2015年06月23日

夏への準備 言語教材編

今年は6月より5月の方が暑かったように
感じます。
夏も近いですね。
ST水野です。

私は失語症の方には
「聞く⇔話す」を反復して練習します。

訪問中に「書く」練習は、まずしません。

不思議なことに「聞く⇔話す」練習だけでも
「文字を読む」「書く」力はついていく場合
が多いのです。

しかし、書きたい希望が強い方、
家でも何か練習がしたい方には
宿題という形で
「書く」ことを行う場合が多いです。

訪問の合間の時間に教材を作ります。
夏のことばを集めて作りました。
難易度をいろいろと。

IMG_3101.jpg
@は、かなを自発的に書くのは難しい方に。
下に選択肢をつけています。
紙を折り選択肢をかくすこともできます。
どこの文字(語頭、語中、語尾)を
○にするかでも難易度がかわります。

IMG_9699.jpg
Aは、かなが自発的に少し書ける方に。

IMG_3065.jpg
Bは、ある程度、書けるけど
文字数のヒントがあった方が
書きやすい方に。

宿題の効果。
「読む」「書く」力が伸びることは当然。
紙で残ることで、成果を何度でも
見返すことができること。
ご家族間のコミュニケーション機会を
増やせること。
これが一番うれしい。

様子をお聞きすると
ご夫婦で、親子でわいわいしながら
やって下さっているようです。

ご本人、ご家族の負担になり過ぎないように
難易度や量の調整、ヒントの出し方の
助言が欠かせません。
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2015年06月19日

お家での嚥下食 3

〜丸飲みからの脱却を目指して〜
シリーズ化してきましたので
副題をつけてみました。
ST水野です。

2014年6月30日
2015年2月10日
2015年5月9日のブログで書きました、
嚥下障害の利用者さん。


VE検査で
「よく噛んで食べれば、
何を食べてもいいでしょう」と
診断されました。
咀嚼が上手くいかず、練習中です。

今までの食べ方は
「丸飲み」
口に入れたものを咀嚼せず、
そのまま送り込んで嚥下していました。

丸飲みの理由の一つに、
ゼリー等の半固形物、ミキサー食等の
咀嚼を必要としない食物を
長期に摂取されていたことが挙げられます。

この利用者さんの場合で言うと
機能的には咀嚼ができます。
咀嚼することを
忘れてしまっているような状態と
言ってもいいかもしれません。

咀嚼練習として、
するめを用いてみました。
右奥歯、左奥歯で咀嚼をします。
手を使わないで、舌の動きで
するめを右⇔左へ移動させます。

じゅわっと唾液が出てきた模様です。
するめがふやけて、噛まれて、
柔らかくなってきました。
時間はかかりましたが、
噛み切れたようです。

おっと、そのまま飲み込まないで!
咀嚼した、するめは出して下さい。

十分に口腔内が潤ったところで、
おやつの時間。
IMG_2814.jpg
551のアイスキャンディーを刻んだもの
柔らかめのお煎餅、ウエハース

551は大阪名物の豚まんで有名なお店。
アイスキャンディーも人気があります。
みかん等フルーツが入っていますが
もう大丈夫ですね。
慌てて一気に食べ過ぎて
頭キーンとされていましたが…。

お煎餅もサクサクといい音が
聞こえてきます。


咀嚼をどう練習するか。
ただ運動としてモグモグと
咀嚼をするだけでは
実際の食べ方に般化できないことが多く
食物を用いました。

ただしこの練習は
誤嚥のリスクが高い方には
向かない方法です。

安心して練習ができるのも、
VE検査で誤嚥のリスクが低いと
評価して頂いたおかげです。

咀嚼練習、続けていきましょう。
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碓井STのからだを触れるSTになろう 2

最近、湿度にカラダを蝕まれそうな感覚に
陥ることがあります。
ST水野です。

一昨日、碓井STシリーズ第2回が行われました。
テーマは「緊張」。

新メンバーを加えて、
参加者は5名。
IMG_8144.jpg


一昨日学んだこと、
山川STに確認してみました。

とりあえず、触ってみる。
緊張は高かったら落とす。
低かったら上げる。

落とすには、リラックス。
接地面積を増やす。

上げるには、立ったり、浅座りにして
接地面積を減らす。


足りない部分を少し追加。

骨盤を起こすとき、手に感じるのが
重いなら、緊張が低い。
固いなら、緊張が高い。

座っているとき、
クッションを抱える
バスタオルをかける
テーブルを配置するだけで
安心感が得やすい。
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緊張が低い方への発声のアプローチ。
IMG_8791.jpg
いじめてるわけではないですよね…?

