2020年05月25日

ひやりハット報告書について考える

どうも。
泉北のむろのぞのです。

突然ですが『アクティブシート』というものをご存知でしょうか?

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コレがアクティブシートです。

私がこのシートを知ったのはまだ1〜3年目の頃だったと思います。


シートにも記載していますが、

これの目的は利用者・家族さんへのサービス改善、向上。

事業所内、他事業所、関係機関との連携強化。

地域状況の変化による新たなサービス開発

などがありました。

当時の私はなかなかこれをうまく活用できずにいました。



長い歳月が経ったある日。

当事業所責任者の北山さんとこのシートに関する話題で盛り上がりました。

当時のアクティブの歴史を語ってもらうなかで、

いまこそこれを活用できるんじゃないかなと感じました。



その理由となったのは『ひやりハット報告書』というレポートの存在でした。

仕事上のミスや失敗は誰しもあることだと思います。

しかし私たち医療・福祉従事者はそれをある形で残しておかなければいけません。

それがひやりハット報告書です。


慣れない環境下で業務やリハビリテーションを提供する新卒療法士の皆さんにとっては

ミスすることは当たり前ではないかと感じます。

当たり前だからといってそのミスを無いものにはできません。



しかしこの報告書作成というのはなかなか骨が折れる作業です。

なぜならこの報告書にはネガティブフィードバックの要素が強いと感じるからです。

そして報告者(作成者)は『ミスをした張本人』のような印象を受けざるを得ない印象があります。

こうした負の振り返りを度々繰り返すことで、自尊心や自己肯定感が低下してしまう可能性もあります。



どうにかこの課題をプラスに捉えられる方法はないかと考えました。

そこでこれまで人が起こしていたとされるエラー(ヒューマンエラー)を、

『システムが機能していなかったことで起こったエラー(システムエラー)』

として捉えるようにしてみました。



システムエラーとして捉えることで、

問題を客観的に考えることができ、

どうすればうまく機能するシステムに変換できるだろうか、

といったプラスの思考に変えていけるのではないかと考えています。



その一助となるのがアクティブシートではないかと考えました。

このシートをいまの若手スタッフの皆さんに活用してもらうには、

令和バージョンにアップデートした方がいいと考えました。



それがコレです

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その名も『あつまれアクティブの森』。

通称『アク森』です。



アクティブという一つの島に様々な課題や情報という名のアイテムを集めていき、

アクティブ島の発展と開発を目指していく。

そんなレポートになればいいと思っています。



ん?なんかどこかで聞いたコンセプトとネーミングのような…。

まぁ気のせいでしょう。



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2020年05月22日

リーズニングとは何か

どうも。
泉北のむろのぞのです。

前回、EBM/EBPに関する記事を投稿しました。


そのなかで少しふれた『リーズニング』について、

今回考えてみたいと思います。

参考にしたのはコレです


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『note』という、文章や動画など様々なコンテンツを投稿できるプラットフォームです。

そこでいくつもの記事を投稿されている作業療法士の寺岡睦先生の記事です。





寺岡先生は身体障害領域の臨床経験をもち、現在は吉備国際大学で講師を務めておられる方です。

noteのような誰でも気軽に投稿できるものだけでなく、

作業療法に関する様々な研究論文も執筆されており、

記載内容の信頼性も高いかと思います。


ここでは簡単な説明しかできないと思いますので、詳しい内容は寺岡先生のnoteを参照ください。





●リーズニングとは何か

リーズニングとは「思考の道筋」といわれています。

思考の道筋は療法士がクライエントへの介入を計画し、方向づけ、実行し、

結果を内省する過程を意味します。

またリーズニングは様々な呼称があり、

クリニカルリーズニング

専門職リーズニング

治療的リーズニング

作業的リーズニング

といったものがありますが、基本的には意味はどれも同じだといわれています。

ここでは一般的によく使われているクリニカルリーズニングで説明していきたいと思います。





●クリニカルリーズニングの種類の例

リーズニングには5種類あるといわれており、

@科学的リーズニング

A物語的リーズニング

B相互交流的リーズニング

C実際的リーズニング

D倫理的リーズニング

があります。





@科学的リーズニング
これは前回ブログに投稿したEBM/EBPの内容を確認してもらえたらわかるかと思います。






A物語的リーズニング
対象者の語りから置かれている状況を理解するときに使用します。

その方がこれまでどんな生活を送ってきたのか。

これから何をしたいと思っているのか。

どんな行為に意味を感じているのか。

などを構成的、あるいは非構成的評価によって確認していきます。





B相互交流的リーズニング
療法士が一方的にプログラムを立案していくのではなく、

対象者と共に考えるなかで最善のプログラムを考えていきます。

いわゆる協業というやつでしょうか。





C実際的リーズニング
現実的制約を踏まえた上で臨機応変に判断するときに使用します。

たとえば脳卒中片麻痺の方に対する歩行機能の改善を目的に、

ロボットスーツ(HALなど)を用いることは有名です。

しかしこのアプローチは誰でもどこでもできるものではありません。

今ある物理的、人的環境のなかで提供できる、

最善のリハビリテーションを考えていく必要があります。





D倫理的リーズニング
医療専門職という認識をもち、

実践中に行ってよいことなのか、

それとも悪いことなのかを判断する際に活用します。

対象者の方が望むものが、

家族、社会的に望ましくない内容であった場合、

療法士はどう判断するのか、

こういったことも倫理的リーズニングに含まれます。



以上がクリニカルリーズニングの大まかな概要です。

療法士はこれら5つのリーズニングを常に繰り返し、

状況に応じて順不同的に考えていく必要があると述べています。



またこれらは療法士と対象者が変わるとまた新たなリーズニングが始まり、

その視点や深化は経験とともに変化していくとも述べています。



いま新卒療法士の皆さんは

デイでの個別リハビリの引き継ぎをしてもらっている最中だと思います。

利用者さんお一人お一人のことを全て完璧に理解し、

リハビリプログラムを立案していくことなどは

なかなかできるものではありません。

(私なんか毎日テンパってました…)

毎日の忙しさのなかに少しでも考える時間を見つけ、

これら思考の道筋をうまく活用していけたらと思います。

偉そうなことを言ってる私もまだまだ全然できていないので、

一緒に勉強させてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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2020年05月21日

エビデンスって必要??

