2017年03月17日

卒業は延期しましょう

4連敗の豪栄道、今日から休場。
足首の怪我が心配です。
ST水野です。

先日、近所の薬局に併設の
介護用品のお店をのぞきました。

嚥下食の種類が豊富なこと。
image-020bd.jpeg
バラで1個から買えるのが
ありがたいですね。

口腔ケア用品も
なかなかの品ぞろえ。
image-819be.jpeg
口腔ケアウェッティーを
使っていた利用者さんが
拭いた後、口の中がすーっとして
気持ちいいと言われていたのを
思い出しました。


2014年6月30日
2015年2月10日
2015年5月9日
2015年6月19日
2015年12月11日
2016年3月11日
2016年9月30日に書きました
嚥下障害の利用者さん。

実は、入院されていました。

昨年末、専門学校の授業のために
ビデオ撮影を依頼。
快く協力いただきました。
順調そのものに見えました。

その翌々日、
ケアマネージャーさんから連絡。
入院されたとのこと。

2か月入院と聞いていましたが
数週間で退院されました。

退院明けの訪問日、
笑顔で「元気になりました」と
言われたものの、
少しぼんやりとされ
反応までの時間がゆっくりでした。

飲み込みは、咀嚼がほぼなく、
舌と上あごで食べ物を押しつぶして
そのまま力を入れて飲んでいる様子。

入院中、ミキサー食を食べ続けた影響で
また咀嚼を忘れてしまったようです。

卒業を見越して
入院前はSTの頻度を
月1回に減らしていました。
退院後、ご家族が月2回を希望され
ケアマネージャさんと相談し、
月2回に戻すことになりました。

退院から時間がたち
ぼんやりしていた状態から
徐々に抜け出してきました。

よく笑い、よく話し、
よく食べておられます。

長い訪問期間のなかで
初めての入院でした。
心配した程の影響がなくて
よかったです。

卒業は少し先になりそうです。
咀嚼練習にもう一度
挑戦していきたいと思います。
posted by Active at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年03月16日

新しい趣味を!5

花粉の季節、大変そうですね。
いつ発症するかびくびくしています。
ST水野です。

軽度の高次脳機能障害
(失語症+注意障害)の利用者さん。
屋内でできる趣味活動をお試し中です。

事前に、本で作りたいものを選んでいただき
材料を準備しました。

好きなマスキングテープを選びます。
A4コピー用紙の長い方、真ん中に貼ります。
image-fdcb6.jpeg


1p間隔で貼ります。
今回は2色を交互にしました。

image-f2d64.jpeg
大丈夫です。
よれても、ずれても、剥がせますから。

横に半分に折り、
上を2p内側に折り込みます。
image-4aa51.jpeg


マスキングテープで縁を包むように貼ります。
image-66660.jpeg


拡げて折り目をつけます。
image-222eb.jpeg


三角におった端を糊付けします。
image-0b1de.jpeg


パンチで穴を開けて、紐を通します。
image-6b849.jpeg


完成です。
image-28b7b.jpeg
できた!
ティッシュでも入れようかなと利用者さん。

やや複雑な作業も繰り返していくうち
力加減や確認方法が
上手になっていかれました。

楽しかったというより
やれやれできたいう雰囲気でしたが…。

作り方が書かれた本の
文字が小さすぎて
利用者さん、老眼鏡をかけても…
厳しかったです。
拡大コピーすればよかった。
1人で本を見ながら作れるようになるには
その配慮が必要とわかりました。


また、何か楽しいこと探しておきますね。

やり直しができるってすばらしい!
マスキングテープの絶妙な粘着力に感謝。
細かい作業が苦手な方にも
むいている素材だなと思いました。
posted by Active at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

「呼吸筋」と「呼吸の運動学」 ST勉強会

利用者さんが春場所番付を下さいました。
3日目までは中継を見ながら
星をつけていたのですが
見るのに集中できへん!と
やめたそうです。

生涯の勝敗数が載っています。
image-80ae0.jpeg
白鵬の成績の飛びぬけていること!
白鵬は、負けない横綱なんだなと
思いました。
しかし残念ながら、今場所休場です。
ST水野です。


松原法人ST勉強会で呼吸介助実技を
シリーズ化してくれた中村ST(泉北)。
前回の勉強会後に
座学で基本知識を確認してみてはと
提案してくれました。
2年目の中村ST(堺)と
3年目の山川STとで担当を
割りふり分けました。
image-d453c.jpeg


