2019年12月06日

復活の朝 ~札幌発リハビリテーション物語~


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


岡本五十雄先生(リハビリテーション医、整形外科医)のリハビリテーションチーム医療の名著!
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□内容紹介
「生きる意味」とは何なのか。障害を負った患者がリハビリ・チーム医療の中で絶望の淵から立ち直り、新たな人生へと踏み出す様々な事例を追った、感動の医療ストーリー。介護時代に必読の一冊。(解説・三浦光世) 

□脳卒中や交通事故で重い障害を背負った人々がたどる、苦しく、迷いにみちた旅路。しかし、家族やリハビリ・チームに支えられ、それぞれが新しい人生を見いだし、勇気ある再出発を果たしていく。生きる意味とは何か。本当の「社会復帰」とは何なのか。自らも悩みながら患者に寄り添ってきた医師が見た、感動的な人間復権の物語と、医療現場から伝える新しいリハビリテーション医療の可能性。
(Amazonより)


□心意気的ナナメ読み

○ナラティブ・ベースド・メディスンとパーソン・センタード・ケア

本書を読むと登場される患者さんの物語りがスッと入り込んできて、その情景が浮かんできます。

そこですぐに思いついたのがこの二つの言葉でした。

本書が出版されたのが2000年。

著者の岡本五十雄先生がリハビリテーション医療の現場で、真剣に日々奮闘されてきたのがそれよりかなり以前から。

衝撃でした。

その1980~90年代から2000年代にかけて、ナラティブ・ベースド・メディスンとパーソン・センタード・アプローチの実践された事実が、本書では生々しく描かれています。

登場される患者さん、岡本先生、看護師、リハ職、MSW等のリハ医療チームの"迷い道、戻り道"を読めば読むほど、その衝撃が拡がりました。

患者さんとそのご家族を主体に、リハチーム医療を展開されたことがまっすぐに描かれています。


○家庭内での役割を持つことの大切さ
○役割作りするには発想の転換が肝要

患者さんがご自宅へ退院される際に、ついつい見過ごされがちな役割作りの大切についても具体的な関わりが記されています。

そのなかでキモになるのが発送の転換。

共働き夫婦の男性患者さんの家事について、料理や買い物等をすることの楽しさと近所付き合いの拡がり等。


○働き方、生き方の見直しのタイミング

人生半ばで中途障害となるのが脳卒中。それこそが人生の中で、自分自身の働き方、生き方を見直しする大きなタイミングとなる。


○女性片麻痺の家事自立の壁
○障害に対する家族の受容が非常に大事
○"病院での自立≠家庭での自立"

家族が危険だから、時間がかかるから、常に見守りが必要だから等という理由で、自立できていないことが訪問リハ、生活期リハの在宅医療介護の現場でも散見されます。

回復期を過ぎた生活期と呼ばれる在宅生活では、心身機能の向上を大きく望めないことは広く知られていると思います。

しかしながら患者さん、利用者さん、ご家族さまに心から共感し、その生き方や価値観に尊重した関わりを通して、言語機能や歩行等の心身機能向上に加え、ご家族内での役割を果たされ、QOL(生活、人生の質)が向上されているのを目の当たりにすることもあります。

障害を負いながらも患者さん、利用者さんの新たな人生を切り拓くお手伝いを微力ながらさせていただくという姿勢が、訪問看護リハ、生活期の看護師やリハビリテーション職には常に問われていると、あらためて感じました。


○迷い道、戻り道
○家族の受容は経済的、家庭的な問題があれば遅れやすい

障害の状態を認めざるをえないことも感じとっていても、わかっていても、次に起こりうる現実から目を背けていたいという家族の精神心理状態。

これに経済的、家庭的な問題があれば疾患や障害の受容は遅れると、調査結果もふまえ記されています。

患者、家族への説明の仕方において、医療行動経済学や心理学的な
視点を取り入れ、工夫することも必要ではないでしょうか。


〇「大切なことを忘れていませんか」「なんとか治してみるという気迫や自信を」という看護師さんからの言葉
〇恐いことは治療法がないものに対して、何をしてもうまくいかないと思い込んでしまうこと
〇患者さん自身つらい思いでいることも忘れてしまうこと

岡本先生ご自身が経験されたチーム医療を成すために必要な根幹が記されています。



先日のリハビリテーション・ケア合同研究大会で偶然再会した岡本先生から頂いた本書。

後日、電話にてお礼を伝えました。

障がい受容について、
「現在の障がいのある状態、これが自分であると認められること」

「患者さんのこころの内、主観的なものを医療者側が客観的なものにしようとしている」

「医療者側が患者さんとその家族に、知ってもらうべき、知ってもらないといけないと思って、辛いこころの内を聴かないで働きかけていないか、本当にそれでいいのだろうか」

また、岡本先生がされた最近の調査結果から、障害を受け止めながらも"よくなるのであればどんなことでもする"という気持ちを持つことがわかっています。

医療者側はこのことを忘れてはならないと思います。

電話の最後に、
「腰も脚も痛いけどこんな年になっても、しゃがんで患者さんと同じ目線で、友だちのように話すようにしているよゥ」
と、優しい声で話す岡本先生でした。

再会の約束をして受話器を置きました。
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2019年11月22日

(参加報告A)リハビリテーション・ケア合同研究大会2019 第2日目

心意気実践チームの日野上といとうです。


今日は2日目。

朝8時過ぎからポスター掲示へ。
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▼ポスター発表内容↓

日野上さんは発表のある14時まではポスター前に立ち止まった方々に声をかけまくっていました。
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また違う人を捕まえて…
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▼心意気実践チームの取り組み↓

ポスター発表が始まると人がわんさかと来られます。
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いよいよ発表が始まりました。
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朝から何度も繰り返して、立ち止まった方々に説明したことで、中身がブラッシュアップされて、一昨日、昨日の予援会とは全く違う聴きやすさになっていました。

一緒に発表を聴いていただいた弊社アドバイザーのリハ医の小野先生からも、
「話すのうまいなー、心意気実践チームのやってることがよう分かりましたわ」。
と、お褒めの言葉をくださいました!

発表時間がおしてきて、1分前の案内に、「えーもう1分前っすか」ってタイムキーパーさんにまさかのツッコミ(爆)

そのあとからやはりいつもの大阪弁炸裂!

座長の先生が苦笑いする位、日野上さんの熱さが熱が伝わり、会場もほっこりしました。


いとうのポスター発表です。
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▼ともに行なう訪問介護事業所の取り組み↓

いつものように質問はありませんでしたが、個別にたくさんの方々にご説明させてもらえよかったです。

今回もたくさんの再会や新しく繋がった方もたくさんありました。

OT1年目からお世話になっていた沖縄のOT仲間から、
「いとう君らしい発表だったよー」
と、言ってもらえたのが何より嬉しかったです。


今回の取り組みや発表につきましては、利用者さま、職場のみなさまのご理解とご協力ありがとうございました。


追記

心意気的備忘録)

1.
「地域包括ケアに資する地域リハビリテーション」浜村明徳先生(小倉リハビリテーション病院名誉院長)
○「地域包括ケア時代のリハに期待されるものは"つながり"への支援
→自立支援のリハ
→重度化予防のリハ
→その人らしい生活の獲得を支援するリハ
→地域連携・ネットワークづくりを担うリハ
→地域づくりに資するリハ
○「生活支援と社会的な人のつながりをどのように組み込むか」
→つながりこそが、社会的孤立を防ぎ、尊厳ある生活を支える上で重要になってくる
→病院が行なうつながりに向けた支援(患者様の友人、家族等)
→デイケアからつながりの場(隣人や町会等)に出向く支援
○「関係性を意識した働きかけができる人材を」
→本人と家族、地域等の関係性を意識した働きかけができる専門職人材が不可欠
→地域との関わりをもつ専門職人材の育成

2.
「関節リウマチのトータルマネージメント -薬物治療とリハビリテーション介入の重要性」松下功先生(富山大学附属病院整形外科・リハビリテーション部 診療教授)
○診療の目安となる検査数値
→CRP,WBC,Hb
▼検査・診断について
https://rheuma.jp/about/checkup.html(”リウマチとは”⇒”検査・診断”)
→VAS(痛み),DAS28-ESR(総合疾患活動性指標、病気の活動性の指標),HAQ(機能障害の程度)
等々
DAS(ダス)とHAQ(ハック)
https://rheuma.jp/cure/effect.html(”リウマチの治療”⇒”治療の効果”)
○作業療法は高いレベルのエビデンスがある(関節リウマチ診療ガイドラインより) 
→関節保護に関する指導
→新薬の生物学的製剤を服用していても関節保護は有効
→包括的な作業療法(限定的)
→スプリント療法
○有酸素運動、筋トレの推奨
→関節エコーにて滑膜炎は少しあるものの問題無し
片脚スクワット、ヒールレッグ、ランジ
→ロコモトレーニング(日整会)
→評価は股関節外転、膝伸展等
○サルコペニアはリウマチの人が多い
→運動療法のエビデンスレベルが高い
→有酸素運動、筋力トレーニング、プールエクササイズを1.25時間を週2回でも関節変化無し
○軽い運動より強い強度の運動ができれば、筋力向上、転倒予防、QOL向上につながる
○活動量の調節、ペース配分、過用の予防指導(変形等)

3.
「共生社会に向けたデザインの力」
荒井利春先生(荒井利春実験工房代表 金沢美術工芸大学名誉教授)
○「対象者の方のユニバーサルデザインを考える時に、チェックシートは用いない。現場で当事者の方が感じている違和感や切実感がデザインのエネルギーになる、連帯感がウ生まれる」 
○「当事者の方々と対話を重ねてするトライアンドエラーが関係性をつくる、そして使ってもらう」
○「こうしてくださいと、セラピスト側がデザイナーに投げるのではなく、ともに創造してください」

▼Design for allとデザイン思考

4.
「いきいき元気な高齢社会」
大田仁史先生(茨城県福祉プラザ)
○「ユーモアで長生き」
○「つながりで介護予防」
○「ボランティア活動で長生き」
○「リハビリ体操で長生き」
○「リハビリ体操指導士で新たな役割作り、住民が住民を育てる仕組み作りを」
○「一人でも多くつながりを持って、リハビリ体操等の介護予防で、一日でも長生きするしかない」


☆うまいもんメモ
金沢おでん)
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ちくわの下に麸が入ってるんやで。
年配の方々が元気に働いておられてパワーをもらえました。
「勝一(カツイチ)」さん

心意気実践チームの日野上(ヒノガミ)です。
今回の発表では心意気実践チームの取り組みの中でも、ともに行う訪問介護事業所・自費サービスと訪問リハビリの連携についての発表を行いました。
訪問リハビリで出来るようになった動作は訪問介護の見守り的援助に移行するとスムーズなサービス移行になるのではないかと発表では伝えていたのですが、「そんな支援の仕方があると知らなかった」との反応が多く聞かれており、支援の方法を伝えるためにも色々な場所でアピールをしないといけないなと感じました。
また、ポスターに「いいよ」ボタンを設置したところ、11いいよ、を頂きました。
押してくださった方、ありがとうございます。

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2019年11月21日

(参加報告@)リハビリテーション・ケア合同研究大会 金沢2019 第一日目。

人材開発室・心意気実践チームいとう、心意気実践チーム日野上(ひのがみ)です。


会場は金沢駅前。
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ポスター会場の視察へ。
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地下街の一角で吹きっさらしで寒い…

大勢の方々が来場されています。
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介護予防事業等に関するポスターを重点的に見て回っていた日野上さんは発表者の方々に質問しまくっています。
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初日の午前中はラグビー愛好家でもある初台リハビリテーション病院の石川誠先生によるリハビリテーション・マインドの講演を聴いて、パワーをいただきました。

「リハ医療チームはラグビーの
"One For All For One"と同じ」。
と、何度も繰り返されていました。

▼「心の病と社会復帰」(蜂矢英彦著、岩波新書)でも同じようなことを書いていると本の紹介がありました。

日本の地域リハの父、澤村誠志先生の言葉の紹介も。
「リハとは地域リハのことだ」
「地域社会を支えないリハはリハとはいわない」
「地域社会で実践することが大切だ」
○ノーマライゼーションの父
バンク・ミケルセン氏
○ノーマライゼーションの育ての親
ベンクト・ニーリエ氏
○プライマリ・ケア
○IL運動
○アメリカリハ医学会の1979年以降のADL重視からQOL向上へシフトした背景
 
等々の障害者の権利に関する歴史的な経緯から、先生ご自身の現在までの歩みをたどるお話しでした。

英語の経済学者アルフレッド・マーシャル氏の言葉も紹介がありました。
「Cool Heads But Warm Hearts.」

講演後に20年近くぶりにご挨拶にうかがうとネクタイ等にもラグビー日本代表の桜が。


昼休みは札幌のクラーク病院顧問のリハ医岡本五十雄先生と神戸でのリハ医学会学術集会以来の嬉しい再会がありました。
▼今年6月のリハ医学会学術集会はこちら↓

運良く昼ご飯をご一緒させてもらいました。

先生の生まれ育ちのお話しから障害受容、ノーマライゼーション、ギリシャ神話…多岐にわたるお話しを聴かせてくださいました。

そして、たくさんの執筆された書籍や寄稿文をいただきました。ありがとうございます。
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感想文を書いてお送りしないとあきません。
勉強になります。


明日の2日目にポスター発表2演題があります。

少しだけ金沢駅近辺から金沢城、兼六園辺りをナイトランしてから、大急ぎでHOTELに戻ってポスター発表の練習です。

明日のポスター発表での出会いを楽しみにして。


金沢城
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兼六園
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2019年11月18日

キャリア・インタビューの概念図。


心意気実践チーム・人材開発室いとうです。

弊社の社員のみなさまに幅広くご協力いただいているキャリア・インタビューです。

常に更新されそうですがその意図やねらいを概念図に整理してみました。


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2019年10月25日

”ONE TEAM ワンチーム”ラグビー日本代表から学ぶ組織論。

人材開発室のラグビー狂いとうです。


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企業の組織作りとラグビーのチーム作り親和性が高いと以前から言われていました。

今回のワールドカップで大躍進を遂げたラグビー日本代表のチーム作りとその歩みを振り返りながら、自分自身、自組織に置き換えて考えてみました。


○まずは強い個であり続け、互いの多様性と価値観を認め、外国出身選手の積極起用(1999W杯の平尾HC時代)

○シンプルな戦術と徹底した準備と高い規律性、勤勉さがベースのジャパン・ウェイ(2015W杯のエディー・ジョーンズHC時代)

○自主性があり、個々の自立・自律性が高い個がチーム・組織として有機的な融合を織りなすのが2019W杯日本代表の”ONE TEAM ワンチーム”
(2019W杯のジェイミー・ジョセフHC)


○徹底した準備と規律性、勤勉さを求めて、現在のチームの礎を築いた2015W杯のエディー・ジョーンズHC
「勝つために必要なことを全てする」。

☆自組織、自分自身に置き換えると…
⇒「利用者(スタッフも)が”らしく”なってもらうためにはどんなことでもする」
⇒「スタッフ個々がコーチアビリティ(従順さだけではない教わる姿勢)を高める」


○対話重視で自主性を求めた2019W杯のジェイミー・ジョセフHC
「ヘッドコーチの重要な仕事とは、選手が自信を持つことのできる環境を創造することです」。

☆自組織、自分自身に置き換えると…
⇒「経営層、管理者、リーダーは、スタッフ個々が自信を持って自主的・自律的に働ける職場を創ること」
「スタッフ自身も個々にレベルアップを図りつつ、ひとりひとりがよく考えて、より良い仕事につなげること」


また、日本古来の茶道や武道の精神の「守破離」にも通ずるものがあるではないかと思います。

ウィキペディア(Wikipedia)より)
修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるのである。

守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前) 〜 自律的に作業を遂行できる(1人前)
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)

今回のラグビー日本代表の躍進は、「守破離」の"破"から"離"の域までに、チームとして達しているのではないでしょうか。


80歳代女性の訪問リハ利用者さま。
5年以上お宅に伺わせてもらって、今までスポーツの話しをほとんどしたことがなかったのに。
ラグビーワールドカップの日本代表の活躍ぶりをTV観戦されてから毎回嬉々としてラグビーの話題ばかりです。
やっぱりスポーツのチカラは素晴らしい!

