2020年01月21日

大正報告会【プレゼント】〜正しい交通ルール〜土肥〜

アクティブデイサービス大正で理学療法士として勤務している土肥です。
報告会【プレゼント】の今回のテーマは交通ルールです!

デイサービスにおける送迎業務や、訪問業務、もちろん通勤でバイクや車を運転している方も多くいると思います。

その為、簡単に交通ルールのおさらいを行い、ながら運転の改正についても話していきたいと思います。
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正しく駐車を行えばバイク等は駐車禁止をきられることなく安心して仕事が出来ると思います。

しかしここなら邪魔にならないだろうと歩道内や駐車禁止エリアに止める事で違反になることがほとんどだと思います。

駐車に関しては周辺住民や交通違反にならないところに止めましょう!!

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スライドは以上になります。

ながら運転に関しては罰則等が三倍となり重くなりました。

自分は大丈夫だろうと運転をしていると飛び出して来た歩行者や自転車とぶつかってしまう事もあり
その事故一回で免許がなくなり人生が変わってしまう事もありえます。

日頃、自転車、バイク、および自動車を運転している人はどのような所から飛び出して来るかを察知しながら安全運転を心がけましょう。

自分自身も毎日通勤でバイクに乗っていますが歩行者や自転車に乗られている方で、赤信号や一旦停止を守っていない人を見かけることもあります。信号は絶対ではないので気を付けましょう。

以上ありがとうございました。


アクティブ 大正事業所
土肥
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2019年12月25日

外部出張セミナー 「認知症ケア」 担当:城平OT

こんにちは。アクティブ大正事業所の理学療法士の飛永です。
先日、同事業所の城平OTが外部出張セミナーを実施致しましたので報告です。

今回のテーマは、認知症と認知症ケアについて

セミナーの参加者は、ケアマネジャーや介護職の方々、約20名でした。

城平OTとの打ち合わせで、どのような内容を伝えることが、聞き手の皆さんにとってのメリットになるのか?リハビリテーションの視点とは何か?と相談を重ねました。

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↑発表の様子

症例を挙げて、その方に対してのアセスメント内容と、指導内容に関して、4つのグループに分かれてもらい、グループワークとその後に各グループ代表者から発表もして頂きました。


城平OTより
この度は認知症についての発表をさせて頂きました。認知症は身近な病気であり、利用者様の中にも数多くおられます。今までは主な傷病名であったり困った問題点がなければ、認知症の方に対する一般的な対応をするに留まっていました。ですが今回講演するにあたり、認知症について調べたり検討を行ったことで、今までの認知症の方への意識が変化したように思います。治療プログラムだけでなく、利用者様の心理をもっと読み取ろうとすることや、行動や拒否の理由を評価し、アセスメントして対応を考えることが大切だと思いました。発表をさせて頂いた立場ではありますが、この発表を通し認知症に関して再考するきっかけとなりました。機会を頂きありがとうございました。



ここから飛永
疾患に限らずリハビリテーションの価値は、実施内容にもちろんあるかと思いますが、それ以上にアセスメントの重要性を日々実感しております。地域で関わる他職種のサービス提供者の方とお話ししていても、皆さん本当に知識が豊富です。そして、最近ではスマホですぐ最新情報や過去の研究データ等もすぐ収集することができる時代です。そんな中で、私たちリハビリテーション専門職としてご利用者様や地域住民の方々に対してお役に立てる部分は「リハビリテーションに関して何をするかではなく【誰に何をするか】というアセスメントに価値がある」と個人的には思います。

例えば屋外歩行訓練をするにしても
ただ一緒に歩くだけであれば、言うまでもなくもちろんリハビリテーションの価値はありません。

心身機能と身体構造、活動と参加、環境と個人因子というICFの項目を評価し、総合的に判断した上で目標を設定し、その上で最適な訓練メニューを導き出す。
そこに価値があり、その流れで選択肢の1つとして挙がった訓練が屋外歩行であれば、そのアプローチを行う。
今回、認知症の方に対するリハビリテーションという視点で研修内容を城平OTと相談する中で、改めてアセスメントの重要性とリハビリテーションの価値をもっと追求していかなくてはならないという専門職として果たすべき役割と責任を痛感致しました。

このような機会を頂きありがとうございました。今回の学びを業務に活かせるように日々精進していきますので、今後ともよろしくお願いします。


アクティブ大正
城平、飛永
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2019年12月16日

外出イベント 天王寺(ハルカス展望台とカラオケ)

こんにちは。大正の介護職の村田です。
11月22日アクティブデイサービス大正にて外出イベントを行いました!

利用者さんは3名ご参加予定でしたが1名の方は体調不良で残念ながらご参加して頂く事ができませんでした。

職員は土肥PT、飛永PT、村田介護職の3人です。

このイベントは近鉄あべのハルカスやキューズモールに行って展望台に登ったり買い物をする企画です。

この日は1人の利用者さんはあべのハルカスに登る事とショッピング(土肥PT同行)、もう一人の方はカラオケ(村田同行)に行くことを予定にしていました。
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準備完了です。気を付けて行ってらっしゃーい!

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あべのハルカスの展望台に着きました。いい眺めです。

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この日は平日で人も少ない事もあり行動しやすかったと思います。
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「死ぬ前に行けてよかった」との事でした。それほど喜んでいただけたら嬉しい限りです。
良い笑顔です!



もう1人の方はカラオケです。事前の準備としては、移動の距離がある事や階段昇降が必要になるので担当の療法士との連携が大切だと考えました。

担当療法士より、歩行能力は20分ほどなら問題がないとの事だったので、その範囲内で可能な駐車場から一番近いカラオケ屋を探しました。実際の所要時間としては、駐車場から5分ほどで到着することができました。

駐車場から向かい側に渡る道路は、少し距離があり「途中で信号が変わったらどうしよう」と心配されていましたが、無事渡りきることができました。

お店に到着してからは、少し緊張されている様子でしたが「さぁやろか!」と気合い入れて、1時間カラオケを楽しんでおられました。

このカラオケに行く前に、利用者さんとどんな歌を歌うかの曲リストを作成しておりスムーズに曲選びもできました。

月に2〜3回ほどご家族の方とカラオケに行っているのでとても声が綺麗で聞きほれてしまうほどでした。

「あっという間の1時間やったわーすっきりしたわ!」と非常に喜んでいただけました。
このカラオケは本当に楽しみにして頂いていた様子で風邪を引かないように気を付けていたとの事です。
曲をあらかじめ決めておいたらその分の時間を短縮できるのでたくさん歌う事ができました。カラオケに行く前の療法士との連携であったり、曲リストの作成であったり準備の大切さを改めて分かりました。「今度は色々な人の歌も聞いてみたいわぁ」との事でしたので参加して頂ける方大募集中です!
またこのイベントの後には地域の人同士で集まる歌の集会にも参加したいとの意欲的な声も聞く事ができました。このイベントを通じて外出する機会が増えればと思います。

お2人とも非常に満足して頂けたようでこちらも嬉しく思います。
今回は少人数のご参加でしたが来年はもっと多くの方にご参加して頂けるようなイベントを行いたいと思います。
ありがとうございました!