中村ST(堺) 「呼吸筋」
image-b0b83.jpeg
吸気筋 主導筋 
    横隔膜+外肋間筋
  
    補助筋群 
    胸鎖乳突筋+斜角筋

呼気筋 主導筋 
    内肋間筋

    補助筋群 
    腹直筋+外腹斜筋+腹横筋

安静時呼吸は主導筋
努力時呼吸は+補助筋群が働く
安静時吸気の7割が横隔膜


山川ST 「呼吸の運動学」
image-32300.jpeg
安静時
吸気 横隔膜が収縮 
胸郭が上下方向に拡大

外肋間筋が収縮
胸郭が前後、横に拡大

呼気 呼気筋の関与なし
   吸気筋の弛緩で、
胸郭と肺の弾性収縮で戻る

※運動の方向や範囲の動画あり

多方向運動を言語で説明するには
動画が有効ですね。

なぜ、発話時の呼気に
吸気筋による呼気の保持が起きるのか。

努力吸気時、
大胸筋が補助筋として働くとき、
どの方向の運動の助けとなるのか。

疑問点から山川STに宿題が出ました。

呼吸介助には呼吸運動方向の
理解が不可欠だと思います。

中村ST(泉北)から
資料作りにも度々アドバイスを
いただいたようです。
ありがとうございました。

次回からは、新入職員が加わります。

栃煌山、誇張がすぎる。
image-d8b82.jpeg
posted by Active at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年03月14日

新しい趣味を!4

やっぱり花より団子ですよね。
image-3906f.jpeg
大阪場所、始まりました。
初日から、横綱白鵬、日馬富士に
土がつき、波乱のスタートです。
ST水野です。

ジグソーパズルを趣味活動として
楽しみ始めた利用者さん。

「パズルどうでしたか?」
デイに来られたときにたずねました。
左手の指を3本立てて、
こちらに見せています。
「何ですか?3回?」
「ううん、3じかん」
「3時間かけてやったってこと?」
うんうん、うなずかれました。

訪問に行ったときは
パズルができあがった状態で
机に置いてありました。
image-a8be7.jpeg
ご本人、指を2本立てます。
「2時間ですか?」
うんうん、うなずかれました。

ご家族に聞いてみました。
「毎日、やってますよ」
「先生が持ってきてくれはった日も、
 夜にまたやって、
 4時間くらいかかって。
 遅いからもう寝ようと言ったんです」

1週間後の翌訪問日。
今度は300ピースのものを
持っていきました。
image-09b72.jpeg
数だけでなく背景の部分が多いので、
難しそうです。
image-d439b.jpeg
少しだけ、一緒にやって、帰りました。

デイで進捗状況をたずねました。
左手の指を5本立てています。
「5時間?」
首を振りました。
「5割?半分できたってこと?」
うなずかれました。
聞くと、毎日やっているけど
まだ半分だとのこと。

さらに訪問日、
いつも練習する部屋に入ると
「おー」と手招きする利用者さん。
リビングのテーブルに置かれた
パズルを見せて下さいました。
image-f13eb.jpeg
8割といったところでしょうか。

ご家族にたずねると
「朝起きたらやって、
 朝ごはん食べたらまたやって
 ずっとやっていますよ。
 夜、寝るのが遅いから
 朝なかなか起きてきません」

そんなに集中力があるとは!
利用者さんの新たな一面を
知ることができました。
あまり無理しすぎないように
声をかけました。

好きなことって
時間や疲れを忘れますね。
このまま長く楽しめる趣味になるよう
引き続き、支援していきます
posted by Active at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年03月10日

手作りチョコレートケーキ

追手風部屋の朝稽古。
見学に行きました。
IMG_4778.jpg
平日だというのに、
多くの方が来られていました。
遠藤を見たくて行ったら
御嶽海も出稽古で来ていて
一挙に2人に会えました。
なんと幸運。

遠藤推しの利用者さんに
見学の様子を報告しました。
遠藤に会えると聞いて、
「えんどう もずはちまん!」と
ご主人に連れて行ってと
お願いされていました。
そんなときの発語は
気持ちがこもってはっきりします。
ST水野です。
 
別の方のお話。
お菓子作りが元々好きな利用者さん。
右片麻痺、失語症になってからも
時々作っておられます。
バレンタインには生チョコを作って
お子さん、お孫さんたちにあげたそう。

いただきました。
IMG_1908.jpg
炊飯器で作ったと教えてくれました。

材料を書き留めていました。
IMG_1909.jpg
LINEで知ったレシピだとのこと。
LINEを使いこなしているのにも驚いた!