今回のラグビーワールドカップから仕事に人生にもつながるようなたくさんの気づきと元気をもらいました。

ラグビー日本代表とファンのみなさん、ありがとうございます。


参考)
▼ラグビー日本代表の会見に見た圧倒的な人間力(東洋経済オンライン)
▼企業がサッカーよりラグビー出身者を欲しがる理由 川淵三郎氏も称賛のワンチーム思想(デイリー新潮)
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/10230800/
▼NHKも認めた“ラグビー日本・にわかファン人気”の素晴らしさ(Wedge)
▼ラグビーW杯を、日本を楽しむ外国人。2002年と2019年で変わったもの――。(Number Web)
▼取材最前線に聞く「ジャパンの強さ」多様性が作った"ワンチーム"とは(西日本新聞)
▼南アフリカの優勝、日本代表の躍進 ラグビーワールドカップが教えてくれたこと(JSPORTS)
▼ラグビーフィーバーから学ぶべきこと 闘う男たちと日本文化(PAGE)
▼リーチ マイケルにみるダイバーシティとリーダーシップ

"シズオカの衝撃"
現地観戦にて。
日本代表がアイルランド代表を撃破した一戦から。
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2019年10月20日

キャリアインタビュー 「脇道に逸れた働き方がしたかった」作業療法士の日野上貴也さん(松原事業所、心意気実践チーム)


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社内メールマガジン〜アクティブ流〜201911月号のキャリアインタビューでは、作業療法士の日野上貴也さん( 10 年目、入職年月:平成311月、所属:松原、心意気実践チーム)からお話をうかがいました。



1.今の仕事に至った経緯

高校卒業後は特にやりたいこともなかったので、ただ漠然と安定した生活がしたいと思い、大手企業に就職し“派遣社員⇒正社員”という道を思い描き、まずは派遣社員として働きました。大手企業の派遣社員として3年働けば、正社員になるための採用テストが受けることができるというシステムでした。しかしながら実際のところ、正社員になっている人はあまりおらず5年以上派遣社員として働いている人がほとんどでした。1年半ほど働きましたが、将来性を感じることは出来ませんでした。そこで何か資格を取ろうと思い立ち、資格がたくさん載っている本を見ると、たまたま受験日が近かったのが理学療法士・作業療法士の養成校でした。そして理学療法学科に受験してみると作業療法学科に“まわし合格”となり、入学・卒業し作業療法士になったという感じです。そのため作業療法士にどうしてもなりたい、誰かの役に立ちたいとかそんな立派な志のような部分や作業療法士を目指す理由は特にありませんでした。そんなわたしですが、病気や障害などのため「大変そうだなぁ」と思う方が目の前にいたら、「この方のために何とかできないか」と自然に自分から思えるので作業療法士にもなれましたし、また今もこの仕事を続けることが出来ているんだろうなと思います。


作業療法士としては、大阪物療専門学校卒業後のすぐの職場は府内にある回復期リハビリテーション病棟を有する病院でした。作業療法士となって初めての職場では作業療法の難しさに直面しました。入職2ヶ月目に担当した大腿骨頸部骨折の患者様で「家に帰りたい」と希望されていました。今回の骨折以前から円背があり後方へのふらつきが強く転倒傾向があり、また認知面では一つの行動に集中すると他の事を意識できない、自分の生活に対するこだわりが強くあり変化を受け入れることが難しい、という方でした。主病名は大腿骨頸部骨折ですから、日増しに筋力が向上してきて身体機能はメキメキと回復してきます。後方へのふらつきは見られましたものの、キャスター付きピックアップ歩行器で院内移動が出来るまでに回復されました。しかし、尿意を感じ「トイレに行きたい」と思うと歩行器を忘れて移動をしたり、もし自宅退院すれば炊事、洗濯をする等「今までやっていた役割」を「退院後も継続する」と強く希望されていました。入院期間は3ヶ月です。これらの情報を集約するまでに1ヶ月ほどかかっていますので、残り2ヶ月ほどで何とかしないといけません。しかし現状の身体機能だけでは転倒リスクが高くて到底難しいと思いました。でもどうすれば課題が解決するのかもわかりませんでした。「手すりをつける」「ベッドとトイレの距離を短くする」といった環境面に視点を移して考えてみました。では具体的にどこにつけるのか、ベッドをどこに置くのか等、という案が全く出てこなかったのです。何となく理学療法士と作業療法士の違いを感じた瞬間でした。そして何より自分が作業療法士として機能していない事に気づかされました。そこで先輩OTに質問をし続けて、最終的には動線上にアスレチック公園の様な手すりだらけの住環境調整の提案をしたような記憶があります。本当に作業療法は難しいと思いました。そんな経験を新人から2年ほど続けました。


次は、府内の急性期病院に勤務しました。軽症の方が多いなか、医療機器のコードやチューブが手足にたくさんセッティングされセンサー音が鳴り、座っただけで血圧が2030も下がるため、ベッドのギャッジアップとダウンのくり返しといった患者様も入院しておられました。ここでの作業療法士の役割はチーム医療の一端を担っていたとは思いますが、診療・治療の“補助”という印象です。症状を改善させるために医師や看護師が診療・治療や処置を行っているので、作業療法士はその時にできる生活動作を評価し医師の指示の範囲内で心身機能面にアプローチを行い、次の転機先につながる情報を提供するという役割を主に担っていた印象です。ここでも2年間勤務させて頂きました。


その次が介護老人保健施設、“老健”です。ところで突然ですがみなさんは、“老健”と“特養”の違いを知っていますでしょうか?実は専門職でもあまり知らない方が多いのが実情です。また地域の住民の方たちにはほとんど知られていないようです。特養は人生の最期まで看てくれますが、老健はリハビリ施設なので全く役割が違います。どちらも施設系サービスで分けられており、介護老人保健施設=老健、介護老人福祉施設=特養と正式名称が“保健”か“福祉”かの違いだけなので余計に分かりにくいのかもしれません。

老健に入所⇒ご家族様・利用者様ともに「施設に入った」と思う⇒これでずっと過ごせる、過ごさないといけないと思う⇒家に帰れないという“負のサイクル”が繰り返し行われていました。これは勤めていた施設だけの課題というより全国レベルでの課題であると全老健の調査研究でも指摘されています。老健で働くリハビリ専門職は本当に大変だと思います。老健では心身機能が向上し、生活レベルも向上し、在宅環境を整えれば家に帰れるという状態になっても、終の棲家として人生の最期までを老健で過ごそうと思って入所されている方は家に「帰らない」ということが起こっています。まだ利用者様もご家族様も家に帰りたくないと言っているケースはいいのですが、利用者様は帰りたいと言っているのにご家族様は受け入れられないと言っているときは非常に辛かったです。老健という小さい箱の中で、利用者様お一人でベッドから車椅子に乗り移っては怒られ、エレベーターに乗っては怒られ、食事を食べこぼしては怒られ、見たくもないテレビをずっと見させられて時間になればトイレ誘導でトイレに連れていかれ、自分らしい暮らしや営みというものが遠く感じられたためか入所者のお一人が「もうあの世に行きたい」と言われる。このような場面を老健の日常から見続けているので、“帰りたいのに帰れない”という場面に立ち会ったときは辛さが倍増しました。その場面を目の当りにするようになってから「何とかして家に帰したい」と思い、介護保険や地域包括ケアシステム、高齢化社会など地域の状態や仕組みについて調べ始めました。まずは、“老健=終の棲家”というイメージを地域住民の方々は持たれていたので、そこを何とか変えたいと思って老健の役割に関する啓蒙的な活動を始めました。あらかじめリハビリ施設だと認識して入所されていれば、その後の退所もスムーズにいくのではないかと考えたわけです。そこで「老健は終の棲家ではない!」ということを伝えるために、当時担当していた業務の一つであった総合事業の健康体操を通じて広報活動を始めました。開始当初は皆さん老健の役割を知らず、本当に終の棲家だと思っている方が参加者20人中20人だったことがありました。そこで体操を通じて説明を行い、1年が経過した頃には参加者の皆さん「老健はリハビリ施設」と声をそろえて言って下さるようになりました。その活動と並行して、入所中の利用者様を在宅生活に近づけるのはどうしたらいいのかということも考えていました。施設相談員さんから提案してもらった作戦で、月のほんとどはショートステイを利用して老健で過ごし、月23日程度は家に帰るという案です。この案をもとに在宅に帰れそうな利用者様をリハビリ科がピックアップし施設相談員さん、ご家族様に伝達するという試みをしました。「能力的にこの利用者様は家に帰れます」では伝わらないところが「ショートステイをこの日程で利用してみてから、この生活スタイルで家に帰りませんか?」と、より在宅復帰の実現可能性をイメージしやすい提案にすることで、在宅復帰数は少ないものの、在宅に繋がる1つの方法を見つける事ができました。施設や制度、社会の仕組みを知ることの大切さや伝え方の大切さを感じた5年間の勤務でした。


アクティブへ転職した理由は、脇道に逸れた働き方ができそうだったからです。どういう訳かというと、作業療法士と言えば個別リハビリで個別での治療というのが一般的で王道だと思うのですが、これからの地域は高齢者があふれて来て個別で対応できる人数だったり期間だったりが限定されてくると感じています。その中で、全ての作業療法士が王道を走ってしまうと、作業療法士などのリハビリ専門職の数に対して高齢者が多すぎるような状態になるため、リハビリ難民のような治療を受けれない方々が出てくると思うんです。この状態を何とかしたいと思っていました。僕の年齢が今33歳で人口減少時代の予測が2045年程度でその時は59歳、その後も高齢化率は維持されて高齢化社会は続く、などと考えていたら、僕の臨床家としての人生は高齢化社会との闘いだと思っています。個別での王道だけでなく、多くの人を集めて集団体操などを行う総合事業や、介護保険などの仕組みを地域の住民の方に知って頂くことで地域がスムーズに循環できるような啓蒙活動、介護保険の枠組みが狭くなってきているので枠組みを超えた取り組みを支援できるような自費サービスなどが必要じゃないか、など王道とは違う脇道に逸れているような活動が必要だと考えていました。そんなことを考えながら転職活動を行っていたところ、実際に考えて行動に移せる環境がアクティブにはあるのではないかと思い転職を決めました。


2.今の仕事・働き方

訪問業務2日、デイ0.5日、心意気チーム等の業務2.5日、月曜日休みの働き方です。他の業務としては、心意気実践チーム、心意気サポート、自費サービスてくてぃぶ、実務者研修会の講師、介護予防・日常生活支援総合事業(健康体操やウォーキング、エクササイズランチ、地域ケア会議、オレンジチームへの参画等)、療法士養成校(大学・専門学校)への講義、実習生指導、新人指導等、様々な業務を経験させて頂いています。


3.仕事をしていくうえで大切にしていること

“百聞は一見に如かず”です。学生の頃から自身で決めていた事なのですが、病院だけでなく生活期のリハビリも経験する「急性期、回復期、老健、訪問」を10年以内に体験することを何となくの目標にしていました。そして、ここアクティブに就職させて頂いて予定通りに全てを経験することができました。


4.仕事での苦労・醍醐味

仕事での苦労は今ところ特にないです。老人保健施設で働いていた頃は「家に帰りたい」と希望される入居者様を、何とかして家に1日でもいいから帰れないかと色々と考えて介入しました。しかしながら、ご自宅の介護状況等の諸事情が重なり、ご自宅には帰れずに入居継続という結果が続いた時には精神的にきつかったなと思い起こします。今は訪問リハビリでもちろんご自宅での生活を中心とし、ご自分らしく楽しそうに生活されている利用者様と接することができているためか、苦労と感じる事が少ないのかもしれません。

利用者様がやりたいことや楽しいと思える生活を支援できた時は大きなやりがいを感じます。また、そこを直接的に支援できるのは作業療法の魅力ではないかと思います。


5.療法士人生に影響を与えた運命の人

このタイトルで思いつく人は、総合実習で担当して頂いたバイザーの先生です。そこはデイケアだったのですが、実習のフィードバックの時間に言われた言葉で、

「僕のリハビリで大事にしていることは自分自身が笑うこと、そして相手にも笑ってもらうこと。QOLが向上しているか低下しているかなんて分からないけど、人が笑っているということは、その瞬間はおそらく楽しんでくれているんだろうと思う。治療技術だったり病気のことを追求したりすることは大事なことだけど、生活の中で笑う事ができているかどうかを考えることも大事なことだ」。

という言葉でした。衝撃的でした。作業療法学生として治療、身体機能が頭の中の中心にあった作業療法計画や評価の思考過程が一気に崩れた瞬間でもありました。もちろん自分の中では利用者様が中心で身体機能は生活機能を担う一部分だという感覚を持っているつもりではいました。しかしこの言葉を聞いた時、本当に“つもり”だったんだと痛感したのを覚えています。この実習で出会った先生のおかげで実習が終了して、作業療法士として臨床に出てからも“笑う”事を大切にできているのかもしれません。


6.心意気実践チームの自慢

活動・参加に焦点を当ててアプローチをする専門特化チームです。私自身作業療法士ですが、活動・参加、これがなかなか難しい。「旅行に行きたい」「遠くに買い物に行きたい」「庭の手入れをしたい」などなど、訪問リハビリで介入をさせて頂いていると利用者様が様々な希望を言われる瞬間があります。しかしそれを形にしようとするとすごく難しい。特に「旅行に行きたい」「遠くに買い物に行きたい」といった希望を叶えようとすると今の介護保険サービス内では提供できていないと思います。利用者様の希望を叶えられるだけの身体機能を身につけようと、身体機能に対するアプローチが中心になっていくということが僕自身は多かったと思います。しかし、心意気実践チームでは活動・参加への支援を具現化するために社内外の資源の活用や無償・自費サービスなど、様々な視点からアプローチを検討し形にしていく行動力というものが自慢だと思います。


7.育児・家庭と仕事の両立の秘訣は?原動力は?