アプローチの順番。
姿勢⇒呼吸⇒発声⇒下顎、口唇、舌⇒構音


担当している小脳梗塞の利用者さんに
早速触らせて頂きました。
今まで、肩周囲しか触ったことがなく
固かったので
緊張が高いものと思っていましたが
腰周囲(特に麻痺側)はゆるくて
緊張が低いように感じました。
身体のなかでも違いがあるんですね。

山川STの言うとおり
「とりあえず触ってみる」が
スタートかもしれません。
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2015年06月05日

多職種で支える在宅高齢者の食

木村PTの学会発表、すばらしかった!
皆が口を揃えて言います。
聞けなかったのが残念です。
ST水野です。


5/31の日本訪問リハビリテーション教会
学術大会in大阪に参加しました。
野原幹司先生のセミナーを受講しました。
座長は碓井ST!
IMG_6046.jpg
野原先生とのかけあいが面白かったです。


ざっくりした内容ですが、記します。

・回復期はキュア、生活期はケア
一般的な嚥下障害リハビリテーションの
EBMは回復期にしかない。
よって、生活期では回復期の評価を信じて、
同じことをし続けていてはいけない。
患者さんが変わるというより、
周りが変わることで支える。
食事の環境調整が大切。


・疾患による症状、特性をつかむ
アルツハイマー型認知症そのものが、
誤嚥を引き起こすことは少ない。
当然ながら、認知期の問題は大きい。
対して、レビー小体型認知症は、
咽頭期の嚥下障害を起こしやすい。
アルツハイマー型認知症で5〜6割
パーキンソン病患者で9割に
嗅覚障害があり、
それが食事摂取量減少の原因である
ことがある。


・口腔期の大切さ
唾液が出て、咀嚼ができて、
食塊形成ができてこそ、嚥下できる。
食塊形成できずにばらばらと
咽頭に落ち込むことで、
誤嚥するケースがある。
その視点で評価できるかどうか。
人は咀嚼中、どのタイミングで
飲み込んでよしと判断するか。
それは、食物が唾液でコーティングされて、
ひとかたまりになったとき。


まさに、先日、在宅でVE評価を行った
利用者さん。
嚥下(咽頭期)は問題ないと
評価されましたが、
咀嚼(口腔期)が不十分。
唾液も少ないので、まとまらず、
食物が口腔、咽頭に残りやすくなって
しまいます。
いかに上手く咀嚼練習をして、
実際の食事場面に般化していくかが
課題です。


あるALSの利用者さんとも
口腔期の大切さの話をしました。
その方が訴えました。
キザミ食は小さすぎてもダメ。
口の中でばらばらに広がって噛めないし、
飲み込めない。
十分に柔らかく煮てもらって、
噛める大きさの方がよっぽど食べやすい。
だから、宅配食の「ひじきの煮物」が
とても食べにくいし、むせる。


舌の動きが低下してくると、
咽頭期がある程度良くても、
誤嚥のリスクが上がることがわかりますね。


学んだことを、実際の利用者さんに
照らし合わせて考えると
より理解が深まります。


学会では、いろんな面で
ブラッシュアップできました。
備忘録的にたくさん書いてしまいましたが、
読んで頂き、1つでも気づきがあれば
うれしいです。
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2015年05月16日

碓井STのからだを触れるSTになろう

これは5月病でしょうか?
寝ても寝ても眠いです。
ST水野です。

昨日、業務終了後にST勉強会が
行われました。
4月入職の新しいメンバーも加わりました。
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碓井STが講師となり、
テーマは「からだを触れるSTになろう」

初回の内容。
姿勢評価の見るポイントを知る。
シールを貼って確認。
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環境の変化(机の位置等)が
どう姿勢に影響するか。
姿勢の変化が
どう嚥下に影響するかを体験する。

