2020年09月02日

大正研修【アップデート】ヘルニアや関節症に対する最新治療

どうも大正デイのPT土肥です。

今回はヘルニアや関節症に対する最新治療についてまとめてみました。




発表の内容に対して質問があったのでここに回答したいと思います。


Q1.ヘルニコアの「腰部不安定感があれば行わない」の不安定感はどうやって判断するのですか?

@腰部の不安定と言う点は腰部不安定症や狭窄症などのヘルニア以外の疾患があった場合悪化する可能性が高いそうです。

また臨床試験では70歳以上は軟骨終板が菲薄化しており、椎体の変性する可能性が高いためしてないそうです。


Q2.例えばTKAであれば医療機関によって異なるかもしれませんが、確立された術後スケジュールが存在するかと思います。今回出てきた各手術の術後リハに関するスケジュールや研究発表による効果判定等はありますか?

Aの質問に関しては、人口膝関節置換術は術後からrom等を行い翌日か二日後から歩行訓練し二週間程度で退院だそうです。

術後もですが術前の可動域訓練、筋力訓練が術後にも影響してくるそうです。術後のromは自動運動が効果的であると言われています。

高位脛骨骨切り術も3週間ほどの入院し半年から一年後に固定しているプレート等と取り出す手術をするそうです。

その他超音波等の物理療法等も効果あると思います。


Q.3リハビリで介入する場合は手術で切除している筋肉の有無は重要なポイントになるかと思いますが肩関節、リバース式の場合はありますか?

Bに関してはrTSAでは肩関節伸展.内旋が脱臼肢位になります。

術後6週間までは愛護的な可動域訓練や筋力訓練になります。また三〜四週目くらいまで軽度外転装具を装着しときます。6〜12週から自動運動での筋力訓練を開始していきます。12〜16週目から積極的に可動域訓練をしていき筋力訓練を、等尺性運動のみを行なっていきます。

術後16週は肩関節屈曲120°外旋30°を目標に訓練していきます。荷重負荷は5キロまで。

術後訓練では無理な運動は絶対しないようにしていくそうです。肩峰疲労骨折を注意する必要があります。

追加情報として70歳以上でないと手術はしてくれないそうです。


今回発表した内容は最新医療のほんの一部でしかありません。

今後医療がもっと発達することで負担が少ない手術や今まで完治できなかった病気が治る時代がやってくるかもしれません。



                                 アクティブデイサービス大正

                                      理学療法士 土肥康之
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2020年09月01日

大正研修【アップデート】運動の成り立ちからリハビリについて考える(坂口(理学療法士))

大正事務所で勤務している理学療法士の坂口です。

今回は、運動が何故起こっているのかという「運動の成り立ち」をテーマにし、これまでのリハビリ(運動制御理論)と新しいリハビリの考え方(自己組織化理論)について比較しました。
本来であれば、解剖学・神経科学的な観点から説明する方がわかりやすいですが、今回はリハ職以外の多職種の方にも少しでも理解していただけるよう概論という形で説明します。

運動の成り立ちからリハビリについて考える.pdf


【 大正事務所の職員の方々から頂いた質問について 】
@ 自己組織化理論の無意識とは、脳の機能を一部もしくは全て排除した考えでしょうか?

 脳から抹消に向かう下行路と呼ばれる神経経路の中で外側系=錐体路(外側皮質脊髄路、赤核脊髄路)を除く内側系=錐体外路(内側皮質脊髄路など)の神経回路は全て自己組織化理論では重要と考えられています。


A運動制御理論の中の姿勢反射機能との具体的な違いはありますか?