混ぜて焼くだけなど
簡単なレシピを見つけたら
書き留めておくのだそうです。

マメですねと声をかけると
「ひ ま だ か ら ね」

いえいえ、時間があっても
なかなかできることではありませんよ。

チョコレートの風味がたって
おいしかったです。
これからもすてきな趣味を
活かしていって下さいね。
posted by Active at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年02月17日

新しい趣味を!3

利用者さんのお宅の近くで
沈丁花のつぼみが膨らんでいました。
image-0c017.jpeg
開花も近そうです。
ST水野です。


趣味活動を提案中の利用者さん。
40分の言語の練習を終え
ジグソーパズルを取り出すと、
身を乗り出されました。

「今日は一緒にやりましょう」誘って
二人でやり始めました。
楽にできるように、
外枠(一辺が直線のピース)と
区別しやすい部分(空の青い所)を選び、
テーブルに並べました。

絵が細かいので、
ピースと見本を照らし合わせると、
わかりやすかったです。

二人でやり始めて、しばらくして、
奥様が来られ、加わりました。

気付くと三人で無言で集中していました。
途中経過を撮り忘れたのはそのためです。

部分的にピースを足しながらすすめ、
約45分で完成。
image-dc7c3.jpeg
やり終えて、利用者さん、
ふーーと大きなため息をつきました。
image-8d582.jpeg
少し疲れた様子でした。

今度できたらまた見せて下さいねと
声をかけて家を出ました。
家の外へ奥様が送って下さったので、
「ご自分でやり始めたら、見守って、
必要そうなら手伝ってあげて下さい」と
お願いしました。
奥様は
「きっと一人でやると思います。
放っておいても大丈夫です」と
言われました。

さすが、性格をよくおわかりです。

ひとまず、作戦成功。

集中して無心で取り組めることって
楽しいですよね。
さらにステップアップしていけば
元々やっていたパズルを物置から
出してもらわないといけないかも。

碓井STから、好きな写真を
ジグソーパズルにできるサービスが
あると教えてもらいました。
自分で撮った写真をパズルにできたら!
趣味と趣味がつながります。

ご本人も奥様も忘れていた趣味を
復活させられてそうです。
この方の場合、
「新しい趣味」というより、
「思い出した趣味」の方が正確ですね。

他の利用者さん、この方も
家でできる趣味を模索中。
こんなものを用意してみました。
image-ce012.jpeg
楽しんでもらえたらいいですが
また試してみます。
posted by Active at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年02月14日

新しい趣味を!2

今日は、バレンタインデー。
手作りクッキー、いただきました。
image-03417.jpeg
相撲チケットが一般発売でも買えず…。
心遣いに癒されました。
島OTありがとう。
ST水野です。

2016年8月2日のブログの続き。
趣味についてです。

先述の利用者さん、写真に興味をもたれ
カメラをしばらくお貸ししていたのですが
ある日「もういい」と返されました。
寒くなり外に歩きに行かれる頻度が
減っているようでした。

利用者さん、弊社の訪問とデイサービスを
利用されています。
あるとき、デイのテーブルに置かれた
ジグソーパズルを
「やってみませんか?」と勧めてみました。

20ピース程度のもの、
あれこれ試しながら完成されました。
「これもどうですか?」
別のものもお勧めするとすぐやり始めました。
image-2d271.jpeg
お隣の仲良しの利用者さんと
相談しながらの様子が楽しそうでした。

ジグソーパズル、いけるかも。

訪問の時に、奥様に聞いてみました。
「そういえば、前にやってましたね。
 こーんな大きいの」
両手を広げて教えて下さいました。
「たぶん物置にまだあると思います」と。

うん、いける!

いきなり大きいものへ挑戦するのは
不安でした。
「難しすぎる、できない」となったら
せっかくの機会を失ってしまいます。
ほどよい難易度であろう
100ピースのものを用意しました。

次回、訪問のときにお渡ししたいと
思います。

今度はいける!
気がします。

また報告しますね。
posted by Active at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年02月02日

からだの前後で骨をホールドする

大相撲大阪場所のチケット、
最速先行抽選に落選しました。
一般発売にかけたいと思います。
ST水野です。

定例ST勉強会第4弾
泉北事業所の中村STによる
呼吸の勉強会が昨日ありました。

今回は座位での呼吸介助。

ポイントは、
まず正しい座位をとれていること。
正しい座位=安定している座位。

座位の評価方法から教わりました。
ぱっと見てわかること
・足底が浮かんでいる
image-98341.jpeg
・膝が開いている
image-610df.jpeg

