2017年06月19日

結婚式で留袖を着る。〜練習編A

吹田デイサービスOT内島です。

前回6月4日の本ブログで報告させていただいた
http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/179949271.html
『結婚式で留袖を着る〜準備編@』に続いて、今回はいよいよ実際に留袖を着付する練習の第1回目!

全てが初の試みで利用者様もスタッフもドキドキでしたが、無事に留袖の着付け練習を実施することができました!


デイと訪問リハを利用されているAさんは、今年9月にある息子様の結婚式に出席される予定です。

しかし、
“留袖を着たいけど、着付けをしてもらうことが難しいのではないか・・”
とご本人は考えておられました。

そこで、同じくAさんとは違う日のデイ利用者様で着付けの先生でもあるBさんに協力していただき、留袖の着付け練習を行なうことになりました。


今日が初対面のお二人です。
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Aさんは脊髄小脳変性症により運動失調があり、普段は歩行器で歩かれています。
支えがあれば立っていることは可能で、階段昇り降りや家事もこなされています。

Bさんはパーキンソン病により、しゃがんでの作業や手先の細かな作業のしづらさのため、現在は第一線での着付けのお仕事は断念されていますが、普段のデイでは卓球をされるなど、運動することがお好きで活発な方です。


今回初顔合わせのお二人でしたが、初対面するなり会話が弾み、まるで以前からのお知り合いのようでした!
お二人とも今回の活動を楽しみにされておられたようです。


BさんがAさんに
「絶対に着ましょね〜!」
と優しく話され、Aさんはとても嬉しそうにされていました。


お二人とも、とても前向きで明るい方で、いつも私たちが元気をいただいています。
しかしお二人の会話の中で、
「発症してしばらくはそうではなかった」
と、その頃の心情を共感し合いながらお話され、お二人の関係性が深まっているようでした。


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バイタルチェックを済ませ、さあいよいよ留袖着付け練習スタートです!


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Aさんは足袋から履き、更衣の準備をします。


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Bさんと小物の確認をしていきます。


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この白い着物は長襦袢(ながじゅばん)です。
今回訪問PT担当の内山PTに、長襦袢に半襟を縫い付ける準備を事前にしていただきました。


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今回参加のスタッフで唯一着付けの経験がある山城ケアワーカーが、Bさんの指導のもと手際よく手伝っていきます。
平行棒を手すりに見立てた立位保持が安定するようです。


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いよいよ留袖を着付けていきます。
Aさんはこの留袖を年に一度お正月などで着られていたそうです。
7年ぶりに着られたとのこと。

藤色のようなピンクの付下げ(着物の種類)がよくお似合いです。


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手元が見えない状態で紐を結ぶ、帯を強く引くなど、手作業でBさんがしづらい部分があればフォローしながら行います。



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着物姿のAさんが映えてきます。

Bさんは着付けに集中されていたことと、持ち前の運動神経の良さからか、しゃがんでの動作や普段なら頭部をぶつけそうな平行棒をくぐる動作を自然にされていました。

着付けに夢中になることで、普段はしづらいはずの動作も、
難なくこなせることは凄い!!と思いました。
環境に適応した自動的な動作を引き出した着付けにびっくりさせられました。


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帯が作られると周りから
「かわいいー!」と一同大歓声。

今回諫本相談員と岡田ケアワーカーがタイミングをみて写真撮影しながら、
「きれい〜」
「Aさんすごい、いいー!」
と歓声が上がり、皆の気持ちが自然に盛り上がり場が和気あいあいとします。


今回の練習では平行棒を手摺として、Aさんにつかまっていただき、Aさんの前後左右から着付けができる状態で行いました。
結婚式当日の現場の環境設定に反映できるように要相談です。

また、Bさんが襟元を操作しやすいようにしたいときには、Aさんが手摺で腹部を固定し、AさんとBさんの距離を近づけることでお二人が安定した状態での着付けが可能でした。


今回の着付けに所要した時間は約1時間。
Aさんの体格、姿勢の状態に対して着物を見栄えよく、しっかりと着付けていくことに試行錯誤を要しましたが、そこはBさんの指導により順調に進行できました。


また着物の重さについてAさんは、
「立っていることも大丈夫」
とのことでした。

途中休憩は一度椅子に座っただけで、あとはお二人とも集中しておられ、体調面でも問題なかったため最後まで立位のままで行いました。

Aさんのこの全身の耐久性は、
訪問リハやご家族様と1時間近く散歩されていること、普段の生活をご自身で出来る限り行なわれていることで維持されていると改めて感じました。

Bさんの全身の耐久性も然りで、
毎日1時間近くご自身での散歩、また家事も行われ、リハビリや外出にも積極的であることが大きく影響しているのだろうと感じました。


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式当日、車椅子を使用することも大丈夫そうです。


毎年正月に着物を身につけておられたAさんの「着物を着たい」

着付けの先生Bさんの誰かのために、また自信回復のために「着付けを行なう」

という
同じ1つの”留袖を結婚式で着る”
という目標を達成するために、利用者様同士がお互いのストレングスを発揮しながら共に活動・参加を主体的に行なうことができるのは素晴らしい!
と率直に思いました。
そして今回それらをチームで支援することにスタッフは充実感や幸福感を感じることができたと思います


訪問OT担当で心意気実践チームの伊藤OTは、着物の準備からご本人様との打ち合わせをし、訪問PT担当の西村PT、内山PTは、屋外歩行を中心に体力強化を図りました。

訪問リハとデイサービスでの協働による企画と支援によって、
”留袖を着て結婚式に出席する”
という目標を、達成可能な目標にすることができると感じました。

Aさん、Bさん、スタッフ全員が希望実現への第一歩を感じることができたと思います。

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「息子様の結婚式に留袖を着て参加したい」
という利用者様の希望から始まったこの企画。

