


堺ST東田です。
緊急事態宣言が発令されてから3日後の4月10日(金)、泉北の中村ST、堺の知花STと3名でオンライン勉強会を行いました!
これまでは泉北のデイに集まって月に1回の勉強会を続けてきましたが、コロナウイルス感染症対策としてwebミーティングサービス「zoom」を利用しました。
リモートワークやオンライン学習の機会が増え、世界中で導入が進んでいるzoomですが、勉強会にも最適なツールで、それぞれが自宅に居ながらこれまでと変わりない勉強会ができました。
zoom
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
オレンジ色のアイコンをクリックし、ミーティングIDを共有してスタート。
最初はそれぞれの顔が表示されテレビ電話のような形で始まりますが、「画面共有」機能を使うと、1人の参加者のパソコン画面が他の参加者の画面に共有されます。
中村STのパソコン画面に映っているパワーポイントの画面が、我が家のテレビに映しだされました。知花STのスマホにも同じ画面が映っています。
パワーポイント画面、音声、カメラ映像を通して、勉強会は問題なく進みます。
知花STが質問し、中村STが答える様子です。私も聴いていて勉強になります。1人で自宅学習をしていては生まれない学びです。
この度の緊急事態宣言を受けてのオンライン勉強会でしたが、これまでと同じように勉強会ができました。
移動時間などの節約にも繋がり、コロナウイルス収束後もこの形が定着するかもしれません。
次回は、中村STのご友人で現在大学院で研究をされているSTの先生にご参加いただいて、勉強会を行う予定です。場所の制約のないオンラインならではのゲストです。
大変な時期ではありますが、今後ともこのような形でオンライン勉強会を続けて行きます!
堺ST東田
アクティブデイサービス堺で定期的に行なっている失語症の当事者会「らふとーく」を開催しました。今回で5回目を数えます。
【内容】
@近況報告
Aレシピ当てゲーム
B集合写真撮影
初回から1年が経過した「らふとーく」も、回を重ねるごとに参加者様同士の交流が深まって参りました。
毎回行う近況報告も、当初はST進行のもと参加者様1人1人が順番に発表するような形でした。
しかし、交流が進むにつれて参加者様同士の自発的なやりとりがメインになっていきました。
また、ゲームにおいても、率先してお互い協力し合う場面が多くなりました。
当事者会といっても初めはSTがサポートする面が強かった「らふとーく」でしたが、最近の参加者様同士のやりとりの変化を見る中で、「らふとーく」は、もっと参加者様の主体性・自主性のある会にできると考えるようになりました。
そこで今回から、STが行なっていた事を少しずつ参加者様の役割にシフトして行くことを提案させていただきました。
【@近況報告】
役割をシフトするはじめの一歩として、いつも参加してくださるS様に近況報告の司会進行をしていただきました!
これまでも率先して会話を広げ、時に耳を傾ける様子が印象的だったS様。今回はプログラムを事前に準備し、見事に司会進行をされていました。
映画の話や、宮古島に旅行に行った話、健康診断の話など・・・
それぞれの持ち寄った話をきっかけに様々なやり取りが生まれていました。
話題に出た場所や映画などをタブレットで調べてくださる方も!
そこからまた新たに話が膨らみました。
そして今回、もうひとつ大きな挑戦がありました!
前回の「らふとーく」で、いつも参加されているT様が「らふとーくに自力でバスで来れるようになりたい!」と目標をお話されていました。
そこで、スタッフ付き添いでバスを利用し「らふとーく」に参加することを目標に、ST・OTで協力し昨年の12月から外出支援に向けた準備を行なっていました。
バス停までの歩行、バスの乗り降り、お金の支払い、そして移動に必要な様々な言語情報を得る事などなど・・・
時に戸惑いながらも経験を積む事で少しずつ目標へと前進して行ったT様。
様々な練習と準備を重ねこの日を迎えられました。
そして、バスで実際に来られる様子を同行して撮影し、その動画を他の参加者様にも見ていただきました。
初めての挑戦であるにも変わらず次々と練習の成果を発揮されたT様。
他の参加者様にもT様のこれまでの積み重ねと、この挑戦がいかに大きな一歩か伝わったようでした。
そして無事デイに到着!
