2020年09月19日

2020/21新人オンライン研修「身体の触り方、ハンドリングなど」


人材開発室の人材育成担当PT軽部、OT伊藤です。

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オンラインによる新人研修プログラム。

今日のテーマは「身体の触り方、ハンドリング」
講師はPT軽部。
時間は30分。

今回も前回に続いて、より進行をスムーズにするためホスト・チェックイン役・画面操作・進行役は伊藤が担当し、講師役と役割分担して行ないました。

この日は6事業所、新人から10数年目までの計14人が参加しました。


本日のテーマは"身体の触り方"ということで本来なら、ナマで実際にお互いの身体を触りながら、確認していきたいところです。
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そこでオンライン上の2画面で、触り方を伝授する方法を試みることになりました。
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カメラAの画像で下肢の触り方を確認します。

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カメラ@の画像で口頭による説明を聴きます。

カメラAの画像で上肢の触り方を視覚的に確認します。
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骨、筋肉を触りながら聴講する参加者もいました。

参加者のみなさんにとっては、きっと腹五分目くらいの内容かもしれません。

しかしこれを、現場での確認を日々繰り返すことで、各自が行う治療的な関わりのセルフチェックかつ精度向上となり、ひいては各々の関わりの幅や奥行きが広がることを確認できたのではないでしょうか。



参加ありがとうございます。

継続は力なり。

育成担当PT軽部による各事業所巡回サポート時
にも、今回の身体の触り方について、現場で確認し合えたらさらに深まっていいですね。

引き続きみなさんで勉強していきましょう。


資料は各事業所にメール送付しています。
質問はメール等にて受け付けていますのでご活用ください。
今回の録画は職員のみ閲覧できるように調整中です。

次回は10/2金曜日16時45分〜17時15分「調整中(仮)」について
※9月からは第1,3金曜日16時45〜17時15分の開催予定です。


追記)
「新人オンライン・ダイアログ」は新人スタッフから定期的な継続の希望がありました。
9月から第2火曜日17時15分〜参加希望者のみで再開予定(次回10/13)とさせてください。
対話の中から日頃の疑問や問い、課題を捉え直して、目標設定や課題解決、改善案を参加者のみなさんと考える場になればと思います。
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2020年09月11日

オンライン就職説明会&見学会、好調です!


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。

弊社主催のオンラインでの就職説明会&見学会とても好評です。

オンライン就職説明会での説明の様子です。
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PT.OT.STの養成校さんによる開催のオンライン就職説明会にもたくさん参加させていただいています。


弊社主催のオンライン就職説明会&見学会では、私たち側からの一方通行な説明会にはならないようなオンライン開催ならではのひと工夫を取り入れています。

新人療法士や新卒採用から数年キャリアを積んだ先輩療法士さんにオンライン参加の協力をお願いし、学生さんとのぶっちゃけQ&Aタイムとぶっちゃけ対話タイムを設けています。

学生さんからは…
「新卒なのに病院に就職せずになぜ弊社を選んだのか?その決め手は?不安はなかったんですか?」
「指導や研修システムなどは実際のところどうなんですか?」
「訪問リハや生活期リハを志望した理由は?」
「いきなり訪問リハには行かずに、デイサービスでは具体的にどんな仕事をするの?」
「聞きたかったことが全部聴くことができました!」
などなど…

学生さんは歳の近い若い先輩療法士さんとのやりとりだと、やはり遠慮なくお話しがしやすいようです。

新人療法士さんたちにとっては、生活期リハで働く療法士となった自分自身の初心を思い起こし、キャリアを振り返るためにも大いに刺激となっているようです。

何よりオンライン就職説明会後に現地での就職見学と面接を希望して下さる学生さんが増えてきています。
嬉しいことでほんとうにありがとうございます。


碓井統括本部長
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▼zoomを活用したオンライン就職説明会&見学会


弊社は引き続き、zoomを用いたオンライン就職説明会の参加希望、就職見学を随時受付(ともに予約制)しております。
▼案内・応募の詳細はこちら↓


☆問い合わせ先☆
電話1(プッシュホン)072-337-9515 FAX072-337-9516
メール:info@active-nopsj.com


株式会社アクティブ
アクティブ訪問看護ステーション
アクティブデイサービス
担当:碓井(うすい)、阪東(ばんどう)
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2020年09月06日

2020/21年オンライン新人研修プログラム

人材育成担当のPT軽部、OT伊藤です。

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オンラインによる新人研修プログラム。

今日のテーマは「運動中止基準」
講師はPT軽部。
時間は30分と限られた時間なので、要点をまとめるのはやはり至難の技。

今回はより進行をスムーズにするためホスト・チェックイン役・画面操作・進行役は伊藤が担当し、講師役と役割分担して行ないました。

この日は5事業所、新人から10数年目までの計13人が参加しました。
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参加ありがとうございます。

継続は力なり。

引き続きみなさんで勉強していきましょう。


資料は各事業所にメール送付しています。
質問はメール等にて受け付けていますのでご活用ください。
今回の録画は職員のみ閲覧できるように調整中です。

次回は9/18金曜日16時45分〜17時15分「身体の触り方、ハンドリング等(仮)」について
※9月からは第1,3金曜日16時45〜17時15分の開催予定です。


追記)
☆ 新人オンライン・ダイアログは新人スタッフから継続の希望がありました。
9月から第2火曜日17時15分〜参加希望者のみで再開予定(初回9/8)とさせてください。
対話の中から日頃の疑問や問い、課題を捉え直して、目標設定や課題解決、改善案を参加者のみなさんと考える場になればと思います。

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2020年08月20日

本質を捉える力。プロとは、そしてあるべき姿とは…



人材開発室いとうです。


弊社では地域で必要とされる在宅看護リハケアの"プロ"を育成すべく、個性豊かな経験ある職員を絡めた新人育成体制を構築しているところです。

そして、従来の研修形態にこだわらずオンライン研修やオフライン+オンライン研修等の積極開催を試みています。



プロとは…

「ゴルゴ13」「鬼平犯科帳」「サバイバル」等の著者、83歳で現役を貫く劇画作家さいとうたかをさんは、著書「鬼平流」で、

"己の立場についてしっかりと捉え、その立場にふさわしい行動を行う存在でなくてはならない"

"プロとは単に職業ばかりを指すのではない"

"ものごとやその立場の本質を捉える姿勢、あるべき姿を追求すること"

とし、プロ意識が希薄な日本人が増えていることを厳しく断じている。


幼少期に戦中を過ごし、中学卒業と同時に理髪店で働きながら、その合間に絵や劇画を描き続けて、稀代の劇画作家となった著者の言葉は心にしみます。


withコロナかつ働き方改革の真っ只中、そしてGDPの壊滅的な下落、災害級の猛暑、自然災害、人口減少、少子化、超高齢化…

今そんな時代をみんな生きています。

新しい生活様式で各々の生き方や仕事自体のカタチ、働き方が変化し続けています。

一職業人として、新人や経験者、立場や役割、役職、報酬に関係なく個々に問われ続けるであろう本質を捉える姿勢。

"あるべき姿とは何か?"