どうも。
泉北のむろのぞのです。



EBM/EBPという言葉は医療関係者の方は既に周知していると思います。

今回はこのエビデンスって必要なのかどうか、

というテーマについて考えてみます。



結論からいうと私はエビデンスは必要だと思っています。

しかし、そう言いきるには少し説明をしないといけないと感じています。



Evidence Based Medicine/Evidence Based Practice

日本語では「根拠に基づいた医療/根拠に基づいた練習」と

いった訳され方をしていると思います。


しかし、この「根拠」という日本語訳が少しEBM/EBPを誤って理解してしまうことが多いそうです。

偉そうに書いていますが私も以前まではEBM/EBPという言葉に対してアレルギー反応を示していました。




ですがそれをとてもわかりやすく説明してくれる方がいました。

その人は作業療法士の竹林崇先生という方です。

竹林先生といえば脳卒中リハビリテーションにおけるCI療法でとても有名な方です。


そんな竹林先生ですが、セミナーや著書執筆活動以外にも、

SNS(Twitter、YouTube、noteなど)を通して様々な形で最新の情報をわかりやすく発信してくれています。


今回はそのSNSのなかからYouTubeにアップされた内容を紹介したいと思います。






詳細は↑のYouTubeを視聴していただければ問題ないのですが、少しだけ自分なりに説明したいと思います。

日本語はEvidence=「根拠」といわれることが多いですが、先生は「証拠」「実証」という

言葉を使用する方が理解しやすいのではないかと説明しています。



またEBMと聞くと、

「エビデンスのあることしかやっちゃダメなんでしょ?目の前の利用者さんに何でもかんでもエビデンスをあてはめようとする考えってどうなの??」


という批判も少なからずありそうな気がします。

自分もそんな考えを持っていました。


でもEBMはそんな偏った考えではなく、眼前の利用者さんにとって究極のオーダーメードである、

と先生は話しています。




それを実践していくためには5つのステップが大切だといわれています。

この内容に関しても違う動画で丁寧に説明してくださっています






Step1:眼前の対象者についての問題の定式化

Step2:定式化した問題を解決する情報の検索

Step3:検索して得られた情報の批判的吟味

Step4:批判的吟味の患者への適応

Step5:1〜4の再評価



さらにその5つのステップをPICOという4つの視点を使って考えていくと理解しやすいといわれています。


Patients:どんな患者(対象者/利用者)さんで

Intervention:どんな介入があるのか

Comparison:他の介入と比較して

Outcom:介入の結果どうなるのか




Step1:眼前の対象者についての問題の定式化

目の前の対象者さんは一体どういった方なのか?

ここにはどういった疾患をお持ちで、どのような人物の方なのか、といった内容が含まれます。




Step2:定式化した問題を解決する情報の検索

Step1から、その疾患や性別、年齢などに当てはまるとされる有益な情報を検索する

恐らくEBMのイメージはここが特に強いのではないかと感じます。




Step3:検索して得られた情報の批判的吟味

検索して得た情報が果たして本当に目の前の対象者さんのリハビリテーションに適応できるものなのか。

この点がとても大切で一つ間違ってしまうと、

目の前の方を無視してエビデンスのみを優先させてしまう危険性があると、

感じています。




Step4:批判的吟味の患者への適応

たとえ高いエビデンスがあるといわれている内容であったとしても、

対象者さんがその治療方法を本当に望んでいるのか?

リハビリテーションは療法士のためにあるものではなく、

それを受ける対象者さんのためのものです。

なので対象者さんが望んでいなければ、

高いエビデンスであっても使用するべきではないと考えます。




Step5:1〜4の再評価

以上のことを繰り返し評価しながら、

必要に応じて新たなプログラムを立案していくことが必要だと話しています。




ここでは本当に簡単な説明しかできていません。

なのできちんと理解するためには、

やはり一次情報(原著論文)から情報収集していくことが大切だと思われます。




EBM/EBPの理解にはこの他にもクリニカルリーズニングや、

OTでは近年『作業療法リーズニング』といった考え方も大変重要になっています。

今回はリーズニングに関しては割愛させていただきます。



以上、今回はEBM/EBPについて書いてみました。

自分がOT1年目の頃にこれらの情報を得ていたら、

ちょっと未来は変わっていたのかなぁと思わなくない気がします。


でも今からでも遅くないと思っていますし、

昔も今も変わらず、目の前の対象者さんのために、

とにかく必死のパッチで動いて考えて動いていきたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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2020年05月12日

わかりあえないことから始める

どうも。
泉北のむろのぞのです。



オンラインによる取り組みを少しずつ実践していきながら、

ダイアローグ(対話)が果たしてオンラインでも可能なのかどうかを、

考えているところです。




このへんの内容は心意気実践チーム・人材開発室の伊藤さんのブログで、

詳細に書かれているのでぜひ読んでみてほしいです。





ちょうど自分も1か月くらい前にコミュニケーションに関する本を読んでおり、

そのなかでダイアローグ(対話)について触れていました。


その本がコレです

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『わかりあえないことから〜コミュニケーション能力とは何か〜』

著者は劇作家でもある平田オリザさんという方です。



この本では“人と人は基本わかりあえないものだから、わかりあえないことから始めていこうよ”

と、コミュニケーションを少し軽い気持ちで考えてみよう、といった内容です。



海外旅行に行かれた人ならわかるかもしれませんが、

外国の人と会話したとき、ちょっとでも言葉が通じたらむちゃくちゃ嬉しい気持ちになりますよね?

コミュニケーションはそんな程度のものだよ、と著者の平田オリザさんは書いています。




この本のなかで、【対話と対論の違いというテーマが興味深かったので触れておこうと思います。


そもそも両者の言葉の意味は・・・


対話:二人以上の人物間の思考の交流
対論:両者が向かい合って議論すること。またある事柄について対抗して行う議論


とあります。



日本人は対話文化がもともとないといわれており、どちらかというと『会話』

の方が得意な印象です。


会話は相手との関係を構築していく上で必要なものなので、

当たり障りのない挨拶や世間話をすることが多いです。


また多くの日本人は『対話』と『対論』と『会話』を同じようなものとして認識している傾向があるのか、

相手と違った意見を言おうものなら、



「あの人は私のことが嫌いだから私の意見に同意してくれないんだ!」


と負の感情が入りかねない状況がしばしばみられます。


おそらくこれは普段から対話ではなく、会話(相手に同調するようなやり取り)しか経験していないから、

という理由もあるかと思います。






また著者の平田オリザさんがヨーロッパの方と舞台公演の打ち合わせをしていた際、

話し合いの末、平田さんがはじめから話していた意見に近いものになり、

「結局僕の言ってた意見だね」と話したところ、

相手は「いや違う。これは私とあなたが2人で話し合った上で最終的にでてきた意見だから2人の意見だ」

と話したそうです。


このエピソードを読んで私はとても納得がいきました。


Aという意見とBという意見。

はじめにAの意見を主張していたときは、Bの意見の良し悪しはわからなかった。

でもお互いの考えを話し合い、AとBの良い部分、悪い部分両方を理解できた上でAという意見になったのであれば、

それは『A』ではなく『A´(ダッシュ)』である。


『対話』というのはまさにこういうことをいうんだなと感じました。


そしてもっとも重要なのはこの対話は誰も初めからはうまくできないということです。


何度も伝えようとし、それでもうまく伝わらないという経験をくり返していくなかででしか獲得できないものでもあると著者は述べています。


そう考えると、いま実践しているオンライン会議や勉強会に対して「やっぱりオンラインでは伝わらない」

と悲観的に捉えるよりも「対話を積み重ねていくなかでオンラインでもわかりあえるかもしれない」と

考える方が未来は明るいんじゃないかと思えるようになりました。



もっと話したいことはありますが、このへんにしておきたいと思います。

もし興味があれば一度読んでみてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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2020年05月08日

個人的おススメの一冊@の続き

どうも。
泉北のむろのぞのです。




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前回、『医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略〜未来は、自分で切り拓く〜』という本の紹介をさせていただきました。

ちょっと長くなりそうだったので、2回にわけて投稿することにしました。

今回はその続きです。




テーマは『キャリアデザイン』とは何か?