この様子を見て、感動して涙される方もおられました。失語症という同じ困難と向き合う仲間だからこそ生まれる共感だったと思います。
また、「私も一緒にバスで行きたい!」と名乗り出る方も現れました。
T様の活動が他の利用者様の新しい目標に繋がったようです。
当事者会の意義を大きく感じる瞬間でした。
【Aレシピ当てゲーム】
今回はレシピ動画を見ながら、どんな料理ができるか当てるゲームを行いました!
失語症がある方にとって文字や数字で書かれたレシピを見ながら料理をすることは、ハードルの高いことです。
しかしこの動画は、文字や数字の説明はごく最小限で、ほとんど映像だけでレシピを紹介してくれます。
失語症のタイプや重症度に関わらずみんなで楽しめると考え、この動画を使ったゲームを考案しました。
個人戦でレシピを予想しながらカルタのようにカードを取って勝敗を競う予定だったのですが・・・
あれじゃないか、これじゃないかと5人で話し合い・・・
さらにはカードを取り合うどころか譲り合う展開も。
本当に仲のいいメンバーです。
そして、ゲームの最中「あの料理作ってみたい!」という声が多く上がっていました。
参加者様は5名とも女性で、御家庭で長い間料理をされていました。そんな皆様らしい感想です。
次回以降、好評だったレシピを作って食べる機会を設けられたら面白いなと考えています。
【B写真撮影】
今回はSTがやっていた司会を引き受けてくださる方が現れ、送迎ではなくバスで来る事を実現された方もおられ、参加者様1人1人の自立と、会そのものの自主性が大きく前進した回だったと思います!
今後もこの傾向が続くように参加者様とSTで協力していけたらと考えます。
興味を持たれた方は是非問い合わせください。
堺ST東田
12月にアクティブデイサービス堺で、第4回失語症当事者会「らふとーく」を開催しました。
今回もいつもの5名の方が参加してくださいました。
すっかり顔なじみになり、会が始まる前から盛り上がっていました!
MENU
・近況報告
・並べ替えゲーム
・クリスマスプレゼント
【近況報告】
今回も近況報告からスタート。
皆さんそれぞれ面白いお話を持ってきてくださいました!
芸能人を見かけた話、野球の話・・・
ドラマの話、お出かけした話などなど・・・
いつも通り、話し始めると止まりません。
また、今回はこれまでとは違い、STが話を振って参加者がお話するだけではなく、参加者さん同士の会話が発展していって話が進んでいく様子が多く見られました。
より自立した形で参加したいと考える方が出始めたり、STの助けなしに会が進んだりと、らふとーくがより「当事者会」らしくなって来たように思います。
話が弾んで、30分を予定していた近況報告は気づくと45分に!
【並べ替えゲーム】
クリスマスと、2019年の振り返りをテーマに並べ替えゲームを行いました!
1回戦は、クリスマスプレゼントにちなんで流行したおもちゃを年代順に並べるゲームです。
「たまごっちは最近のような気がする!」
「ダッコちゃん人形はもっと昔!」などなど、次々とやりとりが生まれていました。
2回戦は、2019年の出来事を振り返り、起こった順番に並べるゲームを行いました。
しかしそこは仲間と協力して!
2020年も良い年に年になりますように。
【クリスマスプレゼント】
最後はサプライズ!
クリスマスプレゼントです!
かわいいクッキーでした。
【記念撮影】
同じ境遇の仲間で集まって楽しむ会を越えて、少しずつ自立した「当事者会」らしい雰囲気になってきたかと思います。
これからもより一層、参加者さん一人ひとりの自主性によって発展していく会になればと思います。
次回は2月を予定しております!
興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせください!