 まず、@の質問にあった外側系と内側系は相反する関係にあり、どちらかが強く働けばもう片方が抑制される性質があります。それを踏まえた上で、運動制御理論の中では随意運動(外側系=錐体路)と呼ばれる意識的な運動、例えばリハビリで細かく歩き方を指導された歩行をしようとした際に姿勢反射(内側系)が行われます。自己組織化理論の中では不随意運動運動(内側系)と呼ばれる無意識的な運動、例えば散歩に行きましょうと誘うと歩いてついてきてくれるような際に姿勢反射(内側系)が行われます。どちらも運動の際に姿勢調節されるという結果に変わりはないです。しかし、外側系と内側系は相反すると言われているため、運動制御理論の随意運動中では姿勢反射を抑制させてしまうというネガティブな結果が生じてしまいます。


B例えば、訪問やデイの利用者さんに対して歩行訓練を行う際に、運動制御理論で関わる場合と、自己組織化理論に基づいて関わる場合との想像しやすい具体的な違いはどのようなものがあるのでしょうか?

 例えば、歩行練習に関して運動制御理論では、杖をつく場所の指導や、歩くときはかかとから接地するようになどの指導をして、それに合わせて利用者さんが運動する。
自己組織化理論では、散歩に行きましょうと言うと、利用者さんが歩いてついてくる。
必ずしも、これらに合わせすぎる必要はなく、ケースによって使い分けてもらえれば良いかと思います。


C自己組織化理論をより効果的にするような声かけはありますか?

・散歩に行きましょう(歩行)
・手を洗いましょう(歩行.立位)
・休憩しましょう(立位.着座)
など、対象者の方が目的に向かって必要な動作をしようとすることができるような声かけができれば良いと思います。


DSTでの訓練では、随意嚥下時と自然状況下での違いを見るため、食事を普通に食べている所を遠くや後方から見て食事場面評価をする時もあります。これらは自己組織化理論に当てはまるのでしょうか?

 無意識化で起こる運動への介入は自己組織化理論下でのアプローチの強みと言えます。そのため、脳幹の延髄に中枢をもつ嚥下運動は無意識化で行われる運動の一つと言えます。嚥下の際には頭頸部と嚥下のリズムが自律的に行われており、そういった箇所も自己組織化理論における治療の対象になることがあります。


神経科学を知ってリハビリをすれば、運動する行為は同じでも、その結果が変わってくるというところが個人的には興味深いところです。リハビリを行う上で少しでも参考になれば幸いです。

ご閲覧ありがとうございました。

理学療法士 坂口
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2020年08月31日

社長の挑戦リベンジ

8月29日22時スタートしましたウルトラダイトレ再挑戦ですが8月31日02:00(27時間)制限時間はオーバーしたもののなんとか無事ゴールすることができました。
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(ゴールのみさき公園駅前)
本来ならコロナ禍の皆様の楽しみとして企画したにもかかわらず制限時間を大幅に遅れてしまい応援してくださった皆様には大変ご心配をおかけして申し訳ございませんでした平謝り‍♂️
正直今回の挑戦で大きなご迷惑おかけすることなく終えることができてホッとしております。それもこれも皆様のあたたかい応援と家族のフォローによって成し遂げることができた、何事もいろんな人のチカラによって活かされてるんだと再認識いたしました。これからもご利用者様、職員の皆様のらしく活きるを応援しより良い会社であれるように努力したいと思います。ありがとうございました。

再挑戦の様子
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二上パークスタート、毎回お見送りありがとう!
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今回は紀美峠35キロの休憩はパスして滝畑で休憩45キロ
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途中水切れで何度も湧き水に助けられました
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和泉葛城山60キロ
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前回リタイヤした犬鳴山を超えると松茸山、探す余裕ありませんでした^_^
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粉河ダム到着80キロ地点まだ余裕ありますがこの後、暑さと胃もたれ、未知の距離、ブヨとの闘い(ブヨって知ってます?!走ってても噛んできます)により大幅に遅れる
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山中渓90キロ到着時は制限時間30分前でした顔3(かなしいカオ)
残り約20キロ体もほぼ限界で一瞬弱気になりましたが残りの20キロは副社長(妻)が並走してくれて残りのトレイルを6時間30分かけてゴール!良い子はまねしちゃダメだよ。
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2020年08月29日

