ともに行なう訪問介護事業所の調理師兼介護福祉士・作業療法士のいとうです。
今年1月に腰椎圧迫骨折で入院されていた独居の利用者さまが、4月末に退院され訪問介護サービスを再開されました。
右手首骨折による手指の拘縮と頭部外傷による高次脳機能障害も残存されています。
身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
▼入院前までの様子はこちら↓
11月のマンスリー報告です。
理学療法士による訪問リハビリテーションを継続し、圧迫骨折による腰痛が少しずつ改善され、日常生活のなかでの身のこなしの軽やかさを保たれています。
めっきりと寒くなってきています。
そんなこともあり、あたたかメニューばかりになりがちです。
外出が少しずつ増えてきたのもあり、買い物で購入した食材が増え、冷蔵庫に在庫過多の状態が見受けられます。
冷蔵庫内の在庫の消費と消費期限チェックが必須です。
水菜と薄揚げのあっさり味の鷄鍋。


冷蔵庫に残っていたキムチも使って豚キムチ炒めに。

野菜室に眠っていた大きめのエリンギを使った玉ねぎとウィンナーの炒め物。






消費期限が近い1パックまるごとの卵があったので4〜5個を卵とじに、あとはゆで卵に。
きれいに白菜と豚肉を盛り付けて、薄口醤油とお酒にすりおろしにんにくを加え、フタをして蒸します。



冷蔵庫から消費期限を過ぎたちくわと牛乳がたくさん見つかり、急遽シチューを作ることに。



大量になってしまい、お隣の人にもおすそ分けされました。
残ったちくわは濃口醤油と味醂を加えて炒めます。いりごまを加えて炒め合わせます。
前にも買ったのを忘れてしまい、もう一度同じ食材を買ってしまうことがたびたび見受けられます。
引き続き、訪問時の冷蔵庫内の在庫確認が必要です。
お隣の方とも食べ物を介した交流が増えているようで、"隣人とのつながり"という思わぬ副産物も続いておられます。
作業療法士による訪問リハビリテーションも継続し、右手指拘縮は入院前の状態に少しずつ近づいています。包丁使用も大きな問題はなく行なえています。
さらに他の訪問介護事業所との連携を図り、入浴動作や洗濯物干し動作等の安全性確保、転倒予防の生活機能向上連携の取り組みを継続しています。
ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。