堺 ST東田
イベント後「楽しかった。」「毎月やりたい。」等の充実感・満足感の声があがる一方で、以降の生活において変化が生じた方は多くなく、「〇〇に行きたいから企画してほしい。」との受動的な意見や「みんなと一緒にやりたいけど何をしたらいいか分からない。」と戸惑いの声がありました。
そこで今回それぞれ好きな活動ごとに自主グループを設立し、自己選択・自己決定で企画から実施までの流れを可能な限り自らの意志、責任で行うことで成功体験へとつなげ、グループの活動の継続や自ら新たな活動・参加に繋がるよう支援しました。
今回はその自主グループのひとつの「カラオケの会」。
企画するにあたり何が必要か、何が不安か一緒に話し合い。
@移動手段 A連絡手段 B場所の確保
上記3つが上がりました。
@移動手段については
現地までの移動は公共交通機関またはご家族様の支援を活用等、それぞれで検討していただき、相談があった場合のみ療法士が対応することにしました。
A連絡手段
個人情報の保護のため、イベント用の連絡ノートを作成連絡を取り合いました。
B場所の確保について
設立初期は過去にアクティブクラブで使用したカラオケ店を利用。
家が近い方に予約をお願いするなど役割分担を療法士と一緒に検討しました。
開催場所変更に伴って移動に不安がある方がおられました。そこで療法士が店内を確認し、ノートで全員に共有していただきました。
第一回の様子です。
最初はカラオケのリモコンに苦戦していたようです。
第3回目の様子です。
この日は悪天候もありお休みされる方もいましたが、無事開催に至りました。
見学実習で学生さんが来られていたため、自主グループの目的等見学を通じて知って頂きました。
店内ではカラオケのリモコンの使い方が分かる方は率先して操作し、ドリンクの運搬は移動能力に長けた方が中心となり役割分担して協力しています。
現在は療法士の関与なく、毎月ご自身たちで企画して継続して実施に至っています。
「一曲でも多く歌えるように曲のリストを作って持っていっている。」
「どうしたら多くの人がカラオケに集まるかな。」
「ノートやと見ない人もいるからポスター作ってみてもいいかも。」
「みんな家に引きこもりがちやから、この場を活用して集まるのは大切。」
「(カラオケ仲間で)食事に行きたい。」など
新たな活動の場を通じて、自発的な意見や行動が増えてきています。
こんにちは。堺STの東田です。
暑さも落ち着き、ひと雨ごとに秋が深まる季節になりましたね。
アクティブデイサービス堺で、第3回失語症当事者会「らふとーく」を開催しました。
これまでも参加してくださった5名の方が今回も参加してくださいました。皆さん毎回この会を楽しみにしてくださっており、嬉しいかぎりです。
今回は
・近況報告
・有名人神経衰弱
を行いました。
【近況報告】
まずは初参加の職員の自己紹介から。
心意気実践チーム・松原OTの日野上(ヒノガミ)さんには5分以上もお話いただきました。
鈴鹿サーキットのプールに行った話で、皆さん大笑いしながら聞いていました!
面白いお話に「えー!」「うそー!!」と声が飛んでいました。
すっかり場が和んで皆さん話しやすくなったのではないかと思います。
その後も、和気あいあいとした楽しい雰囲気で近況報告は進みました。
「最近の阪神やカープの話」「ショッピングモールで見たトイプードルの話」など、日々の出来事について盛り上がることもあれば・・・
誰かが「言葉の出にくさ」について話すと周りから次々と共感の声が飛んで来たりと、当事者会ならではのやりとりが多く聞かれました。
みなさん普段デイなどでお会いするとき以上に、笑顔で積極的にたくさんお話をされていました。
日々の困りごとを共感し合えたり、楽しい話題で盛り上がれる仲間がいるとお話しが進みます。
この会の意義を強く感じる瞬間です。
話はつきません!
【有名人神経衰弱】
今回のゲームは「有名人神経衰弱」!
ピンクの札の写真と、青の札の名前が揃ったらカードをゲットできるルールです。
最初は
「こんなん出来んかも」
「名前を思い出せんかも」と言う声も。
しかし、いざ始まってみると・・・
大盛り上がりでした!