キャリアの語源は馬車のような車輪のついた乗り物や荷台を指すそうです。

つまり運ぶ、連続的に進んでいくというイメージでこれが仕事上での時間経過と結びついて表現されるようになったそうです。

例えばキャリア官僚やキャリアウーマンなどはバリバリ仕事をしている人というイメージがあります。

他にも様々なキャリアの定義がありますが、ここでは職業上のキャリアについて話したいと思います。



キャリアには大きく分けて2つあると言われています。

@客観的キャリア

A主観的キャリア



@は昇進や異動、栄転など外部からみて誰でもわかるキャリアのこと。
これは組織の側面からとらえることができます。


Aは本人が自分のキャリアをどのように捉えているか。

技術や知識、人間関係、ステータス、またそれらに対する満足度など個人の側面からとらえることができます。




これらはどちらか一方だけ満たせば良い、というものではなく、どちらもバランス良く高めていくことが大切だと著者は述べています。

そのためには何を高めていけばいいのかを知る必要があります。






●キャリアを築く3つの軸

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@Aを高めていくには3つのポイントがあり、

それが(1)スキル(2)モチベーション(3)マーケットバリュー

と言われています。




(1)スキル
スキルには大きく分けて『社会的スキル』と『職業的スキル』の2つがあります。

『社会的スキル』は社会人としてのスキルのことをいい、コミュニケーション能力、問題解決能力、文章能力などがある。

『職業的スキル』は各職種の専門的な知識や技術がある。

リハビリ、と一つにいっても病院(急性期、回復期、生活期)、施設(特養、老健、通所など)、訪問など、

それぞれの場所に役割があり、それに伴うスキルも変わっていく。





(2)モチベーション
どんなにスキルがあってもモチベーションがなければ続かない。

どれだけ高い給料をもらったとしても、嫌な仕事は続かない。

さらに難しいのは「自分は何によってモチベーションが上がるのか」を知る必要がある。

好きな食べ物、趣味、特技などを探していくように、これをどう「仕事」のなかで見つけていくことが大切かということを述べています。





(3)マーケットバリュー
マーケットバリューとは日本語で「市場価値」。

ここでいう市場価値は『組織』と『社会』のことをさす。

たとえば、訪問リハビリの現場で働くキャリアを選択した場合、すでに弊社に就職している方の市場は「今の職場」になります。

したがって今の職場で最大限価値を上げることが重要です。

他方、プロスポーツ選手の治療やリハビリをしたい、というキャリアを選択したい人からすれば、

その人の市場は弊社というよりも、スポーツ整形などのような環境になるかと思います。







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●3次元で自分のキャリアをとらえる

キャリアを築いていくうえで、スキル、モチベーション、マーケットバリューと3次元でとらえていくことは一つのポイントになるかと思います。

しかし私を含めた、多くの医療・介護業界関係者は『スキル・モチベーション偏重型』といわれています。





このへんを本著ではシビアに書いています。
以下はその内容です。


『「自分はこんなに頑張ってるのに何で給料が上がらないの?!」

と嘆く人がいるが、給料は自分のすきなスキル、モチベーションだけでは上がらない。

給料を最終的に上げるのは、あなたのマーケットバリューだ。

つまり自分の好きなことではなく、組織や社会が求めるスキルを身につける必要がある。

またモチベーションだけでもスキルがなければ、マーケットバリューは上がらない。

マーケットバリューを見ながらスキルを上げ、モチベーションが続く仕事を見つけていくことが大切だ』





これは好きなことだけやってても意味がない、といった簡単な話ではないと感じています。

大切なのは3次元でとらえること。



なので、療法士1〜3年目くらいの頃はとにかく自分の好きなことに没頭することが大切じゃないかと思ってます。

1次元でとらえていたものを、2次元、3次元と徐々に立体的に見るようにしていく。

そんなことを伝えようとしているのかなと感じました。




これ以上書くと止まらなくなるので、このへんで終わります。

ここまでは本著でいう序文です。



少しでも興味をもたれた方がいたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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2020年05月07日

個人的おススメの一冊@

どうも。
泉北のむろのぞのです。




突然ですが皆さん、キャリアデザインという言葉はご存じですか?

ビジネス業界では頻繁に聞くワードではないかと思います。

最近はこのキャリアデザインという考え方はホワイトカラーのビジネスマンだけでなく、私達医療・介護系の人たちにも必要な視点になってきています。




今回はこのキャリアデザインに関する本を紹介したいなと思います。

その本がこちら

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『医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略〜未来は、自分で切り拓く〜』





「医療・介護業界は一生安泰。しかも国家資格を持っていればいつでも再就職できるから問題なし!」

そんな風に思っている人も少なくないかもしれないです。





著者の三好氏はOT(作業療法士)の資格を持ちながらMBA(経営学修士)の肩書きを持つ経営コンサルタントの方です。



そんな三好氏は様々な医療・介護施設の経営コンサルに携わっており、この業界に求められる人材はどういった人なのかを本書で述べています。



終身雇用制度、年功序列が当然とされていたひと昔前までは「良い職員=長く勤めてくれる職員」でした。



しかし経営環境が刻一刻と変化していく今日では上記のような考え方が徐々にそぐわなくなってきました。



そうなると経営者の立場からすれば、その時々で必要なスキルを持ち合わせた人材を採用したくなるのが当然の考えだと思います。





「あなたは何ができる人なのか」



著者はそう読者に問いかけています。



私は読み進めていた手が止まりました。



「自分は何が得意なんだろう」



「自分にはだれにも負けないと思えるものがあるのか」





本書はそんな様々な境遇にある医療、介護職の方々に向けたいわば「自分探し」のような内容になっています。



気になる方は一度読んでみてください。

ちょっと長くなってしまったので、この続きは次回また投稿したいと思います。



次回はそもそも『キャリアデザイン』とは何なのかについて書きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※補足
『キャリア』に関するブログは他にもいくつかあるので、時間があるときに読んでみてください。

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2020年05月06日

アクティブ数珠つなぎチャレンジ!第一弾!

どうも。
心意気実践チームのむろのぞのです。

5月4日に緊急事態宣言の延期が正式に発表されたことで、
外出自粛ももう少し続きそうです。



そんななか心意気実践チームとしてこの状況下でもなにか前向きな取り組みはできないだろうか、

と、色々考えてみました。




そして思いつきました!







その名も『アクティブ数珠つなぎチャレンジ』!





これは自分の特技や趣味(筋トレ、スポーツ、読書、料理、好きな映画やテレビ番組、オススメのリラックス方法などなど)を、

このブログで取り上げてみようというものです。




数珠つなぎという名の通り、一人が発表して終わりではなく、

投稿者は次につなげたい人を指名する。

指名された人は自分の趣味や特技を発表する。

そしてまた違う誰かを指名する・・・

といった流れです。







リアルに人と人とが会えないいま、まずはどんな形ででも繋がりを感じることが大切なのかなと思ってます。





トップバッターは言い出しっぺの私から。

自分は趣味のバスケネタでチャレンジしてみようと思います。




テーマは『股抜きドリブル30秒チャレンジ!』



はて?どんなチャレンジか?

とりあえずこの動画を見てもらえればわかるかと思います!














チャレンジ中の顔があまりにも必死過ぎたのでモザイク入れました。

翌日太ももが筋肉痛になったことは言うまでもありません。




こんな風になんでもいいので自分にとって興味関心があることを数珠つなぎに拡げていき、
少しでも皆さんとオモロイことを共有できたらなと思ってます!








さて、次につなげたい人は・・・







今里事業所所属、そしてアクティブスポーツ倶楽部部長の金井ST!!