看護師の妻と女の子2人(7歳と5歳)の4人家族です。僕は複数の事を同時にこなすということが非常に苦手なので、恐らく両立が出来ていないと思います。僕が仕事をして、妻が家事と育児をしてくれる、という感じですね。原動力は、家族と行きたいところに行ったり、食べたいものを食べたり、家族がしたいと言ったことをやれるようにするために、そんな希望を実現させるために仕事をしている、という感じです。まだまだ頑張らないといけません。



作業療法士 日野上 貴也さん 略歴

大阪府出身の33歳。看護師の妻と女の子2人(7歳と5歳)の4人家族。急性期、回復期、生活期等の各分野を経験してきた10年目OT。今年1月に入社時から心意気実践チームに所属し多岐にわたる業務を精力的にこなしている。講義でもひときわ声が通る期待の万能型ポリバレントなOT。


〜キャリアインタビューを終えて〜

最近は自分の行動を振り返ることが少なくなっていたのですが、今回のインタビューのおかげで振り返りができてありがたく思います。こうやって自分のキャリアを振り返ってみると楽しく“生活”“笑顔”など抽象的なことを大切にする臨床家になったんだなとあらためて思いました。

これからも利用者様の楽しい生活を支援できるように頑張ります。今回はありがとうございました。


■キャリアインタビュー編集担当より■

急性期、回復期、老健等の様々な職場、領域で経験した逆境や矛盾、不条理に向き合い、課題を見つける視点を持ち、失敗を恐れずに新たな取り組みへの行動を起こせたことが素晴らしいと感じました。利用者様の「帰りたい」に向けて試行錯誤と行動を続けることができています。

日野上さん自身の座右の銘でもある“百聞は一見に如かず”や”病院だけでなく生活期リハを10年以内の経験する”という学生時代からの漠然としたOTキャリアイメージをもとに、着実にキャリアステップを歩まれているのではないかと一緒に働いていて勝手ながらも感じるところです。

老健での勤務時代の逆境や矛盾、不条理に、そう簡単に屈することなくトライ&エラーの5年間の経験を通して、レジリエンス(粘り強さ、打たれ強さ、復元力)の習得を積み重ねてこられたのではないかと思いました。そんな経験が現在の心意気実践チームでの業務に活かされていると感じることが多々あります。弊社に入職前、直後から入念に下調べして準備を怠らず良質な新規事業の営業パンフレットを作成し、参加初回の心意気会議で提示してくれた日野上さんです。

日野上さんはポリバレントOT。ポリバレントとは化学分野の”多価”、複数のポジションを担いこなすことができるプレーヤーの意味です。20062007年にサッカー日本代表の監督を務めていたイビチャ・オシム監督が使ったことから認知された言葉です。現ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ監督の選手起用法では、選手にいくつものポジションを高いレベルでこなす事を求めてワールドカップで結果を出しています。

京都大学iPS研究所所長の山中伸弥教授は故 元ラグビー日本代表監督 平尾誠二さんのことを、常に感謝の気持ちを持ったレジリエンス(打たれ強さ)の塊と評しています。また山中伸弥教授の研究の恩師は、レジリエンスは感謝することで養える。感謝する気持ちを持てば、様々な困難に打ち克つことができるのではないか、と話されていたそうです。

そういえば、日野上さんもいつも「すいません」、「ありがとうございます」と、感謝の気持ちを忘れずに、依頼のあったどんな仕事にも前向きに取り組まれています。心意気実践チームの仲間としても頼もしい限りです。日野上さんの今後に期待大です!!

人材開発室・心意気実践チームいとう

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2019年10月17日

地域リハビリテーションのこと。地域包括ケアでの役割とは。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。

台風19号による甚大な被害により亡くなられた方々に哀悼の意を、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。


昨年に続き、今年も各養成校で開催される就職説明会にいくつか出席させてもらっています。

参加してくれる学生さんからは、数年前に比べると生活期リハ、地域リハへの関心の高まりを感じます。

その要因として、九州や山陰の一部地域では、養成校があってもその地域の病院では求人数の減少で就職できないという雇用情勢があるかもしれません。

学生さんに地域包括ケアや地域リハ、生活期リハについて尋ねると、認知度や関心が増えているように感じています。

各養成校での地域包括ケア等に関する教育が行き届きはじめているのかもしれません。

○アクティブと包括ケアシステムは?

○地域包括ケアを支える看護とは?

○地域包括ケアを支えるリハとは?

○地域リハの視点の持ち方とは?

○ソーシャルキャピタルとは?
等々...

アクティブと地域包括ケア、地域リハの視点の持ち方とどう動いていくか?
考えてみました。
▼詳細は以下をご参照ください。
続きを読む
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2019年10月09日

鹿児島での講義の仕事。

人材開発室のいとうです。

今日は鹿児島第一医療リハビリ専門学校さんにて地域リハビリテーションの講義の仕事です。
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風光明媚な桜島の北側に位置する霧島市にあります。

作業療法学科2年生のみなさん。
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最後まで話しを聴いてくれました。

講義後には長期臨床実習を終えた3年生のみなさんにも、弊社の求人情報に関する説明の時間をいただきました。
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大阪での就職を考えている3年生のお二人に、弊社での取り組み内容や大阪の求人状況等について質問をお受けしました。
ぜひ弊社での地域リハの仕事も検討に入れてくれたら嬉しい限りです。

今回の地域リハ講義&就職説明会の段取りすべてを快く取り持っていただいたOT学科教員の池田さん。学生時代からの大親友でもあります。本当にありがとうございます。
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卒業してからもこうして一緒にお仕事ができるのはありがたいことです。

霧島方面から観る桜島と鳥刺し。
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朝焼けと火山灰に覆われる桜島。
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20数年ぶりの鹿児島でした。
すっかり好きな場所になりました。ええとこです鹿児島。
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2019年08月29日

各勉強会巡りからの学びと気づき。


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泉北事業所の自主勉強会の様子
「難しいっす(汗)…」ともらしながらも熱心に先輩に食らいつく泉北事業所の新人PT谷口さん(写真右端)


心意気実践チーム・人材開発室のいとうです。

先日は日本リハビリテーション医学会学術集会でお世話になったリハ医の先生のご厚意で、急性期病院でのケースカンファレンスに飛び入り参加させていただきました。

その一日は、デイサービス、訪問リハ業務の合間、その前後に、
"急性期病院でのケースカンファレンス→デイサービスや訪問リハでの評価方法→触診実技"の順で各勉強会巡りの一日となりました。学びと気づきを整理します。


■急性期病院でのケースカンファレンス■
○急性期での視点、評価、より心身機能に向けたリハビリテーションを、生活期でも行なうことで、個の持つ力を最大限に引き出すことになり活動・参加に拡がりが持てるイメージが膨らみました
○急性期でのケースが、デイサービスや訪問リハの利用者様とダブって見えました
○急性期病院に入院する前の利用者様、急性期病院を退院した後の利用者様、その両方の姿をイメージできました 
○各画像所見は生活期において確認できていないことが多い現状か…
○病院から渡された家族保管のCDもあるが、何も無いことが多い 
○画像所見の情報を取るための医療機関側との連携ができれば、より良い関わりにつながるのでは…その体制作りも課題か…
○画像所見を診立てる知識と技術が必要


■デイサービス、訪問リハビリテーションの新人向けの評価法勉強会、ICFを用いたケースカンファレンス(泉北事業所にて)■
○療法士各々の評価の視点、評価方法、ICFや各チャート等の補助的ツールの活用方法を学びました


■触診実技の自主勉強会(泉北事業所にて)■
○触診実技で実際の治療に応用できる腰部の深層と表層の筋と腰椎椎体、椎体間の動きを学びました
○ベテラン療法士が評価と治療技術、知識を突き詰めていくマニアックな姿勢と、時間も忘れて熱心に聴き入る新人療法士と淡々と指導するベテラン療法士の心意気を感じました
○教える側の姿勢だけでなく教えられる側の熱心な姿勢(コーチアビリティ)から、お互いを高め合える双方向な関係性が見えた気がしました(No残業等の働き方改革による縛り⁈を両者から一切感じることなく)
○自分が好きで情熱を注げることを仕事に結びつけているベテラン療法士の背中がありました
○知識とスキルだけでなく、心が喜ぶワクワクするような仕事のやり方がありました
○自分の身体を上手く使って、日々毎日発揮し続けることのできるプロの療法士の技、匠としての技の継承の形を見ました

いずれの勉強会から…
○リハ医、ベテラン療法士が持っている知識、技術を暗黙知として共有されていました
○なかなか真似ることが難しい技術、診立てをリハ医、ベテラン療法士の視点、動きを見て、自分なりに繰り返し練習・実践する、次の世代に継承していくという徒弟制度の良さを感じることができました
○先輩からの厳しくも愛のある指導も今の風潮からは懐かしさを感じました


利用者様の持てるチカラを引き出して、それを最大化するためのその下地となるリハビリテーションスキルと心意気を学んだ一日になりました。
力をもらいました。


"人生100年時代"という言葉で長寿時代の生き方を提唱した経営学者リンダ・グラットンさんの著書で、

"広く浅い知識や技能を蓄えるゼネラリストを脱却し、専門技能の連続的習得者(連続スペシャリスト)※への抜本的なシフトを遂げる必要がある" 
※専門技能の連続的習得者(連続スペシャリスト)→専門性の低いゼネラリストより、複数の分野の高度な専門技能と知識を身につけたスペシャリストになることを提唱

療法士が将来到達すべき姿は、自分自身の身一つでもやって行けるようなリハビリテーションの"職人さん"なのかなぁ…とぼんやりと考えました。以下のように整理してみました。

□アクティブの新入職員の育成論□

人として、職業人として全般的な職能を鍛えるためのゼネラリスト的な働き方(リハ業務だけでなく清掃、送迎業務等の雑務力や書類作成・管理業務、コミュニケーション・雑談力等のエンプロイアビリティ"雇用可能性"の開発)
新人の間からより職人的な療法士らしさ、自分らしさを追求できるような働き方と学び方を提供(在宅、生活期リハ専門職としての心構え、職業人としてのあり方、利用者・社内外の方々との接し方、仕事の取り組み方等の現場での指導と各勉強会やイベントを通して専門性、サブスペシャリティの開発等)

人が変われば時代も変わるので、育成の方法論も常に変わっていかないといけないなあと思います。

引き続き、各事業所の勉強会にお邪魔させてください。よろしくお願い致します。


参考)
▼「WORKS155 プロの技を次世代につなぐ リクルートワークス研究所」
▼「セルフ・アウェアネス」ハーバードビジネスレビュー編集部、ダイヤモンド社
▼「ワークシフト」リンダ・グラットン著、プレジデント社
▼「新!働く理由〜111の名言に学ぶシゴト論。〜」戸田智弘著、ディスカヴァー・トゥエンティーワン社
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2019年08月20日

キャリアインタビュー 大阪事業所のST堀内理沙さん(大阪)「一日のほとんどが仕事であり、仕事を楽しめると、育児、家事も頑張れる」


社内メールマガジン〜アクティブ流〜20199月号のキャリアインタビューでは、大阪事業所の堀内理沙さん(言語聴覚士2年目、入職年月:平成304月、所属:大阪)からお話をうかがいました。

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写真中が堀内さん、左が心意気実践チームOT室之園、右が伊藤


1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯

職歴としては、塾で営業補佐、兼リーダー、人事を約半年、セキュリティ会社で管制事務、教育管理を10年、アクティブに入社して2年目になります。

大学卒業後の最初の就職先は教育関係に関心があったこともあり、京都にある正社員はたった10人程度の小さな塾でした。教員はアルバイトの現役京大生が勤め、私の仕事は京都、奈良、滋賀の高校へ進学に興味のある方々に塾や家庭教材の営業・販売をしていました。10人程の同期、先輩のなかでリーダー職(名ばかり人事ですが…)になって、入れ替わりの激しいアルバイトの採用係で、面接官として実際の面接の具体的な方法を考えたり、どうやったら辞めずに仕事を続けてくれるか等々を自分なりに考えました。元々は電話でのお客様のアポ取りで営業担当に繋げるまでがわたしの仕事でした。いつしか不登校や、親や先生と関係性が上手く行ってないお子様の相談にのることが多くなり、お客様から直接契約を頂くこともありました。しかしながら塾の業績不振のため約半年程の短い在籍期間でしたが退職となりました。

