ともに行なう訪問介護事業所の調理師兼介護福祉士・作業療法士のいとうです。
今年1月に腰椎圧迫骨折で入院されていた独居の利用者さまが、4月末に退院され訪問介護サービスを再開されました。
頭部外傷による高次脳機能障害も残存されています。
身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
▼入院前までの様子はこちら↓
10月のマンスリー報告です。
理学療法士による訪問リハビリテーションを継続し、圧迫骨折による腰痛が少しずつ改善され、日常生活のなかでの身のこなしの軽やかさを保たれています。
冷蔵庫に残っていた玉ねぎと小分けにして冷凍保管していた鶏肉を使います。

卵を溶いて、卵とじ、親子丼に。
翌週は冷蔵庫の在庫が無くなってきたのと、ごま油や調味料の買い足しに買い物へ。
「寒くなって来たねェ」
「温かいものやまたニラも食べたいねェ」
秋の日和に季節を感じます。
腰の調子も良い状態が続いています。
そのまた翌週。
旬の茄子が安くなってきたため、茄子の大袋を買いました。
「全く使ったことない。(亡くなった)嫁さんも使わなかった」
という、ミンチ肉を買って来て麻婆茄子を作りました。
「ミンチって、こういうふうに使うんだねェ」
と、いつものように感心顔の利用者さま。
またまた翌週。
秋も深まりいよいよ少しずつ寒くなってきました。冬が近づくのを感じます。
買い置きして小分けにした鶏肉を解凍して、白菜とを切って、熱い出汁で炊きます。
鶏鍋。
「うめェ」
と、絶叫の利用者さま。
リクエストのあったニラ卵も作りました。
買い置きの小分けにしておいた焼き豚を使いました。
毎回、冷蔵庫の中の在庫確認と野菜の鮮度や卵などの賞味期限のチェックも入念を続けています。
お肉は小分けにして冷凍保管を続けています。
メニューも増えて、食べる食材の幅が広がり続けています。
何よりも食べる愉しみと作る愉しみが大きいようです。
お隣の方ともおかずの物々交換も始めておられるようです。
作業療法士による訪問リハビリテーションも継続し、右手指拘縮は入院前の状態に少しずつ近づいています。包丁使用も大きな問題はなく行なえています。
さらに他の訪問介護事業所との連携を図り、入浴動作や洗濯物干し動作等の安全性確保、転倒予防の生活機能向上連携の取り組みを継続しています。
ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。