結婚式当日の実現に向けて課題がいくつか残りました。

適当な手摺や車椅子の準備など…

今年9月のその日が利用者様とご家族様の心に残る晴れの舞台となるように、ご家族様との連携を深めながらのお手伝いと最高の準備ができればと思います。

アクティブクラブ吹田の企画
「結婚式で留袖を着る会」
として、毎月一つずつ歩を進めていく予定です。

アクティブクラブは利用者様の活動・参加の場を提供・創造する弊社オリジナルの取り組みです。

こちらのブログでまた経過をご報告させていただきます。

いつも笑顔で明るい利用者様方。
ブログでの報告にも了解いただきありがとうございます。

次回は7月中旬に2回目実施の予定です。
皆様ありがとうございます。

ブログ作成へのアドバイスをいただいている伊藤OTにも感謝いたします。
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2017年06月04日

結婚式で留袖を着る。〜 準備編@

あじさいの花が咲いていますね。
送迎では利用者様宅の玄関先や、アクティブ吹田でも咲いています。
吹田デイサービスOT内島です。


弊社のデイサービスと訪問リハを利用されている利用者様と5月から話が進んでいるある企画があります。

脊髄小脳変性症により運動失調がある利用者様。
普段デイや訪問リハでは、理学療法士や作業療法士から協調性運動、歩行や筋力低下予防の訓練、言語聴覚士から構音、嚥下などのリハビリテーションに励まれています。


日常生活では、歩行器を使用して移動されています。

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自宅外と自宅内での階段、室内移動には手摺を使用されています。

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ご自宅の手摺のほとんどが、利用者様の状態や動線に合わせてご主人様が取り付けられたものです。


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支え無しで立たれることは難しいですが、
台所シンクで腹部を固定し、
調理もされています。
干し具の高さの工夫により、
洗濯干しと取り入れもされています。

利用者様、ご家族様はご自身でできることはしたい、して欲しいと考えておられ、家事もご家族様と協力して役割分担のもと可能な限り自分自身で行われています。

旅行や週末の外出もご家族様と楽しまれています。

とても前向きな利用者様でいつもこちらが元気をいただいています。


今年3月頃にスタッフとの会話で以下のとおり話されていました。


「結婚式に留袖を着て出たいけど、立ってるのが難しいからできへんのとちがうかなぁ・・。」


今年9月に息子様の結婚式にご出席の予定です。

「利用者様は留袖を着たいけれど」
「着付けをしてもらうことが難しいのではないか・・」
と考えられていたようです。

確かに着物を着るとなると、
洋服を着るより工程が多く、時間もかかり難しそうです。
また着物の重さや、動きにくさなども気になります…。

しかし、着付けの工程で必要な
立位・動作時の安定の確保、
転倒防止、耐久性を考慮した時間配分、手すり・・など、
利用者様の状況を考慮した
人的、物的な準備や工夫を行えば可能かもしれません。

「じゃあ、着付けの練習をしてみたらどうだろう!」
スタッフからの提案により利用者様もぜひ着てみたいとご希望されました。


デイサービスの他の利用者様で、着付けの先生をされていた方がおられます。

この利用者様はパーキンソン病のため、しゃがんでの作業や手先の細かな作業が難しくなり、第一線での着付けのお仕事を諦めておられました。

「〇〇さんに協力をお願いしたら出来るかも…」
ということで、
着付けの先生でもある利用者様に協力していただき、着付けに必要な諸動作の評価や練習を行なうことで、ご家族様への具体的な方法や配慮を伝達できないだろうかとスタッフ内で話が膨らみ始めました。

着付けの先生でもある利用者様に、企画の案を説明し協力を依頼をしたところ、
「お役に立てるなら」
と着付け指導のご協力を快諾して下さいました。

現在、利用者様お二人への提案・相談をしながら諫本生活相談員と一緒に企画を進めているところです。

先週末は着付けに必要な小物の有無の確認を利用者様のご自宅で、訪問リハ担当の一人で心意気実践チームの伊藤OTが行いました。

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小物一式が入った風呂敷。

タンスから小物を引っ張り出して一つずつ確認しながら、利用者様の着物への想いも一緒に風呂敷で丁寧に包みました。

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訪問リハとデイサービスでの協働による企画と支援内容が具体的になるにつれ、
”留袖を着て結婚式に出席する”
という目標が達成可能な目標になってきたように感じます。

訪問リハとデイサービスが連携・協働した支援だからこそ、このような企画も行なうことができていると実感します。


「息子様の結婚式に留袖を着て参加したい」
という利用者様の希望から始まったこの企画。

まだまだ課題はあるかと思いますが、今年9月のその日が利用者様とご家族様の心に残る晴れの舞台となるようなお手伝いと最高の準備ができればと思います。

今回アクティブクラブ吹田の企画として、
「結婚式で留袖を着る会」
準備を一つずつ進めていく予定です。

アクティブクラブは利用者様の活動・参加の場を提供・創造する弊社オリジナルの取り組みです。

こちらのブログでまた経過をご報告できたらと思いますので、
宜しくお願いします。


いつも笑顔で明るい利用者様。
ブログでの報告にも了解いただきいつもありがとうございます。

また、ブログ作成へのアドバイスをいただいている伊藤OTにも感謝いたします。
皆様ありがとうございます。
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2017年05月20日

馴染みの場所にも〜図書館へ2

デイサービスの利用者様で薄っすらと日焼けされてる方もおられたりと、これからは日差しの強さが気になります…。吹田デイOT内島です。

『男の出張料理教室』と題した家庭での役割を担う料理の自立を目指した、弊社からの訪問リハを利用されている右片麻痺と失語症のある利用者様と、先週に引き続き外出リハとして図書館へ?同行させていただきました。
?は打ち間違いではないです。(笑)
実は“?”が、今回の発見の一つなんです!