2社目は、自分でも信じられないくらいだった前職の早期退職の経験もあり、教育関係の仕事を諦め、ただ大きな会社で働きたいと思い、従業員数グループ含め約6万人、プロ野球界のレジェンドによるテレビCMで“○○○しませんか?”で有名な業界大手のセキュリティ会社に就職しました。強盗・火災等、リアルタイムに情報処理を行う監視センターに1年、その後、役員推薦で本部へ異動となりました。配属先は業務部という所で、本部10名、事業所約400名でうち女性は私ひとりでした。当時の本部の雰囲気は殺伐としていて、各事業所との関係性は決して良いものではありませんでした。本部での仕事内容は、教育管理とクレーム対応、社外からの仕事を事業所へ割り振る事でした。事業所に依頼した仕事に対して、各責任者の方から質問が来るのですが、仕事の中身が分からない事だらけでとにかく毎日必死でした。自分に何ができるのかと思い悩んでいた時、本部異動を推薦して下さった役員から呼ばれ「本部と各事業所は協力するもの、君はきっと緩衝材になれる。これからは女性が働く時代になるからね」。と言われました。その言葉を聞いてから、仕事に対する考え方が変わったと思います。その後すぐ、役員が亡くなられ、病気だったことを知りました。10年の勤務の間にSTの夫と結婚、出産、産休を経験しました。そのまま仕事を続けたい思いもありましたが、10年の区切りをつけ、子育てとの両立できる仕事、次こそ自分のやりたい事を仕事にしたいと思いました。当時、育ての親のような存在だった大叔母が誤嚥性肺炎で亡くなりSTに興味を持った事や、親しくなったママ友の子供さんが発達障害でSTに助けられているという話を聞き、STについて調べれば調べるほどSTをやりたい気持ちが止められませんでした。夫は反対していましたが、意を決しSTの専門学校に通う事にしました。

同級生にも同じようなママさんST学生がいました。学校での活動として土曜日に「言葉の相談室」で地域のことばの障害の方々へ、学生が主体となって訓練プログラムを考えて言語訓練を施すことも経験させて頂きました。

STの専門学校卒業後の進路は、急性期病院で色んな疾患を学び、回復期、最終的に訪問に行けたらと当初は考えていました。ところが最後の実習先でお世話になった老健施設で出会った入所者のみなさまの事が印象的で気持ちに大きな変化がありました。非常勤のSTさんが入所しているおじいちゃん、おばあちゃん達の前で自前のアコーディオンを披露し何曲も昔の歌を披露すると、皆が笑顔になって楽しそうに歌を口ずさむのを見ました。私はというと担当させて頂いた女性の方が「ピアノを弾きたい」と言われ一緒に弾いたり。まだ比較的若い方で半身に麻痺があるも「職場に復帰したい」、「レインコートを一人で着れるようになりたい」。と言われ一緒になって考えたり。入所者のおばあちゃんに実習の思い出作りにと手作りのアルバムを作成しプレゼントしたら、ご本人、ご家族も含め泣いて喜ばれました。実習前に思い描いていたSTとしての機能的な訓練等は何もできなかったのですが、とにかく感謝された事に幸せを感じました。最後の実習を通して、もしかすると技術以上のものがあるんじゃないかと感じるようになりました。自分自身で考えていたSTの概念が「ひっくり返った」というくらいST観が劇的に変化し、進路を決定する上で大きな影響を与えてくれました。

ちょうどその後に学校での就職説明会に、取締役ST碓井さんと学校の先輩でもあったST玉木さん(吹田)が来られ、「まじめにおもろいことをしませんか?」とのST碓井さんのお話を聞いた時に、「面白い!」、「私が働きたい場所はここだ!アクティブで働きたい!」と思い、その場で就職希望のアプローチをし、さっそく見学させて頂くことになりました。


2.今の仕事、働き方

月〜金曜日出勤、土日が休日。訪問1.5/週、デイ3.5/週の勤務をしています。小学1年生の6歳の娘と保育園年長組の5歳の息子がいます。それぞれの学校の行事がたくさんあるのですが、その都度職場の方々に調整、協力して頂き、何とか子育てと仕事の両立が出来ている事に感謝しています。


3.仕事での苦労、醍醐味、魅力、やりがい

〜苦労〜

退院されてから間もない訪問ST利用者様で、脳梗塞による嚥下障害で水分摂取時にムセが強くなり、痰が絡んでいました。

病院の主治医の判断により、誤嚥のリスクがある為、ゼリーで水分摂取をするようになっていました。ところが、ご本人はゼリー摂取の拒否があり、ご家族も“普通のお茶を飲ませたい”

自己判断で誤った摂取方法(水分とゼリーが混在したまま飲む)をされていました。

もし自分が利用者様と同じ立場になった時、誤嚥のリスクはあると分かっていても、毎日ゼリーで水分摂取するのは嫌だな…と思いました。何とかトロミ付きのお茶を飲んでもらえるようになってもらえたらと誤嚥リスクを説明しながら嚥下訓練や色々な水分摂取の方法を試しました。ご本人様やご家族の気持ちに寄り添いつつ、同時に主治医や病院の先生方、社内のSTバイザー等、皆さまから力と知恵をお借りしながら、やっとの思いでトロミ付きお茶に変更でき喜んで下さいました。しかし、ご家族で用意して下さるトロミの濃度が安定しませんでした。一体どうしたらご家族のご負担がなく安定的にトロミ付きお茶を作って頂けるのか考えました。試行錯誤を度重ねた結果、安定したトロミ付き水分の摂取をして頂けるまで数ヶ月ほどの期間を要しました。


〜やりがい〜

上記にご紹介させて頂いた利用者様は、前職のセキュリティ会社で一緒に仕事をしていた方のお父様でした。たまたま訪問の同行に行かせて頂いたところ、私の名刺を見て気づかれご指名を頂きそのまま担当させて頂くことになり、勝手ながら不思議なご縁を感じています。

つい先日わたしの息子と同じ保育園で、他のお母さん方とあまり交流されないママさんがいました。どうしても気になり、こちらから軽くお声かけをしました。すると、通園しているお子様が発達障害である事を話して下さいました。子育ての様々な悩みをお聞きし、具体的にどうしていけばいいのか?を一緒に考えさせてもらうことが出来ました。自分のSTの仕事や経験が仕事以外の場面でも誰かのお役に立てる事に大きな幸せを感じます。


〜魅力〜

脳梗塞の後遺症により、ことばに障害を持たれた方を担当させて頂くことになりました。病前、詩吟教室の先生をされていらっしゃいました。ブログにも書かせて頂いている為、詳細は割愛しますが、実際に通われている詩吟教室を見に行かせてもらう等、病院では決してできなさそうなことを上司に相談のうえ、自分の想いのままさせて頂けることが何より嬉しいです。


4.仕事をしていく上で大切にしていること、心がけていること

PTOTST、介護職員色んな方に助けて頂いていることを忘れないことです。あとは探求心、向上心を持つことかなと思います。


5.私の言語聴覚士像

1つは目の前の利用者様、患者様が関わり方次第で良くなっていくと信じて、諦めないことです。もう一つは悲しみも一緒に受け容れ、共に進んで行くことのできるSTになりたいです。


6.私の利用者さん自慢

現在デイ週3回ご利用中で週1回訪問看護(ST)に行かせて頂いている50代の女性Aさんがいらっしゃいます。6年前にくも膜下出血を呈され言葉の障害が残存しました。最初は寝返りもできない、歩けない、喋れない、ただ息をしているだけで…“死にたい”と何度も思い毎日泣いていたと言われていました。そんな方が今はとっても前向きで「子供たちに恩返しをしたい、だから諦めない」。と話されていました。そんな中で先日、40代の女性Bさんがデイサービスを利用開始されましたが、来所時に毎回泣いておられました。その様子をAさんが見かねて、「自分も同じように泣いてた、一緒に少しずつ頑張って行こうね」。との旨のお手紙をBさんに書いてくださいました。Bさんはとても喜ばれていました。そんなお二人の様子を見て“凄いな”と感銘し、私もあきらめず一緒に頑張ろうと思うことが出来ました。


7.私のアクティブ大阪自慢

まずはデイ管理者豊澤さんと佐々木さんの手作りスイーツが美味しいことです!!

そして職員は個性的な人が多く才能に溢れています。ことばの事で言えば、この利用者さんと上手く会話が噛み合わないな、どうしたら悩みや本音を聞き出せるのか…と悩んでいたら、介護職員、PTOTさんが楽しそうに利用者様と会話をしているのを見て、勝手に自分の中で敗北感?!(笑)が込み上げると同時に凄いなって思います。誰かの心を開くのは技術以上のものがあるように感じています。


8.趣味や関心事、休日の過ごし方

自然が大好きでトレッキングや山登りが好きです。ここ一年で印象的だったのが六甲山でのロッククライミングですね。登山に時間を要してしまい、帰りのケーブルがなくなってしまい下山もするはめになりました。その際、ウリボウ(猪のこども)にも遭遇し、ドキドキハラハラの連続でしたがそういうのも含めて楽しんでいます。他には先日船に乗って友ヶ島という無人島(実際には観光客でいっぱいでしたが笑)に行ってきました。仕事で息詰まった時、自然に触れあうと悩みなんてたいしたことないなと思えてしまい、気持ちがリセットされます。

もちろん子供たちともお出掛けをします。ここ最近では鉄道博物館、嵐山のトロッコ列車と保津川下り、奈良の大仏を見に行きました。


9.これからの仕事でチャレンジしたいこと

在宅ならではの事をしてみたいですね。STの枠にとらわれず、例えば一緒に料理を作ってみる、外出してみる、職業支援をする等、他にも小児分野にも興味を持っています。


10.大阪法人の失語症者会「1カフェ(イチカフェ)」について

「1カフェ」のなかでは、“聞き手から話し手側への役割交代と拡がりを”をテーマに失語症当事者の方が主体的に“話すこと”に主眼を置いています。デイサービス通所中は職員、他の利用者様とほとんど話されなかった利用者様が、「1カフェ」のなかでは、イキイキと話をされる姿をみることができました。その姿をみて、このような場を設けることができて本当に良かったなあと感じます。3か月に1回を目安に、失語症の方々が集う場を職員のみなさまからご協力をいただきながら続けることができればと考えています。

直近は7月26日金曜日14時〜ST山川さんとデイサービス松原、カフェオーディナリー松原の利用者様でもある森さんの失語症漫才コンビ“のんべーず”の公演でした。堺事業所の失語症者会「らふトーク」との連携も模索中です。「らふトーク」は8月23日開催予定です。

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1カフェ参加者で弊社のデイサービスとカフェオーディナリー(就労支援事業所)の利用者の高橋さんと。

「1カフェ」ブログはこちら↓

http://active-nopsj.sblo.jp/s/category/4483594-1.html


11.職員のみなさんに一言

色んな事に挑戦して頂きたいです。それが実現できるのがアクティブです!!


12.仕事と子育てを両立できる1番の原動力は?

一日のほとんどが仕事であり、仕事を楽しめると、育児、家事も頑張れるような気がします。

利用者様に尊敬の念を持ち、利用者様の生活を想像する。利用者様の趣味(例えば、ゴルフ、詩吟、将棋など)を介して、自分自身が今まであまり興味なかったことも利用者様と一緒になって少し覗いてみると、利用者様にもう一度趣味に向けたチャレンジをしてもらえたらなあという気持ちになります。そうすることで仕事も楽しくなります。


13.仕事と子育ての両立の秘訣は

仕事を楽しむことでプライベートもより楽しめるのではないかと考えています。STでもある夫と家事、育児の役割分担を明確にすることで、夫婦のお互いの時間を大切にできていることもいいのかもしれませんね。具体的にはお互いの休日を確認、調整し、保育園の送り迎えは曜日別に分担しています。ごみ捨て、掃除、買い物、片づけは夫の担当です。食事作り、洗濯、子供たちの習い事や学校の行事の調整等は私の担当です。小学校の学童を利用したり、地域のファミリーサポートを活用して子供たちの送り迎えをサポートしてもらっています。小学校や保育園のイベントの際は、たびたびお休みやご協力を頂き、職員のみなさまから助けてもらっていることを感じています。いつもありがとうございます。


言語聴覚士 堀内 理沙さん 略歴

大阪府出身の30歳代のママさんST。学生時代、新人時代から子育てと学業、仕事の両立を果たされています。1年目の昨年度は豊富な社会人経験を活かしたデイサービスでのST業務に加えて、失語症者の当事者会「1カフェ」の運営にも精力的に関わり、これからの弊社のST部門を担う貴重な人材です。


〜キャリアインタビューを終えて、、、ST堀内(大阪)から一言〜

このような機会を与えて頂き大変感謝しております。やりたい事を仕事にすることができて、ST養成校卒後の最初の就職先がアクティブでよかったと思っています。そしてアクティブで挑戦する機会を与えて頂いている事に感謝しています。

本当にありがとうございます。


■キャリアインタビュー記事編集担当より■


本当に2年目のSTさん?!なのかなと思うくらい、色々な取り組みを積極的に実施されています。そのなかの一つの失語症者の当事者会「1カフェ」はもともと大阪事業所所属の金井ST、退職された村上ST主任が中心となって立ち上がった取り組みです。現在は今年度より新しく大阪STリーダー職に就いた山川ST、同事業所の井上STも加わり、企画・運営されています。昨年度途中から心意気実践チーム室之園もサポートに加わり、『まじめにおもろいことをする』の追求を引き続きサポートさせていただきます。(心意気実践チームOT室之園より)


今回のインタビューのなかで、堀内さんからたびたび聞かれた「誰かの心を開くのは“技術以上のもの”があるんじゃないか」。という言葉について、後日下記の通り深掘りをして尋ねてみました。

具体的には…

○話をしっかり聞くことで共感する姿勢

○誠実に対応し、一緒に悩みを解決していくこと

○小さな変化にも気づくこと

○利用者さんの趣味や興味のあることに自分も興味を持つこと

とのことです。

今回の堀内さんのインタビューを通し、療法士としてとても大切な心構えを再確認することができました。“技術以上のもの”の何かは、なかなか形として目には見えません。しかしリハビリテーションを進める上でも欠かせない心構えでとても重要なものだと考えています。

このなかの“共感”について「共感力」(ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)をもとに、以下のとおり考えてみました。

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私たちの脳には、いわゆる知能を司る領域と共感力を司る領域の双方があり、いずれも前頭前野に存在します。その機能は相互に牽制しあうような関係として抑制をかけ合う形で機能が表面化することが多く、知能を司る領域のほうが共感力を司る領域よりも弱いことが大半といわれています。また知能よりも“共感力”に重きを置いている人のほうが大多数ともいわれています。