よろしくお願いします!!
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2020年04月29日

佃PTによるオンライン・バイザー会議@泉北

どうも。
泉北のむろのぞのです。



新型コロナウィルス感染拡大予防の動きにより、

世間ではオンラインによるミーティングが一気に加速しています。



また弊社でもすでに松原本部STの皆さん(http://active-nopsj.sblo.jp/article/187377934.html)、

吹田事業所の皆さん(http://active-nopsj.sblo.jp/article/187428629.html)、

が、オンラインによる勉強会を実践してくださっています。




そんななか、泉北でもオンラインを活用した取り組みを少しずつ始動することになりました。

今回使用したのはコレ
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と、



コレ
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です。




実践してくださったのはうちの新人指導担当の佃PT。




まずyoutubeのアカウント(チャンネル)を作り、動画撮影します。

撮影した動画をアップロードし、誰でも視聴できるようにします。

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youtubeはすべての動画が全世界に公開される訳ではなく、

『限定公開』という形で一部の人だけが視聴できることが可能です。




その限定公開動画のリンク(URL)を新人教育に携わるメンバーで構成されたグループLINEへ送ります。

仲村さん、上村さん、谷口さんは自分が空いた時間を活用して動画を確認できるので、いつでも指導内容を確認することができます。




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視聴後はグループLINE内で感じたことや不安に思っていることをトークします。

皆さんの勉強したい内容を確認し、次回までに勉強会動画を佃PTが撮影する、というのが今後の流れです。




濃厚接触防止のため、どうしても座学が中心になってしまいますが、

いまはとにかくトライ&エラーを積み重ねていくことが大切ではないかと感じています。





オンラインでもできること。

オフラインでなければできないこと。

いまはその両者の特性の違いをきちんと理解し、使い分けていくことが重要ではないかと思います。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

泉北:むろのぞの
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2020年04月20日

感染リスクについて考えるB

どうも。
泉北のむろのぞのです。

突然ですが皆さん、ラジオは聴きますか?

私は移動中や家事のすき間時間などによくラジオを聴くことが多いです。

そのなかでも『荻上チキ・session-22』というのをよく聴いています。

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荻上チキ・session-22のホームページ

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そのラジオのなかで感染症が専門で神戸大学病院感染症内科・教授の岩田健太郎さんをゲストに呼んで『新型コロナウィルス感染対策と最新研究』というテーマについて話していました。

1時間ほどの内容でしたが、そこから私たちの仕事にも繋がる部分だけを要約して紹介したいなと思います。

ホームページ内にはその内容の音声アーカイブ&文字起こしもあるので、興味がある方はそちらもご参照ください。

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岩田さんとの対談 音声&文字起こし





8:18〜三密(密閉、密集、密接)について

専門家会議で発している「三密を避けるように」というメッセージは、逆に「三つ揃わなければ問題ないでしょ?」という意味にすり替えられてしまう可能性がある。

しかしこれはすでに起こった過去の事例の追随でしかない。

今やるべきことはこれから予見すべき未来に対してどのような対策をとるか。

そしてもっとも大切なことは『感染経路』であり、今やるべきことは『人と人との距離を離すこと』

全国すべてで同じ対策をとるわけではないが、感染者数の多い地域(大阪)では『全ての人がもう感染者である』という認識に切り替える(パラダイムシフト)必要がある。






23:26〜マスクで感染は防止できるのか?(Q&A)

マスクによる感染予防効果は非常に限定的、もしくは無いに等しいというのが世界中の専門家の見解で一致している。

ではなぜみんながマスクをつけているのか?

最近のCDC(アメリカ疾病管理予防センター)やWHO(世界保健機関)の考え方が少し変わりつつあり「今はもうみんなが感染している」という認識で動いているため、「自分が他者に感染させないようにしよう」という状態になっている(まだ仮説であり科学的エビデンスはない)。

マスクよりももっと大切な予防方法こそが『人との距離(ステイホーム)』である。

マスクによる予防は『距離をとる』という代替方法にはならない





28:45〜咳エチケット

マスクをつけていることで咳エチケットが疎かになるケースもみられるが?

マスクをすることで咳などのしぶきを抑えるという科学的データがあるのは『不織布(医療用)マスク』

したがって布(ガーゼ)マスクを使用しているときは咳エチケットは欠かさず行う。





30:15〜レジなどでみかける透明のビニールや透明なアクリル板などによる予防効果は?

非常に面白く良いアイデア

これらは飛沫を予防するのに十分効果がある





37:25〜アルコール以外での消毒方法はあるのか?

次亜塩素酸は効果的

物を拭くことにも活用できるし、手指消毒に使用することも可能

ただし両者の濃度には若干違いがある。

手指消毒に使用するものは薄めなければ手荒れを引き起こす原因となる

※ラジオでは説明していませんでしたが、ここで話しているのは『次亜塩素酸ナトリウム(一般的なハイターなど)』のこと。
手指消毒に使用できると言っているのは『次亜塩素酸水』のことを指します。
名前は似ていますが、成分は異なるものなので、十分調べた上で実行する必要があります。
以下、次亜塩素酸水に関する各情報です。

@次亜塩素酸水・電解酸性水とは

A次亜塩素酸水による手指消毒の有効性



また石鹸で洗い流すことも有効

台所洗剤による消毒

物を拭く点では熱湯も効果的。

もしいよいよ商品が手に入らないという事態になったら『手』を基準に考えていく。

物の消毒が十分にできないとしても、手をしっかり洗うという方法をとれば効果は期待できる。



53:18〜新型コロナウィルスはいつ収束するのか?

昔から『安心安全』という言葉があるがこれは良くないと思っている。

外国語で『安全』という言葉はあるが、『安心』という言葉はない。

『安心』とは根拠のない気分の良さのことをいうので危うい。

根拠に基づかないが「安心感を与えてほしい」というものは良くない。

むしろ不安になるべき根拠があるなら、ちゃんと不安になるべき

それを踏まえたうえでコロナは、日本国内で第一波があと数か月で収まることはあったとしても、世界的にはそう簡単に収束しないだろう。

もちろんワクチンが開発されたとか、効果的な医薬品ができた、となれば話はまた変わってくる。



以上です。

一般向けのラジオですが、内容によっては私たち専門職と呼ばれている人間にも知識を補完できる部分があると感じました。

現状を『コロナが収束するまでの取り組み』と捉えるのではなく、『Withコロナ=コロナと共に生きる』ために今まさにパラダイムシフトしていく岐路に立たされているのかもしれないなと感じました。

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出演者の荻上チキさん(左)と南部広美さん(右)



駄文、長文にも関わらず最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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2020年04月15日

感染リスクについて考えるA

どうも。
泉北のむろのぞのです。



『感染リスクについて考える』の第二弾です。

前回はインフルエンザが発生したらどうするか、について考えました。

今回は『感染経路別対策』について考えてみたいと思います。



参考図書はこちらメモ

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リスク管理実践テキスト
〜ホスピタリティに基づく医療サービス〜



感染経路には大きく分けて3つあります。
今回はその3つの経路について説明したいと思います。




@飛沫感染

インフルエンザ、風疹、流行性耳下腺炎など。
せきやくしゃみの際に飛び出す5ミクロン(1ミクロン=0.001ミリメートル)以上の大きさの飛沫に含まれる微生物が、目や鼻、気道の粘膜と接触して感染します。