アクティブデイサービス大正
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2019年12月12日

大正報告会【プレゼント】〜症例検討会 今後の関わり方〜谷中

 大正の谷中です。
 前回のプレゼントの報告で実例を挙げさせていただいた利用者様に変化があり、訪問開始から現在に至るまでの主に身体機能面での変化を中心にリハビリ内容をはじめ今後の関わり方を検討したので報告します。




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本来、定期的な看護師の介入の必要性が高い方であるがご本人の受け入れが悪かったため訪問リハビリへの移行の経緯や体調の変化があっても旦那様の介護力の問題もあり、なかなかすぐに受診に行けない環境など様々な因子が積み重なって現在に至っているという状況です。受診に関しては家族様と話し合って定期的に行ってもらうようになりました。



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この画像の座位姿勢は姿勢修正後であり、修正前は矢状面で骨盤後傾位、後方重心、足尖部のみ接地しています。
前額面では体幹・骨盤ともに軽度右側に傾斜しており右上肢でベッド柵を把持しています。
座位姿勢の修正内容としては徒手的に骨盤を起こし、体幹伸展位へ誘導。前方にテーブルを置き両上肢でそれを触ってもらうように指示し前屈運動を行い足部への荷重を促し、また左右への重心移動を促しています。


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立ち上がり訓練は現在実施できておらず、臀部離床による下肢への荷重訓練までとなっています。それでも恐怖心が強く、それによる動作訓練の拒否等もみられています。


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5月に家族様と旅行に行かれてまた行きたいと仰っていたこともあり、それを目標にリハビリを実施してきましたが現在の状況からなかなかまた行けるように頑張りましょうとは言いだしにくいところもあります。そこで大正の城平OTより車いすのままで行ける旅行も提案してはどうかという助言を頂き、調べてみてタイミングをみて提案してみようと思います。

また、飛永PTより座った状態で移動できる福祉用具があると教えて頂き、パンフレットも提供して頂いたのでそれに関しても提案していけたらと考えています。


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頂いたアドバイスを参考にして今後、この方に限らずすべての利用者様の変化に敏感になっていく事が大切だなと感じました。特に長期間の介入となっている方はリハビリ自体がマンネリ化している可能性もあるので一度自分のリハビリを見つめなおしても良いのかなと感じました。
以上報告でした。

大正 谷中
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2019年12月03日

歩行姿勢測定会における歩行指導 〜大正区役所区民ホールにて〜

こんにちは。アクティブ大正事業所の理学療法士の飛永です。先日、大正区リハビリテーション連絡会宛にご依頼を頂いた【歩行姿勢測定会における歩行指導】についてご報告いたします。

大正区リハビリテーション連絡会は、大正区の療法士(PTOTST)の方を対象に、地域包括ケアシステム構築にむけた取り組みを行う目的で、平成31年4月に設立しております。


【じぶんのこと、おやこのことフォーラム大正2019】の前後の時間に歩行姿勢測定会が行われました。このフォーラムには100名を超える方が参加されていました。

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歩行姿勢測定は、業者の方が対象者の歩行を動画で撮影し、歩行年齢がわかるというものです。地域住民の方を中心に参加されていました。

約6mほど歩いて頂き測定できます。
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その後、歩く速度や、体の揺れ、傾き、腕や足の動きを点数化

皆さん、歩行年齢が実年齢より高いのか低いのか、と大変興味を示されていました。

そして私含め、3名の理学療法士で測定後の方の歩行姿勢に関するアドバイスをさせて頂きました。
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「足が上がりにくい」「歩くとふらつく」など皆さんのお悩みに、短時間ではありますが有効なアドバイスが出来るように心掛けて行いました。

何か歩行姿勢に関して書面でもお伝えできればという想いから、連絡会のメンバーで次のような資料を作成し、地域住民の方にお渡ししています。

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歩行姿勢測定会に参加させて頂いた感想としては、二つあります。
一つ目は、皆さんが普段から色々と歩行に関してお悩みになられているという点です。これに関しては、リハビリテーション職員として、地域の中でお役に立てる分野だと感じております。よって、私たちリハビリテーション職員は、このような場で、質の高いアドバイスが出来るようにさらなる努力が必須であります。

二つ目は、科学の進歩はすごい!という点です。AIやロボットにより、今までも様々な分野で数多くの業務が担われており、今後も医療介護業界におけるさらなる発展は確実でしょう。それはリハビリテーションの分野でも同様です。今回の歩行姿勢測定も、「こんなに細かいところまで数値化できるんだー」と驚きでした。
このような話題の時に、どうしても仕事が奪われる奪われないみたいな話になりますが、個人的には、科学の進歩に合わせて互いに有効活用しながら役割を細分化し、【人】にしか出来ないことに集中していくことが必要と考えています。そう考えると、あまり得意なわけではないですが、科学の進歩には目が離せませんね。アンテナを常に張っておかないと。

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このような場にお誘い頂いた担当の方々、ありがとうございました。日頃の業務とは違う視点を広く深く学ぶことができました。少しでも地域住民の方々にとって、有益な情報をお伝えすることが出来ていれば幸いです。



アクティブ大正
飛永直樹
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2019年11月26日

泉尾東小学校にて避難所体験訓練

こんにちは。大正事業所の理学療法士の飛永です。
泉尾東地域まちづくり実行委員会開催の、避難所体験訓練に参加させて頂きましたのでご報告です。
今年も、本当に数多くの災害がありました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈り致します。