“共感”の3タイプとは…

⓵認知的共感:他者の視点を理解する力

A情動的共感:他者の感情をくみ取る力

B共感的関心:相手が自分に何を求めているかを察知する力

この3タイプの中でもっとも医療・介護・福祉職の現場で必要とされるのがB共感的関心である。共感的関心を持つには、他者の痛みを感じる力を保ったまま、自分の苦悩とうまく付き合うことが求められる。この共感的関心と密接な関係性にある情動的共感を呼び起こすには、相手の感情に対する自分の反応に意識的に注意を向け、他方では表情や声の調子などから相手の感情を幅広く読み取ることとしている。また、他人の感情を理解するにはまずは自分の感情を理解する必要がある。私たちは、他者の苦悩を我が事のように受け止める時には直感を頼るが、相手のニーズに応えるかどうか判断する時は、その人の幸福が自分にとってどれだけ重要かを熟考するとしている。

“共感”を制御するには…

体にピンが刺さってケガをしている人を見ると、普通、私たちの脳から痛みを感じる部位が反応しているという合図が発せられる。ところが医学部では、無意識のうちに起きるそのような反応さえもコントロールするよう教えられる。このため医師たちの場合、側頭頭頂接合部と前頭前皮質にある、“感情を無視して集中力を高める働き”を持つ神経回路から反応を抑える麻酔のようなものが分泌される。こうした作用は、他者と距離を取って平静を保ち、相手の力になろうとする時にも起きる。感情が高ぶる状況で問題に気づき、集中力を高めて解決策を探さなくてはならない場合にも同じ神経回路が活性化するとしている。

「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)


このような作用や実際の場面はリハビリテーションの仕事の現場で身に覚えがあるかと思います。何かの疾患や障害により、何らかの喪失体験をされたであろう利用者様と一緒に、これからの人生を再構築する過程において、私たちの仕事は常に“共感”を人から要求される仕事で、かつ“共感を養う”ことが欠かせない仕事であることがあらためて確認できました。その一方で“共感を制御する”ことは“共感疲労”や“バーンアウト(燃え尽き症候群)”を回避することにつながり、他者に同情し過ぎないように、自分が苦しくならないようにうまくバランスを取らないといけないことも…

いずれにしてもこれら3タイプの“共感”に合わせて、“傾聴”も大きなカギになってくるはずです。最も高度で優れた傾聴とは?聴き手がトランポリンのように話し手に果たす役割とは?等について、8月9日の実務者研修2019/20のスクーリングB「傾聴、コミュニケーション等について」でもお話しさせていただきました。

▼詳細はこちら↓

http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/186422688.html?1565910219

http://active-nopsj.sblo.jp/s/category/4453539-1.html


また異業種から学ぶ越境学習が、患者さま、利用者さまの人生に直接的に関わる時間が圧倒的に長い生活期、地域リハビリテーションでは特に重要と考えています。

もし職業経験の少ない、もしくはほとんど無い現役新卒者の方々であれば、利用者様の職業経験やその時の生活の様子をナラティブにお聴きすることで、そのお仕事や趣味、趣向を部分的に経験したかのような感覚になると思います。利用者さまの人生の物語りにどっぷりとつかり自分事のようにお話しを聴いてみる、そして問いかけてみることです。その姿勢が利用者さまに“共感”を示し、私たちの“共感を養う”ことになり、利用者さまの趣味や興味のあることに私たちも興味を持つことにもつながります。ひいては利用者さまご自身の今までの人生の認識を深め、自分らしさや人生の中で大切にしていることを探索するきっかけにもなるはずです。


今回のキャリアインタビューでお聴きした堀内さんの職業経験は、今のSTの仕事でも大きなアドバンテージになっていることがわかり、堀内さんのアクティブでの仕事ぶりを見聞きして“なるほど合点”ときました。仕事を楽しみ、育児、家事もしっかりと…これは究極の生活と仕事の両立です。堀内さんのこれからのさらなる活躍に期待は無限大!!


キャリアインタビュー記事編集担当:人材開発室・心意気実践チーム 伊藤健次郎

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2019年07月20日

第17回日本臨床腫瘍学会学術集会

心意気実践チーム・人材開発室のいとうです。

土曜日の朝早くから第17回日本臨床腫瘍学会学術集会に参加してきました。
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患者さん、ご家族向けの3日間のプログラム。
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○支持療法と緩和ケア
→緩和ケアのエビデンス(QOL向上、生存期間の延長、無駄な治療の削減等)
→痛みが主訴の患者さんが7割超
→痛みについての認識が患者さんと医師とで乖離が大きい(患者さんは医師に伝えきれていない、医師は聴き取りできていない)
→温泉による緩和ケアの効果も(患者でもあるOTの方からの提言)


○がんリハビリテーション
→外来リハの必要性と可能性
→がんリハや相談等をして欲しくても提供してもらえない現状あり
→入院中にしか算定できない現状(がんリハ研修CAREER修了の算定要件あり)
→退院後も低下を続ける体力、歩行量、肺活量、発声、栄養、心理面等々…
→リンパ浮腫への関わり
→肩関節の癒着性関節包炎への関わり
→がん悪質液による影響(筋肉量低下やサルコペニア等)への働きかけ
→キャンサーフィットネスさんのような自主的なグループが発足し、退院後、在宅の患者さん、がんサバイバーの方々をサポートしている現状
▼キャンサーフィットネス↓
http://cancerfitness.jp/

○がんと心のケア 
→医師の説明に不満を抱えている患者さんが多い現状

○日本の医師との信頼関係を気付くには…
→気持ちを出せる関係に
→自分の価値観を話せる関係に
→自分のことが主治医にわかってもらえている関係に

医師との"治療同盟"を築く

病気、病状を理解して一緒に治療を決めていく

先ずは診察室で座り方を変える(正面ではなく医師と横並びで受診する)等で…

"Beyond borders"境界を越える


たくさんの学びがありました。

がんリハ、わたしたちの地域看護、リハでやれること、やるべきこと、お役に立てることが今もこれからもたくさんありそうです。


会場の国立京都国際会館。
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▼緩和・支持・心のケア 合同学術大会2020のご案内
第5回日本がんサポーティブケア学会学術集会
第33回日本サイコオンコロジー学会総会
第25回日本緩和医療学会学術大会
テーマ :「多様性、対話そして利他」
2020年6月19日〜20
 会 場国立京都国際会館/グランドプリンスホテル京都
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キャリアインタビュー「前職は湯灌師です」。カフェオーディナリー大阪の木下貴恵さん(カフェオーディナリー大阪[就労継続支援B型])


「前職は湯灌師です」

「色んなものに触れてみたい」

「壁を作らない」

 

社内メールマガジン〜アクティブ流〜20198月号のキャリアインタビューでは、カフェオーディナリー大阪の木下貴恵さん(就労支援員3年目、入職年月:平成293月、所属:カフェオーディナリー大阪[就労継続支援B])からお話をうかがいました。

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1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯

「前職は湯灌師です」。

大学を卒業する前に、叔父が逝去した際、葬祭スタッフの方々の誠実な仕事ぶりと立ち振る舞いをみて「キラキラ輝いて見えて」。やりたい仕事とのそんな衝撃的な出会いがあった。その葬儀会社への就職を希望するも不合格を経験。

関東での別の職種への就職が決まっていた。渋々行こうかとしていたそんなとき、父が椎間板ヘルニアに。母はわたしが関東に行くことを止めることはなかったが関東の仕事は「これはあかんな」。と、キッパリとあきらめた。

地元大阪に残り、アルバイトしながら就職活動を続けることに。看護師になることも一度は考えた。いくつかの会社で内定はもらっていた。でももう一度、葬儀会社の就職試験にチャレンジ、そして見事合格!!

「一度落ちた会社は絶対に無理」。と、助言をくれていたハローワークの職員さんも「そりゃもうビックリしてました」。

念願の葬儀会社での仕事。式典進行などすべて自社でする会社でのお通夜や葬儀の進行の補助や裏方をこなし、司会も少し経験した。楽しかった。

あるとき、仕事での人あたりや立ち振る舞い等の適性を見初められて湯灌師に抜擢される。

最初は戸惑ったが「色んなものに触れてみたい」、「まずはやってみよう」。と、チャレンジすることに。

湯灌師としての仕事が始まった当初から「怖くもなく、きれいに見送りたい」。とただそれだけだった。半年くらいは着物の着せ方、各宗教の勉強、死後硬直を和らげるマッサージ等を学ぶ毎日で、絶対に失敗できない仕事だと否応なく感じた。

そのなかでたくさんの故人様と出会い様々な死に様があることを経験した。その人の歩んできた人生を垣間見た気がした。故人様から”悪いことしたらあかん”、”人を傷つけたらあかん”というメッセージを突き付けられたように感じ、ハッとさせられたのを今も覚えている。

湯灌師の仕事は楽しかった。やりがいも感じ充実していた。でも肉体的、精神的にかなりきつかった。朝早くから夜12時まで各地へ移動することもあった。出張先の各地で故人さんに対峙し、故人様を洗い清め清拭し、硬くなった体を柔らかくするマッサージを施し、着替えさせ…かなりの肉体的重労働の連続だった。

そしてご遺族が見守る中で常に失敗できない仕事、緊張の連続だった。精神的に押しつぶされそうになることもあった。何度も丁寧にそっと持ち上げないといけない棺や故人様のお身体の重さ、肉体的なキツさ、精神的なプレッシャー…いつしか腰痛が強くなった。「湯灌師、好きやけどこれ以上は続けるのは無理かな」。と、入社4年で致し方なく退社。

その後は3か月の求職活動の末、「今までと異なる業界に身を置きたかった」。「誰かのために役に立ちたい」。と、ハローワークで弊社の就労支援の仕事に巡り合う。

親戚に年上の知的障害のある方がいた。その家族や自分も幼い時から分け隔てることなくごく普通に接した。「障害だからと壁を作らない」。それもごく自然にできる。

友人には「全然違うところになんでいったん?」とよく聞かれたが、「誰かのために役に立ちたい」、「色んなものに触れてみたい」、「まずはやってみよう」。と、だから入職したと説明している。


2.今の仕事、働き方

月、水:デイサービスの介護職員として、火、木、金:カフェの就労支援員として勤務。休日:土、日


3.仕事での苦労、醍醐味、仕事の魅力、やりがい

いろんな病気、障害、それぞれ違う。病気や障害、支援等について何もわからない状態です。専門的な知識がないので、利用者さんによってそれぞれ抱えている病気や障害に自分なりに対応しているがそれが正しいのかどうか不安になったりする。でも社内の訪問やデイサービスのPTOTSTさんから病気や障害に関する話や支援の仕方を教わることができるので勉強になります。その場その人に合わせた適切な支援方法がとても役に立っています。そのおかげで利用者さんに向き合えることができます。最近は就労支援の奥深さを感じることが多くなってきました。


4.仕事をしていくうえで大切にしていること、心がけていること

PTOTSTさんのように利用者さんと直接体に触れてリハビリ等をすることはできない分、利用者さんと密に対話をするように心がけています。利用者さんによってあまり深く関わって欲しくない人もいれば、逆に話をしたいという人もいるので、今悩んでいること、嬉しいことを聴き手としてしっかりと受け止めていけるように努力しているところです。

“障害”という壁をなくしたいと常に思っています。


5.これからの仕事でチャレンジしたいこと

就労支援に仕事を究めて、勉強します。まず自分なりに取り組んでいます。

今までの経験を活かして障害者支援や介護等に関する資格を取得したいです。学んだうえでより深く仕事に対する考えや発見があると思うから。


6.わたしのオーディナリー自慢

近所のおばあさんがよくカフェに来てくれて、「落ち着く」。と言ってくれます。これは嬉しいですね。よく「安いなー」。とびっくりされる方が多いです。「オーガニックカフェですか?」とお客さんから聴かれることも多いですよ。全然そんなんちゃいますけど(笑)

利用者様で失語症と右片麻痺のある高橋さんはすごく丁寧な仕事をされます。ゆっくり丁寧に洗い物、細かい作業されています。いつもすごいなーと思っています。見守りながら仕事をドンドンやってもらうようにしています。意識的にわたしがお客さんとの仲介役となり、お客さんとのおしゃべりを高橋さんにしてもらっています。生きた失語症訓練になればいいですね。

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就労支援員 木下 貴恵 さん 略歴

大阪府出身20歳代

4年の葬祭会社での湯灌師として勤め上げた後、平成293月に弊社に入職。カフェオーディナリー大阪(就労継続支援B型)で就労支援員として勤務、デイサービスにも応援で勤務、現在に至る。よく笑って明るい雰囲気で周囲も灯を燈すようにあかるくしてくれます。

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〜キャリアインタビューを終えて…木下さんからひとこと〜

最初にインタビューの話しを、とお声をかけて頂いた時はすごく驚きました。正直わたしでいいのかと不安でドキドキしましたが、伊藤さんがすごく緊張を和らいで下さり、また楽しくインタビューさせて頂くことが出来ました。これまでの伊藤さんが行なわれてきた就労支援等のお話しも聴くことができ、非常に勉強になり、わたしもこれから頑張っていきたいと思いました。ありががとうございました!