起居動作、立ち上がりの介助は
介助される側の頭の動きに注目すべし。
直線的な動きでなく、
弧を描くような曲線的な動きです。

ポイントがつかめれば、
ごく軽い介助で動かすことができる。
IMG_1875.jpg    

体験すること、大事ですね。
触り慣れること、大事ですね。

この勉強会、26回シリーズ
らしいですよ(ホントかな?)
また、次回、触り合いましょう。
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2015年05月09日

在宅でのVE(嚥下内視鏡)検査

今日は薄曇り、過ごしやすいです。
ST水野です。

2014年6月30日と
2015年2月10日ブログに書きました
嚥下障害の利用者さん。

2月には、嚥下検査をお勧めしても
受け入れて頂けないことを書きました。

最近、ますます、飲み込みの調子がよく
再度、検査の話をしたら
ご家族の強い後押しもあり
ようやく「やってみよか!」と
言って下さいました。

まずは主治医に許可を頂き、
堺市にある歯科に電話で
VE(嚥下内視鏡)検査依頼。
ケアマネージャーにも連絡。

依頼から10日ほどして、
歯科より連絡があり、日時決定。
再度、主治医とケアマネージャーに連絡。
主治医から歯科に情報を送って頂くよう
お願いをしました。

ご家族には、用意して頂きたい食物を
書面にてお渡ししました。

当日。
利用者さん、ご家族
ケアマネージャー。
歯科から、医師2名、歯科衛生士、
コーディネーター。
部屋は人でいっぱい。

利用者さんはいつもの食事姿勢。
車椅子に座っておられます。

機械類を設置し、医師より検査の説明。

鼻から細い管(カメラ)を入れていきます。

のどまでカメラを入れた状態で、食べます。
食べ物がのどを通っていく様子を
モニターで見ながら
5種類程度の食べ物を試しました。
時間にしておよそ30分。


結果、◎
よく噛んで食べれば、
何でも食べていいでしょう。
噛みにくいものは少し刻むといいです。
水分は量が多いとむせますが、
少量ならとろみなし可。
不顕性誤嚥(むせない誤嚥)はないようです。
何か問題が出てくることがあったら、
再度検査しましょう。

予想以上のいい結果でした。
これで、一足飛びに食形態を上げられます。

ご本人は「やってみよか!」と言ったものの
繰り返し、不安を訴えておられた様子。
思い切って、受けてみて、
本当によかったですね!

「家でできるっていいですよね。
病院で検査というだけでも緊張しますもんね」とご家族。
その通りです。

在宅で、嚥下練習をすすめていくとき
検査ができる体制があるのは心強いことです。

このような環境でSTができること、
本当にありがたい!
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2015年03月14日

共通の趣味 3

今日は雪ではなく雨です。
ST水野です。

今週の訪問でのいろいろ。

いつものブローカ失語の利用者さん。
部屋に入ってきた私の顔を見るなり
星取表を指さして
「あかんよ、あかんなあ」
とても切ない表情をされました。

応援している遠藤が負傷。
しかも、全治2か月の大ケガのようです。
6日目から休場となってしまいました。

IMG_3623.jpg

「ケガしたって ケガしたって 
え? ケガしたって」
「痛そうだ 痛そうだ 
見るからに 痛そうだ」
「運ばれたよ 運ばれたよ 
車椅子で 運ばれたよ」
「休場だ 休場だ 残念だけど 休場だ」
「よくなってね よくなってね 
早く よくなってね」

回復の願いを込めて、練習しました。


感覚性失語の利用者さん。
逸ノ城の絵葉書を差し上げました。
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「ほう!ほう!ええやんか」
他にもたくさん話して下さったのですが
とても書ききれません。


パーキンソン病の利用者さん。
いつもは、すぐに目が閉じてしまい
自分の指でまぶたをこじ開けています。
相撲の写真には、
じっと見入っておられました。
「今場所は、照ノ富士やなあ。
 照ノ富士はとった後、戻る時に
 ニコッと笑うのがええねん」
だそうです。