今回、避難所体験訓練にお声かけ頂いた流れとしましては、最初に大正区災害時サポーターへの登録でした。

大正区災害時サポーター制度とは、、
「災害に強いまち 大正区をめざして」
ということで
津波等の災害発生時に事業所等(会社や店舗)の人的、物的資源を活用し、地域における被災者の支援や復興などを推進する災害ボランティア制度です。
地域において多大な被害が発生し、早急な対応が必要となる場合に、自らの従業員や施設の安全を確保のうえ、自主的に可能な範囲でのご協力をさせて頂くものとされています。

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災害前から事業所として準備出来ることはないかとの想いで登録させて頂きました。

この登録をきっかけに、今回のような避難所体験訓練があるとの情報を頂き、参加させて頂くこととなりました。

当日は、地域住民の方々、泉尾東地域まちづくり実行委員会の方々が、心優しくご対応ご案内頂き、大変感謝しております。おかげさまで、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

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今まで泉尾東小学校には、デイサービスの避難訓練をかねて行ったことはありましたが、中に入ってみると「避難場所の体育館はどこ?」から始まり、一度場所を知っておく大切さを実感しました。

弊社大正事業所の去年の避難訓練の様子↓

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今回の避難所体験訓練では
ダンボールでベッドや椅子を作らせてもらったり
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簡易トイレの体験

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コップやマスクの作成

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わかりくい写真ですみません。

最後に炊き出しのおいしい豚汁とご飯を頂き、その際に地域住民の方から地域の現状や今後の課題について有難いお話しを聞ける機会がありました。

私自身、去年の台風の際、家が数日停電していたため、親戚の家に家族全員で泊まっていました。その時は、家族や親戚、ご近所の支えがあり、生かしてもらってるんだと本当に感謝しかありませんでした。それ以降、災害対策の必要性を感じ、事業所としても、個人としても、行動を起こしてきました。しかし、それから一年以上たった今、同じ危機感や使命感があるかと問われると、正直なところ意識は低くなっているかもしれません。よって今回のような避難所体験訓練により災害対策の必要性を感じる機会は、事業所および個人としても定期的に必要なんだと確信しています。

最後に
今回ご対応頂いた地域住民の方々、泉尾東まちづくり実行委員会の方々、本当にありがとうございました。大正区の一事業所として、今後も出来る限りの災害対策に尽力したいと存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

アクティブ大正 飛永
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2019年10月18日

大正報告会【プレゼント】〜自立を支援するためのコミュニケーション〜

こんにちは。アクティブ大正の理学療法士の飛永です。先日、大正事業所にて実施した研修会プレゼントについてご報告します。

最近、医療介護分野全般で、質の向上が求められている【自立支援】に関して、スタッフ間で共有したり、すぐに活かせる知識やスキルはないだろうかと考え、このテーマとしました。

テーマ
自立を支援するコミュニケーション
〜「I」メッセージとバイタリティのサイクル〜
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根拠や効果のあるコミュニケーションということでお話ししていきますが、大前提として次の2つは、誤解のないようにお伝えできればと思います。

1つ目は、今回はコミュニケーションに関してまとめていますが、リハビリテーションを提供する上では、専門職として必要なアセスメントが必ず基盤となっており、その枠組みを超えることはないということ

二つ目は、今回お話しするコミュニケーションスキルは、伝え方に関することが中心です。しかし、それは一方的に伝えるだけのスキルではなく、また無理にご利用者様を誘導するような使い方をするものでも絶対にありませんし、そうであってはならないと思います。
あくまで良好な信頼関係を築くため、またそれによりご利用者様のADL、IADLの向上、およびリハビリテーションにおける目標達成を一緒に目指すために必要なコミュニケーションと捉えて頂ければ幸いです。

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第1章では、
「you」メッセージではなく、「I」メッセージがより自立の支援に影響するというお話ですが、

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皆さんは、運動や活動に関して拒否の強い方に対して、どのようにコミュケーションをとりますか?

私ごとで恐縮ですが、新人である1〜2年目の時を思い返すと私自身、このような状況で運動の必要性やそれに対して説得をするようなことも出来てなかったように記憶しています。その後3〜5年目くらいになると、少し変化がありました。療法士として自分の実力を過信していたのだと今は思いますが、コミュニケーションの際に、お相手の方に対して、強く想いを伝えられるようになりました。しかし、その時は気付きませんでしたが、コミュニケーションが手段ではなく目的になっていたのでしょう。つまり、本来であれば目的があってそのためにコミュニケーションという手段を取るべきですが、【説得や強く伝える】ということが正しいという誤った理解で、それが目的となっていました。本当にお恥ずかしい話です。そして、それを解決する一つの手段が、今回の自立を支援するためのコミュニケーションとなります。


では、まず「you」メッセージとはどういうものか
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このように主語が「you」、つまりリハビリテーションにおけるコミュニケーションの中では、ご利用者様に当たります。
評価や指示が中心のメッセージですが、これではお相手の方に反発心がうまれたり、答えもyesかnoの2パターンしかなく、創造性や自主性につながることもありません。
さきほどの私自身の話で、【説得や強く伝える】という方法はこれと等しいものだと思います。

それでは次に「I」メッセージですが、
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主語が「I」、つまり私たち自身のことです。

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このように「I」メッセージとは分類すると、次の4つになります。
@背景、意図、ビジョン
A具体的事実、行動
B具体的影響
C偽らざる気持ち

どうですか?皆さん!