講義のお仕事。 〜白鳳短大OT学生さんとの対話&田中さんトークライブ〜


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。

この日は午後から奈良は王寺町にある白鳳短大OT学科にて、トークライブとして神経難病ALSの田中さんからお話しを訊く時間をいただきました。
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はじめに田中さんのご紹介の後に、今回の対話のテーマに沿ったALSと尊厳死と安楽死、生と死について、少しだけ哲学的な視点にも触れながら話題提供をさせていただきました。
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▼参考文献・引用記事


初めての試みでしたが、1〜4年生75名の学生さんと田中さんやわたしと対話する時間を設けさせていただきました。

対話のテーマは、
「女性ALS患者さんの嘱託殺人についてどう考えるか」
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この場をお借りして女性のご冥福を心よりお祈りします。

今回の講義依頼のあと先月7月下旬にあった事件です。
今も社会的な様々な論争がメディアやインターネットの中でも巻き起こっている状況です。


すぐに明確な答えにたどり着くのは到底難しい尊大すぎるテーマです。

そこで、換気や身体的距離の保持等の感染拡大防止策を施しながらも、全員参加型のオープン・ダイアログ・ワークショップで学生さんが対話のなかでお互いを触発しながら広く意見を聴くことができるようにすることを念頭において、一方通行になりがちだった従来のトークライブの進行から"場づくり"をもう一度考え直してみました。
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▼ダイアログ(対話)について
▼田中さんトークライブ


最前列中央付近にテーマについて話す対話グループの学生さん3〜4名に距離を保って集まってもらいました。
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対話グループの学生さん各々の真剣な意見や見解を話すダイアログ(対話)の様子を、前列側方に集まってもらった観察グループの学生さんに観察してもらいました。

観察グループからダイアログについての客観的な意見や捉え方を話してもらい、ダイアログを会場のみなさんで振り返るようにしました。

グループは10分毎に入れ替わってもらい、たくさんの方々からの意見を、話し聞きできるようにしました。
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「とても難しいテーマなので、事件を知っている学生さんから先ず話してもらいましょう」
と、田中さんからの始まってすぐのご提案があり、進行を変更しました。

そのおかげで、今回の事件から学生さんが感じたたくさんの意見や捉え方を聴くことができました。

対話グループから、
「本人しか気持ちがわからない」
「その人の状態に応じた環境づくりが必要」
「自分の人生やから自分で決めたい」
「安楽死がなぜ認められないのか、なぜ法制度化されないのか」
「本人の希望に添うことがいいのでは」
「本人の詳しい状況が分からないが悲しい」
「死にたいと思っている人はいない」
「死にたくないのに生きたいはずなのに死ぬ方にいく環境にあるのかな」
「死にたくはないのに、本人に不本意な選択を迫る環境や社会があることがわかった」
「テレビ等のニュースだけでは分からないことがあることがわかりました」
「たくさんの視点があることがわかり、捉え方も変わってくることがわかりました」
等…
生について、死について、安楽死の容認、慎重、反対など様々な意見や見解を聴くことができました。

観察グループから、
「みんな自分の意見を持っていてスゴい」
「各々の意見、捉え方があることがわかりました」
等…
ダイアログを客観的に振り返ることができ、より視点や捉え方が深くなったように感じました。

随時田中さんからも意見をもらいながら、学生さんの互いの考えを深掘りしていただきました。

そうしたこともあったためか最後は今回の講義まで事件を知らなかった学生さんからも意見を聴くことができました。

今回の場づくりについては、田中さんや教員の方々とも相談して検討を進めました。

何より先日OT内島さん(吹田)が参加された精神科看護関連の研修グループワークを大いに参考にさせていただきました。情報ありがとうございます。そのおかげで当初から考えていたオープン・ダイアログのアイディアを一気につなぎ合わせて開催することができました。



そして、田中さんとのトークライブです。
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緊張するとのことでしたが、トークライブは今回で4回目ということもあり、もうすっかり慣れておられ堂々とご自身の見解を冷静かつ流暢に話されます。