"そもそもこれは何?"

これらの本質観取や哲学的思考は、きっとどの時代でも、どの仕事でも、日頃の生活でも変わらない大切な捉え方のひとつなのではないしょうか。


これらを日々問い続けながら、地域で必要とされる人材を育成すること、そして在宅看護リハケアのプロとしての仕事を追求していきます。




When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで成果が上がる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる。よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
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2020年08月17日

本質を捉える力。プロとは、そしてあるべき姿とは…


人材開発室いとうです。


弊社では在宅看護リハケアの"プロ"を育成すべく、個性豊かな経験ある職員も絡めた新人育成体制を構築し、オンライン研修会も積極的な開催をしているところです。

「ゴルゴ13」「鬼平犯科帳」「サバイバル」等の著者、83歳で現役を貫く劇画作家さいとうたかをさん。

その著書「鬼平流」で、
"プロとは…己の立場についてしっかりと捉え、その立場にふさわしい行動を行う存在でなくてはならない。プロとは単に職業ばかりを指すのではない。ものごとやその立場の本質を捉える姿勢、あるべき姿を追求すること"
とし、プロ意識が希薄な日本人が増えていることを厳しく断じている。


withコロナかつ働き方改革の真っ只中、そしてGDPの壊滅的な下落、災害級の猛暑、自然災害…

今そんな時代をみんな生きています。

新しい生活様式で各々の生き方や仕事自体のカタチ、働き方が変化し続けています。

その中でも一職業人として、立場や役割、報酬に関係なく個々に問われ続けるであろう本質を捉える姿勢。

"あるべき姿とは何か?"
"そもそもこれは何?"

これらの本質観取や哲学的思考は、きっとどの時代でも、どの仕事でも、日頃の生活でも変わらない大切な捉え方のひとつなのではないしょうか。


これらを日々問い続けながら、在宅看護リハケアのプロとしての仕事を追求していきます。

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2020年08月14日

2020/21年オンライン新人研修プログラム開始!


人材育成担当のPT軽部、OT伊藤です。

今日からオンラインによる新人研修プログラムが開始となりました。

今日のテーマは「バイタルサイン」
講師はPT軽部。
時間は30分と限られた時間なので、要点をまとめるのは至難の技。

○低体温と低栄養にも要注意を…
○聴診間隙に要注意、チームで心筋梗塞や脳梗塞のリスク管理を…
○拡張期血圧が0まで聴こえる場合には何が考えられるのか?

この日は5事業所から新人から10数年目までの計12人が参加しました。
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参加ありがとうございます。
引き続きみなさんで勉強していきましょう。

資料は各事業所にメール送付しています。
質問はメール等にて受け付けていますのでご活用ください。
今回の録画は音声不具合のため非公開とさせてください。次回以降は職員のみ閲覧できるように準備します。

次回は8/28金曜日16時45分〜17時15分「不整脈」について
※9月からは第1,3金曜日16時45〜17時15分の開催予定です。


追記)
 新人オンライン・ダイアログは新人スタッフから継続の希望がありました。
9月から第2火曜日17時15分〜参加希望者のみで再開予定(初回9/8)とさせてください。
対話の中から日頃の疑問や問い、課題を捉え直して、目標設定や課題解決、改善案を参加者のみなさんと考える場になればと思います。
posted by Active at 21:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 人材開発室

2020年08月01日

オンライン新人研修プログラム2020/21


人材開発室・育成担当のPT軽部、OT伊藤です。

現在、全国的に感染が再拡大している状況下です。

本年度の新人の方々が入職して来られた今年4月を超える状況になっています。

弊社では4月中旬から、新人スタッフさんからの声もあり、オンライン・ダイアログにて、対話を通した各事業所の新人間の交流や研修をほぼ毎週続けてきました。
▼オンライン・ダイアログ↓

感染の再拡大は収束の見通しが全く立たないような状態です。

そのため、オンライン・ダイアログを新人研修プログラムへと発展的に変容させ、従来の方法にこだわらずに、会社としてのオンラインによる人材育成体制を急ピッチに再整備することになりました。

リハビリテーションの技術、知識、マインド、理念等を網羅し、オンラインにて体系的に学べるようになりそうです。
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各事業所の運営責任者や担当バイザーのみなさんとの連携を取りながら進めていきます。


この日のオンライン・ダイアログでは、本プログラムについて育成担当のPT軽部から説明させていただきました。
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◆オンライン新人研修会◆
☆第2,4の金曜日16時45分〜
☆初回が8/14
☆2回目が8/28
9月以降から第1,3金曜日16時45分~17時15分に変更になりました。

参加対象は社内の新人〜3年目の療法士のみなさん。1年目の方々は原則的に参加、2年目以降の方々は業務の都合に合わせて参加を各事業所責任者にご相談ください。

各事業所の方々とのご理解とご協力により
9月以降から第1,3金曜日16時45分~17時15分に変更になりました。

数年前から行なっているアクティブリハビリ介護福祉士実務者研修(新人〜3年目向け研修)やアドバイザーのリハビリテーション専門医の小野先生によるアドバイザリー業務(デイサービスでのリハ問診やリハカンファレンス、リハ講座、新人向け講話、Q&A等)ともリンクさせて、内容のさらなる充実を図ります。
▼実務者研修↓
▼小野先生によるアドバイザリー業務↓

新人の方々にとっては、本プログラムに加えて、各事業所の担当バイザーのみなさんからや、小野先生、先輩看護師、療法士のみなさん…多彩なみなさんから幅広く学べる機会になりそうです。