こうやって分類してしまうとすごく機械的に感じちゃいますよね。
たしかに私もそう思いますが、大事なことは、主語を「相手」ではなく「自分」にして、その【自分の気持ち】を伝えるということです。
よって、@〜C全てを伝えることが会話の流れで難しいのであれば、AとCや、BとC、またCの偽らざる気持ちだけでも良いかと思います。「嬉しい!」「楽しい!」「悲しい!」「残念に思います!」「自分は〇〇だと思います!」などなど。

このような「I」メッセージという言葉を初めて聞く方は、イメージがしにくいかもしれませんが、親子や兄弟、友人、彼氏彼女、上司部下、先輩後輩、同僚など身近な人で想像してみて下さい。
「あの人の〇〇という言葉は、今思えばIメッセージで、それによって自分で頑張ってみようと思えたな〜」ということが一つは思い出せるのではないでしょうか。
反対に「あの人のyouメッセージには反発したな〜」ということもあるかもしれませんね。笑

こうやって人と人とがコミュニケーショをとる際には、関係性によらずとも「you」メッセージや「I」メッセージが使われてる場面が多く存在します。

さて、ここまでは自立を支援するためのきっかけとなるコミュニケーション、伝え方という点に関しての説明でした。

ここからは、上記のような「I」メッセージを伝えたお相手、または反対に自分が「I」メッセージを伝えられた側とした時にも、どのように自立への気持ちの変化が起きるか、についてです。
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自立という言葉を
バイタリティ(いきいきさ)のサイクルという別の言い方で説明していきます。
(参考文献は、最後に記載しておきます。)

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簡単に言うと、「I」メッセージによりこのバイタリティのサイクルが回り出し、より自立した行動を起こせるということです。

ここでもう一つ大事なポイントは、スライドにも載せていますが、何か行動を起こす時に次の3つの要素に個人がどれぐらい関与しているかという点です。関与が大きいほどサイクルが回ります。
その3つの要素とは、【自発的意図】【作戦】【決断】です。

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例えば、運動や活動に関して拒否の強い方のバイタリティのサイクルが、何かのきっかけで上手く回るようになったことを想定するとこのようになります。

自分で考え【自発的意図】、自分で計画を立て【作戦】、自分で決める【決断】
それにより起こした行動は次のような結果となります。

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成功しても失敗しても次につながります。

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反対に、全てを他者が考えて、他者が計画を立てて、他者が決めた行動では、バイタリティのサイクルは回りません。

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事業所内の研修では、実例も含めて説明しましたが、個人情報の兼ね合いもあるため、割愛させていただきます。ご容赦ください。


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まとめると、
目的に合わせた「I」メッセージを伝えることで、お相手のバイタリティのサイクルが回りやすくなるということ。
そして、そのバイタリティのサイクルを回し続けるためには、自発的意図、作戦、決断という3つの要素に関与して頂くということ。


皆さんも日頃のサービス中や、プライベートでも結構です。一度、意識して使ってみましょう。きっと上手くいかなかったことで、前進するはずです。

こんなちょっとした伝え方の違いじゃ何も変わらんよ!と思う方もおられるかもしれませんが、それがご利用者様のためであり、目的が明確であれば私はすぐにでもするべきだと思いますし、しない理由が見つかりません。

長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございます。皆さんのサービスの質の向上、またはそれぞれご自身の生活をいきいきと生きるための一助となれれば幸いです。


最後に
次のことを忘れてはなりません。ご利用者様やご家族様、そして関係職種の方々からの温かいお言葉、また時には心のこもった厳しいご意見があって、私たちのバイタリティのサイクルを回して頂いてるということを。

アクティブ大正 飛永

参考文献
リハスタッフのためのコーチング活用ガイド
2010年9月20日 出江紳一氏
ほめない子育てで子どもは伸びる
2010年11月14日 岸 秀光氏
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2019年10月16日

大正報告会【プレゼント】〜脱水症について〜坂口〜

大正事務所に今年の4月より入職しました坂口恭平といいます。よろしくお願いします。
夏に脱水症(熱中症)が起こることはよく知られていますが、脱水症はおきく3つに分類され、それぞれ体に現れる症状が異なります。そして、その治療方法も異なります。脱水症になると体の中でどういった生理学的な変化が生じているかを知ることで、脱水症への理解を深めることが出来るのではないかと思い、報告させてもらいました。

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2019年09月28日

小野医師によるアドバイザリー業務(大正事業所にて)

こんにちは。アクティブ大正の飛永(理学療法士)です。
先日、弊社で行われた小野医師によるアドバイザリー業務についてご報告致します。

今回は、3名のご利用者様の検討を行いました。


お一人目は、土肥PTから弊社デイサービスをご利用頂いてる男性の方について事務所で症例検討
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お二人目は坂口PTから
弊社訪問看護(リハビリ)をご利用頂いている方で、事務所で症例検討を行ってから
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ご自宅へ訪問
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ご本人様や介護職の方から、現状やご意向等を直接確認させて頂き、坂口PTからも身体や生活手段に関して情報提供

嚥下や姿勢、食形態のことなどなど、今後の検討課題が明確となりました。


三人目の方も、弊社訪問看護(リハビリ)をご利用頂いてる方で、早津OTの訓練後に藤本STと自宅訪問
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嚥下機能や訓練、自主トレーニングについて等、次につながるアクションを共有することができ、他のサービス提供事業所との連携も課題の1つとして挙がりました。


最後に大正事務所にて
小野医師による研修
テーマは自立支援です
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過去の制度改正やそのきっかけとなった出来事、また平成30年度の厚生労働白書や100人でみた日本のお話など、幅広い情報とあわせた経験談も含めて学ぶ機会を頂きました。

小野医師より
「若者がもっと発言しないといけない!」
「若者の投票率が低い」と、よりよい社会にするためには投票も含め若者からの発言が必要という熱弁がありました。
私自身、今まで以上に業界やそれ以外のことに関しても、政治や経済、社会全体の新しい情報収集を常に行い、地域において、または投票という手段でも発信をしていく姿勢は忘れてはいけないと感じました。貴重なお言葉ありがとうございました!


最後に
今回の検討内容は、再度事業所内の会議にて報告会を行う等、必ずご利用者へ活かせるように取り組んでいきます。ご協力頂きましたご利用者様、ご家族様、関係者の方々ありがとうございました。

症例検討の担当者3名、土肥PT、坂口PT、藤本STもお疲れ様でした。


アクティブ大正
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2019年07月10日

大正報告会【プレゼント】〜認知症ケアについて〜 阿部

大正の阿部です。
5月末に京都で開催されました日本認知症ケア学会に参加してきました。
近年、認知症に対する診療技術向上や早期診断が可能になっている一方で、社会・心理的な介入の重要性は見過ごされがちであり改めてケアの重要性を感じました。
今回は認知症ケアの基礎に立ち返り、プレゼントとさせていただきました。

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認知症に関わらず今後も関り方を振り返ることや適切な関りを心がけたいと感じました。
以上報告でした。