脊髄小脳変性症の利用者さんと奥様。
リハビリが終わり、お茶を頂きながら
一緒にテレビで相撲観戦。
「あっ、この人。
 豪栄道のお母さん」
お母さんまでよく御存じで!
確かに、よく似ていました。


すみません、どんどん、
マニアックな展開になってしまいました…。
利用者さんやご家族から
教わることばかりですね。


興味のある話題になると
皆さんの目がキラキラしてくるのが
わかります。
私にとっても本当に楽しい時間です。
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2015年03月11日

共通の趣味 2

3月と思えない、寒さの再来ですね。
午前は大阪でも雪が舞っていました。
ST水野です。

大相撲3月場所、行って参りました。

ブローカ失語症の利用者さんと楽しむために
初場所と同様に、星取表作りました。
今回は、自分で撮ってきた写真で!


豪栄道
地元大阪出身、豪栄道コールが
鳴り響きました。
DSCN4945.JPG


遠藤
四股の美しさは一番です。
DSCN5037.JPG


○×を書き入れます。
IMG_8161.jpg

練習では
「テレビをつけよう テレビをつけよう 
3時になったら テレビをつけよう」
「1番ね 1番ね チャンネルは 1番ね」
「3連勝だ 3連勝だ 豪栄道 3連勝だ」
「負けるな 負けるな 遠藤 負けるな」
こんな言葉を使いました。

金曜日は、逸ノ城ファン、
感覚性失語の利用者さんの訪問があります。
写真へどんな言葉があふれてくるでしょうか、
わくわくします。
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2015年03月07日

第一回大阪府言語聴覚学術大会

小雨降る、寒い中、
はるばる行って参りました。
ST水野です。
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その勇姿、しかと見届けました。
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山川STが少し大きく、大人に見えました。

発表を決めてから、
ここまで長い道のりでしたね。
おつかれさまでした。
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2015年02月10日

お家での嚥下食 2

寒波襲来です。
ST水野です。
2014年6月30日のブログに書きました
嚥下障害の利用者さん。

ミキサー食を中心に食事量アップし、
体重も増加傾向。
状態がよくなってきているので
一度、VFかVEの検査をしてみてはと
主治医と相談し、提案しました。
入院時、検査で大変な思いをしたようで
ご本人に検査を受けたくないと
はっきり言われてしまいました。

一足飛びにはすすめられなくなり
様子を見ながら少しずつです。

間接練習の後、直接練習です。
今日は、これ。
IMG_8517.jpg

手前は私の分です。
はい、ごちそうになりました。

りくろーおじさんの、チーズケーキ。
大阪ではとても有名です。
スフレチーズケーキというのでしょうか
ほわほわの食感。
歯茎で押しつぶせば食べられるほどです。

冷たいままでは、ひっつくから
家内の分はレンジでちょっと温めてあります
とご主人。
利用者さんは、とろみコーヒーとともに
順調に食べられました。

ただし、注意!
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底にレーズンが入ってますから。


ご主人の話。

こないだは、スーパーの入り口に
たこ焼き売ってますやろ。
食べるーゆうて
6個で340円。
家内が4ツ食べましてん。
たこは、私が食べたんですけどね。

たこ抜きたこ焼き。
確かに大阪のたこ焼きは中がとろっとして
食べやすいかもしれません。

特別な嚥下食でなくても
物によっては
食べられることがわかってきました。

このまま無理せず、確認しながら
食べられるバリエーションを
増やしていけたらいいですね。
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2015年01月27日

その人を知る

大阪はあたたかい雨が降っています。
ST水野です。

11月より、山川STに同行して訪問中の
利用者さん。
失語症の女性で、元美容師さんです。

家から徒歩5分の美容室を
経営されていました。
今は、息子さんが引き継がれています。

病後も、朝9時には美容室へ行き
お昼には家に戻って、昼食を食べ、
血圧を測り、薬を飲んで
また美容室へ。
夕方5時まで、美容室で過ごす
毎日を送っているそうです。

利用者さんの話だと、
常連のお客さんがたくさんいるので
話しに行っているんだということ。

先週訪問時、山川STが
「そろそろ髪を切りたいです」と言ったら
利用者さんは「ぜひ、ウチへ!」と
言って下さいました。

週明けの山川ST。
IMG_2809.jpg
カット済みの姿。

山川STの報告。
利用者さんは話をしているだけではなく
シャンプーをしたり
カラー剤を用意したりしていました。
息子さんの「何番のカラー」という
指示がわからない様子でした。