■キャリアインタビュー記事編集担当より■

インタビューの中でとにかく木下さんの明るさ、前向きさを感じました。愛嬌よく笑ってくれました。

木下さんとはインタビュー前に2回しか会ったことがありませんでした。しかも毎年オーディナリーが屋台を出店している松原マルシェでの人がごった返すような屋外イベント会場のなかです。そのため軽いあいさつ程度。しかしながらスタッフや一緒に働いている利用者さんと接する様子や立ち振る舞い、気立ての良さをみて、支援者として、また飲食サービス業の素養を感じたことを覚えています。いつかお話しを聴く機会があればと考えていました。デイサービス責任者のOT河井さんからの声かけと協力もあり今回のインタビューです。

前職について問うと「湯灌師です」。と淀みなくはっきりと丁寧な口調の返答で、前職への誇りや愛着を感じました。就職浪人してもう一度同じ葬祭会社にチャレンジ、そして入社。折れない心と粘り強さ、“これでいいんや”という木下さん自身の自己肯定感や前向きさが溢れ出ていました。新しい仕事の転機では「色んなものに触れてみたい」、「まずはやってみよう」。というポジティブさがありました。葬祭会社でも湯灌師としての素養を見初められたということと、松原マルシェで支援者としての素養や資質を感じたことと重なるように感じました。

江戸時代の女性湯灌師の姿を描く時代小説「出世花」(高田郁著、ハルキ文庫、角川書店)では、湯灌は現世の苦しみを洗い流し、来世への生まれ変わりを願う儀式としています。インタビューで話しを聴くなかで、この小説のなかの主人公でまっすぐ生きる女性湯灌師のお縁と木下さんがダブって見えました。

就労支援の仕事は、障害福祉サービスの利用者様とカフェ一般客の2つのサービスを提供する相手がいます。利用者様個々の病気や障害特性から必要な配慮等を理解した就労支援サービスと美味しい飲食サービスを適切に提供が行えないといけません。2つのうち、どちらも大切にしながらサービスを継続することが肝要です。これが正解という支援方法は存在しません。でも「利用者さんと密に対話するように心がけている」。「聴き手としてしっかり受け止める」。と、日ごろから心がけて試行錯誤している木下さんならいけそうです。社内の看護師やリハ専門職からの助言も加われば、利用者様との密な対話を通して一緒に解決の道を探してくれそうです。インタビューでお聴きした今までの湯灌師としての経験や立ち振る舞いや気立ての良さを見て、勝手にそう思ってます。今後、障害者職業生活相談員やサービス管理責任者、ジョブコーチ等の就労支援に関する専門的な知識や技術を習得し、弊社でも数少ない就労支援員木下さん、この分野を究めてスペシャリストになられることに期待大です!!

キャリアインタビュー記事編集担当:

人材開発室・心意気実践チーム 伊藤健次郎


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2019年06月15日

(ポスター発表、備忘録A)第56回日本リハビリテーション医学会学術集会

心意気実践チーム・人材開発室OT伊藤です。


6/15(土)は朝早くから会場へ。
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6/13の報告、備忘録@はこちら↓

8時からの教育講演「障害適応へのチームアプローチ 〜障害受容再考〜」に参加しました。

文献で拝読してきた名前を聞いたことがある著名な先生方が、目の前で話されている姿は何か感慨深いものがありました。

とてもまとめきれる中身ではないので、備忘録的なレビューに留めさせていただきます。

備忘録)

▽座長の先崎章先生(埼玉県総合リハビリテーションセンター)より

〇障害受容は疾患、障害を含めたその人、状況、などなどでその時々で変わるものではないか…

〇医療者ではうかがい知れないことがあるのではないか…

〇誰の理論が正しいのかどうかを論証するのではなく、眼前にいるリハ患者の心のあり方を理解するのに最も適した障害受容理論を用いればよい。(渡辺俊之2004)

〇障害の受容とは障害者としての自分を受け入れていくことであり、悲しみや落胆などの否定的感情に向き合っていく心理過程である
〇機能改善への固執と障害受容を分けるべき
〇障害受容の経過は段階的というより行きつ戻りつの連続過程である
〇障害受容にいたるためには”希望”が必要
〇医療者が扱えるのは”障害への適応”で、そのために医療チームを機能させること
(2006年の本会にて)


▽医療社会学の視点から細田満和子先生(星嵯大学)より

〇社会的役割(一般的なこうあるべき論)から役割期待(こうならないといけないという型にはめられてしまう)

〇病人役割(「社会体系論」パーソンズ、1951年)という捉え方
権利(回復すること、その一方で社会的な役割を免除されるという面もある等)と義務(回復すること、通常になるということに縛られる)

〇生活史の書き換えにより、”全く異なる主体に”、”新しい自分へ”、”病人役割”から自由に”、”新しい役割を獲得へ”

▼詳しくは↓
『脳卒中を生きる意味-病いと障害の社会学』青海社 細田満和子著
https:surasshusurasshuwww.seikaisha.bluesurasshuitem-22/


▽元ST教員で脳卒中、高次脳機能障害の当事者でもある関啓子先生(三鷹高次脳機能障害研究所)から

〇リハをする側からされる側となったから分かることがある

〇現実肯定感(なってしまったのは仕方ない)、希望(職場復帰を)、期待感(新しい人生を)、知的好奇心(リハ職として貢献しよう)から、自分にしかできない”語り部”としての高い使命感が生まれた

〇「発症前より幸せ(病気によりたくさん失ったけど、それで生まれた幅広い他者とのつながり、自己効力感、社会参加の実感があるから)」

▼詳しくは↓
三鷹高次脳機能障害研究所
(一社)日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会


▽OT田島明子先生(聖隷クリストファー大学)から

〇誰もがなにかしらか”障害”があるが、それを内包しながら生きている

〇自分自身のユニークな価値に気付く

〇存在を肯定する

〇障害受容という言葉を避ける療法士

〇参加のはしご

▼詳細は↓
障害受容再考―「障害受容」から「障害との自由」へ』三輪書店 田島 明子著


▽交通事故による下肢障害の当事者でもある公認心理師・臨床心理士 定政由里子先生(神戸学院大学)から

〇感情の爆発を大切に扱う、否定しない、しばらくすると冷静になれる

〇自制→忍耐→希望→感謝
人の意見とやり方に折り合いをつけることで自制となり、自分の想い、希望がある程度できるになれば、感謝が生まれる

〇ヘパイトスのギリシャ神話が心理的課題(心のわだかまり)から解放してくれた

〇アドルフ・グッゲンビュール・クレイグ「あらゆる人間は障害者である」


▽人間味溢れ出す岡本五十雄先生(クラーク病院)

〇高い人生満足度と受容度、低い経済状況と受容度の関係

〇一旦は障害を受け止めたよう(障害受容)でも、10年経過しても「でも治るんだったら何でもする」という人が多い


▽太田喜久夫先生(藤田医科大学)

〇CIQ(客観的QOL)と主観的QOL評価(日本語版制作中)について

参考はこちら↓


機器展示等)

120以上の企業団体展示ブース
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スイーツコーナー
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ポスター発表の会場
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質問する代表の阪東(写真左)です。
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15時過ぎ。いよいよポスター発表の出番です。
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座長のリハビリテーション医学会専門医の先生、他の先生方からは…
○なかなか無い取り組みで、しかもよく就労支援されている
○聴いたことがない報告
○もっと脚光を浴びるべき内容
○心が温まる良い関わりの報告
○これからの一つの形、新しいスタンダードになるかも
○話しを詳しく聴きに行きます
等…の評価をいただきました。

一方で、
○診療はどのようにしているのか
○診療のサポート体制の維持
○収益面はどのような状況なのか
等…の質問もいただきました。
ありがとうございます。


たくさんのリハビリテーション医学会専門医や関連職の先生、当事者の方と発表や各講座、講演後に、質問を兼ねてご挨拶するなかでお話しすることができました。

日頃の現場で取り組んでいて、これでいいのか…と分からないなか考えていることを確認でき、次に進むチカラをいただきました。

インターネットや本、文献で学べることとはひと味もふた味も違う、会場で会えるたくさんの方々からのナマの学び、気付きをもらえるのが、学会・学術集会。

特にリハビリテーション医学会学術集会は、学会規模や多岐にわたる講座内容に加えて、看護師、療法士に指示するリハビリテーション専門医の先生方が主たる参加者です。

そのような場の貴重さ、学会・学術集会に参加することの意義を深く再確認できました。

リハビリテーション評価の大切さを痛感しました。それに加えて、利用者様、ご家族、自分自身のために、何かしようという"心意気"の大切さにあらためて気付かされました。

次回は今年秋の静岡。11/15(金)〜17(日)。
「リハビリテーション医学の”ちから”」

何とか行きたいです。




追記)

前日の6/14(金)午後は、
「がんのリハビリテーション診療ガイドライン&シンポジウム」へ。

今月に発刊された『がんのリハビリテーションガイドライン(第2版)』の解説をされていました。

〇グレード、エビデンスの確実性、推奨別にされている

〇運動における恩恵があること

〇術前のプレハビリテーションの効果あり

〇術後の歩行、ADLの維持は予後に影響あり

〇抗がん剤等の化学療法は入院治療から外来治療へ

〇外来治療で歩行、外出機会の確保も可能

〇フレイルからどのように脱するかが課題

〇CGA7(高齢者総合機能評価簡易版)の活用

参考)
がんのリハビリテーションガイドライン(第1版)は↓
www.jarm.or.jp/wp-content/uploads/file/member/member_publication_isbn9784307750356.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/42/4/42_KJ00010001353/_pdf
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2019年06月13日

(参加報告と備忘録@)第56回日本リハビリテーション医学会学術集会2019

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心意気実践チーム・人材開発室OTいとうです。


昨年度からリハビリテーション関連職が可能になった日本リハビリテーション医学会学術集会に初めて参加させていただきました。

今朝は早くからポスター掲示に。
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「患者からパートナーへ ~脳幹出血の医師とのリハビリテ−ションクリニック開設運営に向けた二人三脚の歩み~」
ポスター発表は6/15(土)です。
▼詳細はこちら↓

ポスター発表の準備がひと段落してから、ようやくプログラムに目を移すと、知的好奇心をくすぐられる内容に心躍りました。
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早速、一般社団法人日本生活期リハビリテーション医学会のシンポジウムに参加しました。

テーマは「リハ医は生活期のリハビリテーション医療にどのように関わるべきか」

名だたる先生方からリハ医に向けた生活期のリハビリテーション医療に関する内容です。
当たり前のことかもしれないですが療法士に向けたものが大変多く見られました。

参考)
備忘録

○生活期リハではまだまだ個別性、主体性の高いサービスは提供出来ていない現状があるのでは…

○生活期リハはどの領域のリハより圧倒的に関わりが長い、評価すべきことも多い

○必要な評価を経時的に行なうことが不可欠
→ICF、FIM、FAI、LSA、興味関心等

○生活期リハでは、利用者、患者の基礎疾患をよく診立てることなく、目の前の必要な介護等の現場の対応に迫られることがあるため、関わる職員が近視眼的になりやすい

○様々なリスクが考えられるが、基礎疾患をしっかりと診なくても、毎日のサービス、仕事が完結してしまうことも多い

質の高いサービスを提供するには、基礎疾患と障害とのつながりを診ながら、リハ医(看護師や療法士も)による医学的な管理が必要

○訪問看護ステーションでの療法士による訪問(訪看リハ)と医療機関での訪問リハビリテーションの使い分けがあるという難しい実状…制度的にも複雑

○リハ医(療法士も)は利用者と目標の共有をし、初回時に終了もあることを告げておくべき

○生活期には算定期限が無いことが大きなアドバンテージではないか…やれることがたくさんあるのではないか

○生活期リハには自分自身で主体的に行なうリハ、自主トレの時間と量が何より大切
→サルコペニアの筋トレは4割の力で回数を多くすれば効果あり
→筋トレは痙縮には影響しない
→歩行練習は歩行率、歩数、距離、スピード、歩容に注視を
→麻痺側の筋力アップは12,24ヵ月後もあり
→股関節伸展の維持向上は不可欠

○IADLの変化率は歩行、交流が高い人が向上しやすい

○FAIは退院後に向上しやすい

○生活機能向上連携加算の算定率は非常に低い現状

○"結果にコミットします"の自費治療、リハサービスが増えている現状がもしあるのであれば、今の生活期リハビリテーション医療の関係者が恥ずべきことではないか…

○利用者の隣で療法士が汗をかくのではなく、利用者の主体性を引き出し、利用者自身が日常的にリハするようにもっていく

▼詳細は、クリニカルリハビリテーション2014年4 月号「リハの効果の限界を超える」近藤国嗣先生(東京湾岸リハビリテーション病院)ら↓


▽ランチョンセミナー
「中枢神経系疾患に対する再生医療とリハビリテーション医療の可能性」
岡山大学大学院脳神経外科安原隆雄先生

○早期のリハビリテーションは機能改善へ

○運動や遊びがあれば神経新生の活性化に寄与

○運動出来ないようにした吊り上げられたラットの後肢はヒラメ筋の筋萎縮、神経新生の抑制あり

○重度の脳卒中患者は回復期に十分なリハを施しにくいことから、生活期リハにおいて良質な継続的なリハと精神的なフォローアップは神経保護、神経新生に寄与…その結果、良質な機能回復、社会との関わりを持つことができる
▼詳細は、総合リハビリテーション2018年11月号「難病のリハビリテーション」にて↓

等々…


生活期リハビリテーションに直接的に関わる弊社の仕事に誇りと勇気を持て、課題と可能性を感じることができるようなシンポジウムとセミナーでした。

と、同時に戦略的に行なうリハの効果に対する指標を持ち、評価し、しっかりと訓練するという当たり前のことの大切さを改めて痛感させていただきました。

たった半日でしたがたくさんの知見と刺激をいただき、後ろ髪を引かれる思いでセミナーの途中で退室し、午後からの訪問リハの現場へ向かいました。残念…

明日は午後からの参加です。
楽しみです。

利用者様、職場のみなさま、ご理解とご協力ありがとうございます。
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2019年05月17日

自分らしさとは…

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有名なリーダーを真似るのではなく、自分の価値観とスタイルを大切にする、地位や権力で従わせるのではなく、他者のスタイルを尊重し、職場の信頼を集める、「オーセンティック・リーダーシップ」が注目されている。ハーバード・ビジネス・スクール教授、ロンドン・ビジネススクール教授ほか、世界第一線の執筆陣が説く。(ダイヤモンド社)


□心意気的超短ななめ読み□

「新入社員にはまずオーセンティック"自分らしさ"を意識させよ」

○"ありのままの自分を認めてもらいたい"という欲求は誰しもあるもの

○本当の自分の価値を認めてもらえると充実感が得られるもの

○人は自分ならではのモノの見方や強みに気づき、それを仕事に活かすことができると意欲が高まる、力の源泉となるもの

○高い顧客満足度、離職率の低下につなげる、自分らしさの表現を促せる新入社員研修とは?

○多くの企業、組織の新人研修の共通した目的は、組織文化と仕事の要件についてで、社員の能力を最大限に引き出せていない現状では?