今回もこの場で初めてお聴きするお話しがありました。

田中さんと同年代で同じALSを発症され、60歳代で亡くなられたお父さまとお母さまへの複雑な思いを話ししてくださいました。
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田中さんの発症を常に心配していたお母さんが亡くなられてから、わざと遅らせてALSの確定診断を受けたお話しもありました。
「母が亡くなっていなかったら確定診断するための検査は受けてないと思います」

上衣の着脱の様子を見せていただきました。
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多いに動作分析の参考になりました。

「やれることをやる」。
ご自分への決意表明のようでした。
ALSという難病を受け止めて、仕事と治療を続けておられる今を田中さんご自身の言葉で語っていただきました。

今日の対話のテーマ「女性ALS患者さんの嘱託殺人についてどのように考えるか」について田中さんは、
「とてもショック、ビックリした」
「主治医でもない医師がお金をもらってするのは容認できない」
「(同じような状況でもあれば)主治医等に相談していきたい」
と、冷静にはっきりとした口調で話されていました。

また、安楽死の推進は、19世紀の優生思想に基づく優生学、ナチス・ドイツの断種政策、T4作戦(障害者安楽死作戦)のように誤った方向へ、向かっていくことにもつながりかねないと警鐘を鳴らしておられました。

田中さんは今回の事件の報道を受けて、すぐに頭に上記のことが浮かんだとのことでした。
そのお話しを事前打ち合わせでおうかがいしたときにわたしもハッとさせられ、慌てていくつかの文献を読み、ネット検索をしました。
▼参考↓


ALSだけに関わらず、各疾患のその時々の病期や状況、個々の精神心理、性格等に応じて、治療方針等のに変更を許容できるような法整備や治療・介護環境に…とても難しいことかもしれませんがそんな世の中になればいいのかな…と思ったりします。

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医療・生命倫理の四原則からも、医療従事者として、一市民としても、進行する疾患や障害により、治療やコミュニケーション環境、介護環境の未整備のため、死にたくはないのに死を選ばざるえないような悲しい世の中になってしまってはいけないのではないかと考えます。
▼引用・参考↓


医療従事者として、最新の治療や環境整備などについては常にアップデートし、最善を尽くすことはもちろんのことです。

その上で今私たちがすぐにできる関わりとして、アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)とナラティブ・アプローチ(ナラティブ・ベースド・メディスン)があるのではないかと考えています。
▼参考↓

特に意思決定が難しい状況の方々の意思決定・意向推定の材料になるのでは…と思っています。
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医療者として、介護者として、家族として、進行や悪化をし続ける病いや障害を傍らで見守るなか…

"この方ならどうするだろうか"
"この方ならどうしたいだろうか"
"この方なら何を望むのだろうか"
"こんな時ならどうしてほしいのか"

認知症や重度の失語症、がん患者の方々にも、ご本人、ご家族からの聞き取りなどの関わりやご家族自身による患者さんへの日頃の関わりからでも十分に活用できると思います。


患者と医療従事者のあるべき関係性について、作家の柳田邦男さんが提唱する2.5人称の視点。
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自分の家族に寄り添うような温かさ(2人称)と専門家としての知識と能力(3人称)を兼ね備えて、そのあいだを状況に応じて行ったり来たりできる"2.5人称の視点"が、アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)とナラティブ・アプローチ(ナラティブ・ベースド・メディスン)を進める上でも大切な視点になるはずです。
▼参考↓

 "Beyond borders"境界を越える、医師との"治療同盟"を築く (2019年7月20日第17回日本臨床腫瘍学会学術集会の患者、家族、一般の方向けのプログラムより)


今回の対話&トークライブに快く応えてくださった田中さん、熱心にたくさんの意見を話してくれた学生のみなさん、場づくりに協力していただいた白鳳短大OT出田先生、ありがとうございます。

今回の白鳳短大のOT学生さんは一年次に、弊社の就労継続支援事業所のカフェオーディナリー松原での地域リハ講座&森さんトークライブ交流会でお会いしています。
▼今年の交流会