それが来年度の新人育成体制の構築だけでなく、スタッフ間の成長にも良い影響を与えてくれると思います。


□アクティブの新入職員の育成論□

人として、職業人として全般的な職能を鍛えるためのゼネラリスト的な働き方(リハ業務だけでなく清掃、送迎業務等の雑務力や書類作成・管理業務、コミュニケーション・雑談力等のエンプロイアビリティ"雇用可能性"の開発)
新人の間からより職人的な療法士らしさ、自分らしさを追求できるような働き方と学び方を提供(在宅、生活期リハ専門職としての心構え、職業人としてのあり方、利用者・社内外の方々との接し方、仕事の取り組み方等の現場での指導と各勉強会やイベントを通して専門性、サブスペシャリティの開発等)

人が変われば時代も変わるので、育成の方法論も常に変わっていかないといけません。

新しい生活様式に即した生活期リハ、在宅リハ、ケアを検討、実践していきましょう。


☆本プログラム講師募集中☆
本プログラムの研修資料の作成とその講師を同時に募集しています。

"When one person teaches.Two people learn."
"独りが教えると、両方が学ぶ"

教えることは教わること。
人に教えることは深い理解と学びになります。専門分野を開発したい方、深めたい方には絶好の機会です。

講師を検討、希望して下さる方は各事業所の責任者もしくは人材開発室・育成担当の軽部、伊藤迄、ご相談ください。

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2020年07月25日

ナラティブなワークショップ@吹田デイサービス


人材開発室のいとうです。
この日はホスト側・ファシリテーターとして、世代交代期にある吹田デイサービスでオンライン・ワークショップを開催させていただきました。
本日のテーマは以下のとおりです。
○課題を捉え直すこと
○スタッフのお互いのナラティブ(ここでは、"その人ならでは常識、前提"とさせていただきます)の確認
○どんなデイサービスにもしたいか、共有できる目標を見い出すこと
ワーク@
お互いのナラティブの確認

○リハ職
「利用者さま、スタッフの長所を活かして、できるだけ早く仕事して早く還元したい」
「2年目になったので1つずつ仕事を増やしていきたい」

○介護職
「業務の見直し、役割分担、サービス内容に添えているのか?再確認が必要」
「デイサービス、介護職として利用者さんにプラスになっているか」


ワークA
どんなデイサービスにしたい?
共有できる目標、デイの姿とは?

○リハ職
「リハニーズに通して、先輩二人の色に自分たちの色をつけたら…」
「楽しんでもらえるようなデイにしたい」
「来所されたら活動性を高く動いてもらうように働きかけたい」
「自分自身のリハビリ力を高めたい」
「新たに挑戦できることにも取り組みたい」
「介護職のみなさんとさらなる連携をとっていきたい」
「来るのが楽しみにしてもらえるようなデイサービスにしたい」

○介護職
「利用者さんが来たいと思ってもらえるようなデイサービスにしたい」
「担当者の変遷でリハビリ対応が変わっているのも仕方ない」
「吹田に他にはないデイサービス、他所にないデイサービスへ」
「療法士による個別リハの30分」
「利用者さんとの高い信頼性を維持したい」
「在宅環境も把握に努めて、個々の目標設定にしたい」
「何かアクティブクラブしたい」
「感染状況を鑑みながら少しでも飲食ができたら…」


ワークB
振り返り、リフレクション

○リハ職
「しっかり情報交換して連携とっていきたい」
「共有できる目標に向かえるように具体的にどんなことをしていこうかを考えて動いていきたい」

○介護職
「いろんなことを振り返ることができた」
「楽しんでもらえるようなデイサービスにしたい」



1時間半程度の本会でした。オンラインのため良いのか悪いのか、現場の空気感や雰囲気はやはり分かりにくいものがありました。

「うまくいってるかなぁ…」と、
オンライン・ワークショップのホスト側・ファシリテーターとして変な汗がいっぱい出ました…いや、正確に言うとナマの場合もいつも同じです…

しかしながら現場の方によると、前向きな意見が出て、お互いの語りで笑い声や笑顔もあって一体感があり、終わった後もいい雰囲気だったそうです。

みなさん参加、ご協力ありがとうございます。

次回のミーティングは来週7/31金曜日14時を予定しています。
具体的な改善案等を相談し、対話を通してより良い新しい関係性を築いていきましょう。
それがより良い仕事に、そしてより良いデイサービスにつながることを信じて。
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本会の開催に向けて参考にしたナラティブ・アプローチは、相手との対話、日常のやりとりのなかでモノやコトの意味づけし、各々の常識を作り出すという社会構成主義に基づいています。

私たちが「現実だ」と思っていることはすべて"社会的に構成されたもの"
そこにいる人たちが、「そうだ」と合意して初めて、それは"リアルになる"。

医師と患者さんのナラティブ(語り、物語り、その人ならでは一般常識や前提)をどのようにすり合わせていくのか…

"私とあなた"の関係性で対話のなかで、新しい関係性を構築すること。

それは職場や組織内、家庭内での関係性のなかでも同じことです。

「他者と働く」著者の宇田川さんは、"対話することは誇り高く生きること""成し遂げられていない理想を失わずに生きること"と書いています。

参考・引用元)
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2020年07月21日

堺・吹田・松原オンライン・ダイアログ

人材開発室のいとうです。

金曜日16時30分からは松原・堺・泉北のオンライン・ダイアログです。
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泉北と松原は業務のため、欠席です。

今里と大正、吹田のオンライン・ダイアログは日程調整中です。

吹田のOT我如古さんはクルマのなかから飛び入り参加してくれました。

時間合えば途中参加、退席、飛び入り参加オッケーです。

最近の様子を少しだけお聴きしました。

その後は育成担当のPT軽部さんから画面共有しながら、血圧測定に関する講義をしていただきました。
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「みんなで勉強」のLINEオープンチャットでの振り返り。
オンライン・ダイアログの時間に参加できなかったPT藤島さん(松原)が質問をしてくれました。軽部さんとのやりとりを見てるだけでも良い勉強になりました。
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勇気を出して質問をしてくれた藤島さん。ありがとうございます。自分自身で扉を開いてくれました。スゴいです。