普段デイでは、理学療法士や作業療法士から関節可動域訓練や床上での立ち座り動作、言語聴覚士からは言語面などのリハビリテーションに励まれています。

今回は言語面の訓練を担当している玉木STと協働し、前回より外出時間を長く事前調整して行きます。
いざ図書館へ出発!

専門店街を曲がりくねって行きますが、前回初めて行った経路を利用者様が誘導してくださいました。

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吹田駅正面の屋外に出ると、この辺りは以前からご存知の場所であったことを言葉やジェスチャーによって教えてくださいました。

図書館のあるビルは目の前です。

図書館へいきましょうかと声を掛けると、利用者様は図書館の方向ではない方へ指を差しながら、
「いやー、あっちはね…」
と行きたい場所がおありのようで、図書館ではないとのことです。

さて、ご本人様の希望される場所へ行ってみたいですが…どうしましょうか…。
まずは玉木STへ相談です。
「じゃあ行ってみましょうか。」
と一緒に向かいます。

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話しながら進んでいくと、道路向こう側に行かれたいとのこと。見えるのは銀行です。


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銀行ですか?と尋ねると、
利用者様は、
「そーそう」
と納得されています。


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まさか行きたい場所が銀行だったとは!
思いもよらなかったので、玉木STと私は驚きました。

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銀行の中に入ってみる事に。
中をぐるっと見られて、ご存知とのことです。以前来られていた頃のことを、何か思い出されているのでしょうか…。久々に来られ、意気揚々とされています。

銀行から出る時には、ガードマンさんにも、
「どうも、どうも。」
と挨拶されていました。利用者様はもともと社交的な方だったことが伺える一場面でした。


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銀行から出ると次は違う銀行へ!利用者様が誘導してくださいます。



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2軒目の銀行です。
ではこちらも久々に入ってみましょう。1軒目と同じく久々に見られた光景に、
「そ〜そう」
と話されながら、懐かしく思われていたのかもしれません…。

行ってみたかった所へ行かれた後、利用者様から図書館へ誘導してくださいました。


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ようやく図書館に到着。

今回は以前趣味にされていたゴルフの雑誌を見たり、歴史小説のコーナーは何度も周り、お好きだった本の数々に眼を爛々とされていました。
気になる本が沢山あられるようで、ゆっくりと進みながら見ていきます。

本のタイトルを見ながら、
「これはね〜」
と次々に話されます。利用者様も私もついつい嬉しくなり声が大きくなりますが…ここは図書館…(汗)
こちらが声を潜めて話すと、利用者様も声を潜めてヒソヒソと話しをされていました。このような微妙なやりとりも、場所に合せたコミュニケーションとしてできることが凄いことだと思いました。

司馬遼太郎の『坂の上の雲』をご自身で書棚から本を手に取り、目次を見ながら以前読まれていたことを教えてくださいました。


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ご自身で自動貸出機に借りる本を置いていただき、今回はこの2冊を借りました。
次回は本を借りる作業もご自身できそうでした。これは図書館へ行くことをよりご自身の活動にされていく上では、大きなことだと思いました!

帰り際、利用者様は玉木STの手を取り、熱く話しかけられる場面もありました。あふれ思い出されることがあったのかもしれません…。

………
はじめに“?”が、今回の発見の一つだったと書かせて頂きましたが、これは馴染みであった場所へ訪れたことです。
この後、心意気実践チームの伊藤OTへ報告しました。翌日、訪問リハの際にご家族様から教えて頂いた情報として、利用者様は以前は金銭管理をされていたそうで、また勤めておられた会社の所用で、今回立ち寄った銀行はよく行かれていたことがわかりました。

今回の外出リハだけをとってみても、利用者様のナラティブ(物語)やストレングス(強みや価値等)の中でいうと、どういう人か、関心や願望を次々と知ることができ、そこで新たに紡ぎ出された言葉もあり、利用者様の”その人”、”らしさ”をさらに知る上で貴重な経験でした。

これからも利用者様に心から共感し、その人の価値観や生き方、考え方を尊重したオンリーワンな関わりをより深化させていきます。


いつもおおらかに接してくださるご利用者様に感謝いたします。
ありがとうございます。
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2017年05月12日

レシピ本を探しに〜初図書館

はじめまして。この4月に入社しました吹田OT内島です。
よろしくお願いします!

当ブログでも出張料理教室で登場されている、お料理好きの利用者様とデイでの外出リハとして図書館へ行かせていただきました。

デイでの普段は理学療法士や作業療法士から関節可動域訓練や床上での立ち座り動作、言語聴覚士からは言語面などのリハビリテーションに励まれています。

しかし今回は、料理や、歴史好きの利用者様なら図書館へ本を見に行くのは楽しいかもと、心意気実践チームの伊藤OTよりアドバイス頂き早速行ってみることに!