他には
・膝の位置が前後にずれている
・足を手前に引きすぎている


触ってわかること
image-2a3bf.jpeg
・骨盤の回旋
・骨盤の高さの左右差
・骨盤の前傾、後傾
触るときは点でなく面で。

評価した非対称性やずれをできるだけ直す。
image-9196b.jpeg

そこから介助のスタート。
手でからだの前後を挟むようにして
骨を感じるくらいホールドする。
image-224d9.jpeg

image-5be5a.jpeg

呼気・吸気時の上部体幹の動きを
運動方向に介助する。

呼気は上部体幹を伸展させるように
(体をそらせる方向へ)
吸気は上部体幹を屈曲させるように
(体を前かがみの方向へ)

左右の手での介助の運動方向が
難しいと思いました。

コツはとにかく触らせていただき、
慣れることだそうです。

STでは訪問すると
座っていらっしゃる利用者さんが多く
座位での介助は一番実用性が高いですね。

中村ST今回もありがとうございました。
次回は3月です。
posted by Active at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年01月31日

目しか動かせないとしたら

国技館での後悔。
プリクラを撮ればよかった。
幕内全力士とツーショットの
チャンスだったのに。
撮るなら誰と撮ろうかと妄想します。
ST水野です。

松原事業所の金曜会議後の勉強会。
各職種が専門性を活かし講師をします。

先々週は山川STが嚥下障害を
先週は私が重度コミュニケーション障害を
テーマにしました。

昨年、眠かったと言われてしまった
教訓を活かし、
2回とも実技を中心に実施です。

嚥下障害の実習は
介助者が上からスプーンを入れたら
顎を上げる、口を開けたまま食べたら
スプーンを変えたらどうかを
三人一組で行いました。

介助のとき、
スプーンは水平に抜く方がいいと
話したのですが
実際には少し斜め上にぬいた方が
取り込みがしやすいのでは等の
意見をいただきました。

勉強会後、次の機会にそなえ
いただいた意見をスライドに反映させる
山川STの姿がありました。
これでまたどこかでできますねと。
頼もしいではないか!


重度コミュニケーション障害の経験
「透明文字盤に挑戦」
では透明文字盤を10枚用意。
50音表、フリック式、
A3、B4、A4サイズと様々です。

最初に行ったデモ。
山川STが患者役の私の視線を
読み取ります。
時間をかけて片目を閉じ、
読み取ろうとする様子に
狙撃手か!とつっこまれていました。

実習は二人一組。
IMG_5786.jpg
患者役が動かしていいのは目だけ。
IMG_1547.jpg
後ろから見ていると
みなさん、首も一緒にうなずいたり
振ったりしていました。
目だけ動かすのは難しいです。
IMG_0474.jpg

今後必要となったときに
全く経験がないか
一度でも経験があるかでは
心の余裕に差が出ると思います。

少なくとも2回とも、
眠い勉強会ではなかったはず!

山川STの感想
何事も才能が出ますね。

透明文字盤のデモに
練習の成果を発揮できなかったことを
反省している模様。

おつかれさまでした。
posted by Active at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年01月26日

習慣にする

国技館、稀勢の里優勝の瞬間に立ち会うことが
できました。
image-77e46.jpeg

後でその瞬間の支度部屋の様子を
テレビで見ました。
白鵬の結びの一番を見ないで
画面に背中を向けていた稀勢の里。
日本男児を感じました。
ST水野です。



脳卒中後の記憶障害の利用者さん。
訪問で担当して、5年目に入りました。
前向性健忘が主で
病前の記憶はごく一部を除き保たれています。

機能的な練習と生活への助言を
併せて行ってきました。

利用者さんはご自分にとって印象的なごとは
細部まで覚えていています。
日常の自分のできごと、ニュースは
きっかけがあれば
スルスルと芋づる式に出てきます。
ただし少しの援助が必要なことが多いです。
情報が頭に入ってないのではなく
入っている情報を自力で出してくるのが難しい
状態と言えると思います。
再生は困難、再認は可能
と言い替えることもできるかもしれません。

発症直後は、たびたび薬を飲むのを
忘れていました。
チェックリストを作ったり、
お弁当箱に貼り付けたり、
ご家族が工夫をして下さいました。
数か月で、必ず飲むことが定着。
ご家族の話では、
病前から薬は毎日飲んでいたから
できるようになるのが早かったのかな。
私の方が飲むのをよく忘れますということ。