 アクティブ大正 阿部
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2019年07月09日

大正報告会【プレゼント】〜趣味活動〜谷中

 大正の谷中です。
 今回のテーマが【プレゼンしたいこト】といういことで、利用者様の生活に役立ち、かつ自分の強みは何か考えたところ多趣味な方なのでサブテーマを【趣味活動】にしようと思い立ちました。
 趣味やあんな事・こんな事をしてみたいと目的のある利用者様は目標設定しやすく、リハビリにも意欲的な方が多い印象です。一方、無趣味で家事はヘルパーさんに一任していたり、今のままの生活ができればいい、高齢だからしんどいことはしたくないといった方も少なくないです。そんな方々の生活に何か変化を起こせたらと思いました。







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 少し古い文献ですが、趣味がある人や周囲との人間関係が良好な方は高齢になっても生活機能は高く維持できています。


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 趣味と言われると何かしていないといけないと思いがちですが、実はそうではなく決まった時間に決まったテレビ番組を鑑賞するのも趣味です。ただ何もせずに小一時間過ごして気持ちが楽になったり落ち着けばそれも趣味だと思います。なんでもいいのです。

次に実際の利用者様についてです。
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 まったく異なる二名ですが、Fさんの場合は現在も来年にむけてリハビリに取り組んでいます。Kさんはご家族の支援が重要で、今回の旅行でもご家族の支援があってこそでした。次の旅行の計画等はまだありませんが今後状態が変化しても旅行にいけるように支援していこうと思っています。



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自分自身の趣味とそのきっかけです。



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  利用者様の過去を振り返りそれぞれにあった趣味を提案、また自身の経験をもとに利用者様に伝える事ができれば生活も変化し、良い影響を与えられるのではないかと思います。
以上報告でした。

大正  谷中
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2019年07月06日

大正区リハビリテーション連絡会設立

大正事業所の理学療法士の飛永です。


平成31年4月より、大正区で勤務されているリハビリテーション職員の方を対象とした、大正区リハビリテーション連絡会を数名の療法士が中心となり設立しています。


そしてまずは、リハビリテーション職員間での顔の見える関係づくりを目的として、大正区理学療法士会との合同で大正区リハビリテーション交流会を開催致しました。


今後大正区での地域包括ケアシステムの構築にむけて、それぞらの役割や機能を分担しながら、そして活かしながら取り組んでいければと思っております。


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交流会は9施設の24名が参加


日頃の現場での課題や悩み、その他プライベートの話などお聞きすることができて、本当に有意義な時間でした。


各施設、リハビリテーションに関する形態や特色は異なります。しかし、全員が全てを把握は出来ていないかもしれません。大正区で勤務する私たちはそれを出来る限り知っておくべきだし、それが地域住民の方へリハビリテーションを提供する時、または関連事項をお伝えする時の選択肢の幅を広げ、質も向上するはずです。今回の交流会がそれを知る良い機会となりました。


今後、地域住民の方々、医療・介護の関係職の方々と交流を図り、連携をとりながら、リハビリテーションに関する大正区の皆様に取っての有益な情報も発信していければと思っております。


アクティブ 飛永

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2019年06月22日

大正報告会【プレゼント】〜自立支援を自分ごととして考えてみる〜 飛永

大正事業所責任者の理学療法士の飛永です。

今年度の研修テーマは
【プレゼント】

大正事業所の職員から各自一つテーマを出して頂き
投票結果で城平OT発案の【プレゼント】に決まりました。

役立つ知識、プレゼンしたいことであれば何でもOK!という条件です。

「これやったら別にテーマ決めなくても良いんちゃうん」
という声がどこからか聞こえてくるような気がしますが、、、

そんなことはありません!!!

研修を行うメンバーがこの一年どんなテーマが良いかな?と各自で考え
全体で共有し、事業所単位としてどのテーマが相応しいか検討し投票で決める
↓企画段階から参加する、個人的にはここに価値があると思い、この方法をとりました。
 全てを誰かが決めた道筋よりも、少しでも自分の意思が入っている方が楽しくないですか?私はそう思います。


前年度は【チャレンジ】というテーマで利用者様と職員とがともに挑戦をした内容を報告し合いました。
利用者様の頑張り、各職員の関わりや想いを互いに知ることができ、職員間での刺激や、聞き手としても他利用者様へ活せるという感覚がありました。今年度も同じテーマで継続する方法も検討しましたが、上記の目的もありテーマを投票で決めることにしました。




ここからは私の第一回目の報告会の内容です。

テーマは
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「自立支援をまず自分ごととして考えてみる」

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弊社では、心意気チーム、各事業所でのアクティブクラブや個別での関わり、ともに行う訪問介護、その他様々な「自立支援」を提供させて頂いております。

ただ様々なケースに対応していく中で、難渋することもあります。

そこでどうすればより解決に向かうのか考え
やはり「基本が大事」と思い
「自立支援をまず自分ごととして考えてみる」ことにしました!

そして、そのきっかけ作りが聞き手への「プレゼント」なれば、と。


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私たちは、保険上のサービスの一環として、「自立を支援する」ということをさせて頂いてます。

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ICFと同じで、全ての人を対象として広く捉えると、自分自身も自立支援を受けてきた、受けている立場です。
障害の有無、環境因子、および個人因子等、様々な違う点はもちろんあるかと思いますが。

車椅子介助は、乗ってる側の感覚が少しでも分かれば押し方も変わると思います。学校の授業で、坂道での車椅子介助の練習を、乗る側と押す側で交互に練習したことを思い出しました。

それと一緒で、自立支援も、受け手側の気持ちがわかれば何か支援する上でのヒントがわかるかもしれません。

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そこで、各職員より支援を受ける側の気持ちを書き出してもらいました。(後ほど詳しく)

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私たちの生活は、周りからの自立支援でなりたってる部分も少なからずあるでしょう。

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今年より、大阪市では自立支援型ケアマネジメント検討会議が各地域包括支援センターで毎月開催されています。私はリハビリテーションに関する助言者として参加させて頂いてます。

ケアプランを自立支援や重度化予防に関してリハビリテーションの視点で助言することが目的ですが、どれぐらいの内容を誰に伝えれば良いのか?具体的に現場でしていただく方法は?ケアプラン自体の変更は?そもそも利用者様のご意向は?