2016年から毎年交流が続いていることを嬉しく思うと同時に、今回の対話からみなさんの成長ぶりがとても伝わってきました!すっかり顔つきが変わっていてスゴいです。


参考・追記)
 JaCALSは、患者様の臨床・遺伝情報の解析を通じて、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の病態解明と治療法の開発を目指す研究組織です。ALSの未来を切り拓くため、ご協力をお願いします。

▼一般社団法人日本ALS協会




追記2)
応援と勉強のため急遽、参加してくれた新人OT我如古さん(がにこ、吹田)からも最後に話しをしてもらいました。
堂々と話す姿がとても頼もしく感じました!
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☆トークライブに同行して感じた事☆

こんにちは、白鳳短大OT学科にて神経難病ALSの田中さんトークライブを写真撮影係として同行させてもらいました。アクティブデイサービス吹田の一年目OT我如古(がにこ)です。

はじめに、今回、学ぶ機会を設けてくれた、伊藤さん並びに、日常や心情を教えて頂いた田中さん、学校の方々、同行する時間を作ってくれたデイスタッフの方々に感謝申し上げます。

 ”当事者の声が生で聴ける”という機会は、医療・保健・福祉従事者になれば、患者さん、利用者さんと出逢う度積み重なっていく日常ではあります。

ですが、講堂に向かう前に先生の方から「コロナの影響で、実習に行けない生徒が多く、少しでも当事者の方と接する機会を増やし、何かを得て欲しい。」という願いを聞き、わたしの母校ではありませんが、約半年ぶりに講堂にて、机に向かう白鳳短大の生徒の方々を見て、自身の学生時代の思い出と共に、あの頃の友人・先生の顔が浮かびました。

また、そのせいか当時の気持ちが蘇り、”当事者の声が生で聴ける”という機会は学生にとって、また経験の浅い私にとってとても有意義な時間だと感じることが出来ました。

それが故に、写真撮影を任されていたのですが、数枚しか撮れず、大したお役に立てなかった事・・・(すみませんでした。)

 そして、今回の対話のテーマであった嘱託殺人について、学生さん同士で意見交換をした際、最初に意見を述べた学生さんにつられ、偏った意見が揃うのではないかと予想していました。

しかし、伊藤さんの
「どんな意見にもこの問題には答え(正解)はない。つまり、皆さんの意見・考えに間違いはないので、自由に気持ちのままに考えを教えてください」の一言と、

田中さんの
「まずは事件を知っている方からお話を聞いてみましょう。」
という配慮を合図に、それぞれの意見を述べてくれました。

各々、視点や考えが異なり(伊藤さんブログに内容を記載)驚きました。

”生と死” ”尊厳死と安楽死”。

重いテーマに、言葉にするのが難しそうにしながらも、一生懸命に自分の意見を聞いて述べる生徒さんもいました。

田中さんは最後まで学生を見つめ、ゆっくり頷かれて居ました。

そして、最後に、
「皆さんがそれぞれ沢山の考えを持っていることが嬉しいと感じました。」
とお話されていました。

私は、その言葉を聞いて、これまで田中さんが、幼少期に見ていた父の姿、そして心配させぬよう母に隠し通し抜いた心情。

今も自分らしく”やれる事をやる”精神で戦っている田中さんが、この事件が起きてしまった事に対し、深く悲しみ、また再度自身と向き合い今後について自問自答視している最中、当事者だけでなく、これからの医療従事者も同様に事件を通して考えさせられ向き合っている事(痛みの共有)に安堵されたのではないかと感じました。

また、この講義を終え、私自身も医療従事者として、現在担当させて頂いている利用者様並びに、これから出逢う利用者様に向き合い、2.5人称の視点を持てるように信頼関係を築きながら、ナラティブ・アプローチ、アドバンス・ケア・プランニングを意識していけたらなと感じました。