その方は病前から日記をつけるのが習慣。
今も3年日記
(1ページに同じ日付の3年分が書ける)を
つけておられます。
昨年と比べることができるのもいいんですと
言われていました。

特記することが無い日も
晩ごはんのおかずとその日の最高・最低気温は
書くことにしているそうです。
気温は決まったニュース番組の
天気予報のものを書くと決めて
番組を見逃さないように心がけておられます。

どちらも習慣化されました。
ここまで来たら安心です。

利用者さんの病前からの生活習慣に
助けられています。
訪問では生活を見守って、よく話を聞き
多少の軌道修正を加える程度の関わりしか
できてません。
機能自体はじわじわと改善
もしくは横ばいであったとしても
日々の意識した繰り返しが
生活を安定させていくこともあるのだと
思わせて下さるケースです。

image-6661c.jpeg
この遠藤、しぶかっこいい。
posted by Active at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2017年01月19日

家族の役割

初場所も残り4日。
稀勢の里は1敗を守り切れるでしょうか。
image-14232.jpeg
写真は昨年の大阪巡業のときのもの。

初場所14日目に観戦します。
初、国技館、楽しみです。
ST水野です。


感覚性失語症のお父さんと同居中の
娘さんから相談がありました。
お父さんに聞かれたくなかったのでしょう。
訪問の時間に合わせて、
家の外で待っておられました。

他の家族から
「お父さんの気持ちをよんで先回りし過ぎだ。
わからないふりをしてでも、
厳しくした方がいいのでは」と
言われたそうです。
「どうしたらいいと思いますか」という内容。

娘さん、誰よりもお父さんの言いたいことを
くみ取るのが上手です。
ご本人からはことばがたくさん出るものの
ほとんど意味がわからない、
いわゆるジャーゴン発話です。
ことばで伝えられる内容はごく限られます。
表情や口調や指差し、ジェスチャー等で、
娘さんとはおよその意思疎通ができます。

娘さんはどう思っているのか、
まず、聞いてみました。
「お父さんは確かに甘えてるところもあるし、
リハビリももっと真剣にやってほしいと思う。
けどもし自分がしゃべれないとなったら、
わかってくれる人がいてほしいと思うし」と、
優しい娘さんです。

「私もそう思います」と答えました。
私の考えをつけ加えました。
思いを一番わかってくれる娘さんの存在は、
お父さんにとって、とても大切だと思います。
家族は、家族でいてほしい。
練習中にご本人のお話がわからないときは、
時々、私が指摘していますし、
今後もしていきます。
家では気持ちが伝わることを優先して
いいのではないでしょうか。

娘さんが言われました。
「お父さんが自分で着替えを出せるように、
模様替えをしようと思いますがどうですか」
賛成です。
環境を整えたり、少し援助をすることで
お父さんが自分でできることがあれば、
できるだけやっていただきましょう。
お父さんにがんばっていただくのは
ことばによる部分でなくてもいい
と思いますよと話しました。


家族には家族の役割があります。
リハビリテーションの視点はあった方がいい。
でも家族がリハビリテーションをする人になる
必要はないというのが私の考えです。
posted by Active at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年12月29日

スーパーの広告が役に立つ

泣きました。
image-f2a97.jpeg
認知症の世界がこんな風なら怖くないと
思わせてくれた本でした。
漫画です、ぜひ。
ST水野です。


失語症の利用者さん。
確実に、言語機能は上がってきています。
しかし、なかなか実用的に音声で
コミュニケーションをとる機会が
増えてきません。

奥様に話をうかがいました。
私:最近はことばで伝えようと
  されていますか。
奥様:何食べたい?と聞くと
  「なんにもないわ」
  しつこく聞くと「なんでやねん」
  全てがそんな風ですね。
私:食べたいものを自分から言うことは
  全くないんですか。
奥様:スーパーの広告を指さして、
  「これ(買ってきて)」とすることは
  あるんです。
  広告はカラーで、わかりやすいみたい。
  私が「こっちにする?こっちにする?」
  て写真を指して聞いたら、
  「こっち」と指しては言えるんですよ。

