後に固定しているプレート等と取り出す手術をするそうです。
その他超音波等の物理療法等も効果あると思います。
Q.3リハビリで介入する場合は手術で切除している筋肉の有無は重要なポイントになるかと思いますが肩関節、リバース式の場合はありますか?
Bに関してはrTSAでは肩関節伸展.内旋が脱臼肢位になります。
術後6週間までは愛護的な可動域訓練や筋力訓練になります。また三〜四週目くらいまで軽度外転装具を装着しときます。6〜12週から自動運動での筋力訓練を開始していきます。12〜16週目から積極的に可動域訓練をしていき筋力訓練を、等尺性運動のみを行なっていきます。
術後16週は肩関節屈曲120°外旋30°を目標に訓練していきます。荷重負荷は5キロまで。
術後訓練では無理な運動は絶対しないようにしていくそうです。肩峰疲労骨折を注意する必要があります。
追加情報として70歳以上でないと手術はしてくれないそうです。
今回発表した内容は最新医療のほんの一部でしかありません。
今後医療がもっと発達することで負担が少ない手術や今まで完治できなかった病気が治る時代がやってくるかもしれません。
アクティブデイサービス大正
理学療法士 土肥康之