○オーセンティシティ(自分らしさ)、個人のアイデンティティを重視した研修内容で、自分ならではの視点と強み、そしてそれを仕事にどう活かせるかを考える中身にすべき。特に新入社員のうちからすることが重要。

○組織よりも個性を重視した研修プロセスのほうが社員の態度、行動に好ましい影響を及ぼし、それは仕事への意欲や満足感などに表れる。そして離職率を低下させパフォーマンスを向上させる

等々…


オーセンティック、オーセンティシティ"自分らしさ"と訳されることが多いようです。

語源はギリシャ語で"根源的となる"。

本書の日本語版の序文を寄稿した中竹竜二さん(ラグビー等のスポーツコーチのコーチングコーディネーターや企業のコーチング、育成)によると、自分自身のなかにある根源的な自分らしさ。それを自覚し、首尾一貫して発揮していくことがオーセンティック・リーダーシップだとした。

また、その根源的な自分らしさを知るには、高い自己認識力が必要とし、自分をさらけ出すことが有効な方法の一つとしている。

「〜こうすべきだ」。という"べき論"に囚われることなく、
"自分自身をさらけ出す勇気が問われる時代"だとも、中竹さんは本書に記している。


自分らしさを問うことは、自分のあり方、価値観を問うことでもある。

これにより結果的に自己認識力が高まり、自己理解が向上すれば、他者理解も深まることにつながり、日頃の利用者様との関わりにも活かせるはずです。

それらを勇気を持ってさらけ出し、自分らしく仕事ができていれば、そこに自分が"いる"はずで、そこに存在意義ややりがいも生まれ、感じとることができるのではと思います。

弊社の理念のひとつ。

"らしく活きるを応援します"

仕事のなかでの日常的な追求は、わたしたち支援者側の"自分らしさ"、"仕事への向かい方"を深く問い続けることにつながるのかもしれません。


本書の中では、たくさんの研究結果から"自分らしさを表すことの弊害"についても記されていて、違う視座からの見方、捉え方も与えてくれました。

心意気実践チーム・人材開発室いとう
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2019年05月06日

「患者からパートナーへ」(6/15ポスター発表予定)第56回日本リハビリテーション医学会学術集会2019神戸

▼抄録はこちら↓

▼ポスターはこちら↓

第56回日本リハビリテーション医学会学術集会
演題名:患者からパートナーへ ~脳幹出血の医師とのリハビリテ−ションクリニック開設運営に向けた二人三脚の歩み~
●発表形式・セッション:ポスター(関連専門職) 「生活期リハビリテーション(2)」
●演題番号:3-P3K-11-1
●セッション日時:2019年6月15日(土) 15:10-16:10
●発表順:1番目
●会場:ポスター会場3(神戸国際展示場3号館 1F 展示室)
●発表・質疑時間:発表5分、質疑2分
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●ポスター貼付時間:6月13日(木) 8:00-10:00
●ポスター撤去時間:6月15日(土) 17:30-18:30

▼第56回日本リハビリテーション医学会学術集会2019神戸↓

心意気実践チーム・人材開発室 いとう
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2019年04月20日

キャリアインタビュー「人生、散らかっております」。左田聖子さん(看護師、大正所属)


社内メールマガジン〜アクティブ流〜20196月号のキャリアインタビューでは、大正事業所の左田聖子(しょうこ)さん(看護師20年目、入職年月:平成292月、所属:大正)からお話をうかがいました。


1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯


15年間のハワイでの暮らしは…

学生時代に夏季セミナーでハワイを訪れたのが全ての始まりだったと思います。ハワイという土地の持つ独特の空気感にすっかりハマってしまい、「前世はここにいたに違いない」と、脳天気な勘違いをしました。卒業後は貿易商社に就職し、何の不満もない生活を送っていたのですが、何か物足りない思いが次第に強くなっていきました。「このまま漫然と人生過ごしたらアカン。そうだ、“故郷のハワイ“に帰ろう!」とまた脳天気に考え、渡航費用を稼ぐため仕事の掛け持ちを始めました。晴れて目標の金額を貯め、‘’故郷のハワイ“に降り立った時は21歳、まもなく22歳の誕生日を迎える12月の終わりごろでした。
「ハワイでたこ焼き屋をやる」と豪語して出てきたものの、現地に知り合いもいなかったので、とりあえずハワイ大学の語学コースを受講することにしました。そこには世界各国から様々な人が学びに来ていて、毎日が新しい発見の連続。夢の中にいるような、刺激的で楽しい学生生活を過ごさせて頂きました。

◇今の看護師の仕事を目指すきっかけは…

そうこうするうち、たこ焼き屋のことはすっかり忘れ、学生生活が終わると同時に結婚、そして旅行会社に就職しました。ここでツアーコーディネーターとして勤務した経験が、後に「ナース同行のバリアフリーツアー」を思いつくきっかけとなったのだと思います。旅行社では4年ほど経験を積みましたが、その頃始めたスクーバダイビングにまたしても“ハマって”しまい、インストラクターのライセンスを取得しました。そして退社してダイブショップを開業することとなりました。
毎日海に潜りながらお店の切り盛りをする日々が数年続いたのですが、看護師を志すきっかけとなった出来事は、この頃連続して起こりました。
その中でも一番大きかったのが、事故で障害を負った友人の夫のリハビリ過程に立ち会う、という経験です。脊髄損傷で下半身不随となった夫を、小さな子どもを抱えながら友人たったひとりで介護する過酷な生活。障害受容ができず自暴自棄となった夫はリハビリもせず毎日家族に当たり散らし、友人は心身ともに疲れ果てていきした。
そんなとき、あるエピソードを思い出したのです。それは私のダイビングの師匠のお話で、同じく脊髄損傷で"歩行機能回復の見込みなし"と宣告されていた師匠の友人を海に連れ出し、クルーザーであちこち旅するうち、立ち上がって数歩歩いた。最終的には杖歩行可能なったというお話です。
善は急げとばかりに、ウェットスーツとシュノーケルセットを車に積み込み、その家族をプールにお連れしました。浮力確保のためのウェットスーツを身につけておそるおそる水に入っていった彼は、あっけないほどすぐに水に馴染み、すごい勢いで泳ぎだしました。下半身が動かなくても、水中ではとても自由だったのです。ひとしきりクロールで泳いだあと、水面に大の字で浮かんで「あ〜っ!気持ちいい!!」といった彼の顔が今でも忘れられません。
その後家族の事情で帰国することになり、お店を人に任せて15年暮らしたハワイをあとにしたのですが、再就職にあたり次はリハビリに関わる仕事がしたいと考えたのは、そんないくつかの出会いがあったおかげです。

◇帰国当初は…

帰阪してすぐ、リハビリの学校を探し始めました。ところが当時は学校が少ないうえに3歳の子供を抱えての学生生活は時間的にも経済的にも無理があると分かり断念。
働きながら通える看護学校に入学し、准看護師2年、正看護師3年の学生生活を送ることになりました。学生時代は小児科・内科の診療所で経験を積ませて頂きました。
卒業後は病棟勤務を急性期から回復期リハ病棟まで一通り巡り、その後老健を2か所、2年ずつ。その際に同じ法人内のデイケアやグループホーム、小規模多機能型なども手伝わせて頂きました。
どこの職場もそこ特有の大変さがありましたが、今思えばどの経験も無駄ではなかったと感謝しています。

◇キャリアの転機

そうやってあちこち渡り歩くうち、前述の「ナース同行のバリアフリーツアー」を思いつき、職業訓練校の開業支援科に半年間通いました。マーケティングや経理、税務のことなどこれまで縁のなかった分野の勉強は、これまた新鮮でおもしろかったです。そして卒業と同時に、バリアフリーツアーをこれから始めようとしている会社に雇って頂くことになりました。いきなり開業するよりは、まず経験を積みたいと考えたのです。その会社は介護事業を多岐にわたり展開していて、旅行社としての仕事が増えるまでの間はと与えられた仕事が、サービス付き高齢者向け住宅の看護師でした。そして同時に新たな事業としての訪問看護ステーションの立ち上げに関わらせて頂き、ここで初めて在宅医療のおもしろさを知ることとなったのです。
この会社では、いくつかのツアーを出すことはできたもののニーズが少なく、思うような仕事ができなかったことから一年余りで退社。その後はやっと出会えた訪問看護への道をまっしぐらといった感じで、今に至っています。

2.今の仕事、働き方


訪問看護月〜金曜日、週5日勤務です。大正区を中心とした5区を自転車で廻っています。


3.仕事での苦労、醍醐味、仕事の魅力、やりがい


在宅の仕事はやりがいたっぷり!!

お一人おひとりと向き合えることがとても大きいです。

病院での仕事はルーティンワークにとらわれて思うような看護ができなかった。


4.仕事をしていくうえで大切にしていること、心がけていること


それぞれの持つ”強み“を引き出し、最大限に生かせるような関りができたらと思っています。そのためには、相手をありのまま受け入れる姿勢が大切かなと。そしてその人の自尊心をくすぐるような言葉かけを心がけています。平たく言えば、けっこうホメまくります()


5.今の仕事に限らず、これからやってみたいこと、もうすでに挑戦していること


南国リゾートでのリハビリ生活をコーディネートするサービス。ハワイに中〜長期間滞在してのリハビリをお世話したい。夕日を見ながらビーチを散歩する…妄想中です。



看護師 左田 聖子(しょうこ)さん 略歴


大阪府出身50歳代

看護師を18年ほど経験し、平成292月に弊社入職。大正事業所で訪問看護師として勤務、現在に至る。

朗らかさと溢れるバイタリティーで訪問看護利用者様をグイグイと引っ張ってくださっています。


〜キャリアインタビューを終えて…左田さん(大正)からひとこと〜


自分の半生を人に語ったのは今回が初めてです。訳が分からないほど散らかり倒した私の話を、インタビュアーの伊藤さんは辛抱強く聴いて下さいました。おかげでこれまで考えたこともなかった“自分史”が整理でき、今はとてもスッキリした気分です。これからの人生をどう生きていきたいか、ここでまた考えるきっかけにもなりました。こんな貴重な機会を与えて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。これからまだひとふんばり、頑張れそうです。ありがとうございました!



■キャリアインタビュー記事編集担当より■



インタビューのなかで、「私の人生、散らかってるでしょ」。と、度々聴かれました。軽いようでいて深みのある重い言葉に、左田さんの今までの人生とその歩みが凝縮されていると感じました。人生とキャリアの転機で左田さんは、いつも自分で決断し、その時を逃さずに自らすぐに行動を起こしてたくさんのことにチャレンジされてきたことが分かりました。その"散らかった人生"と世界観、あまりの話しのオモロさに引き込まれてしまいました。まるで“左田ワールド”に連れて行ってもらったような。。。

今までのご自身の“散らかった人生”を左田さんは「行き当たりばったりで」、「風の吹くまま」と笑い飛ばしていました。

自分の人生やキャリアを会社や人任せにせず、自分らしいキャリアと人生を切り開いていこうとする姿勢や具体的な行動に感銘を受け、ワクワクして共感することができました。

先日の大正事業所独自の事例報告会“チャレンジ報告”での左田さんの実践報告は、『糖尿病を伴う認知症高齢者のひとり暮らしを支える 〜それでも家がいい〜』でした。このなかには関係者やご家族との連携強化や気持ち良さを重視したケアでコミュニケーションを図ったり、回想法を取り入れた自尊心、意欲向上への取り組みがありました。これらは血糖値や血圧の改善、精神的な安定、ADLと在宅の生活を維持等の成果を上げていました。加えて“自分にも人にも容易に限界を定めてはいけない”、“不可能という思い込みを一旦取り去ってみると思いがけない結果が得られることもある”と報告されていました。

左田さんの“あきらめない看護”の実直な仕事ぶりは、入職当初より耳にしていました。まさにこの報告を通して左田さんの“あきらめない看護”の真骨頂を知りました。

在宅生活を支援する訪問看護師として、その人の人生を切り開くような関わりをしている左田さんのなかには“キャリアのオーナーは自分”“人生を楽しむ”という信念が基にあるのではと強く感じました。自分の人生や仕事に自分で責任を持つことで、よく自己研鑽するようになり、自分を深く知ること(自己理解)にもなり、その姿勢で利用者様に向き合うことでその人の深みを知ること(他者理解)となり、それが結果的により良い関わりにつながっているように感じました。

今回のインタビューを通して、まず自分の人生を楽しみ、自分らしく仕事をして楽しめていないとより良い支援につながるのは難しいと改めて思いました。

今回のインタビューの場となったのは大正駅至近で、生豆を一つずつ吟味して焙煎する超本格派の自家焙煎珈琲と良質な音楽を提供する異空間な「井尻珈琲焙煎所」さん。インタビュー中はできるだけ静かに聴取しながらも左田さんのお話しがあまりにもオモロ過ぎて、店主でラグビー関係の知人でもある井尻さんに「静かにしてください、ここはそういう場所ではないので…」と注意されるくらいでした。ご迷惑おかけし本当に申し訳ありませんでした。しかも写真も撮り忘れた。。。


キャリアインタビュー記事編集担当:

人材開発室・心意気実践チーム 伊藤健次郎

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2019年04月17日

読書について。

心意気実践チームのいとうです。

通勤時間の大きな愉しみのひとつとなっている読書。

なぜ学ばないといけないのかなぜ本を読んだ方がいいのかということを考えてみるために、下記のよく似た題名の本を読み比べてみました。



◆「読書する人だけがたどり着ける場所」斎藤孝著、SB新書、2019

帯文:毎日情報に触れているのに知識が深まらないのは、なぜか?読んだ本の差で人生は変わる、深い人、浅い人の差は読書で作られる。
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◆「本を読む人だけが手にするもの」藤原和博著、日本実業出版社、2015

帯文:なぜ本を読むといいのか?仕事と人生に効く

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◇心意気的ナナメ読み◇

[斎藤本]のなかのキーワードをピックアップして、[藤原本]とも共通する中身を抽出しました。



●ネットでいいじゃんと思っている人に●

[斎藤本]

⇒ネットで文字を読むときと読書の違いは“向かい方”

⇒ネットで何か読むときはじっくり向き合うというより、パッパッと短時間で次へいこうとする

⇒情報化社会と言われながら、有用な情報にあまり接していない私たち

⇒インターネットの海でほとんどの人は浅瀬で貝殻をとっているようなもの

⇒表面だけサーッと撫でてニュース、記事のキーワードだけ拾って詳しいところまで読んでいないのでは

⇒本を読んで教養を高めることが、その人に深みを持たせ人生も豊かにする

⇒読書は人間に生まれたからこそ味わえる喜び、自分で自分の人生を深めていける最高のもの

[藤原本]

⇒読書は能動的に情報を取りに行くアクティブラーニング

⇒あなたが人事部長だったら、電車のなかで、読書をしている人と、ずっとスマホとにらめっこの人、どちらを採用するだろうか?