なるほど!
ひとつアドバイス。
「こっちにする?こっちにする?」も◯ですが
「カレーにする?おでんにする?」にすれば
「カレー」と復唱して答えることができます。

その場で、ちょっと練習してみました。
「お寿司にする?とんかつにする?」
「とんかつ」
「そばにする?うどんにする?」
「そば」
即答されました。

聴き方をちょっと変えるだけです。
普段のコミュニケーションの状況を知るには
ご家族からの情報が不可欠ですね。
その場ですぐに試せるのも
在宅ならではだと思います。

そして、スーパーの広告は
実用的なコミュニケーション練習に
役に立ちます。


今日は仕事納めです。
今年も一年ありがとうございました。
posted by Active at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年12月20日

行く人 来る人

今日の松原デイは毎年恒例の
クリスマスお菓子作りの日。
image.jpeg
卵を割る、白身と黄身に分ける、砂糖を量る等
分担して作業されていました。
ST水野です。

先週、松原事業所の歓送迎会が
ひらかれました。

退職する米田OT。
image-1a0c8.jpeg
4年8か月、ともに働きました。
闇夜の色黒エピソード面白かったです。
おつかれさまでした。

入職された山野OT。
image-e4714.jpeg
ハイボール、ハイボール。
よろしくお願いします。

そして、楽しそうな酔っ払いたち。
一番盛り上がっていた一角。
image-36753.jpeg

全員で「はい、アクティブ」
image-fd338.jpeg

ふぐの出汁の白濁へごはんを投入、
雑炊が一番好みでした。
カラダもココロも温まる会でしたね。
posted by Active at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年12月15日

先輩の声

図書館の新刊コーナーで見つけた本。
IMG_7047.jpg
7つの極意が事例とともに示され、
わかりやすかったです。
新しい本を図書館で見つけると
とても得した気分になります。
ST水野です。

以前から日本言語聴覚士協会ホームページの
「先輩の声」に
記事をのせていただいていました。
7〜8年程前、病院勤務のときに書いたものが
そのままだったので
更新をしたいと協会に申し出て
新たに書き直しました。

今回はテーマを「地域」として
周りのスタッフから聞き集めた
訪問あるあるを盛り込んであります。

よろしければ、ご一読下さい。 
https://www.jaslht.or.jp/voice_result.html?id=15
posted by Active at 13:25| Comment(2) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年11月11日

タオルをキュッキュと入れ込む

あさってから九州場所が始まります。
先場所全休の逸ノ城。
30s以上減量したらしいです。
今場所は以前のようなキレのある動きが
見られるでしょうか。
ST水野です。

8月11日、碓井STのブログ
10月15日のブログに続いて。
定例ST勉強会第3弾
泉北事業所の中村STによる
呼吸の勉強会がありました。
 
今回は、側臥位のとり方と
側臥位での呼吸介助方法。

仰臥位と比べた側臥位のメリット。
後方への胸郭の拡がりに制限が出にくく
背部の呼吸補助筋が働きやすい。
安定性が低い分固定され過ぎず、
運動を誘導しやすい。

仰臥位と比べた側臥位のデメリット。
安定性が低い。
肩に痛みがあるとき等、要注意。

側臥位をとるとき
・腕、顔の向きの準備
・肩と骨盤を支えて起こす
 (上側になる膝を立てても良い)
・骨盤、肩の位置を直す
・ウエストから臀部に
 後ろからタオルを入れる
image-5b742.jpeg
・上側の手のひらをつかせる
・下肢のあいだにクッション等を入れる
image-fb78c.jpeg

実際に側臥位にされてみるとわかります。
肩と骨盤の位置を後ろにずらすと
体重が乗りやすくなり、
タオルを入れるとさらに安定しました。
タオルは厚くし過ぎないで
指先で少しずつキュッキュと
入れ込んでいくとよいそうです。
これで側臥位のデメリットを補えます。
不安定な姿勢で呼吸の介助をしても
効果がえられないので
姿勢を整えることが重要だそう。

側臥位での呼吸介助方法
image-e686a.jpeg
下部肋骨に手を置いて
呼吸時の肋骨の動きに合わせる。
肘は伸ばした方が、力が加わりやすい。
置いている手を支点にして
自分の体を上方向に動かすことで
呼気時に、手が下方向に力を加えやすい。

介助される人が、する人に
フィードバックしながら行いました。
両方の立場を経験すること、大事ですね。

今回も簡潔でポイントを絞った勉強会でした!
体で感じたことは記憶に残ります。
中村ST、ありがとうございました。
posted by Active at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年11月04日