▼みんなでお勉強↓
posted by Active at 15:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 人材開発室

7/10オンライン介護保険制度学習会&新人スタッフダイアログ


心意気実践チームOT・介護福祉士室之園、人材開発室いとうです。


7/10は松原・堺・泉北のオンライン・ダイアログにて、講義希望が挙がっていた介護保険制度のおさらいと個別機能訓練について、要点を詳しく説明させていただきました。
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デイサービス開設の経緯についてを振り返りました。
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写真右上は講師を務めたOT室之園さん(泉北、心意気実践チーム)、右下はOT我如古さん(吹田)、左下は2年目ST東田さん(堺)
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写真右下上は2年目OT中橋さん(今里)、右下はPT仲村さん(泉北)、左下はOT冨吉さん(堺)
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写真右上は2年目PT真謝(まじゃ、松原)さん、右下は2年目OT山脇さん(堺)、左下はPT藤島さん(松原)
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写真右上、左からOT神谷さん、OT柳原さん、PT奥藤さん(いずれも大正)、右下はOT平良さん(今里)、左下はPT上村さん(泉北)
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2年目のスタッフもたくさん加わっていただきました。計13人参加でした。
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チャット機能を使い、感想や質問のやりとりもしました。

新人のみなさんが少しずつデイサービスで件数が増やしている個別機能訓練の持つ特性や求められていることについて、理解が深まったことかと思います。

50〜60分程度で介護保険制度学習会が終わり次第、そのまま新人オンライン・ダイアログをさせていただきました。


新人スタッフ向けのオンライン・ダイアログは7人参加していただきました。

写真右下の育成担当PT軽部さんも参加していただきました。
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久しぶりに顔を見ました。大正新人トリオ。
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大正事業所独自のLINE等を用いたICT会議やオンライン研修等を通して、利用者様の担当数を少しずつ増やしているようです。

こちらも久しぶりに顔を見ました写真右下のOT平良さん、とても真面目に仕事に取り組まれているとの噂を聴いていました。
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なかなか各事業所への巡回には行けず、顔を見れなかった方々と会えてホッとしました。
みんな元気そうでよかった。

各事業所の新人オンライン・ダイアログは、各事業所で業務状況が変わるため、それに合わせたカタチで、責任者やバイザーの方々にも相談しながら継続をできればと思います。


まだまだ日々刻々と感染拡大の状況が変化しています。

3密の回避、外出減、ソーシャル・ディスタンシング等の感染拡大防止策はもちろんのこと継続され、研修体制だけにとどまらず、報告-連絡-相談-確認の体制、各情報の伝達、意思疎通等のコミュニケーションと職場内の人間関係の形成に大きく影響を及ぼす状況が続いています。

その上、職場内での他職員との接触を減らし、ナマの長時間のコミュニケーションを控えるということも加わたまま。

人はコミュニケーションや人とのつながりが減少すると心理的安全性の低下に大きな影響を与えると言われています。
それは安心して仕事が出来なくなるということを意味します。
ということは仕事の質も量も下がることになります。事故の発生率も増すかもしれません。

オンライン・ダイアログは、web上ですが顔を合わせてのコミュニケーション機会を増やして、少人数での仕事の効率も上げつつ、研修・教育体制を維持し、人間関係の維持・向上、個々の心理的安全性の確保を図る方法として期待されます。
▼オンライン・ダイアローグとは↓

オンライン・ダイアログが、協調的な問題解決や知識の共有、相互理解等、人と人をつなぐ自律したオープンな社内コミュニケーションの第四の道となるか…トライ&エラーが続きます。
▼コミュニケーション第四の道↓
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2020年07月17日

変化対応力を身につけるには?


人材開発室いとうです。


オンラインセミナー視聴しました。
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▼ニューノーマル時代、一番必要な変化対応力をどう身につける?↓


利用者さまとの関わりでも大切なことがたくさんありました。
以下に少し備忘録を。


○コロナ禍の現象は変えようがない、自分自身の受け止め方を変える

○オンライン会議時のチェックイン(入場時、開始時)が大切、その後の場が変わる
雑談、遊びを入れる、表情やプライベート、パーソナルが少し分かるように
例)「afterコロナ、どこに行きたいか?」

○ファシリテーター交代制
→コミュニケーションの訓練にする

○コロナ禍、現状認識を再確認、把握する機会に、何のために働いているのか、何のために生きてるのか、本質的な問いかけを自分自身にする機会、仕事や人とのつながりを整理…

○オプションBを持つ、違う選択肢を持つ
心の余裕ができる
変化に対応する力ができる、自分が変わる

○withサムワン
一緒に進める

○対話ダイアログ
会話と対話を使い分ける
会話→合意型
対話→展開型、問いかけ、学び、変化…最後に何を話してたってけ?!

○問いを立てること
オープン、クローズドクエスチョン
「で…」の間をとることによる問いかけも
5w2h
傾聴力
準備
相手が中心に…

○教える側が学ぶという関係性へ
二人が学ぶことになる

○信頼と信用の違い
信頼→感情的→withサムワンはオッケー
信用→成果指標、クレジット型→withサムワンはバツ

○テレワークで仕事を評価するのはプロセスがなかなか見えない、結果を出さないと見えにくい
ジョブ型→仕事に契約する
メンバーシップ型→会社と契約する

○変わること
ついかっこ悪いと思いがち、恥ずかしい、意味を無い?!
学び方を学ぶ、変わることの認識を変える、変わることは大切なこと
→過去の失敗や発言、行動を振り返る
→自分自身の認識の変化、変革に意義を確認できるようになる

○アンラーンunlearn
成功体験を横に置いておく、そして新しいモノを築いていく

○同調圧力を変えるには…
→すぐには無理、1人ずつ
→勇気は伝染る、ポジティブは伝染する

○安易に褒めるのはバツ
承認すること、その人がやっていることをそのまま伝える、描写すること
次、失敗しても大丈夫

○失敗したとき…なぜ失敗したの?はダメ
未来に問いかけ、何をしたらよく変わるのかな?