3人1組のチーム戦で行いました。
ある人は写真の札を覚えて、ある人は名前の札を覚えて、またある人は名前を読んで。
皆で協力し合えば「できないかも」という不安はどこへやら。
「あの札だったと思う!」「これはさっき見た!」と次々とやりとりが生まれます。
実はこちらで次のゲームも用意していたのですが、
白熱しまして今回は「有名人神経衰弱」だけで終了に!
【記念撮影】
最後は記念撮影。皆さんいい笑顔です!
お越しくださった皆様にとって「らふとーく」が同じ境遇の仲間と触れ合える機会や、外出のきっかけなどになれば幸いです。
次回は12月を予定しております!
興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせください!
堺 ST東田
皆さん、こんにちは。朝晩は涼しくなり、寝るときもクーラーから扇風機に切り替わった方も多いのではないでしょうか?
堺のOT山脇です。
先日行われた、あれそれカフェについて報告させていただきます。
第17回を迎えましたあれそれカフェですが、今回は”食欲の秋”をテーマに『喉に詰まりにくい団子』を作りました。
中秋の名月の際に、お団子をお供えする風習がありますが、それが何故なのか皆さんは知っていますか?
実は、お月見の行事が広まったのは江戸時代で、
お米の収穫の時期が近い9月に、とれたてのお米を団子にして収穫を祝ったと伝えられています。
さて、調理の前に、まず東田STから@飲み込み、A姿勢、一口量、B飲み込みやすい食べ物 という
3つのテーマに分けて講義を行っていただきました。
今回、皆さんで作るお団子は、窒息事故の多さは全体の順位では8位で少し低めなのですが、
命の危険がある事故に繋がる"重症度"では、お餅の次に高い第2位なんです!
皆さんご存知でしたか?
講義中に、私、山脇と澤田OTで下準備を初めます。
今回のお団子作りでは、(白玉粉+水)ではなく(白玉粉+豆腐)で作ることによって
より滑らかな食べやすいお団子にしています。
そして、東田STからの講義が終了後には、皆さんでお団子を丸めて頂きます。
片麻痺のKさんは、右手で丸めています。日頃から料理をされているKさんはさすがの腕前です。
Nさんが小分けにしたお団子を、Sさんが丸めるという女性陣の華麗な連携プレーも見せていただきました。
丸いお団子にしたりハート型にしたり、皆さんの個性が光っていました。
そして、茹で上げたあとは、みたらしをかけて完成です。
沢山完成したのでスタッフも美味しく頂きました。ありがとうございます(^^)/
もちもちしており、豆腐の風味も感じられる、のどごしがツルッとしたお団子でした。
材料やレシピは下記に↓↓↓
*材料*
お団子(柔らかめに完成するので、硬さは豆腐の量で調整してください)
・豆腐(今回は絹ごし豆腐で作りました)350g
・白玉粉 200g
みたらし(甘さ控えめです。かなりの量ができるので、半量でも構わないかもしれません。)
・砂糖/大さじ4
・醤油/大さじ4
・片栗粉/大さじ2
・水/200ml
今回は、粉砂糖や減塩醤油を使用しカロリーや塩分、甘さは控えめです。
*作り方*
@豆腐と白玉粉をダマがなくなるまで混ぜる。
A丸めた生地を一口サイズに丸める(茹でると少しだけ膨らみます)。
B沸騰したお湯でお団子を茹でる。
C浮き上がってきたら、水でしめる。
Dみたらしをかけたら完成☆
※みたらしは、すべての調味料を混ぜて、とろみが付くまで焦げないように混ぜながら火にかけたら完成☆
冷えたら固まってくるのでその際は軽くレンジでチンしてください。
みなさんもぜひ作ってみてください。
次回のあれそれカフェはアンジェラのりこ先生を迎えて『歌おう会』です。
11月15日(金)に開催予定です。
沢山の方のご参加お待ちしています。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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