定期的な機能評価

サインを宝富士ファンの利用者さんに
差し上げました。
image-d2b36.jpeg
額に入れて、
マスキングテープやシールでデコりました。

九州場所は、高安の大関昇進がかかります。
楽しみですね。
ST水野です。

毎年、秋は失語症の利用者さんの
定期的な評価を行うと決めています。

毎年のことなので、
SLTAの道具を見せただけで、
あー、またかという表情の方も…。
大事な必要な評価であることを説明して
了承を得ます。
その方の状態に合わせて
一部を抜粋して行う場合もあります。

今年は、動作説明が大きく改善した方が
2人いました。
呼称(名詞)に先行して、
動作説明(動作語)が良くなってくる方
ときどきいます。

今年初めて、行った方もいます。
状況理解がいいので
純粋な言語理解での理解の程度を
きちんと確認したかった方です。
すぐにご家族にも結果をお伝えします。
「やっぱりことばでもわかっているんやね」
ご家族は安心されていました。

定期的な機能評価は
利用者さんの評価でもあり
私自身の評価でもあると思っています。

日々の練習が効果的に行えているのか確認し
思った効果が得られていないのであれば
練習方法を見直す必要があります。

ですので、実施する私も緊張します!

結果はグラフ等にまとめて、
あらためてご本人、ご家族に説明し
ケアマネさん(必要があれば主治医にも)
送るようにしています。

終わった方から
練習プランを見直して、再スタートです。
posted by Active at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年10月25日

とにかく毎日歩き続けること

御嶽海と宝富士のサインをもらいました。
image-d981c.jpeg

御嶽海との2ショット写真。
たくさんの人に自慢して見せましたが
あっ、御嶽海!とわかってくれたのは
利用者さんおひとりだけでした。
ST水野です。

デイの右片麻痺、失語症のある利用者さん。
発症から4年ほど。

ずいぶん話せるようになってきて、
今の状況、発症時のことを
語れるようになってきました。
歩くこと、話すこと、本人も改善を感じています。

「これだけよくなったのはなぜだと思いますか」
たずねました。

「やっぱりあるくことやなあ」
「あるくことはしゅみでもないし、
やらなあかんことやとおもってる」
「しごとまでいかんけど、そんなかんじ」

デイに行く日以外は、
午前午後、数時間ずつ歩く事もあるとのこと。
こんがりと日焼けされています。
訪問中に歩いている姿を
おみかけすることもあります。

開始時に比べ、STとして感じること。
・眠そうにぼんやりとしていることが減った。
・「わからん」と話をやめてしまうことが
  無くなった。
・少し考えて話す(思い出して話す)ことが
  できるようになった。
・話していて楽しそうな表情の変化が
  見られるようになった。

意識がクリアになり
精神機能と
言語機能と
記憶力が上がり
会話が楽しめるところまできました。

公園を歩いていると
季節ごとに咲く花が目に入ってくる。
3年前は、そのときそのときで
終わってしまっていた。
今は、一昨年はこうだった、
昨年はこうだった。
比べながら見ることができる。
そんな変化も教えて下さいました。
散歩中に出会い、
ちょくちょく話をするようになった人も
いるそう。

脳血管疾患後に
年単位でゆっくりよくなっていかれる方、
いらっしゃいます。
ただし、その裏には必ず
ご本人の努力があります。

訪問やデイの時間に
頼っているだけではいけません。
自分の体やことばは
自分でよくしていくしかないと思うのです。
posted by Active at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年10月15日

ろっかんきんを意識する

明日は、大相撲なにわ場所。
サインをもらえるチャンスがあるかも!と
色紙を用意しました。
IMG_8393.jpg
大相撲ジャーナル(図書館で借りました)を
利用者さんと見ながら
誰のサインが欲しいか盛りあがりました。
豪栄道 2票
遠藤 1票
隠岐の海 1票
宝富士 1票
逸ノ城 1票
豪風 1票
意見がわかれました。
ST水野です。


8月11日、碓井STのブログの続き。
定例ST勉強会第2弾
泉北事業所の中村STによる
呼吸の勉強会がありました。
IMG_0538.jpg

前回の下部肋骨の呼吸介助の復習と
上部肋骨の介助を教わりました。
IMG_0535.jpg

IMG_0536.jpg

呼吸介助方法は
養成校で習った記憶がありません。
働き始めてから、勉強会で学びました。

中村STの指導で
「指を骨でなく肋間筋の上に置く」ことを
初めて意識しました。

患者役として手を置かれてみて、
骨より肋間筋の方が痛みや違和感がない!と
感じられました。

介助時の手を置く位置。
力の入れ方。
力を入れる方向。

それぞれの手のくせについての助言も。
どうやら、私の場合は
親指側にばかり力が入って
手のひら、指に均等に力が加わってなかったよう。
反省…。

上部肋間筋を触るのは難しかった。
IMG_0537.jpg

相撲の話。
高安(関脇)がここ2場所ほど 
優勝争いにからみ、活躍が目立っています。
高安は稀勢の里と同じ、田子ノ浦部屋。
意識も技術も高い相手と稽古をすると
強くなれるんだなあと思います。