○その人の心を振り返る
体感したことを場面で描く→内面、悩みが出てくる
事実と感情を聴く、感情はどこから来たのか?その背景を聴く
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よき臨床から…


人材開発室いとうです。

備忘録


"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる。よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
三位一体で臨床、研究、教育に取り組むことで相乗効果あり。

▼週刊医学界新聞4/13号より
週刊医学界新聞

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2020年07月04日

松原・堺・泉北オンライン・ダイアローグ。

人材開発室・心意気実践チームのいとうです。

毎週金曜日15時半から30~45分程度、松原・堺・泉北の3事業所の新人療法士さんとZOOMを用いたオンライン・ダイアローグの試みを始めています。
▼オンライン・ダイアローグとは↓

本会は各事業所により仕事の状況が変わるため、まずは業務を優先して、途中参加・退席を自由にしています。

参加者個々を尊重し、お互いで意味を確認しあって相互理解を深め合えるようなフラットでオープンなコミュニケーションの場をめざしています。

先週6/26金曜日のオンライン・ダイアローグには、開始時間の15時半からは誰も参加できず20分ほど過ぎてから堺事業所のOT冨吉さん、会議のため松原事業所のPT藤島さんは途中参加してくれました。

泉北事業所のPT上村さん、PT仲村さんは業務のため不参加との事前連絡がありました。

緊急事態宣言が明けて平常通りに近い業務になってきて各事業所で時間を合わせて参加するというのがより難しくなってきているようです。

互いに離れて勤務する各事業所の新人スタッフさん。

どんなふうに働いているのか互いに気になるのはみなさん共通項のようです。

「他のたくさんの新人スタッフからも意見交換をできればいいな…」
との声がありました。

「自分なりの結論をその日のうちに出すようにしています」
「メモにメモを書き足すように工夫しています」
「記録には残しているが結論を出すところまではできていない」
「1年目ならではのギモンをまとめておきたい」

各々の取り組みを話してもらいました。

次回からのオンライン・ダイアローグは開始時間を変更して7/10金曜日16時30分から「新入職員オンライン・ダイアローグ」を開催予定です。

全事業所の新人スタッフさんが参加する「介護保険制度・個別機能訓練のオンライン勉強会」後の時間になります。

新人オリエンテーション以来となる全事業所の新人スタッフが集う場となれば、オンライン勉強会の振り返りながらたくさんの意見が交換できそうです。
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2020年06月24日

松原・堺・泉北オンライン・ダイアローグ。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


毎週金曜日15時半から30~45分程度、松原・堺・泉北の3事業所の新人療法士さんとZOOMを用いたオンライン・ダイアローグの試みを始めています。
▼オンライン・ダイアローグとは↓


本会は各事業所により仕事の状況が変わるため、まずは業務を優先して、途中参加・退席を自由にしています。

参加者個々を尊重し、お互いで意味を確認しあって相互理解を深め合えるようなフラットでオープンなコミュニケーションの場をめざしています。


先週金曜日の新人の療法士のみなさまとのオンライン・ダイアローグには、泉北事業所からPT上村さん、PT仲村さんがはじめから参加。堺事業所からはOT冨吉さん、松原事業所からはPT藤島さんは途中参加してくれました。


この日も前回のダイアローグでもテーマとなった"コミュニケーション"について話しが膨らみました。

みなさんからは、
「認知症の方とのコミュニケーションや関わりは…」
「生活背景がわかるようなコミュニケーションが図ることができれば…」
「話し手と聞き手が入れ替わる双方向のコミュニケーションには至っていない」
「どうやって心を開いてもらうか…」
などなどのお話しがありました。

わたしからはナラティブ・アプローチ、クライアント・センタード・アプローチについての説明と話題提供をさせていただきました。
▼ナラティブ・アプローチ、クライアント・センタード・アプローチ、エンパワメント・アプローチについて↓

▼ナラティブ・アプローチについて↓

概念的なもので、なかなか目に見えるようなものではないのですぐに理解するのは難しいかと思います。

説明する側としても理解してもらうには、事例を通して身を持って経験し感じたことを可能な限り視覚化して具体的にお話ししないとアカンなぁと思います。

いつも説明に難しさを感じる領域です。まだまだ勉強しないといけないです。

毎回学びと気付きがあり、新鮮さは初回から変わりません。

いつも参加、ご協力ありがとうございます。
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2020年06月13日

松原・堺・泉北オンライン・ダイアローグ。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。

毎週金曜日15時半から30~45分程度、松原・堺・泉北の3事業所の新人療法士さんとZOOMを用いたオンライン・ダイアローグの試みを始めています。
▼オンライン・ダイアローグとは↓
▼前回の様子↓

この日は、泉北事業所のみなさんは業務のために不参加です。
本会は各事業所により仕事の状況が変わるため、まずは業務を優先して、途中参加・退席を自由にしています。

松原のPT藤島さん(写真右上)は業務のため、開始後30分経過してから途中参加をしてくれました。
IMG_0701.PNG
はじめから参加できたのは、OT冨吉さん(写真左下)。

わたしから、
「仕事のなかでの自分自身で感じている課題はありますか?」
と、問いかけました。

冨吉さんは、
「利用者さんとの会話のやりとりに難しさを感じています」
「デイサービスの送迎を任せてもらえるようになったので、そのなかでとにかく話すようにしています
自分なりの工夫をして、利用者さんとの会話を作っているようですが、どうにも続かなくて会話の拡がりがないと…少し困っているとのことでした。

そこで、この日のオンライン・ダイアローグは"コミュニケーション"をテーマに進めることにしました。

OT冨吉さんは、コミュニケーションの話し方、聴き方等の技術的な部分についてはまだ取り入れていないとのことでした。

そのため下記の資料を画面共有しながら、
○話すことばかりにフォーカスするとしんどくなること
○スポンジ型ではないトランポリン型の傾聴について
等を、日頃の業務のなかで取り組めそうなことを確認しました。
IMG_0699.PNG
▼詳細はこちら↓


途中参加のPT藤島さんは、利用者さんとの会話のやりとりやコミュニケーションで大きく困っていることは今のところないそうです。

しかし先日、先輩PTの宮川さんから、
「利用者さんに分かりやすく説明できるのも大切な仕事の1つ」
デイサービスでの個別機能訓練についても、
「機能面しかみれていない生活につながるような目標設定を」
と指摘され、
「ハッとさせていただきました」
と、藤島さん。
自分自身の取り組みを見直すきっかけになったそうです。