失語症と右方麻痺の利用者様。
屋内では歩行をされていますが、今回は車椅子での外出です。


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外は爽やかな風がここちよく、利用者様も「いや〜、それにしてもいいねぇ。」と言われていました。


目的の図書館はデイから徒歩10分弱のところにあり、途中靴屋さんやお店が並ぶ場所を通り抜けて行きます。
デイから近いので、買い物リハにも便利です。

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図書館に到着。初めてここに来られたそうです。
本やCDがずらーっと並んでいる様子に利用者様は「ほんと、凄いね〜」と感嘆しきり。目が爛々とされています。
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早速レシピコーナーで一緒に”男の料理本”を探します。
本を手にとりページをめくるたびに「へ〜」と、美味しそうな料理を観ながら楽しんでおられました。
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次の訪問リハの出張料理教室で作ってみたいメニューにつながるといいですね!
結局レシピ本を6冊借りました。歴史コーナーなどもまだ見てみたいご様子でしたが今日は終了。


デイに帰ってからスタッフや他利用者様にも本を披露し、盛り上がりました。
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………
今回は15分程度の図書館滞在でしたが、利用者様の図書館への外出、本を観て楽しむ、本を借りに行くなど、利用者様の活動のきっかけ、興味のきっかけになるといいなと思います。

そして、約30分の外出一つでも新たに聞かれる言葉があったり、周りの人との会話につながっていることは貴重だと感じた外出リハでした。
まさに自発的な会話を紡ぎ出す関わりです。

次回は、1時間ほど時間を作って言語聴覚士の玉木とも連携しての図書館での言語訓練を行います。

初報告を読んでいただきありがとうございます。
いつもお世話になっている利用者様、今回同行してくださった心意気実践チームの伊藤OTにも感謝です。ありがとうございます。
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2017年03月01日

もっと動きやすく。

吹田のいとうです。


昨夕は脳卒中の訪問利用者さま宅にて、片麻痺の身体をもっと動きやすくなっていただく目的で、お互いに訪問治療を施している鍼灸マッサージ師さんと一緒にカラダを動かしてお互いの技術や知識を交換する試みを行いました。
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一緒に動かし方を確認するなかで、鍼灸マッサージ師さんの視点や方法を学ばせていただきました。

まごころ治療院阪奈店のお二人です。
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左が鍼灸マッサージ師の小川さん
右が代表の山崎さん
いつも丁寧で熱心なお二人です。
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今回は2回目の試みです。
初回はケアマネージャーさんも同席して下さいました。

情報交換開始から2週間近く経過して、強い痙性麻痺による股関節の固さが和らいでいます。
これからもよろしくお願いします。
ありがとうございます。
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2017年01月30日

男の出張料理教室 〜代行編〜

週末の楽しみとなりつつある料理教室。
今回は伊藤料理人に代わりまして務めさせて頂きます。
趣味は料理とお酒、吹田PT西家です。

訪問させて頂いたのはちょうど2年ほど前に脳出血を患い失語症・片麻痺をお持ちの方でした。

今回のメニューは「オイルサーディンのトマトパスタ」
パスタのゆで加減とソースの絡み具合が重要です。

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早速料理開始。
元々パスタは得意料理との事。

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トマトと言えばローリエですね。
深みと香りがでますね。

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同時進行でパスタも茹で上がりました。
ソースも水気が飛んで良い感じです。

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トングで手際よくよそって下さいました。

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今日も楽しい夕食の始まりです。


2年前、在宅復帰後にすぐにデイをご利用されたこの方。
当初は車椅子での生活が主でした。

食事をしながらあの頃の事を笑顔で話す本人様と奥様。
その場に居られた事を嬉しく思います。

西家




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2017年01月13日

新年会@アクティブデイサービス吹田

アクティブデイサービス吹田より。

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本日、吹田のアクティブクラブとして、初めて新年会を開催することが出来ました。


アクティブクラブは利用者様の活動・参加の場を提供する弊社オリジナルの取り組みです。

今日はデイサービス利用者様とご家族、スタッフで美味しいお食事をしながら楽しく団欒する場となりました。

デイサービス利用者様からは以前からこのような場を作って欲しいとたびたびご希望がありました。

今回デイサービスの利用者様とご家族に参加を募ったところ、40人近い方からの参加希望がありました。
参加者多数のため本日1/13と来週1/20の2回に分けて開催することになりました。

そんなこともあり、楽しみにして頂いていた利用者様、ご家族が多くて、会は終始和やかな雰囲気でたくさんの笑顔が見ることが出来ました。

新年会が始まる前…
会場に飾るお花の準備で生け花作り担当利用者さんとお花の買い出しです。
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ゆっくりと歩いてJR吹田駅前の花屋の花翔さんからデイサービスまで往復45分程度です。よく頑張って歩いてくださいました。

デイサービスに戻ると看護師の石倉さんと一緒に花を生ける作業スタート。
利用者さんがカットの長さと花を生ける場所、向きを細かく指示してくれます。
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枝が硬くてなかなか剣山に刺さってくれません…
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さすがに立派な仕上がりです。

今日のお目玉は特注のお年賀シニア弁当です。
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見た目に美しく、食べたら美味しいお弁当でした。

お食事がひと段落ついたら、お茶と書き初めです。
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今回の企画は、スタッフみんなで協力して入念な下準備と段取りにより、全体を通し参加された多くの利用者様には喜んで頂けたかと思います。

今回の新年会で得た経験や気づきを次回の来週1/20金曜日に活かします!
本日の参加者のみなさんありがとうございます。

アクティブデイサービス吹田
岡田、山城、諌本、作田、軽部

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特注お年賀シニア弁当
利用者の皆さんからのご希望も取り入れました。
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2016年12月27日

出張料理教室+家事リハビリテーション便り。

出張料理人兼OTのいとうです。

12月の出張料理教室便りです。

遂行機能障害のある利用者さま宅での出張料理教室は、ご家族とご本人さま、ケアマネージャーさんのご理解とご協力があり、毎週細く永く続けさせていただいています。

夫と二人分の晩ご飯作りの役回りです。

立位保持が安定している時は包丁等の操作を安全に行えますが、各作業に集中し続けること、また各作業の開始と終了、切り替えが難しい方です。

手順を早め早めに口頭で伝えます。それに対する反応を見ながら、間違える前に早めに模倣、手添えの順に支援します。

弊社アドバイザーのリハ医小野Drからの指導もあり、可能な限り簡単な工程で出来る商品を使って、ご本人が希望される料理、炊事の役割を担ってもらえるようにご家族にも配慮をお願いしました。