今でもちょこちょこ鼻を出した状態でマスクを着用している人を見かけますが、これでは鼻からの侵入を許してしまいます。

また通常2〜3メートル以上離れたところには届かない、と言われています。

話題のソーシャル・ディスタンスはこの理屈から推奨されているということです。




A接触感染

多量の浸出液を伴う創感染、水虫、帯状疱疹、MRSA、流行性角結膜炎、角化型疥癬など。

直接接触ないし間接接触(汚れた器具や利用者さんごとに交換しなかった手袋など)により感染する。

現在(今後は普段からこれくらい徹底しないといけないのかもしれません…)ドアノブやテーブルを徹底して消毒するようになっているのはこのためです。

接触によって感染する微生物に感染している人、またはその疑いがある方には日常的な手洗いと手袋の装着を行う。




B空気感染

水痘、はしか、結核など。
長時間空気を漂い、空気の流れによって拡散され、人の気道へ吸入して感染します。

水痘、麻疹の抗体を持っていないスタッフはただちに予防接種を受ける必要があります。

また対応する際はN95マスクの着用が強く推奨されています。





全てにおいて前回同様、スタンダードプリコーションの考えに基づいて手洗い、手指消毒を徹底すること。
そしてマスクの着用が必須になります。

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↑のイラストは不織布マスクの穴と花粉やウィルスなどの大きさを比較したわかりやすいイラストです。


これからもわかるようにマスクで予防できるのは花粉、飛沫だけということがわかります。

今回流行している新型コロナウィルスは@Aの経路により感染すると言われています。



色々探していたらNHKのネット記事(ためしてガッテン)にとてもわかりやすいものがあったので、こちらも参考にしてもいいかもしれないです(てか、この記事紹介するだけで良かったカモ・・・)




以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2020年04月14日

感染リスクについて考える@

どうも。
泉北のむろのぞのです。


大阪府が昨日のお昼に、民間施設の休業要請を決定しました。


医療機関、スーパーマーケット、保育所など生活の維持に必要な業種は対象外としたみたいなので、医療・福祉従事者である我々は引き続き強い危機感を持って業務に取り組んでいかなければいけないなと感じました。


世間が新型コロナウィルス一色になっていることもあり、ここで感染症予防に関する復習を備忘録を兼ねて投稿しようと思います。




参考図書はこちらメモ

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訪問リハ危険予知トレーニング、通称『KYT』です。




今回はこの中にあるインフルエンザが発生したらどうするか?というテーマを考えてみたいと思います。

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ポイント感染予防に必要なことは何かを考えること。



予測されるリスクとして、、、

@利用者の咳嗽(せき)や喀痰(たん)により訪問スタッフがインフルエンザに感染する

A別のお宅へ訪問した際、訪問スタッフがインフルエンザキャリア(ウィルスを運ぶ)となり、他の利用者を感染させる。



などが考えられます。



インフルエンザは潜伏期間が1〜5日程度と感染力の強いウィルスです。

感染者のせきやくしゃみに含まれるウィルスを口腔、鼻腔から吸い込む(飛沫、飛沫核感染)ことで伝染します。

発症から3〜7日は排菌が続くとされています。



感染から身を守るため、スタンダードプリコーション(標準予防策https://www.jaam.jp/dictionary/dictionary/word/1030.html)
に則って手指洗浄・手指消毒やマスクの着用を行う。

また手洗い等は感染者(このケースはすでに感染が疑われる状態)との接触前後での実施がもっとも効果的。

今回は排痰の為の呼吸理学療法が実施されているため、利用者さんが気分を害さないのであればゴーグルや先日吹田のいとうさんが投稿してくださっていたフェイスガードの着用(http://active-nopsj.sblo.jp/article/187366872.html)も有効です。



利用者さんが継続してサービスを受けること、そしてそのためにはまずはスタッフの安心安全を確保することが大切です。



ただ、過度な感染対策はかえって利用者さんを不快にさせてしまうリスクも潜んでいますがく〜(落胆した顔)

私たちはそれらのリスクを考慮した上で、丁寧に説明し、納得していただけるよう工夫していく必要があるんだなと感じました。



以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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2020年04月06日

青空会議〜新卒療法士の新たな取り組み〜

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ご無沙汰しています。
どうも。
泉北の室之園です。

私事ですが、今年の4月1日付けで心意気実践チームの業務に加えて、デイサービス泉北の管理者をさせていただくことになりました。

わからないことだらけでご迷惑をおかけすることもありますが、一所懸命取り組んでまいりたいと思います。




さて今年度の泉北事業所(デイ)では伊藤さん、大家さん、谷口さんの3名の先輩療法士に加えて、仲村さん、上村さんの2名の新卒療法士が加わりました。

今回はこの新卒組療法士の初会議の様子を報告させていただきます。

新型コロナウィルスの影響もあり、3つの密を避けるため初会議は屋外にて実施しました。

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「送迎コースはどこから覚える?」

「個別リハビリはいつから始める?」

「計画書、報告書等の書類業務はいつ頃取り組む?」

「今、一番不安に思っていることはある?」




等々。。。

そこには先輩療法士らが丁寧に2人の新卒者をフォローしてくれている姿がありました。

「あぁ、これからの泉北デイのケア、リハビリテーションは彼らが中心となって創っていくんだなぁ」と思うと少し泣けてきました。

自分の役割は彼らがしたいこと、する必要があること、することが期待されていることの作業を全力でサポートしていくことだと思っています。

それが結果的には対象者(利用者)様へのサービスへと還っていくと思っています。




伊藤さん、大家さん、谷口さん、仲村さん、上村さん。

苦労することも多々ありますが、全員でフォローし合い、ピンチをチャンスに変えていきましょー!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

デイサービス泉北
室之園
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2018年12月19日

三方良しの精神

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先日、近江商人の街である滋賀県近江八幡市に行ってきました。

滋賀県のクラブハリエ推しがステキでした。

どうも。
泉北 兼 心意気実践チームのむろのぞのです。

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ある日パーキンソン病をお持ちの利用者Aさん宅へ訪問したところ、↑のチラシがありました。

よく見ると、ご本人が普段から利用しているデイサービスの1周年記念イベントのチラシです。

私「面白そうですね。Aさん行くんですか?」

Aさん「行きたいんやけど、この日はスタッフさんが送り迎えできないみたい」

私「お父さんも行ってみたいなぁって思ってるんですか?」

お父さん「僕一人だけでこの人(Aさん)を車に乗り降りさせて、車椅子積んだりはよぉでけんわ」

私「Aさんの車の乗り降りとか車椅子を車に積む介助を誰かがしてくれるんなら行ってみたいですか?」

Aさん・お父さん「そらぁ、そんなんしてくれるんなら行きたいなぁ」

私「じゃあ、僕お手伝いしますね」

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と、ゆー訳でケアマネさん、イベントをされるデイさんに連絡し、外出活動の動作評価の一環としてサポートさせていただきました。


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お父さんの運転で目的地のデイサービスまで向かいます。


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今後、お父さんの運転でAさんが外出することが可能かどうかも併せて確認させていただきました。

車線変更などもスムースに行えており、後ろから並走していても安心の運転技術でした。

あとから聞いた話によると、お父さんは元バスの運転手さんだったそうです(二種免許は返納し、現在は普通免許のみ)。

そりゃうまいはずです。


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現地に到着し、デイのリハスタッフの方にバトンタッチ。

せっかくの機会だったので、私も会に参加させていただきました。



会の内容はパーキンソン病の理解や当事者との関わり方。講師(大学のOT)考案のオリジナルパーキンソン体操の実施。最後に当事者、ご家族、スタッフらで意見交流と、あっという間の2時間でした。



Aさんは少しお疲れの様子でしたが、普段と違ったデイの雰囲気が味わえたようです。


お父さんはAさんのご病気について詳しく知る機会につながったようです。


私はデイスタッフの方に自宅での様子やリハ内容などを申し送ることができ、またデイでの様子も詳しくお聞きすることができました。


まさに三方よし、の取り組みだったのではないかなと思っています。



近江商人は三方よしだけでなく、「利真於勤」「陰徳善事」という行動哲学も残されたそうです。

●「利真於勤」(利は勤むるに於いて真なり)
利益はその任務に懸命に努力した結果に対する「おこぼれ」に過ぎないという考え方であり、営利至上主義の諫め



●「陰徳善事」(いんとくぜんじ)
人知れず善い行いをすることを言い表したもの。自己顕示や見返りを期待せず人のために尽くすこと。



「心意気」ってなに?てなったときは「近江商人」の哲学を思い出せばわかりやすい!