PT宮川さん、ありがとうございます。
引き続き、お声がけお願いします。


先週のダイアローグで、藤島さんから提案のあった、デイサービス利用者様の紙面情報無し、ダメ出し無しの"ポジティブ・カンファレンス"も行なってみました。

色々とやれそうなことが確認できました。

来週も共有できるテーマを設定して、お互いのとらえ方を確認しながら、オンライン・ダイアローグを進めていきます。

ダイアローグの進め方、問いのつくり方、オンラインの特性の活かした場のつくり方…まだまだ勉強です。

いつもご協力ありがとうございます。
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2020年06月06日

松原・堺・泉北オンライン・ダイアローグ。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。

先週から始まった松原−堺−泉北の新人の療法士さんをつなぐオンライン・ダイアローグ。
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写真左下のOT冨吉麻未さん(堺)がこの日が初参加です。

写真右上はPT藤島さん(松原)、右下はPT上村さん(泉北)。

写真はありませんが、先週に続いてPT仲村さん、2年目PT谷口さん(ともに泉北)が参加してくれました。


入職してからの現在までの状況を初参加のOT冨吉さんに尋ねました。
「学生時代の時は評価だけとかでしたが、今は評価もして、リスク管理もして、訓練もして…と慣れないことばかりです」
「担当を午前・午後で1名ずつ担当させてもらって少しずつですができるようになってきているように思っています」
いつも穏やかに丁寧に話してくれる冨吉さんです。

PT仲村さんは、
「担当を1人ずつ引き継ぎ、各利用者様の状態を把握している段階で目標設定をこれから取り組んでいくところです」
1年限りだった過去の大阪生活についても、気さくに話してくれました。
見た目はいかつい風貌やけど、話すと真面目で柔らかな印象の仲村さんです。

PT上村さんは、
「デイサービスのカフェタイムの買い出しに利用者様とスーパーに行ってきました」
「これからも続けていきたいです」
すぐ前の時間帯に"オンライン・らふとーく"のイベントにも参加してくれた上村さん。これからチャレンジしたいと話していたイベント開催に向けて着々と準備です。

2年目PT谷口さんは、泉北事業所の後輩の上村さん、仲村さんの存在について、
「現場でも気が利いてとても頼もしいです」
と、話してくれました。

PT藤島さんは、
「週10名程度を担当させていただいています」
着々と担当者数を増やしているようで元気いっぱいです。いつもはっきりと話す誠実な姿が印象的な藤島さんです。


そしてわたしの方から、このオンライン・ダイアローグでみなさんとできそうなことを、いくつか話題提供をさせてもらいました。

そのなかから、PT藤島さんから、
「地域リハビリテーションに関わる上でも介護保険制度についての勉強をしたいです」
「気になっている利用者様についても、みなさんで話が出来たらと思います」

介護保険制度については、室之園さん(心意気実践チーム、泉北事業所デイサービス運営責任者)に依頼することになりました。

気になっている利用者様については、紙面の情報無し、ダメ出し無用ルールで、みなさんと共有するカンファレンスをやってみることになりました。

オンライン・ダイアローグでは、参加者が共有できるテーマを探ることから始めます。

それが見つかりさえすれば、それを深く掘り下げることが容易になります。

参加者が新人さんと2年目の方なのでテーマも共有しやすいです。なのでテーマは無数に拡がりそうです。

この日は38分程度でお開きに。


初参加だった冨吉さんは、
「同じ職場に同期がいないので他の事業所がどうなのか分からず不安もありましたが、このような機会を設けていただいてお互いの状況を報告し合えたり勉強会ができるのはとてもありがたいです」

こちらこそです。そう言ってもらえたら嬉しい限りです。
引き続き、各事業所の状況に合わせた開催になりそうですがみなさんで一緒に勉強しましょう。

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2020年05月30日

松原-泉北-吹田オンライン・ダイアローグ。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


5/29金曜日15時半から松原・泉北・吹田事業所の新人さん向けのオンライン・ダイアローグを試行させていただきました。


先週末に松原事業所の新人PT藤島さんから、
「他の事業所の新人さんはみなさん何人か担当利用者様をもたれていますか」
「他の事業所の新人のみなさんがどのように過ごしているんでしょうか」
と、質問してくれました。
自分自身が他の事業所の新人さんから遅れはとっていないか…と、その心配ぶりはとにかく切実な様子でした。

そこで、吹田事業所で4月中旬頃から始めていた"オープンな雰囲気で雑談+真剣な内容の対話"をベースにしたオンライン・ダイアローグの開催を提案させていただきました。

▼吹田オンライン・ダイアローグの様子はこちら↓


松原、泉北、吹田の各バイザーや各事業所の運営責任者の方々にもご理解と協力を得て、業務調整の配慮をしてもらい開催することができました。
参加者は計8名(うち4名が新入職者)
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写真左下はPT上村さん(泉北)、右上は藤島さん(松原)、右下はPT仲村さん(泉北)

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写真右下の2年目PT谷口さん(泉北)も参加してくれました。


まずはホスト役のわたしの方から、オンライン・ダイアローグについての説明をもさせていただきました。
▼詳細はこちら↓

みなさんに入職からの現在までの状況等を尋ねました。

PT藤島さんからは、
「デイサービスの面白さと難しさを感じています」
「就職前に思っていたより利用者様の生活が見えにくいことがわかってきました」

PT仲村さんからは、
「自分自身がやっていることの根拠や意味付け」
「もっと生活のリアルな関わりができれば…」

PT上村さんからは、
「評価の難しさ」
「利用者様に目標を持ってもらうには…」
「何かイベントをやってみたいです」

2年目PT谷口さんからは、
「新人の時、早くからたくさん担当をもたせてもらいました」
「意味付けをどのようにもたせていくのか…難しさを感じています」

このように各々から話してもらうと、この日のダイアローグでお互いに共有できるテーマが浮かび上がってきます。

それを糸口にさらに対話を進めました。

オンライン・ダイアローグならではの、"実はこんな状況なんです"といった"ぶっちゃけトーク"も。
同じ事業所に所属している二人でも深く話せていなかったことを共有する機会になったようです。


さらに3名が途中参加してくれました。
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写真左上はOT我如古さん(吹田)、左下はOT室之園さん(泉北・心意気実践チーム)、右下はPT軽部さん(人材育成担当)