この日のメニューは白菜を入れるだけの簡単中華シリーズの八宝菜です。

こちらで白菜とまな板、包丁のセッティングをしてから、口頭でメニューの確認と白菜のカットをお願いするだけでカット作業に入ることが出来ました。
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ソースをからめて炒めます。
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いつも味見をし始めると止まらなくなります。次の作業に入るように口頭で繰り返し促します。
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完成。

次の週は簡単中華シリーズの酢豚。
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具材とカットした玉ねぎを炒めます。
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家庭菜園中の自らカットした豆苗を入れて完成。
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豆苗カット作業です。
カット作業に入るのが難しくて、繰り返し口頭と手添えで促します。また根っこからカットするということも難しいようです。
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家事リハビリテーション。
床拭き掃除練習です。
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立位、歩行は疲れやすいので少しずつですが、炊事以外の掃除や洗濯等の家事リハビリテーションを行なっています。

趣味の絵。病前は立派な水彩画を描いておられました。まずは塗り絵からチャレンジしています。
この塗り絵が完成したら知人に見せるとのことで、デイサービスでも少しずつ取り組まれています。
塗り広げていくことがなかなか難しいようです。
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家族ノート。
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ご家族さま、ヘルパーさん、PT,OTが記載し、その日のご様子を伝え合っています。リハ以外の日の様子がよく分かります。
いつもノートを確認してからリハをスタートします。
とても有意義な連携のカタチです。

今日は本年最後の出張料理教室でした。
メニューはおでんです。 
めっちゃくちゃ旨そうでした。利用者さまとご家族も笑顔でした。

新年も出張料理教室+家事リハビリテーションを通して、利用者さまの心身、活動参加の向上と自立支援への取り組みを進めていきます。
ご本人さま、ご家族の皆さま、ケアマネージャーさん、ヘルパーさん、ありがとうございます。
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2016年12月24日

メリークリスマス

クリスマスになると、小さい時に、とある教会で見たロウソクの灯りを思い出します。
久しぶりのブログ、吹田の軽部です。

その時は青森に住んでいて、
北国なので雪は積もってるしめちゃくちゃ寒い!!わけなんですが、
そのとき、何となくほんわかした雰囲気を感じたのを覚えています。

アクティブ吹田も、そんな「ほんわか」した雰囲気の中でクリスマスを迎えています。

とある利用者さんに作っていただいた寄せ植えさんがお出迎えしてくれて、
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これまた他の利用者さんが手作りして持ってきていただいたリースが扉を飾っていて
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利用者さんやスタッフが飾りつけをしてくれたデイサービス内、
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色んなものが暖かさを感じさせてくれます。

利用者の皆様、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

いつもお世話になっている皆さま、かつてお世話になった方々、

あまり会えないけれどいつも気にかけてくれる人たち、

あの人、この人、とにかく全ての人たちに!

一人一人に暖かなクリスマスが訪れますよう、

メリークリスマス!!

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2016年12月06日

出張料理教室便り。

出張料理人兼OTのいとうと一人暮らし修行中のPT西村です。

11月の出張料理教室便りです。
認知症の利用者さま宅での出張料理教室は、ご家族とご本人さま、ケアマネージャーさんのご理解とご協力があり、毎週細く永く続けさせていただいています。

認知症の利用者さま宅にて。
お孫さんを含めたご家族4人分の晩ご飯作りが利用者さまの役回りです。

利用者さまの誕生日が近いということでケーキ作り。
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利用者さま「次はどないしたらええんやろ」
と繰り返し話されます。
その都度、口頭で方法と内容をお伝えするとゆっくりと丁寧に作業が進みます。
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この日が他市町村へのお引っ越しのため最後の出張料理教室となりました。

あまりに寂しくてお話しがうまくできませんでした…

出張料理教室を通して、たくさんのことを教えて頂きました。

認知症の方の可能性や家庭内での役割獲得や楽しみの重要性、自己肯定感・自信の回復、ご家族さん−ケアマネジャーさん−地域の各介護保険サービス事業所さんとのチームアプローチの重要性…

病前は忙しくされていたこともあり、それ程お料理に熱心ではなかった利用者さま。

認知症を患われてから訪問リハで始めた毎週の出張料理教室を楽しみにされ、「この日はしっかりせなアカン」と起床時間などの生活の軸にも影響を与えていたことをご家族さまから教えて頂きました。

認知症の方が新しいことに興味を持ち、チカラを発揮し続けることが出来るということを知りました。

今回の経験や学びを活かして、利用者さまの家庭内の役割を果たせるような家事リハビリテーション、自立支援の取り組みを継続します。

いつも温かく笑顔で迎え、食材も揃えて頂き利用者さま、ご家族さまありがとうございます。
ご理解と応援して頂いたケアマネジャーさまありがとうございます。
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2016年11月17日

オキナワの海へ。

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吹田のいとうです。

訪問リハ利用者の真一さん。

昨年に続き、つながりのある沖縄の就労支援研究所グッドトライさんの寛大なご支援とご協力で今年もオキナワの海へ。
トレジャーボートでスノーケリングに!