滋賀旅行とAさんご夫婦への関わりで、また新たに学ばせていただきました。



最後に、快くブログ掲載にご理解下さったAさんご夫婦、デイサービススタッフの皆さん。
ありがとうございました。

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(滋賀と言えばたぬきの信楽焼き。とってもスタイルの良いたぬきがいました)

最後までお読みいただき、ありがとうございます。



泉北 兼 心意気実践チーム 室之園
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2018年10月24日

マットレス勉強会@有限会社 ハッピーおがわ

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先日、映画の舞台挨拶に行ってきました。
主演の阿部サダヲさん、吉岡里帆ちゃん、監督の三木聡さんを生で拝見。
お二人が映画で歌っている歌がとても良いので、是非皆さん聴いてみて下さい。


どうも。
泉北の室之園です。

遅ればせながら10/16に実施した、マットレス勉強会の報告をさせて頂きます!

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今回は広島県にある福祉用具業者、ハッピーおがわ(以下、ハッピー)スタッフであり、義肢装具士の佐周原先生を講師にお招きし、製品体験も交えながら実施しました。

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まずはハッピーさんの様々な製品に用いられている素材、「ブレスエアー」についてのお話。
このブレスエアーは(株)東洋紡さんに製作依頼をしており、特許も取得された優れものだそうです。

この素材の繊維一本一本をランダムに絡め、ヘチマのような構造にしたものを「高反発クッション」として使用しておられるそうです。

生地は熱に強いポリエステルを使用しており、耐久性は約8万回の寝返りをしても、へたりはわずか4%と非常に丈夫なクッション。

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また通気性も良く、夏はムレ防止。冬は保温性も高いとのこと。

もし汚れても家庭のシャワーで流し洗いでき、水切り性がよいので、短時間で乾燥できるのが特徴。

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そんな高反発クッションを使ったマットレスが「ハッピーそよかぜ」という製品。

今回は1/3サイズのミニマットレスを準備して頂き、実際に寝返りを体感させて頂きました。
ちなみにレンタルはフルサイズのみだそうです。

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私も試してみましたが、一般的なマットレス特有の沈み込む感じがなく、寝返りする際に『ポンッ!』と背中から押してくれるような感覚で、非常に楽に動作が行えました。

前回の記事でも触れましたが、高反発クッションの利点は床反力を活かせること。

床反力を使うことで、その方が持っておられる寝返りや起き上がり動作能力を最大限引き出すことができます。

またハッピーさん独自の素材である「ブレスエアー」の高い通気性により、床ずれの原因の一つである「ムレ」等の皮膚トラブルも解消してくれます。

ムレだけでなく、床ずれは血流不良が原因でも起こります。
寝返りがしやすくなることは、同じ姿勢で過ごす時間が減るということなので、結果的に床ずれの治療、予防に繋がると考えられます。

高反発クッションに関しての利点ばかりお聞きしていましたが、最後に佐周原先生から「全ての床ずれに高反発クッション(マットレス)が良い!と考えるのではなく、『どういう経緯で床ずれができたのかを考える』ことが大切」という視点を教えて頂きました。



講義やマットレスに関するお話以外にも、色々な製品を体験させて頂きました。

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商品名:「やすらぎ」
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沈み込みが少ないので、長時間座っていても疲れません。

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商品名:「ハンドキーパー」
指間の汗を吸収してくれるので、ムレ防止になります。丸洗いも可能。

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商品名:「おんぶらっく」
普段の移乗介助や安全避難用具として最近販売されたそうです。

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エレベーターのない団地に住んでいる、利用者さんの移動介助に購入された施設さんもあるようです。

小人のような私でも、180cm以上ある伊藤PTを介助できました。

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あっという間の1時間でした。
私たちは福祉用具の利点、欠点を利用者さん、ご家族さんにお伝えしていく立場でもあります。

実際に私たちが製品を体験した上で説明するのと、そうでないとでは説得力が違います。

細かい説明は福祉用具相談員さんらにお願いしますが、業者さんと私たちとでは、利用者さん、家族さんにお会いする頻度が違います。

そういった点でも、私たち療法士はその人を支える物的環境にもアンテナを張っておく必要があると感じました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

泉北事業所:室之園
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2018年09月21日

勉強会のお知らせ@マットレス勉強会 有限会社 ハッピーおがわ

どうも。
泉北の室之園です。

前回の感染症予防勉強会に続いて、第二弾を考えています。

参加される方はこちらをクリック.pdf

次のテーマは『マットレス』。

皆さんはマットレスの素材や使用について色々考えられたことはありますか?

私がデイで担当していた利用者さんに、「ベッドで寝起きしにくい、起き上がりにくい」と訴えておられた方がいました。

その方のご自宅に伺ったところ、マットレスの上に布団を敷いて寝ておられました。

笑い話のようですが、実はこういった事例結構あるみたいです。

今回は有限会社ハッピーおがわ様をお呼びし、対象者に合ったマットレスの選び方や実際に寝心地を体感する勉強会を開催したいと思います。

ハッピーおがわ様のホームページはこちら

https://www.happy-ogawa.com/

ベッド上での動きが難しくなってきたことで危惧される一つに『床ずれ(褥瘡)』があります。

これはベッド上での動きが制限され、一点に圧が集中したことで起こるものです。

一点に圧が集中しないよう、低反発マットレス、エアーマットを導入する場合があります。

しかし、これらのマットには人間の自発的な動きを保証する床反力が使いにくくなる、というデメリットもあることを理解しておく必要があります。

ではどういったマットレスを使用すれば良いのか?

低反発マットレス、エアーマットを導入せずに床ずれを治すことなんかできるのか??