OT我如古さんは、業務途中のため挨拶程度でしたが、
「みなさんと会うのが3月末の新人オリエンテーション以来で…」
と、苦笑いでした。

PT軽部さんからは、
評価についても助言をいただきました。


参加したみなさんからの声)
○オンライン会議が初めてで、メリットとデメリットを感じた
○新人全員集合でのオンライン・ダイアローグ、コロナ収束後はオフライン・ダイアローグをやれたら面白い
○もっと自分の意見を言えるようになりたい
○研修会で一緒に勉強するだけでなく、こういう場では関係性を築けそう
○色んな方々から色んな話しを聴いて成長したい
等々…


異業種から学ぶ越境学習が、患者様、利用者様の人生に直接的に関わる時間が圧倒的に長い生活期・地域リハビリテーションでは特に重要と考えています。

このオンライン・ダイアローグは事業所間を越えた"プチ越境学習"になりそうです。
自分が所属する事業所に、事業所外でもあるオンライン・ダイアローグの場で学んだことを持ち帰ることで、視野を広げ新たな価値をもたらすという"越境学習"による効果が期待されます。「経営学習論」(中原淳著、東京大学出版会)より




単なる達成感と成長実感は違う、質の良い学びを得るために必要となる"アンラーン(unlearn:学習棄却)"とは…
環境や時代の変化に合わせて、今までのやり方を変えようと、こびりついたスキル、信念、知識、価値観を捨てていくプロセス。それには他者からのフィードバックと振り返りが必要とされています。「残業学」中原淳+パーソル総合研究所著、光文社新書より


越境学習、他者からのフィードバック+振り返りによるアンラーンの促進。
上記はいずれもオンライン・ダイアローグの場で十分期待できる効果と考えられるでしょう。

各事業所の新人のみなさんが、担当する利用者様にご協力していただきショートカンファレンスもできそうです。

▼オンライン・カンファレンスの様子はこちら↓


今回の事業所横断オンライン・ダイアローグの口火を切ってくれたPT藤島さんも充実した表情をしていて、成長意欲も予感の高まりを感じてもらえてるようでした。

来週も金曜日午後の事業所横断オンライン・ダイアローグの試行は続きます。

よりお互いの関係性が構築され、"何を話しても大丈夫"という心理的安全性が確保できてくれば、共有できるテーマを対話で模索し、さらに内容が深まることが期待できます。

他の事業所との連携も図っていきます。

各事業所のみなさま、いつもご理解とご協力ありがとうございます。
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2020年05月29日

人間ほど確実に「死」に向かって進んでいるものはない。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


自身の小説のなかで大きなテーマとなっていた「死」と「生」、死生観について記した池波正太郎さんの一冊から。
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"昔の人々は「死」を考えぬときがなかった。いつでも「死」を考えている。それほど世の中はすさまじい圧力をもって、武士といわず百姓といわず商人といわず、あらゆる人間たちの頭上を押さえつけていたのである"

"現代でもしかり。人間ほど確実に「死」に向かって進んでいるものはない"
"しかし現代は「死」をおそれ「生」を讃美する時代である。そして「死」があればこそ「生」があるのだということを忘れてしまっている時代である"
"戦国の世の人たちは天下統一の平和をめざし、絶えず「死」と「生」の両方を見つめて生きている"

"行先がどうなるか、さっぱりわからない"
"私の場合は、これから先、こういうことをやって、それがこうなって、何年か先にはこうなるか、いまは、こうしよう。という生き方ができなくなってしまったらしい"
"行先、何が起こるか知れたものではない"
"人間の営々たるいとなみや、生活設計などは、何か大きな異変が起これば、いっぺんに吹き飛ばされてしまうという想いが絶えずある"

と、記されています。


デイサービス送迎の際に、数名の利用者さまと"死について"話すことがよくあります。

「もう人生疲れたわ」
「よう生きたわ」
「でも死ぬのは怖いね」
「痛くて苦しいのは嫌やね」
「もう少し生きて孫の結婚式を見てみたいわ」
「死に方は選べないもんね」
「死ぬことなんか考えたくないね」
等々…

ある利用者さまも話されていましたが、大震災や台風等の災害時やコロナ禍の今も自分自身が死ぬことを否応なしに意識させられます。

"人間ほど確実に「死」に向かって進んでいるものはない"
池波正太郎さんの死生観からも気付きを得て、今ある「生」に感謝しつつ、生きている意味をあらためて見つめ直し、withコロナ、afterコロナ時代を新たにもう一度生き直すくらいの心がまえでやっていきたいところです。


追記)
デイサービス送迎時は車内でのお互いの距離感に慣れてくると、オープンな雰囲気でいろんなことを話して下さるようになるものです。

何気ない雑談から、"この人なら何を話しても大丈夫"という利用者さまご自身の心理的安全性がきっと確保されるのでしょう。

利用者さまに寄り添う、共感を示す絶好の機会でもあります。
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2020年05月26日

共感力。


京都大学学長(霊長類学、人類学)でゴリラの研究で有名な山極壽一さんは、
「コロナ禍を生きるキーワードは"共感力"」
ではないかと提唱しています。

「スマホやインターネットを通じて、多様な人々が交流する現代では、誰を信頼していいのか、どんな情報を信用していいのか、多くの不安がつきまとっています。バーチャルな世界でのつながりはかえって人々を孤独にし、人間を均一な情報に変えていきます。人間は工業製品ではありません。個人は誰も変わることができない自律的な存在で、だからこそ、多様な人々がつながりあうことによって新しい世界が開けるのです。いま一度、人類の歴史を振り返って家族と共同体の重要性を再認識し、再確認し、共感力を用いた信頼できる仲間づくりを心がけるべきであろう」

参考)
2017年のインタビュー記事
▼「チームワークを発揮できるのは全動物の中で人間だけなんです」前編
▼「人間の五感はオンラインだけで相手を信頼しないようにできている」後編
詳細はこちら↓
▼「共感資本社会を生きる」はこちら↓


「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)
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私たちの脳には、いわゆる知能を司る領域と共感力を司る領域の双方があり、いずれも前頭前野に存在します。

その機能は相互に牽制しあうような関係として抑制をかけ合う形で機能が表面化することが多く、知能を司る領域のほうが共感力を司る領域よりも弱いことが大半といわれています。