株式会社グッドトライ

吹田にあるNPO法人ホットさんのブログより。

グッドトライの前泊社長、ライフセーバー濱川専務、いつもユイマールのお心ありがとうございます。
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2016年11月07日

出張料理教室便り。

出張料理人兼OTのいとうと一人暮らし修行中のPT西村です。

10月の出張料理教室便りです。
認知症の利用者さま宅、遂行機能障害のある利用者さま宅での出張料理教室は、ご家族とご本人さま、ケアマネージャーさんのご理解とご協力があり、毎週細く永く続けさせていただいています。

認知症の利用者さま宅にて。
お孫さんを含めたご家族4人分の晩ご飯作りが利用者さまの役回りです。

手順を声かけすると作業を円滑に進めることが可能です。

秋の季節にちなんで栗を使いました。
「栗と若鶏の赤ワインソース煮」
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若鶏のもも肉を皮面を焼いてから栗を入れます。
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赤ワインの自家製ソースを回しかけます。少し煮詰めます。
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完成!
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甘い栗と赤ワインソースが合います。

つぎは、
遂行機能障がいの利用者さま宅にて。
夫と二人分の晩ご飯作りの役回りです。

各作業に集中し続けること、また各作業の開始と終了が難しい方です。

包丁等の操作は安全に行えます。

手順を早め早めに口頭で伝えます。それに対する反応を見ながら、間違える前に早めに模倣、手添えの順に支援します。

夫からのリクエストで「すき焼き」。
しかも肉屋さん指定ありです。
曽根崎新地のやまたけのお肉を夫が買って来て下さいました。
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野菜をゆっくりと切り揃えます。
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夫がオススメのもやしと中華麺をドッサリと入れて完成!
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最近は時折、想定外の動作や反応があり、調理作業が進まないことや調理が家庭内の役割としての定着がなかなか難しく、支援方法と調理という作業内容にも再考が必要かと感じています。

出張料理教室を通して、
利用者さまも私たちOT,PT,STも、お互いの持っている能力を発揮し合い、伸ばし合いを続けています。

引き続き、利用者さまの精神心理面の安定を晩ご飯作りという家庭内の役割、活動、作業を通して得られる自信や自己効力感で図ることが出来ればと模索し続けます。
ありがとうございます。

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2016年11月06日

フラワーガーデン

こんにちは
PT平田です。
とうとう11月になりましたね。
今回は認知症の利用者様と園芸をしました。
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いぇーい!今日はいい天気っ!
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さ!花植え開始っ
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まず初めは鉢に石を詰めるところから…
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土をまんべんなく入れて…
均等にビオラを植えて球根を間に植えました。
最後に水をかけて綺麗に咲きますように…と♪
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利用者様の感想
「わー、こんなことしたことないですわ〜。初めて。かわいいお花がたくさん咲くといいですねぇ〜。楽しみやね〜」とにこにこ笑顔で言われました。
私も、楽しみです。
この日も利用者様にとっていい刺激になれたらいいなと思います。

おわりに
花植え作業ご協力ありがとうございました。
次回も、またよろしくお願いします!一緒に楽しんでやって行きまっしょい♪
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2016年10月30日

オキナワ旅のお手伝い2日目、最終日。

人材開発室のいとうです。

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今回の旅のパンフレットです。

筋萎縮性側索硬化症ALSの訪問リハ利用者田中さんの初の沖縄旅行に同行ボランティアをさせて頂いています。
日頃からお仕事が中心の生活で、旅行も5〜6年ぶりとのこと。

城マニアかつ歴史全般に造詣のある利用者さんです。
首里城をメインに9カ所ある世界遺産を巡るツアーを企画しました。

今日は2日目。最終日です。
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本島南部にあるゴルフリゾートホテルの朝。
朝焼けが東シナ海に映えます。

昨夜は念のため田中さんの呼吸状態を確認してからベッドに入りました。
よく休まれたようで元気いっぱいです。
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ホテルでの朝食。
日頃の朝食よりかなり違うと繰り返し話されていました。偏食気味で食生活の改善を感じておられました。
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サザンリンクスリゾートホテルさん、ありがとうございます。
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知念城跡にて。国指定の古城です。

最終日メインの斎場御嶽セーファウタキへ。
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琉球王国時代の男子禁制の祈りの場、最高の聖地です。
現在では男子にも解放されて、屈指のパワースポットとも言われています。
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木々の間に琉球王朝から神の島と呼ばれる久高島が見えます。
石に触れてパワーを頂いています。
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わたしは田中さんのご病気のこと、進行しないようにと拝みましたが、田中さんは無事に大阪に帰れますようにと拝んだそうです…
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知念岬にて。
田中さん「海って青かったんですね。」と感嘆のひと言。
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空港近くの白いビーチへ。
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オキナワツアー最後のお食事はやはりソーキそば!
田中さん、すっかり大好物になってしまったようです。最後まで出汁を飲み干します。
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わたしはテビチそばを喰らいました。
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関空へ無事に到着。
満足気な表情を見せてくださいました。

帰り道の電車の中で今回の企画とこれからについて、田中さんと一緒に振り返りました。

田中さんがご病気に関わらずALS発症前から出不精であまり外に出たり、人と接したりすることに消極的だったことが訪問リハのなかで分かってきました。

訪問リハのなかで職歴や生活歴の聴き取りを行い、田中さんの物事の捉え方や価値観が見えてくることで田中さん”
らしさ”を少しずつ感じ取ることが出来たように思います。

城マニアで歴史に造詣が深いことは早くから分かっていました。

近隣の奈良や京都の寺社や史跡巡りを提案することがすぐ頭に浮かびました。
でも、それ位であれば活動・参加として、定着かつ継続しないと考えました。

そこで少し距離は遠いですが、田中さんが1度も行ったことがない沖縄、わたしのもう一つの故郷である沖縄の世界文化遺産を巡る旅行企画を考えるにいたりました。

7月初めに企画案を口頭で伝えたところ、半信半疑な様子であまり乗り気ではないような感じでした。
「まぁ行けるのであれば…」というくらいでした。

次に企画書の草案を田中さんに見せて、実現可能性を感じやすいようにスケジュール等を具体化し旅のイメージを共有できるように企画書を何度も修整しました。

担当医や保健師さん、ケアマネジャーさん、看護師さんにもご意見をいただきました。

すると段々と乗り気になり、8月には「会社を休めるか聴いてみます」っていうことになりました。

お互いに触発され、力、パワーを発揮する支援者とクライエント間の”エネルギーの還流”と”双方向のエンパワーメント”を感じました。
この状態は、どちらが支援者でどちらがクライエントなのかということが、関係なくなるような感覚をいつも覚えます。
エンパワメントアプローチと活動・参加について