そういった疑問を皆さんで学び合えたらと思っています。

参加される方はこちらをクリック.pdf

泉北事業所のスタッフだけでなく、他事業所の若手療法士やデイスタッフの皆さん。
もちろん先輩療法士の皆様も関係なく、みんなで悩みを共有して何か一つでも明日からの現場に役立つようなものにできればと思っております。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

泉北事業所:室之園
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2018年09月18日

感染症勉強会 in 泉北@晦CT JAPAN

どうも。
泉北の室之園です。

先日、アナウンスした感染症勉強会を本日(9/18)開催させて頂きましたので、ご報告させて頂きます。

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今回の勉強会の講義を担当して下さったのは、大阪市生野区にある、晦CT JAPANの信田様、田中様のお二方。

晦CT JAPANさんの紹介はこの場では割愛させて頂きます(気になる方はこちら→https://www.actjapan.co.jp/)

まず初めはACT JAPANさんが開発された「ACTクロス」の商品紹介から。

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このクロス、拭き取り検査(大腸菌、黄色ぶどう球菌)を実施したところ、除去率99%以上の結果を出した優れもの。

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実際に使用効果のエビデンスも出ています。

とは、言っても実際に体験してみないと納得できないのが私たち。

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上の写真はテーブルに見立てた板にクレヨンを塗っています。

クレヨンの成分は主に油脂。

これは人間の皮脂をイメージしており、クレヨンを用いることで汚れを可視化しています。

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まずは一般的な布巾を濡らして拭いてみます。

見えにくいかもしれませんが、拭けているようで汚れが塗り拡がっています。

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「布巾でも十分拭ける!」と頑張っていましたが、やはり塗り拡げているだけでした。

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次にACTクロスを布巾同様に水で濡らして拭くと・・・





スーッと汚れが拭き取れていくことに皆さん感動していました(本当に一切サクラ無しです)

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「何で?!」「どうなってんの??」と、効果がわかると皆さん次々に体験を希望していました。

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ACTクロスの効果をさらに体験して頂く為に、次はATP拭き取り検査というキットを用いて、手のひらの菌を測定。

そしてその菌が拭き取った後でどの程度減るか、という体験をしました。

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勇気を持って体験してくれたのは木寺さん。

手のひらの菌の数はおおよそ1000が基準値と言われていますが・・・





なんと7145という基準値の7倍以上の菌が検出されました。




と、言っても人には常在菌という菌が存在し、決して菌が0ということはありません。

また、私たちは抵抗力もある為、多少菌が多くても平気なんです。

しかし、この手で手すりやドアノブ、ベッドなどに触れたら・・・

考えただけでも恐ろしいですね。。。




菌が確認できたところで、ACTクロスで拭き取り、再び測定すると・・・






これもヤラセではないかと思われますが、なんと433まで減少していました。



一通り商品紹介を終えると、皆さんから「買おっかなぁ」という声がちらほら。

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最後は先ほどの商品説明から何故、感染症対策が必要なのか。感染症対策の具体的方法は何なのか、を座学で勉強しました。

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感染対策の基本はスタンダード・プレコーション(標準的予防措置)が重要となります。

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一般的に感染症対策と聞くと、アルコールや〇ァブリーズ等でシュッシュッとするのをイメージするかと思います。

しかし、上記は「除菌(消毒)」であって、菌を取り除いている訳ではありません。

つまり、「感染症対策」とは「感染経路対策(菌を取り除く)」が大切になります。

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米国のCDC(国立疾病予防センター)ガイドラインでは、「広範囲な環境表面の消毒にアルコールは使用しないこと」「患者ケア区域では消毒剤の噴霧、広範囲にミストやエアロゾルをまき散らすような清掃方法は避けること」と記載してあります。

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以上。
約1時間の内容でしたが、大変密度の濃い、楽しい勉強会になりました。




遠いところからわざわざお越し下さった晦CT JAPANの信田様、田中様。
本当にありがとうございました!

お二人からは業務時間内でないと参加できない方がいらっしゃったらいつでも声をかけて下さい、と言って頂きました。

もしご興味のある方がいらっしゃったら、いつでもお声かけ下さい!




最後までお読み頂き、ありがとうございました。

泉北事業所:室之園
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2018年08月17日

勉強会のお知らせ〜感染症予防@株式会社 ACT JAPAN〜

どうも。
泉北の室之園です。



突然ですが皆さん。



施設室内やリハビリ道具等の掃除、消毒を行う際、『アルコール』や『次亜塩素酸』を使用していませんか?



実はコレ、正しい方法とは言えないんです。



今日の感染対策における考え方は、米国のCDC(国立疾病予防センター)が1996年に提唱された『スタンダード・プレコーション(標準的予防措置)』という病院感染対策のガイドラインとしての予防策が基本になっていると言われています。



そして、そのCDC(国立疾病予防センター)の『医療施設における環境感染制御のためのガイドライン』には・・・



ノンクリティカル(ドアノブ、ベッドなど頻繁に手が触れる部分)な器具や装置、あるいは環境表面の消毒に高水準消毒薬/液体化学滅菌剤を使用しないこと



広範囲な環境表面の消毒にアルコールは使用しないこと




と、いったことが記されており、また・・・




患者ケア区域以外の場所(例:事務所)の表面は洗剤と水による清掃が適当である。



患者ケア区域において、消毒剤の噴霧は行ってはならない。



患者ケア区域において、広範囲にミストやエアロゾル、あるいは埃をまき散らすような清掃方法は避けること。



と、記されています。



他にもたくさんあるんですが、この続きは9月に開催する勉強会に参加して頂けるとより詳しく理解できるかと思います。



下記をクリックして頂くと、勉強会の詳細を記しています。
印刷して泉北事業所までにFAXして頂けると有り難いです。



当日は外部講師の方が来て下さるので、泉北事業所のスタッフだけでなく、皆さんで学んでいけたらと思います。



泉北事業所:室之園
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2018年07月11日

装具勉強会〜小豆澤整形器製作所 川場康智さん〜

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どうも。
泉北の室之園です。

大変遅くなってしまいましたが、6/22に行われた装具勉強会の報告をさせて頂きます。

今回は小豆澤整形器製作所で義肢装具士として働いておられる、川場康智先生に講師のご依頼をさせて頂きました。

実は川場先生、以前にも私のわがままで勉強会のお願いをしたことがありました。

その時も快く引き受けて下さり、今回も二つ返事で承諾して下さった、本当にフットワークの軽い方です。

前回の勉強会の様子。
http://active-nopsj.sblo.jp/article/169067504.html

川場先生が勤務されている小豆澤整形器製作所は大阪府松原市にあり、昭和30年創業の老舗です。

小豆澤整形器製作所ホームページ
http://www.azukizawa.net/

業務形態は一人のスタッフが採型−作成−納品−修理と、製販一貫性を理念としている、今では大変珍しい企業なんです。

今回は事前に参加スタッフの方からもアンケートを募り、より現場ならではの内容にさせて頂きました。

テーマは大きく分けて5項目。

@装具の役割
A装具の矯正力
B主な短下肢装具
C生活期の装具
D装具の支給体系

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@装具の役割
装具と一口に言っても用途は様々あり、装着される方の目的によって変わってきます。

一般的に「屋外歩行訓練で(装具を)使って体力をつけよう!」といった目的で用いるものを治療用(訓練用)装具。

「通勤で楽に歩くために着けよう!」といった目的で用いるものを機能代償用(更生用)装具と言うそうです。

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A装具の矯正力
矯正力(制御)にはいくつか種類があり、「固定」「遊動」「制限」「制動」「補助」があります。

「固定」は文字通り、動かないようにする。

「遊動」は装着者の意思ではなく、無抵抗に動く。

「制限」は動かないのではなく、ある角度からは動かなくなる。

「制動」はブレーキをかけながら動いていく。

「補助」は装着者の動きを助ける。

ちなみに「制動」の反作用が「補助」だそうです。

同じシューホーンタイプでも、踵部分をくり抜いた物と抜かない物で、制動力が半分以下になるそうです。

矯正力の種類がいくつもあることは、それだけ装具はただ部位を固定すれば良いという訳ではなく、その方の歩容を観察し、どの動きをサポートし、どの動きを出さないようにするか、といった歩行分析力が必要になります。

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B主な短下肢装具(Ancle Foot Orthosis)
制動力の決定因子になるのは
・プラスチックの材質(ポリプロピレンなど)。
・プラスチックの厚み(3o、4mm、5mm)
・トリミングライン(足関節部や踵部)
・足関節周囲の形状(コルゲーション、前額面・水平断面の形状)