また知能よりも“共感力”に重きを置いている人のほうが大多数ともいわれています。

“共感”の3タイプとは…
@認知的共感:他者の視点を理解する力
A情動的共感:他者の感情をくみ取る力
B共感的関心:相手が自分に何を求めているかを察知する力

この3タイプの中でもっとも医療・介護・福祉職の現場で必要とされるのがB共感的関心である。

共感的関心を持つには、他者の痛みを感じる力を保ったまま、自分の苦悩とうまく付き合うことが求められる。

この共感的関心と密接な関係性にある情動的共感を呼び起こすには、相手の感情に対する自分の反応に意識的に注意を向け、他方では表情や声の調子などから相手の感情を幅広く読み取ることとしている。

また、他人の感情を理解するにはまずは自分の感情を理解する必要がある。

私たちは、他者の苦悩を我が事のように受け止める時には直感を頼るが、相手のニーズに応えるかどうか判断する時は、その人の幸福が自分にとってどれだけ重要かを熟考するとしている。


“共感”を制御するには…
体にピンが刺さってケガをしている人を見ると、普通、私たちの脳から痛みを感じる部位が反応しているという合図が発せられる。

ところが医学部では、無意識のうちに起きるそのような反応さえもコントロールするよう教えられる。

このため医師たちの場合、側頭頭頂接合部と前頭前皮質にある、“感情を無視して集中力を高める働き”を持つ神経回路から反応を抑える麻酔のようなものが分泌される。

こうした作用は、他者と距離を取って平静を保ち、相手の力になろうとする時にも起きる。

感情が高ぶる状況で問題に気づき、集中力を高めて解決策を探さなくてはならない場合にも同じ神経回路が活性化するとしている。

以上、
「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)より


このような作用や実際の場面はリハビリテーションの仕事の現場でも身に覚えがあるように思います。

何かの疾患や障害により、何らかの喪失体験をされたであろう利用者様と一緒に、これからの人生を再構築する過程において、私たちの仕事は常に“共感”を人から要求される仕事で、かつ“共感を養う”ことが欠かせない仕事であることがあらためて確認できました。

その一方で、このブログには詳しくは記していないですが、「共感力」本のなかの"共感するにも限度がある"記事の知見は、共感力が必須条件でもある医療・介護・福祉職には必見です。

“共感を制御する”ことは“共感疲労”や“バーンアウト(燃え尽き症候群)”を回避することにもつながり、他者に同情し過ぎないように、自分が苦しくならないようにうまくバランスを取らないといけないことも…


いずれにしてもこれら3タイプの“共感”に合わせて、“傾聴”も大きなカギになってくるはずです。

○最も高度で優れた傾聴とは?
○聴き手がトランポリンのように話し手に果たす役割とは?
について、昨年8月9日の実務者研修2019/20のスクーリングB「傾聴、コミュニケーション等について」でもお話しさせていただきました。
▼人は自分が思ってるほど聞き上手ではない、良い聴き手とは↓

異業種から学ぶ越境学習が、患者さま、利用者さまの人生に直接的に関わる時間が圧倒的に長い生活期、地域リハビリテーションでは特に重要と考えています。

もし職業経験の少ない、もしくはほとんど無い現役新卒者の方々であれば、利用者様の職業経験やその時の生活の様子をナラティブにお聴きすることで、そのお仕事や趣味、趣向を部分的に経験したかのような感覚になれると思います。

利用者さまの人生の物語りにどっぷりとつかり自分事のようにお話しを聴き入ってみる、そして利用者さまに、自分自身に問いかけてみることです。

その姿勢が利用者さまに“共感”を示し、私たちの“共感を養う”ことになり、利用者さまの趣味や興味のあることに私たちも興味を持つことにもつながります。

ひいては利用者さまご自身の今までの人生の認識を深め、自分らしさや人生の中で大切にしていることを探索するきっかけにもなるはずです。
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2020年05月25日

初めてのオンライン・カンファレンス。


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


ZOOMを用いた初めてのオンライン・カンファレンスです。
吹田事業所の看護師、PT、OTが11人参加しました。
17時30分から開始。
自宅からの参加、事務所からの参加も。事務所参加は換気とソーシャルディスタンスをしっかり確保です。
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担当者のPT田中さん(写真)が発表と進行役を務めました。

いくつもの疾患と重度の障害が重なり合い、さらにそれらの悪化で、在宅生活に支障を来しつつある利用者様が今回のケースです。

早急に今後の対応を吹田事業所内で検討、協議したいとのことで、今回のオンライン・カンファレンス開催となりました。

利用者様の情報を画面と口頭で伝達しながら参加者のみなさんに語りかけます。
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もう一人の担当者OT内島さんは、オンライン・カンファレンスのホスト役になり、みなさんにカンファレンス日程をグループLINEにて事前に伝達。

カンファレンス時は、家屋内の画像や歩行、立ち上がり動画を画面で共有する操作をし、口頭で解説する進行補佐役を兼ねて内島さんが担いました。
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動画はコマ送りのような状態でしたが、ある程度は分かり大きな支障はありません。


新人OT我如古(がにこ)さん(下の写真右下)と2年目PT馬場さん(下の写真右上)も、自宅からのオンライン参加。
PT馬場さんは、
「みなさんの意見を聴いてとても勉強になりました!今度は僕も個人の意見が出せるようにもっと勉強します」

4年目PT田中さん(下の写真左下)はZOOMの扱いに四苦八苦しましたが、次第に慣れてきて無事に報告してくれました。
「自分自身ではみえていない違うとらえ方を知ることができて、良い機会になりました」
「経過を本会にて引き続き報告させてください」
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ホスト・画面操作・進行補佐役をマルチに果たしたOT内島さんは、
「進行の手際が悪くてすいませんでした。いい経験になりました。経過報告させていただきます」

みなさん、頼もしい言葉をありがとうございます。


初めての試みとなったオンライン・カンファレンス。

オンライン上…とても便利ですが利用者様の情報を大切に丁寧に取り扱うことを忘れてはいけません。各端末の情報は消去しております。

それにしてもとても新鮮でした。

利用者様のより良い支援につながる時間となり、とても楽しい1時間でした。

オンラインでもできることをみなさんで確認できたように思うカンファレンスでした。参加ご協力ありがとうございます。
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