考えれば考えるほど、本当に奥が深いです。

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課題もまだまだあります。

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報告会後のアンケート
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受けている、受けてきた自立支援
・上司や先輩からの指導や振り返りにより、自己による問題解決能力向上や、自分の意見を聞いてくれる時間にもなっていた。
・幼少期からの厳しい指導で、出来なかったら怒られるという恐怖心のもと改善へ。
・自分が怪我をしたときに、家事や入浴介助を友人や家族に手伝ってもらった。治療が進み機能改善をきっかけに全て行えるように。
・学生時代の親からの様々な援助による成長
・家族の事情もあり、家事をしないといけない環境になり、少し行うようになった。
・自分の身体と向き合い、自ら新しい情報を学ぶことで体調管理ができるようになった。
などなど


これらの経験を現場で活かすとすれば
以下のようなことが挙げられる

※以下の内容は、大大前提としてリハビリテーションアセスメントがベースにあるものとします。

@他者からの促しやともに振り返ることが重要
→これは、サービス提供者側の私たちから発信することはもちろんであるが、利用者様をとりまく人的環境(ご家族、ご友人、他の関係職種の方々)の中で、信頼関係や効果的な助言が行える人からの発信が出来るよう働きかける

A自立度に合わせたメリットやデメリットを伝える
→生活動作を出来る限り自立することが目標になりますが、その目標設定の理由は各利用者様ごとでバラバラです。自立度に合わせて生まれる好影響や悪影響をしっかり認識し、伝えていくことが必要だと思います。
「〇〇の動作の自立を目指す」だけではなく、「動作の自立により、〇〇となる」
自立の先にあるこの〇〇がきっと大事で、支援をする上で軸が安定したり、ちょっとした現場での声かけ1つにしても変わってくるでしょう。

B機能改善と生活手段の変化のタイミングを合わせる。
→回復段階で機能が改善するタイミングで、機能面の変化に合わせて生活手段を変えていく必要があります。これは、利用者様ご自身の判断で変化を起こされる方もおられます。またリハビリ担当者がアセスメントを行い、ご提案させて頂くこともあります。このタイミングを間違えると、理由は様々あるかと思いますが、「できるADL」と「しているADL」に差が出来てしまいます。そして。その差を埋めるために全てではもちろんありませんが、「お世話型」のご家族の支援や介護保険サービスをご利用されることも現場ではあるように思います。またこの生活が長期間になればなるほど、そこから変化を起こすには各所で弊害がおきるかもしれません。よって、生活手段変更における最適なタイミングを見極めるスキルや判断力の資質が私たちには必要でしょう。(常に変化を起こすアンテナを!)

C自立しないといけないという環境調整
→自分がやらなくても良い環境よりも、やらないといけない環境の方が、誰でもアクションを起こしやすい、起こすしかないですよね。ただこれは、自立支援につながる場合とそうでない場合もあると思います。「自立しないといけない環境を利用者様とサービス提供者側とで、一緒に考え調整する」ことが出来れば、より利用者様のご意向や気持ちものせた自立支援になることでしょう。




今回の報告会で、
「自立支援」という言葉が、遠い存在ではなく、自身やその周りの人々にも関与するものだと、サービス提供者側の私たちが認識するきっかけになれれば幸いです。そして、これはあくまできっかけであり、常に現場において試行錯誤、自己研鑽等を怠らないことが大切だと考えます。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。今回の【プレゼント】が、皆さまの自立支援を行う場で、一助となれば嬉しく思います。

アクティブ大正 飛永
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2019年02月25日

出張セミナー 2ヶ所 (土肥PT・飛永)

こんにちは。大正事業所のPT飛永です。
先日、同日に2ヶ所で出張セミナーを実施させて頂きました。

1ヶ所目は
【住之江区のケアマネジャー連絡会にて】

担当は飛永

約20名がご参加

呼吸リハビリテーションがテーマです。

事前に口すぼめ呼吸、呼吸リハビリ体操、および息切れ時の対処方法等のご質問を頂いていたため、ご質問に対するQ&Aの方式でお話を進めていきました。

知る→理解する→人に伝えられる→さらなる理解へ

この流れで、毎回自分自身の理解が深まっていきます。貴重な機会を頂きありがとうございました。


2ヶ所目は
【施設とデイサービスの介護職の方や、ケアマネージャーの方を対象とした研修】

担当は土肥PT

約15〜20名の方がご参加

時間は1時間

ご依頼頂いたテーマ「坐位」に関して、基本的な知識と高齢者によくある姿勢とその環境設定、および排泄や嚥下との関係性をご説明

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発表原稿も準備!

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「緊張するので苦手です」と話していた土肥PTも、座位というテーマをPTとして、また現場での経験を元にして立派に説明してくれていました。

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(上の写真:控え室で緊張ぎみの土肥PT)


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時には、自分の身体で説明し
簡単に実践で活かせる体操も、参加者の方と実施

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土肥PTの感想

今回は初めて外部のセミナーに行ってきました。
本番では緊張して内容が多少飛んだりしました。

座位に関しての内容を分かり易く、より専門的にお話しするのは難しいと思いました。
その為、環境設定や不良姿勢の内容を中心にお話させていただきました。
また排便を座位で行うことの利点に関してもご説明しました。

今回のセミナーを通じて参加者の方々が、関わる利用者様の座位について考える機会が増え、現場で活かしていただければ嬉しく思います。

自身では、セミナーの後にもっと理解しやすい内容の方が良かったのかどうか、反省と解決策を考えました。この経験を次に活かしていきたいと思います。


アクティブ大正
PT土肥
PT飛永
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2019年02月16日

講義の仕事 看護学校

大正の飛永と心意気実践チームのいとうです。

トークライブライブのあとは、その振り返りとグループワーク、実技講義でした。

グループワークのテーマは「地域看護・リハの活用デザイン」〜地域包括ケアシステムの中での役割とは〜

正答のないとても難しいテーマをみんなで考えてみました。
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トークライブを終えたK氏も一緒に参加させてください。とのことで特別参加!

まず生徒の皆さんで個々に、トークライブやその他の講義も含めた振り返りです。

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自由に思うことを紙に書いてもらいましたが、皆さんすごいですね!

自由回答になると、反対に難しくて何を書いたら良いか迷うものです。

しかし、ペンの運びに迷いは見られませんでした。気づけば用紙から溢れるほどの思いを書いてくれていました。

地域包括ケアシステムのアイディアがたくさん上がっていました。


その後、4〜6名のグループに分かれ
個々の思いをグループ内で発表!