訪問リハ開始当初の4月、6月に行なったALS用のQOL評価のALSAQ-40では、69点、70点でQOLが低い状態であることが考えられました。出来ないことにイライラすることが多かったようです。
旅の中身が深まってきた10月は58点となり、QOLの向上がみられました。出来ないことは”仕方がない”というあきらめのコーピングがみられ前向きな様子がうかがえます。

旅の帰り道で田中さんが、
「こんなことも出来るんやなぁ」
「いい経験をさせてもらいました」
と話され、かなり自信がついたようでした。

わたしからは、仕事を大切にしながら職場の人と相談して、自分のためにもたまにはお休みを取り、これからの人生をもっと楽しみましょうとより深い部分までお話しをしました。

忘れていた歴史本の読書(旅の合間に学生ボランティアの山川さんが本屋さんに連れて行ってくれたのがきっかけ)や沖縄の世界文化遺産巡りはもちろんですが、ご自分お一人で、毎月一回くらい奈良、京都の寺社、史跡巡りを提案しました。

また今回の旅の途中で聴いた東北の鉱山開拓者だったという田中さんのご先祖さまのお話から、ご家族で自分達のルーツを辿る旅も提案しています。

利用者さまの活動・参加を支えるには、その人の適切なリハビリテーションマネジメントと診立てから、最大限にリスクを回避することが不可欠です。

その上で失敗を恐れずにリスクテイキング出来る社内や周囲の理解と協力に加えて、支援者の行動を下支えする使命感や勇気、覚悟のようなものが必要と思います。

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イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した理論
「20:80の法則」
”社会のあらゆる活動・現象において、重要なもの20%の中に80%の成果が含まれている”とした。

10冊の課題図書があった場合、重要な2冊を読むことで八割方の成果が達成できる。
最初の20%の時間で80%の完成度に到達する。
早い段階の失敗は、完成度を上げるステップのひとつであり、資産である。
と記してあります。

今回の旅の経験から新しいプロジェクト開発では、企画の早い段階で深い部分まで、利用者さまとイメージを共有しながら企画書を一緒に練り上げることが必要だと感じました。

次の活動・参加につながるオキナワ旅となりました。

みなさん、田中さん、ご理解とご協力ありがとうございました。
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オキナワ旅のお手伝い1日目。

人材開発室のいとうです。

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今回の旅のパンフレットです。

筋萎縮性側索硬化症ALSの訪問リハ利用者さんの初の沖縄旅行に同行ボランティアをさせて頂いています。

城マニアかつ中国の歴史に造詣のある利用者さんです。
首里城をメインに9カ所ある世界遺産を巡るツアーを企画しました。

旅行も5〜6年ぶりとのこと。

今日は1日目。

早朝5時の始発便で関西空港に向かいます。
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上肢近位筋の萎縮、筋力低下のため、つり革に掴まることは難しいです。
日頃はクルマでの移動が多いので電車は数ヶ月ぶりだそうです。
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初めての関西空港。
少し興奮気味です。
デジカメで撮影する際は両手が充分に上がらないので、体をのけぞりながらのシャッター。
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出発ゲートへ。
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搭乗前。
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機上の人に。
綺麗でハキハキして愛想の良いジェットスター機の客室乗務員まゆみさんとパチリ。
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那覇空港に到着。
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わたしの叔父がオーナーやってるお店で、沖縄そばを喰らいました。
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学生ボランティアの山川さんと守礼の門にて。
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夢中で散策されるためか、独語が増えています^_^
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真剣に琉球の歴史に想いを馳せておられます。 
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首里城の夜はふけていきます。

明日の2日目は最終日。
沖縄南部の斎場御嶽などの世界遺産巡りです。
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2016年10月27日

弊社アドバイザーのリハ医による巡回指導と研修会

人材開発室のいとうです。

昨日は午後から弊社アドバイザーのリハビリテーション医の小野先生による巡回指導及び研修会でした。

新人〜3年目のリハスタッフの教育の一環で毎月1回、大阪府下の各デイサービスと訪問看護ステーションを巡回してもらい、様々なご指導を頂いています。
今回は吹田のデイサービス、訪問看護ステーションが担当です。

デイサービスの個別リハビリテーションで、リハ担当者から利用者さまの状況をリハ医の小野先生にお伝えしてから、利用者さまのリハ問診を交えてリハ内容についての直接指導を頂きました。
昨日の2症例のリハ問診では利用者さまのご家族も参加して下さいました。ご家族から日常生活での様子を伝えていただきました。

その後のフィードバックの様子。
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摂食・嚥下の様子を動画にて。
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リハ栄養学の講座
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この中でニートに関するお話がありました。
ニートとはNEAT、NoneExercise Activity Thermogenesisの略で、運動以外の身体活動のことです。

歩いていたり走っていたりするわけじゃない、たいした強度を伴わない活動で、1日のエネルギー消費の20%以上が消費されているという研究報告があるとのことです。

立ちながらの皿洗い等の家事や低負荷の身体活動をすることが、短時間走ったり歩いたりするより、エネルギー消費につながるということです。

NEATの考えを取り入れたトレーニングが、肥満と変形性膝関節症のある方々に朗報となり得るのかもしれません。

2症例のリハ問診、3症例のケーススタディー、訪問リハスタッフからの質問タイムと、今回もよりタイトなスケジュールにもかかわらず熱い指導をいただきました。

明日から利用者さんの支援に活かすことが出来そうです。

吹田スタッフも全員で準備してくれました。
このような機会をいただきありがとうございます。

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2016年10月25日

I want to go shopping!