山川ST、ステキ!
(顔じゃないよ、行動力ね)
(もちろん髪型もね)

「その人を知る」
一歩進んだ気がしませんか?
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2015年01月16日

共通の趣味

気温に合わせて仕事への意欲も
上がり下がりしてしまいます。
ST水野です。

利用者さんとの会話のネタ。
困ったときは、天気、ニュース。

女性であれば、料理。
男性であれば、スポーツ。
定番でしょうか。

最近は、相撲をよく話題にします。
ここ数年、興味を持ち始め
昨年は大阪場所と名古屋場所を
見に行きました。
利用者さんの年齢層は、
相撲好きな方が多いですね。
場所中は、4〜6時はテレビの前に。
本当に好きな方だと、
BSでもっと早い時間から
見ている方もいます。


ブローカ失語の利用者さん。
推し力士は「遠藤」と「豪栄道」
毎回、前日の取り組みはどうだったか、
聞くことにしています。

今日も、たずねました。
「昨日、遠藤は?」 顔をしかめて首をふる
「負けたん?」  「あかんよー」
「連敗やね」   「あかんなあ」

「嘘言え!昨日は勝ったやろ!」
横からご主人の突っ込みが入りました。

星取表を作ってみました。
IMG_3758.jpg

○×を書き入れます。
IMG_7369.jpg

言語練習の題材にもします。
「勝った 勝った 遠藤 勝った」
「2つ勝った 2つ勝った 
やっと 2つ勝った」
「見ていたはず 見ていたはず 
昨日は 見ていたはず」
「忘れたね 忘れたね 
すっかり 忘れたね」


失語があっても、
何かしら共通の趣味があると、
会話も盛り上がりますね。
今から、大阪場所が楽しみです。
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2015年01月07日

新年もこの方から

寒い一年の始まりでした。
ST水野です。

まずはAさん(ALSの利用者さん)からのメッセージ。
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私が実家に帰っていたことをお話しすると
「ゆっくりしましたか?」
とたずねて下さいました。

Aさんのお正月はどうでしたか?と聞くと
「みなにあえないので、さみしかった」
とのことでした。
静かなお正月だったようですね。

看護は一日もお休みなく、
訪問していたのですが……
Aさんにとって、
日替わりで訪問するスタッフは
外の空気を運んでくれる楽しみな存在なのだなあと思いました。

今年もよろしくお願いします。

大みそかも三が日も出勤された
松並Nrs、本当におつかれさまでした。
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2014年12月27日

もち禁止令

年末、気ばかりが焦る時期ですね。
ST水野です。

2013年10月1日、2014年10月4日のブログで書きました
嚥下障害の利用者さん。

夏の暑さや認知症の進行で食欲が減退し、
体重が減ってしまっていたのですが
最近は、食欲が少し戻りました。
嚥下障害の状態は大きく変化はありません。

12月に入ったころから、繰り返し、
もち禁止令を発令してきました。
もちが大好きだそうなんですが…、

今週の訪問日、その利用者さんと
発声練習として「お正月」を歌っていたときのこと。


もういくつ寝ると、お正月 ♪
 
お正月には もち食って ♪ と歌ってこられたので

もちは食べてはあきません ♪ と返しました。


上目づかいでかわいらしく「1つもダメ?」と聞いても
ダメなものはダメですよ。
年賀状にもしつこく、「もちは禁止です!」と
書いて送ってしまいました。


そして、何度もブログに登場しているALSのAさん。
今週の訪問時、今年の振り返り、感想をうかがいました。
「おでかけたのしかった」と頂きました。

IMG_0903.jpg
というメッセージとともに。

来年もどうぞよろしくお願いします。
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2014年11月01日

Aさん外出プロジェクト 紅葉編

ST水野です。
昨日10/31、Aさん無事に外出できました。

曇天。
いつ降り出してもおかしくない空。
ギリギリまで待って、「決行」の判断。

お迎えに行くと
Aさんは少し緊張したお顔。
担架への移乗、そして移動。
呼吸器の運搬。
とてもスムーズで、練習の成果が出ていました。

デイサービスに着くと
Aさんの好きな歌手の歌がかかっていました。

リクライニング車椅子へ移乗し、
お庭の散策へ。

Aさんが、水が流れる所に着いた途端、
少し太陽の光が差してきました!!