そして、グループとしての意見を2〜3分で全体の前で発表!
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看護学生や看護師としての意見はもちろん、地域住民として、また「日本」や「制度」というキーワードが出ていたグループもあり、それぞれの意見を共有しあう、かつ新たな気づきの場面を得られる時間でした。

みなさんから挙がった地域看護、地域包括ケアシステムのキーワードの一部↓

”心に寄り添う看護”
”信頼関係”
”ゆっくり時間をかけて”
”その人を知る”
”病院とは違う仕事”
”地域が健康に”
”集まりの場を”
”災害時に避難できるように”

学生のみなさんの熱い想いを感じました。

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関節可動域測定、徒手筋力検査の実技です。
毎日、当たり前のようにしている評価方法も人前で理論づけして、また現場で活かす方法も踏まえて説明するのは難しいですね。

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実際に関節可動域訓練を行うことで改善する様子や、筋力増強訓練をする方、される方の気持ちを感じてもらうため、出来るだけ実技を入れながら説明。

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生活の場面を想定すると、頭と体を同時に動かしてることを説明した上で、二重課題のトレーニングも実施。(足踏みをしながら、3と4の倍数で手を叩く。)
どの世代でも、トレーニングを「楽しむ」ことは大事ですね。


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FIMの評価方法の説明です。
後半には様々なケースを想定したFIMの評価を問題にして、生徒の皆さんに答えて頂きました。
医療機関におけるADLの評価として、診療報酬にも影響するためFIMは必須項目です。
改めて学ぶと評価方法は細かく設定されているため、療法士の強みとしてもFIMの評価を的確に行えるようにしないといけませんね。


全ての講義中に共通していたことは、生徒の皆さんにこちらから回答者を当てることはほとんどなく、自発的に意見や質問をしてくれました。本当に素晴らしいことです。社会人になってから社内外の研修に数多く参加してきましたが、「この意見は合ってるかな?」「これを言ってもいいのかな?」と自分や周りも含めて過度に空気を読みすぎているようにも思います。また一つ、生徒の皆さんから学びを頂きました。

皆さんに将来、医療や介護の現場でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました!

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伊藤
飛永
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2019年02月09日

大正研修新テーマ【プレゼント】

こんにちは、大正事業所のPT飛永です。

平成30年度の研修は、【チャレンジ】をテーマに各職員から報告をして頂きました。

報告会【チャレンジ】を開始した時の、ワクワクした気持ちは一年間続きました。現場の利用者さんに活かすための研修という点において、各職員の報告や関わりは本当に質の高いものだったと思います。利用者さんと各職員との挑戦が、形として伝わってきて「こういう考えもあるんだ」「こんな関わり方もあるんだ」と様々な気付きと可能性を頂きました。

平成31年度も【チャレンジ】報告会のままという選択肢もありましたが、新たな切り口から研修会を行うことで、30年度とは違うものが得られると思いテーマを変更することにしました。

そこで各職員の想いや、希望を反映するために1人ずつテーマとその理由を書いてもらい、投票で決定!



結果!
平成31年度の研修テーマは
城平OT考案の【プレゼント】に決定しました!
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理由は
役立つ、ためになる知識なら何でもOK
プレゼンしたいこト
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すごく良いですね!
またどんな報告会になるのか、今からワクワクしています!

ただ、他の挙げてくれていたテーマも全て各職員の想いが入っていたり、聞いてみたいものばっかりでした!
これで数年、テーマには困りませんね。笑

テーマとその理由の一覧を以下に記します!




A:看護にまつわる何故?何?を追及する

・日々の業務や人と接するなかで生じてくる様々な疑問

・忙しさに怠けてついそのままにしがちですが、掘り下げて考えてみる習慣をつける
ことで、EBMの実践につなげられるのではと考えました。




B:他セクションでも知っておいてほしいこと(知識や対処方法など)

・自分の専門領域を、他のセクションの人にも知ってもらい、知識を共有したいし逆
に知りたいから。(特に自分の領域はなかなか理解してもらうのが難しいと思ったか
ら)

・自分の担当の利用者さんで、他セクションが介入していない時に役立つと思うか
ら。




C:介入後の良い変化・悪い変化

・機能だけでなく関係性で良い関わり方をしていくために、どのような工夫をした
か。

・受け入れが悪かったりした時に、改善できたか。または終了してしまったり、担当
変更になってしまった時の原因や反省




D:協働

・支援する私たちも利用者さんから多くの事を学ぶ機会を得ている。それらを振り返
ることで自己の強みをより強いものに。弱みを強みに変えるヒントを得られるではな
いか。(自分の関わりが相手にもたらすもの、相手の反応が自分にもたらすものを考
える過程)




E:レクリエーションを通じて利用者さんの役割について考える

・PT、STではレクリエーションについて学ぶ機会が少ない。

・レクリエーションを通じて、利用者さんの役割や出来ることを再度見つめ直すこと
が出来る。

・訪問スタッフも週1回はデイに入ってるので企画の実施が可能




F:自分でやってみる

・普段、ご家族やヘルパーさんにしてもらっていることを利用者さん自身がやってみ
る。

・利用者さん自身が、実施する上で計画をたてて行動を起こしてもらうことで、今の
生活に対して認知することができ自信もつけることが出来る。




G:文献抄読会(自分の興味があるテーマ)

・普段、自分の興味があるテーマしか勉強しないことが多いため、他の人の発表を聞
き一緒に学ぶ。

・文献抄読をすることで、最近の動向を知る。




H:仕事をしていて嬉しかった話、もしくは愛について

・色々な人の意見を聞いてみたいから。

・恋愛したいから。





来年度もワクワクな一年になりそうです!

大正事業所
PT飛永
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2019年02月04日

大正区多職種連携新年会・研修会

こんにちは、大正事業所のPT飛永です。
2月2日、天王寺駅近くのホテルにて大正区多職種連携新年会・研修会が開催され、木田NSとともに参加させて頂きました。

大正区三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)、大正区居宅介護支援事業者連絡会、介護支援専門員協会大正区支部、大正区区役所共催の会で、毎年お誘い頂いています。

今回の研修内容は
医療介護連携システム
【メディカルケアステーション】について

メディカルケアステーションとは、、、
完全非公開型の医療介護専用SNSのこと

スマートフォンなどのモバイル対応
タイムライン形式による情報共有
セキュリティに配慮された完全非公開型

大正区でも試験運用がなされ、徐々に利用されてる方が増えているそうです。

災害時にも活かせるとのお話もあり、今後必要不可欠なツールになると確信しました!