中村STの勉強会はそう感じさせてくれました。
次回も期待しています。 
posted by Active at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年10月11日

通りすがりのマダムに

5年ぶりに風邪をひきました。
カフェオーディナリーの鶏塩うどん。
image-388d3.jpeg
風邪で弱ったカラダを温めてくれました。
ST水野です。

訪問で月に1回、買い物練習をしている
軽度の失語症を含めた高次脳機能障害の
利用者さん。

ご家族が、買い物用のキャリーバッグを
用意して下さいました。
先月の買い物練習の際
キャリーバッグを使用しました。

スーパーの入口で
「どうしたらいいん?」
利用者さんに聞かれました。
右手にキャリーバッグ
左手にかごを持って。

キャリーバッグはカートをのせられる
タイプではありません。
かといって、スーパーのカートを押しながら
キャリーバッグを引くのは難しすぎる!

悩んでいると
通りかかったマダムが声をかけてくれました。

「ここにのっけたらいいの。こんな風に」

キャリーバッグとカートを背中合わせにして
上手くのせておられました。

キャリーバッグのタイヤを
カートの下の台にのせてみると
のりましたが、手前に傾いてしまいます。
カートについていたS字フックに
上部のベルトを引っ掛けると安定しました。
image-0753e.jpeg

「これで1人でも大丈夫!」と利用者さん。
マダムに感謝ですね。

たまたまこのスーパーのカートでは
上手くいきました。
他のスーパーではカートの規格が違ったり
S字フックが無かったりするかもしれません。

近所にいくつかスーパーがあります。
また、試してみたいと思います。

また、一歩、買い物自立へ近づきました。
posted by Active at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2016年09月30日

訪問卒業への準備期間

豪栄道、優勝、おめでとう。
遠藤の復活にもわくわくでした。
いつも2人を応援している
利用者さんも満面の笑顔。
IMG_0476.jpg
ST水野です。


2014年6月30日
2015年2月10日
2015年5月9日
2015年6月19日
2015年12月11日
2016年3月11日
で書きました
嚥下障害の利用者さん。
7回目の報告です。

ざっと3年の経過をまとめますと
脳血管疾患後の嚥下障害で
楽しみ程度の経口摂取で退院。
在宅でミキサー食を摂取し始め
VEで「よく噛んで食べれば
何を食べてもいいでしょう」と
診断されました。
VEから1年以上が経過。
咀嚼練習を続けています。

ケアプランの
利用者の生活に対する意向には
「体重が増えてきて、
 たくさん食べられなくなって残念。
 もっと動けるようになりたい」と
あります。

そうなんです。
主治医から食べ過ぎを注意されています。
それくらい食べられているんです。
当然、発熱や痰の増加等
誤嚥を疑うような所見はありません。

これだけ安定して食べられているなら
そろそろ卒業でもいいかなと
考えていました。

ご家族も同じ思いだったようです。
現在はOTとSTが隔週で
訪問しているのですが
全てOTに切り替えたいと希望を
うかがいました。

私もその案に賛成しました。
が、利用者さんご本人の希望により
月に1回のみ、
STを残すことになりました。

今週の訪問時は
なんと
IMG_0559.jpg

海苔巻!!

海苔巻は難易度が非常に高い食べ物。
理由は
のりが噛み切りにくい
のりがのどに貼りつく、ひっかかる
他食材が混在している
等が挙げられます。

食べて頂きました。
きゅうりをぽりぽりと噛む
いい音が聞こえました。
咀嚼、送り込みにはやや時間が
かかっていましたが、
水分でおよそリアできています。

OTでも歩行器のレンタルを
検討しているとのこと。
身体状況も改善してきているようです。

主治医にも
「高齢でこれだけよくなる
ケースは珍しい」と言われたそう。

順調ですね。

STは卒業にむけての準備期間に
入ります。
卒業しても安心して
食べ続けられるよう
徐々に進めていきましょう。
posted by Active at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記