以上によって決められます。

踵部分をカットした大牟田式、タマラックやゲイトソリューションという継手が付いたAFO、金属支柱が付いているAFO、カーボン素材のAFOなど様々あります。

また靴の選定も大切であり、装具の性能を生かすも殺すも靴次第であるとおっしゃっていました。

チェックするポイントとしては、差高と周囲(ワイズ)、インソールが取り外し可能な物を選ぶことが大切だと教えて頂きました。

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C生活期の装具
生活期における装具の諸問題を挙げられ、「適応であるにも関わらず装着していない」「装具を使用しているが、破損や不適合がある」ことを教えて下さいました。

ここでは少し川場先生の会社の取り組みを交えて報告させて頂きます。

小豆澤整形器製作所さんでは即日修理が可能で、実に7割がその場で修理されるそうです。

費用は基本自費で、¥1500〜¥5000が相場になるそうです。

そしてスゴイなと感じたのが、自社他社製問わず、気になる装具であれば何でも修理して下さるそうです。

これらは「破損に気づいても修理の依頼先が不明確なため放置されている」という諸問題を解決する為の取り組みではないかなと思いました。

生活期ではフォローが不十分な為、リスクを勘案した装具処方が必要であること。

装具のトラブルに対し、迅速に対処できるネットワーク(関連職種を交えた地域交流会も実施されているそうです)の構築が必要だということを学びました。

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D装具の支給体系
地域リハビリテーション分野で仕事させて頂いていると、こういった制度に関する情報を知っているといないとで連携スピードが全く違うことを痛感します。

「@装具の役割」でもお伝えした、治療用装具と機能代償用装具で説明すると、

治療用装具は訓練(リハビリ)を目的に作成する装具であり、医療保険が適用(一時立替え)となります。

こちらの場合、主治医(かかりつけ医)に装具が必要であることの説明を行い、同意を頂く必要があります。

一方、機能代償用装具は生活場面での使用を目的とする為、身体障害者手帳が適用となり、こちらは応益負担となります。

こちらはまず役所に申告し、判定が得られた時点で作成に取り掛かります。

判定は直接判定と文書判定があり、直接判定では当事者・作成者側の意向がうまく伝わらず、こちらが作りたい物と違う物ができるリスクがあるそうです。

また金額面という点もやはり気になる部分です。

義足一つ作成した場合、約60万円もかかる場合がある為、ご本人、ご家族の費用負担も十分考慮する必要があります。

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これら全ての内容を理解しなくても、気になる方がいればいつでも相談して下さい!と話して下さったところで、楽しい勉強会が終わりました。

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ブログで報告することで、私自身にとっては備忘録にすることができたのでとても良かったです。

お忙しい中、快く講師を引き受けて下さった川場先生。

事前アンケートにご協力頂いた各事業所療法士の皆さん。

ブログでは触れていませんでしたが、2回目の川場先生の勉強会企画のキッカケを下さった泉北事業所の前田さん。

当日の会場設営や資料準備にご協力下さった長西さん。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

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そして、こんな読みにくい文章を最後までお読み頂いた皆さん。
本当にありがとうございました。

追加情報や間違っている箇所などありましたら、コメント欄への記入お願いします!

泉北事業所:室之園
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2018年07月06日

また畑がしたい〜成長×拡大×収穫〜

どうも。
泉北の室之園です。



4月から開始した畑作り。



1回目の記事
http://active-nopsj.sblo.jp/article/182845440.html

2回目の記事
http://active-nopsj.sblo.jp/article/183313914.html

3回目の記事(畑作りから生まれた新たな活動)
http://active-nopsj.sblo.jp/article/183314178.html



あれから約3ヵ月。



畑だけじゃなく、私たちのケア、リハビリテーションに対する考え方も成長してきていることを実感しています。



今ではデイを利用される皆さんが畑の成長を気にかけて下さるようになりました。



お一人の利用者さんから始まった畑作りも、他の利用者さんへとドンドン拡大していきつつあります。



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トマトが大きくなってきたので新たに支柱を立てて下さる方。



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成長した野菜の収穫を手伝って下さる方。



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「写真?美人に写してくれるんなら使っていいよグッド(上向き矢印)

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はい。
使わせてもらいますm(__)m





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そして、お馴染みHさん。
この日の天気は大雨雨
にも関わらず、「ちょっとトマト見てくるわ!」
と、早歩きで外へと行かれました。



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「このトマト良く出来てるからもらうね!」
と、持って帰るかと思いきや…。








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その場で喰らうexclamation×2



でもこれが本来のHさんの姿なのかもしれないなぁと感じました。



これからもHさんのように、その人らしい姿が見えるような関わりやお手伝いをしていきたいと思いますexclamation×2



泉北ファームはこれからも続きますダッシュ(走り出すさま)


最期までお読み頂き、ありがとうございました。



泉北事業所:室之園
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2018年06月11日

歩こう&自転車会 in 大泉緑地公園

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どうも。
泉北の室之園です。

先日、泉北事業所で「歩こう会 in 大泉緑地公園」を実施しました。

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本企画は普段の運動(屋外歩行など)では歩ける範囲も限られており、もうちょっと色んな場所を歩けたらなぁという利用者さんの思いから始まりました。

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また、病前から趣味だった自転車走行が難しくなってきた方もおられ、評価を兼ねた会にもできたらと思い、「自転車会」も付け加えることにしました。

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場所決めや周遊コース、休憩ポイント等、出来る限り利用者さん達の力で考えて頂きたいと思い、スタッフの介入は最小限にすることにしました。

したがって、大泉緑地公園という場所にしたのも、利用者さんからの発案でした。

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「あそこ(大泉緑地公園)だと今何キロ歩いたかが地面に記してあるからわからやすいと思うよ」

「トイレやベンチは各場所に設置してあるから休憩するには丁度良いんじゃないかな」

「近くにマクドがあるし、そこで休憩してもえぇんちゃうか〜」

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「道が悪い所とかをあえて杖で歩く練習したいな!」

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「ハーブ園がとてもキレイだからそこを歩くポイントにしたらどうかな」

などなど。

利用者さんから様々な主体的発言を聞くことができました。

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自転車を乗る利用者さん。
それを追いかける伊藤さん。
それを撮影する北山さん。

自転車走行練習を動画撮影し、本人にお見せすることで、どこが危険なポイントか、どこに注意して行う必要があるかを目で見て確認して頂くようにしました。

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運動後の休憩。
2人とも良い顔してます。

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公園に到着してからはある程度歩くペースが同じ方々に分かれて行いました。

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当初自転車走行する予定ではなかった利用者さんも空いた時間で少し練習を。
数年ぶりの自転車走行だったそうですが、見事な走行でした。

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今回の企画を通して、今まで見えにくかった課題をたくさん見つけることができました。

利用者さんの主体的かつ個別性のある思いを形にするには、どういった想像力と創造力が必要か。

形にしたモノを継続し、スタッフがムリなく続けていくにはどういった工夫が必要か。

まだまだ考えられることは山ほどあると思います。

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今回のイベントは参加したスタッフだけでなく、

利用者さんのサービス調整を図って下さった担当ケアマネさん。

デイに残って手が足りない部分をフォローして下さったケア職の皆さん。

参加した利用者さんの詳細な情報を提供して下さった療法士の皆さん。

たくさんの方々の協力で実施できたと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

泉北事業所:室之園
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