続いて新年会

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司会の方々が、盛り上げてくださり

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早く風船を膨らませて、腕立て伏せや腹筋を行うゲームなど様々
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早飲みや早食べも!

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今回は、120名ほどの方が参加されており、顔馴染みの方から初めてお会いする方も含め深く交流ができる場となりました。

幹事の方々、ありがとうございました!!


アクティブ大正
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2019年01月28日

健康相談会

おはようございます。大正事業所の飛永です。
先日、大正区の各区域で毎年行われている健康相談会に、リハ部門の相談役として参加させて頂きました。

地域の方が20名以上は参加されていたように思います。

医師
看護
介護
リハビリ

各ブースに担当者がおられ
地域住民の方々が日頃の悩み等をご相談する。そんな会です。

私は、そのリハビリ部門としてお呼び頂きました。


地域住民5名の方々からのご相談! 
ありがとうございます。
微力ながらお一人10分弱ほど。
全力で私の想いをお伝えしました!

内容は
「関節の手術を受けた方が良いか」
「足の(神経)症状に対して出来ることは」
「ご家族様の歩行状態に関して」
「膝の痛みをやわらげるためには」
「自主的に気をつけること、できる運動は」

などなど

初対面の方にその場だけで説明する際は、どれぐらいの量を、どのような方法で、どれだけの深さで説明するべきなのか、常に意識をして

目の前の方に、最適な回答であるよう心掛けました。

その日以降のご相談頂いた方々の生活に、何かしらのお役に立てていれば嬉しく思います。

今回も、私自身の学びの機会を頂きました。ありがとうございました!

大正  飛永
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大正報告会【チャレンジ】土肥PT 第2回

おはようございます。大正事業所の飛永です。
報告会チャレンジ、土肥PTの2回目となります。

今回は、弊社訪問看護と通所介護のサービスを長期間ご利用頂いてるご利用者様です。

関わる職員も多いため、日々事業所内でも連携をとりながら介入させて頂いています。

少しでも日々の生活を安全に!
一歩でも前に!
変化に挑戦!

そんな気持ちで、常に前向きに取り組んでくれている土肥PTの報告です。


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現在のしているADLとできるADLの差が転倒の原因の一つだと考えます。
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上記の図の様に介入していきました。

転倒歴や、転倒リスクに関しては以下のように考えています。
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報告会後に先輩スタッフより以上のアドバイス等を頂きました。今後の介入に繋げていこうと思います。


今回のチャレンジではご本人やご家族に対する説明が難しいと感じました。
ご本人は出来ていると思っており、ご家族も今までできているから大丈夫だろうと思っている為、住宅改修に対して意欲的ではありませんでした。
その為、今後転倒などで骨折した時を考えると住環境の調整が必要だと伝え、納得していただける事が大切だと感じました。
またいきなり改修などは抵抗感が強い為、置き型手すりを利用する事でいつでも撤去できるメリットもお伝えし、受け入れに繋がったように思います。

以上、ご報告でした。


アクティブ   土肥  飛永
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2019年01月22日

大正報告会【チャレンジ】谷川OT 第2回

おはようございます飛永です。
みなさん本年も宜しくお願い致します。

新年より、谷川OTによる報告会【チャレンジ】を実施してくれています。

今年の4月で4年目になる谷川OT
作業療法士になる前の平成27年5月から勤務してくれています

初めは利用者さんから
「愛されるキャラクター」としての存在感がありましたが、今は
「信頼されるセラピスト」として通所介護、訪問業務、および大正事業所において欠かせない存在になるまで成長してくれました。

もちろん知識や技術そして経験も、まだまだ足りない部分もあるかと思いますが、谷川OTにしか出来ない介護保険外のサービスも含めた関わりをしてくれています。

2月に開催される
アクティブ学会においても発表予定です。

谷川OTのチャレンジ
今回は前回にパンフレット作りを行った方のその後と新たに取り組んだ内容を報告させて頂きます。
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パンフレット作成後、実際に営業にも回りその際のCMさんなどの反応もお伝えすることで、よりやりがいや達成感を感じてもらうことが出来ました。その後の反応では、意欲的な発言も増え、介入当初に上がっていたSNSに挑戦することも自ら実施されました。実際にSNSを活用するまではいきませんでしたが、挑戦する第一歩を踏み出せたことは良かったと思います。
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その後の関わりとして、お互いに野球が好きということとプロ野球のキャンプについて興味を示されたことから野球をきっかけに何かアプローチが出来ないかと考えました。またこの方の生活状況も踏まえ、今のうちから外出機会を作ることを目標に今回のチャレンジを企画しました。
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実際に企画を立案するも、遠出の外出では、現地までの移動手段・現地での移動手段・宿泊施設・バリアフリーの有無・費用、、、考え出すとクリアしなければならない問題が続出しました。
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そして現状をお伝えすると、Y氏からは上記のような反応がありました。今回のY氏の反応は記載の通り、文面で書けばネガティブな反応かもしれませんが、以前までのY氏のことを考えると断るといった行動は悪いわけではなく、自分の状況を考えれているからこその反応であると私は考えました。
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沖縄は来年への目標とし、上記のように段階を踏んで進めていくことにしました。
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目標を明確にすることで、Y氏の意欲向上にも繋がり、自ら進んで計画を進める内容の発言も聞くことが出来ました。
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今回はお互いの共通の趣味を通して、新たなチャレンジの企画立案が出来ました。リハビリにおいて何が正解なのか考えさせられることも多いですが、前回のパンフレット作りや今回のプロ野球キャンプ見学について、Y氏にとっては発言内容や行動を見ていると提供内容は間違ってはいなかったのではないかと思います。もちろん身体状況に対するアプローチも大切ですが、その人の趣味や希望から出来ることを考えアプローチしていくことも必要ではないかと考えました。1月現在では計画中ですが、3月に目標達成できるように進めていきます。


アクティブ大正  谷川  飛永
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