DSC_0853.JPG

赤く染まった桜の葉っぱや
色づき始めた楓の木に
目がしっかり開き、
視線はあちこちに動いています。

誰の目にも笑っているとわかる表情変化。

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「しんどい?」
「つかれた?」
「車椅子倒す?」
いずれにもNoのサイン。

いつものAさんとは違う様子が見られました。

下が、でこぼこしている所はこれ。
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しばらくの散策後、デイサービスに戻って
何か伝えたいというサイン。
文字盤で読み取りました。

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思わず、涙…。

その後、お家に帰られました。

たくさん方のご協力のおかげで
無事に外出することができました。
こうすればよかったねという反省点が
見当たらないくらいの成功だったと思います。
本当にありがとうございました。

担当の山岸看護師からのメール。
最後に
「ここからまたスタートです」

Aさん、新たな一歩を踏み出しましたね!
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2014年10月24日

Aさん外出プロジェクト への道のり

ST水野です。
イベントで何をしたいか、話し合いをしていたとき。
重度の障害で
外出が本当に困難な人の支援ができないかというので
まっさきに思い浮かんだのが、Aさんでした。

Aさんの外出機会は病院受診時のみ。
受診時は、ストレッチャーごと
介護タクシーで移動しています。

計画段階で、Aさんにたずねてみました。
「紅葉を見に行かない?」と。
しかし、伝の心で「ふあんです」と。
「どこか行きたいところはない?」にもNoのサイン。
不安な理由をたずねると、「つたわらないから」と。

レスパイト入院の直後だったこともありました。
入院時に、頭や顔のポジショニングが
病院スタッフに伝わらなくて、
ひどくつらい思いをしたようでした。

後日、担当の看護師がじっくりと話をしてくれました。
笑いあり!涙あり!の話し合いの結果
「行きたい」という流れになったというのです。

考えるべきことが山積でした。

Aさん宅は立派な日本家屋。
玄関にも、勝手口にも段差があります。
今まで、昇降機やスロープを付ける計画もありましたが
まだ実現していません。

受診のときのようにストレッチャーはどうか。
担当OTが消防署に借りられないか
聞きに行ってくれたそうです。
難しいとの答え。

バスタオルに身体を乗せて
ピーンと張って
四方から支えるのはどうか。
移乗程度ならいいでしょうが、
何十メートルか歩くには不安定。
特にカニューレが心配です。

会社が担架を購入してくれることになりました。
現在、担架の練習を行っています。

行先は、当初は近くの公園を考えていましたが
初めての試みでリスクが大きい。
安心して外出することが最初の一歩。
当社のデイサービスに行き、
リクライニング車いすで周りを散策する予定です。

できるだけ担当のスタッフが関われるように
役割分担スケジュールも組んでくれました。

準備は着々と進んでいます。

今週の訪問時、
文字盤練習をしました。
外出時に一番何をしたいか、
Aさんにたずねると
「そら くも みたい」と言われました。

ああ、どうかいい天気でありますように!
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2014年10月17日

Aさん外出プロジェクト 進行中

バイクで感じる風が変わってきました。
ST水野です。

今年の松原のイベントは2つに分かれて、進んでいます。

1つは、Aさんの外出を支援しようプロジェクト。
Aさんはブログにもたびたび登場した、ALSの方。

いろいろな準備。
担架での移動って、意外と難しいですね…。
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コミュニケーション方法も再検討。
伝の心を使えない状況。
文字盤と9分割コミュニケーションボードを表裏で。

使用頻度の高い頭と顔のポジショニングをわかりやすく。
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どうか、暖かい日でありますように!!
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2014年10月04日