こんにちは

PT平田です。
最近、少し冷たい風が吹いて
葉っぱも茶色くなってきて
すっかり秋らしい季節になってきました。
皆様、季節の変わり目で体調にお変わりはないでしょうか?...

この日は晴天で過ごしやすいお天気でした。
という事で、利用者様とお買い物に行ってきました。

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事業所からわずか5分で着くショッピングモールです。



ショッピングモールに向かう前に
オレンジ色の実がたくさんなっている植物が目に入りました。
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かわいらしいオレンジの実。お部屋に飾るとよさそうですね。
利用者様も気になって「かわいいね」と言ってと手を差し伸べていました。
そんな感じでのんびりとお話しながら店内をゆっくり歩きました。

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今日のお目当ての物は便せんとお肉。
牛肉か豚肉か迷い中…
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どんなものがいいかな、、、とじっくり考えながら選んでいました。

帰りは話で尽きることなく盛り上がって賑やかでした。


この時、ふと思った事は
したいことが出来るって素晴らしい事だなぁと思いました。
私もやりたいこと、またやりたいことを成し遂げるために目標を決めて
今を一生懸命頑張りたいと思います。

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2016年10月12日

今月の出張料理教室便り。

出張料理人兼OTのいとうと一人暮らし修行中のPT西村です。

9月の出張料理教室便りです。
認知症の利用者さま宅、遂行機能障害のある利用者さま宅での出張料理教室は、ご家族とご本人さま、ケアマネージャーさんのご理解とご協力があり、毎週細く永く続けさせていただいています。

認知症の利用者さま宅にて。
お孫さんを含めたご家族4人分の晩ご飯作りが利用者さまの役回りです。

「手作りハンバーグステーキ」
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しめじソテーにさっぱりとした大根おろしの和風ソースをかけました。

「ビーフン風の野菜ソーメン炒め」
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ご本人、ご家族さん、ケアマネージャーさん、デイケア、ショートステイの担当者さんとのサービス担当者会議を兼ねた試食会です。

料理教室は生活の中の一部、1週間のうちの時間軸のひとつに定着してきた感や心身面の安定の軸になってきた感じはあります。

週一回の料理教室でのゴハン作りがご本人さんの役割となってきていますが、料理教室以外の日の活動や役割のひとつというところまでには到達できていません。

ご家族やケアマネージャーさんのみなさんで良案を検討中です。


遂行機能障がいの利用者さま宅にて。
夫と二人分の晩ご飯作りの役回りです。
この日は「青椒肉絲」

各作業に集中し続けること、また各作業の開始と終了が難しい方です。

包丁等の操作は安全に行えます。

手順を早め早めに口頭で伝えます。それに対する反応を見ながら、間違える前に早めに模倣、手添えの順に支援します。

まずご飯を炊きます。
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洗米作業を終了して炊飯器にセットすることに切り替えが難しいため、繰り返し声かけを要します。セットした後の炊飯器のスイッチを押すことも同様です。
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立位姿勢の崩れにも要注意です。
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ごま油をまわしかけたら完成です。


出張料理教室を通して、
利用者さまも私たちOT,PT,STも、お互いの持っている能力を発揮し合い、伸ばし合いを続けています。

引き続き、利用者さまの精神心理面の安定を晩ご飯作りという家庭内の役割、活動、作業を通して得られる自信や自己効力感で図ることが出来ればと模索し続けます。
ありがとうございます。
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2016年09月30日

”普通に歩く”を支える。

吹田のPT西村、中原です。

度々ブログでご報告させていただいている80歳代の在宅リハ利用者様の本義足の装着練習、歩行練習を先日から開始しています。

多軸タイプの膝継手の大腿義足製作の経過
初回 12/25
2回目 1/30
3回目 3/23
4回目 4/25
5回目 5/10
6回目 5/17 生活義足の完成受け渡し

6/17〜デイサービスでの歩行練習開始
http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/175728045.html
利用者様は「普通に歩く」ことを切に願っておられます。

ご自宅での本義足装着はもうお一人で、スピーディーかつ安全に行えておられます。
あんなにも装着に難儀してたのに…感動しました。
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自宅の狭い空間でも安定した歩行です。
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このあとは松葉杖歩行、T字杖歩行練習もします。

T字杖歩行ではまだ左側からの立位介助が必要ですが、患側の右下肢での体重支持がうまくなっておられます。

松葉杖歩行では右下肢での体重支持だけでなく、立脚期〜遊脚期の各相がきれいに見られ、”普通に歩く”に近い状態になってきました。

引き続き、”普通に歩く”を支援します。
ありがとうございます。
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2016年09月08日

第100回大阪高次脳機能リハビリ研究会。

人材開発室のいとうです。

今日は高次脳機能障がいの事例報告の機会をいただきました。
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もちろん会社紹介も。
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エンパワメントアプローチと活動・参加について

ST松本からも訪問STの事例報告をさせていただきました。
就労継続支援A型事業所カフェオーディナリー松原への移行のケースでした。
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さらに松原、堺、泉北事業所を詳しく紹介させていただきました。
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もちろんカフェオーディナリー松原の営業も。
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今回は、訪問看護ステーションからのリハ、高次脳機能障がいへの多様な関わりを知って頂く機会になったようです。

大正事業所からOT阿部さん、谷川さんの癒やし系の2人も来てくれて嬉しかったです。

納谷先生を主宰として、大阪高次脳機能リハビリ研究会は今回で第100回目を迎えられました。
これからも他施設が交わる自由闊達な報告の場として、毎月一回が楽しみです。
今回のような機会を与えていただきありがとうございます。
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