⇒本を読んでいる人には、嫌な感じの表情をしている人はいない

⇒読書をする人は、著者の脳のかけらを自分の脳につなげることで脳を拡張し、世界観を広げられる人、イマジネーション豊かな人



●コミュニケーションは文字で磨かれる●

[斎藤本]

⇒コミュニケーションの根底は認識力

⇒人の複雑な感情を瞬時に理解するのも認識力です。そういったものを感じ取ることができればより深いコミュニケーションにつながる。

[藤原本]

⇒コミュニケーションは人の話しをよく聴くことが大切

⇒ヒアリング技術が高くなければ、他人の脳につながらないから、自分のことを相手に伝えることもできない

⇒人の話しを聴く技術は読書で高め深められる



●物語で身につく「映像化」する力●

[斎藤本]

⇒読書をしているときの脳の働きは、文字をたどって意味内容を理解し、感情を理解して味わい、描かれた風景や人物の姿、声など様々なものを想像する

⇒映像は視覚・聴覚に訴える情報量が多い分、短時間でワールドに入っていける

⇒同時に自分の頭をあまり使わなくていい、想像力、イメージ力を駆使する必要が減る

[藤原本]

⇒本の中の「雪国」の情景や人物を想像するため、視覚野に蓄積された過去の映像が引き出されて、場面のイメージが脳の中に作り出される

⇒現代は映像時代であり、テレビでもスマホでも解像度が高いため、人間のイマジネーションのレベルが下がってしまう



●著者の目で物事を見てみる●

[斎藤本]

⇒読書は自分と異なる視点を手に入れるのに役立つ

⇒視点が重層的で多角的になる

[藤原本]

⇒読書は世界観を広げることに役立つ

⇒両極端の視点を獲得するには本を読み比べることが肝要

⇒読書で複眼的な視点(クリティカルシンキング)を持つことができる

⇒著者の脳のかけらをつなげることで脳は拡張する

⇒本を読むことは、見方を増やし、味方も増える

⇒自分の意見を作り上げるための読書



●集中力を高める読書●

[斎藤本]

⇒現代人の集中力の低下を示唆する研究、アテンション・スパン(一つのことに集中できる時間)の低下、2015年は8秒(2000年は12秒)

[藤原本]

⇒読書を楽しむこと、没頭することが集中力を高める



自分自身の読書歴をリフレクションしてみたところ…

1.学生時代(OT養成校卒業)まで本が苦手だった
○読み進むのが遅かった
○国語力と読解力がなかった
○難しい本を無理して読もうとし断念した苦い経験があった
○勉強方法の要領が悪かった
○ラグビーのトレーニングやスポーツ心理学、人物像等に関する専門誌のコーナー記事は読めた

2.本を読むようになったのは…
○どうしても専門書を読まないといけないOTの仕事に就いたから
○はじめの職場が自己研鑽と研究発表、講師等に積極的に取り組まないといけない職場と状況だった
○リハの理由付けと考察に入れ込むために、脳生理学や解剖学、運動学等の専門書の参考・引用文献を選択的に読んだ
○就労支援関連の専門書を選択的に読んだ
○働くことの意味や理由、職業観に関連する専門書を選択的に読んだ
○講師の仕事で、学生さんに教えるための言葉の多くを本から学ぶという生きた経験ができた
○起業関連のビジネス書を幅広く読んだ
○ブログが自分自身の考えを文字にアウトプットする習慣化になった
○人材育成・開発やキャリアデザイン、コーチング等に関するビジネス書を読んだ
○転勤により電車通勤になった
そのタイミングで革のブックカバーを同僚からもらった
○通勤時間に池波正太郎さんの時代小説や随筆を初めて漁るように通勤時間内外で本を読んだ。そのハードボイルドなエンターテイメント性に没頭し、著者の世界観の中で一緒に生きたような錯覚にハマった
○本を読む抵抗感がなくなった
○職業観、人生観、組織学、社会学、臨床哲学、行動経済学、心理学、地域社会、コミュニティ、幸福学等の幅広い専門書を読むようになった。たくさんの著者の世界観に触れる・つながる経験ができた
○ブログに本から得た学びを深め、文章の中に入れ込み自分自身の考えや解釈につなぎ合わせ、アウトプットする習慣化になった
○メルマガ編集や書評を文章化することで、自分の捉え方や考え方を言葉にすることで、自分自身の意見に深みをもてるようになってきた
○様々な職種や背景の方々とのコミュニケーションに一役買ってくれた

自分自身の読書歴の振り返りとこの2冊の読み比べは、個別性のある個々の人生に直接的に関わる仕事であるリハビリテーション職、看護師、介護士だけに、読書は欠かせないものとして、あらためて確認することができました。


訪問リハビリテーションの開始当初に利用者様のお宅で先ずやることとして、お話しをしっかりと聴くことはもちろんのこと、お宅の本棚にある本の題名やジャンルを確認すること、壁に掛けられている絵や写真を確認することが習慣になっていることを思い出しました。


利用者様とそのご家族の人となりを知るためのごく自然な行動習慣です。


[藤原本]では、読書、芸術、遊び、スポーツ等で得た知識、技術、経験が想いや考えとして結晶すると、電磁波が出て共鳴しあい、より多くの関連したヒトやモノを引き寄せるとしています。


それらを在宅の現場で、利用者個々により発信される電磁波をキャッチできる受信機を常に持ち、共鳴しあえるようにするためにも幅広い分野の読書をしたいものです。


読み比べしてみて、子供たちにも“なぜ本を読んだ方がいいか”をどうにか説明できそうです。


朝の公園にて
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2019年03月20日

キャリアインタビュー 「利用者さん-療法士、お互いが切磋琢磨し合える療法士になりたい」谷川朋也さん(OT、大正事業所)

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写真右が谷川さん

社内メールマガジン〜アクティブ流〜20194月号のキャリアインタビューでは、養成校卒業後に弊社に入職したOT谷川朋也(たにがわともや)さん(OT3年目、入職年月:平成284月、所属:大正)からお話をうかがいました。


1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯
 高校時代、バスケ部での活動中の怪我(突き指)をした際に整骨院でリハビリをしてもらったことが大きかったです。このときに体の構造を教えてもらい、リハビリテーション全体に興味を持ちました。PTOTST等の違いも全く分からないなか、高校3年時に大学のPT学科を受験したものの不合格となり、スライドでOT学科に合格・入学することになりました。
 中学2年生の時に父が55歳で亡くなりました。このときに密な関わりを持ってくれた看護師さんの親身な関わりにより、母親の心理的負担感を軽くしてもらった経験が忘れられません。自分もこの看護師さんのように辛い状況にある当事者の方に手を差し伸べれるような人になりたいと、漠然と思ったのを今回のインタビューのなかで思い出しました。


2.今の仕事、働き方
 土、日曜日がお休みで、訪問看護ステーション大正で2.5/週、デイサービス大正で2.5/週で働いています。提携医療機関である山ア診療所での外来リハ業務も経験させてもらっています。


3.仕事での苦労、醍醐味、魅力、やりがい
 自分が行なっていたリハが正しいかは分かりませんが、利用者さんから「やってよかった」。等とお言葉をもらえると実践してよかったなと思います。


4.仕事をしていくうえで大切にしていること、心がけていること
 利用者さんとの距離感を考えることを大切にしています。25歳という若さを活かして、時には利用者さんとお孫さんと接するような近い距離感で意識的に関わることもあります。雑談のなかで相手と状況に応じて、話し口調を丁寧語から親しみやすい口調に変えたりすることもあります。デイのモニタリング訪問の際に、ご家族からのご意向や困っていることを耳を傾けて聴くことも心掛けています。


5.わたしの作業療法士像
○療法士側からだけでなく利用者さん側からも提案が出来て、お互いに切磋琢磨し合える作業療法士
○活動や参加の面だけでなく心身機能への関わりもしっかりできる作業療法士


6.わたしの利用者さん自慢
 プロ野球の沖縄キャンプ巡りへのチャレンジを画策中の脊髄小脳変性症の訪問男性利用者Aさんです。前任者からの引継ぎで始まった訪問当初は、ROM訓練、歩行練習等のルーティン的な内容でした。何か今までとは違う取り組みができないかと考え、Aさんが得意なパソコンを使って自主トレメニュー表の作成を提案し、訪問のなかで始めてみました。
そして次に一緒に取り組んだのが谷川自身の営業パンフレットの作成でした。
「ありきたりのものは誰も見ない。先生が今までやったこと、どういう風に考えているか、どんな人なのかということが分かれば興味が湧く」。
とAさんから的確な助言をもらい、利用者目線、当事者視点というのはどういうものなのかを教えて頂きました。営業パンフレットはAさん主導で週1回の訪問のなかで案を出し合い見事完成!今では営業活動に使用し好評を博しています(下の写真)。わたしが苦手なパソコンを“Aさんに教えを請う”というリハビリテーションの形もあっていいのでは…と思い、このような訪問になりました。
今年はAさんと共通の趣味であるプロ野球の沖縄キャンプ巡りに向けて、お互いに刺激し合って課題を明確にし、1つずつクリアしていきたいと思っています。ご支援ご協力よろしくお願い致します!
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7.わたしのアクティブ大正自慢
 ○スタッフ間の関係性が良好なところです。そんな声を他の事業所からも聴いて嬉しいです。昼ごはんをみんなで食べています。先輩後輩どうしで冗談を言い合える仲です。
 ○アクティブクラブをきちんとしているところ。事前の下見や現地での情報収集などの準備を時間うを惜しまずにやっています。
 ○今年度から大正独自の勉強会企画でやっているチャレンジ報告では、他の療法士や看護師の話を聴けるのはとても勉強になっています。


8.趣味や関心事、休日の過ごし方
 〇おススメの観光地は思い当たらないが愛車での旅行
〇特にひいきチームは無いがプロ野球観戦
〇地元奈良の大学サークルで作ったチームでの草野球


9.これから仕事でチャレンジしたいこと
 今の仕事ではAさん宅、Bさん宅等、それぞれのお宅の訪問利用者と1対1だけの関わりとなっています。これをわたし自身がAさん―Bさんの橋渡し役となり、2対1、3対1など利用者同士のつながりを意図的に作って、活動・参加・心身機能の向上や拡がりに結び付けることができるような仕事がしたいです。具体的には最近移転した大正事業所の外壁や看板を、訪問・デイ利用者様数名の特技を掛け合わせて彩りよく完成させることを妄想しています。


10.これからリハ専門職(PTOTST)を目指す人、新人さんへのひとこと
 ○お互い成長し合えるよう頑張りましょう
 ○訪問の仕事のなかでは、利用者様と目標を共有しながらできます。このため在宅でできること、在宅でしかできないことがたくさんあります。病院勤務している大学時代の同級生と仕事の話しをしているとあらためて気づかされます。今も利用者さんからたくさんのことを教えてもらっています。


作業療法士 谷川 朋也さん 略歴
奈良県生駒市出身の25歳。平成273月四条畷学園大学卒業。
平成274月、新卒で弊社へ入職も国家試験に失敗。その後デイサービスで介護職として、勉強しながら勤務。翌年には無事に合格。デイサービス、訪問リハ業務に従事。現在に至る。人懐っこい明るい笑顔が魅力のいじられキャラ・癒し系ボンバーヘアの谷川さん。リハ・利用者さまへの熱い思いを持ちつつ、利用者さんからの信頼が厚い期待の若手生活期・在宅OTです。将来のパートナー募集中!!


〜キャリアインタビューを終えて…OT谷川さん(大正)からひとこと〜
今回インタビューを受けて、自分自身が何故リハビリ業界に興味を持ち仕事としたのか改めて思い出すきっかけになりました。今後もデイサービス・訪問リハビリ・診療所で様々な環境で初心を忘れず働いていきたいと思います。


■キャリアインタビュー記事編集担当より■
弊社では谷川さんのような新卒採用の方々が配属されるのがデイサービスです。訪問リハビリテーションの仕事の前段階として、デイサービスではゼネラリスト(総合職)的な仕事をこなすことを求められます。
まず誰にでも元気よくしっかり挨拶ができて、リハ業務だけでなく他職種との関わり、書類作成、管理、勉強会の準備、送迎等々…ほんとに大変だと思います。
谷川さんは介護職時代を含めると4年近く、様々な仕事をこなしながらその場その場で生きた経験を積み重ねてこられました。
その中できっとたくさんの困難があったことでしょう。もちろん、今も。
それらをうまく切り抜けてこられたレジリエンス※(打たれ強さ)をインタビューを通して何度も感じました。
「ずっといじられキャラでした(笑)」と谷川さん。そんな自分自身をよく知った上で、それを利用者様の支援方法に反映させたり、周囲のスタッフとの関係性の構築に活かしたり…うまく自分自身の存在を強みへと変換し発揮することができているのはひとつの大きな才能やなぁと感心させられました。
谷川さんを媒介して、利用者様同士の"人とのつながりを作る仕事"にチャレンジしたいという心意気にも頼もしさを感じました。


リーダーシップやレジリエンスは生まれつきだけのものではなく、習得すれば誰でも身につけられると言われています。また京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授の恩師は、レジリエンスは感謝することで養える、感謝する気持ちを持てば、様々な困難に打ち克つことができるのではないか、と話されていたそうです。
谷川さんもきっといつも感謝の気持ちを忘れずに日頃から過ごしているはず。これからのチャレンジにも目が離せません。

※レジリエンスとは…
ペンシルベニア大学ポジティブ心理学センターのカレン・ライビッチ博士は、レジリエンスとは「逆境から素早く立ち直り、成長する能力」と定義しています。日本では、打たれ強いこと、折れない心、心のしなやかさ、といった表現が使われることもあります。


キャリアインタビュー記事編集担当
人材開発室・心意気実践チーム 伊藤健次郎
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2019年01月21日

◆今月の一冊◆ 「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」 前野隆司著

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◆今月の一冊◆

「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」
前野隆司著、講談社現代新書

脳科学者、ロボット工学者という著者が、"幸せ"というプライスレスかつカタチが無いものを、分野横断的な研究や文献をもとに"幸福学"として、その原理原則と具体的な方法を体系化した好著。

在宅・生活期リハビリテーション・看護・デイサービスの利用者さまの"幸せ"再構築を直接支援し、心身機能・活動・参加、自立支援に資するサービスを提供する私たちには必読の一冊。
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