嚥下障害と認知症

すっかり秋ですね。
ST水野です。
2013年10月1日「死んでもいいから」と書いた
ある利用者さんの最近についてです。

重度の嚥下障害は変わらずあります。

この夏、痩せられました。
食欲が落ち、「死んでもいいから食べたい」と
言われていた方が食べなくなりました。
理由をたずねると天をさし
「天国がもう近いから」と.繰り返します。

暑さがひいて、過ごしやすくなってくるとともに、
食欲は少しずつ戻ってきました。
ほっとしたのもつかの間、
新たな問題が起きてきました。

食へのこだわりが大変強くなってしまったのです。
食べたくないからというので、
食べたいものを食べられるだけという期間が
確かにありました。
そのせいでしょうか。
「これは嫌!」が増えてしまったようです。

奥様によると、一番困るのは
主食である「お粥」を食べなくなってしまったこと。
以前より、さつまいもの芋粥を中心に食べてこられました。
芋粥、一切、拒否です。
パンなら食べる。
たずねると、朝も昼もパンだったという日が
少なくありません。

パンが食べられるならいいじゃないかとはなりません。
この利用者さんは糖尿病があり、
インシュリン注射もされており、
血糖コントロールが不可欠です。
パンが続くと、血糖値が上がります。

他のこだわりは
・品数が多くないといや
・同じおかずが続くのはいや
奥様は、作った物を少量ずつ冷凍したり、
市販の缶詰や嚥下食を足して、出しているとのこと。

おまけに、一緒に食事をする小学生のお孫さんが、
利用者さん(じいちゃん)の真似をして
「こっちを半分食べるからこっちはいらない」と
わがままを言い始めたらしいのです。
奥様は、食事のたびに腹が立って!!と言われていました。
「こだわりが強くなったのは、
 認知症がすすんできているのかなあ」とも。

主食を何とかしなければ!

芋でなく、違う食材を入れて、お粥を炊いて、
目先を変えることはできないか。

市販の嚥下食で、ごはんの固さや食感が変われば
食べられないか。
合うものがあれば、それに家庭のお粥を
寄せていけばいいのではないか。

奥様と相談しながらすすめています。

嚥下機能が明らかに低下しているわけではないのですが、
認知症がすすむことで、うまく食べ続けることが
難しくなっていくことがあります。

以前にも書きましたが、長期間、関わる訪問。
病院と違って、退院というゴールがない訪問。
食べ続けていくことの支援の難しさを感じます。
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2014年08月27日

Hearty ladder こころの架け橋

朝晩が、幾分、涼しく感じるようになりましたね。
ST水野です。

24日(日)、Hearty ladder大会in大阪に参加しました。
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Hearty ladderとは
手などが不自由なため、
キーボードやマウスでの入力が出来ない方のために
開発した文章入力用のソフトウェアです。(HPより)
http://heartyladder.net/xoops/

スイッチを押せるけど、離せない場合
押すタイミングが早すぎる場合
不随運動が多くて反応しすぎてしまう場合
などに
細かな設定ができる実例を見せて頂きました。

作成者の情熱が山盛りの講義でした!!

とっても工夫されたソフトなのですが
もっともすごいと思うのは
フリーのソフトで、
自由にダウンロードして使用してもよいということ。
なんと、太っ腹。

最近は、「マイボイス」もよく耳にするようになってきました。
マイボイスは録音音源からの切り出しと
音素ごとの名前付けができる編集ソフトを
目指し作ったソフトだそうです。

50音一音ずつと、よく使うフレーズを録音しておく。
50音を組み合わせて
Hearty ladderの読み上げ機能に使うこともできます。

ドラマ「僕の生きる道」の最終話にも出てきましたね。

気管切開をして声を失ったとき
その人自身の声でコミュニケーションがとれることが
どれだけ素晴らしいことか!
患者さんご本人にとっても!
ご家族にとっても!

木田OTです。
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2014年08月14日

くみひもはどこへ行く

お盆は道がすいていて
快適に運転できますね。
ST水野です。

利用者さんが奥様のお土産にした「くみひも」
行方を追いました。

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「お父さんの杖についてたん見て
 ちょうだいって言うてたんです」
「作ってきてくれて、うれしかったわ」

私もうれしいです!

くみひも作成中の動画もお見せしました。
デイでの様子も感じていだだけたようでした。

フィーバー、続きそうですね。
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