最後に私は田中さんとは初対面、かつ、これまでALSの方と直にお話した事がなく、どのように接するといいのか。

どのような会話(内容・話すスピード)など考え、緊張していました。ですが、田中さんの柔らかな印象、穏やかな口調にすぐに打ち解け、自動車での行き道は大阪の土地のお話や奈良の風景の美しさの話や普段の田中さんの日常、今回のトークライブの意気込みを、どこか緊張した面持ちの田中さんとお話することができました。

そして帰り道は、トークライブを振り返り、各々の感想や、「ここが良かった。」と称賛したり、「もっとこう出来たらな。」と終わって直ぐ次のトークライブの想像を膨らませ、無事トークライブがおわりホッとした雰囲気で笑顔の溢れる田中さんと関わることができ、改めて、ICFの項目でいう活動・参加という面でのOTとして役割を、また利用者様の可能性や挑戦するきっかけを作る大切さを知ることができました。

改めまして、今回のトークライブに参加させていただき、ありがとうございました。




心意気実践チームは…
利用者さまの自立生活支援、重度化予防、QOL向上に資するご自分の価値やあり方を見い出すお手伝いを微力ながら出来ればと考えています。
その先にある自分らしさを一緒に追求します。

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2020年08月28日

夏バテに負けるな!手軽にカロリーをアップする方法

夏らしいことをほとんどしないまま、夏が終わっていきます。
花火も夏祭りも中止、帰省もできず。
こんな夏は今年で終わりにしたいものです。
ST水野です。


ある利用者さんが言われました。
「あと3s太りたい。もっとたくさん食べられるようになりたいです」
お風呂に入るときに鏡で自分の体を見るとあまりに痩せていて驚いてしまうそうです。

この夏「夏バテで食欲が落ちて困っている」という相談を3件続けて受けました。

3名の利用者さんは年齢も疾患もバラバラですが、嚥下障害があり、もともと食べられる量が少なかったところへ暑さの影響で、より食べられなくなっている点が共通しています。

利用者さんはそろって「食事が疲れる」と訴えます。
スプーンを口に持っていくのに時間がかかってしんどいわ。食べているあいだにお腹がいっぱいになってしまうし。
食べることに疲れて、ごはんの時間が全く楽しくない。
食べろ、食べろとあんまり言われたらつらくなるよ。

食事をするにも体力が必要ですもんね。
そして、食べることに義務感を持ち始めたらしんどくなります。

みなさんに提案したのは「食べる量にこだわらず、効率よくカロリーを摂ることを考えましょう」ということ。

おひとりの利用者さんは朝バターをつけたトーストを食べるのが習慣だと聞き、そこにさらにジャムを加えることを提案しました。
「ちょっと足すだけね。これならできるかも」とおっしゃってくださいました。
ジャムをヨーグルトに加えてもいいですね。

コーヒーを1日2杯は飲む習慣がある利用者さんには、コーヒーに牛乳とお砂糖を足すことを提案しました。

カロリーアップできるのはわずかでも毎日の積み重ねが大事です。

地域で活動されている管理栄養士さんと訪問同席する機会があり、「MCTオイル」などの嚥下調整食を使うことの効果をあらためて教えていただきました。

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MCTオイルを他の利用者さんにも紹介しました。

MCTオイルのよさは、おかゆでも、おかずでも、飲み物でもただオイルを加えるだけの手軽さです。
消化吸収がよく、食形態も変える必要もなく、食べる量を増やさずに、カロリーをアップできます。
最近では日清のものなどが普通にスーパーに並んでいるのを目にするようになりました。
手に入りやすいのもポイントですね。

そして、この暑い時期、甘いものがお好きな方には、間食をアイスクリームに。
アイスクリームで特にオススメは「ハーゲンダッツ」です。
たんぱく質、脂肪の含有量が多く、量に対して大きいカロリーが摂取できます。
ただ値段は高いですけどね…。

食生活を大きく変えて、「もっと食べないと!」と量を増やそうとしても、なかなか続きません。
今、食べているものに少し工夫をするだけなら、無理がありません。

みなさんの視点を「食べる量を増やす」から「効率よく栄養をとる」に変えていけたらいいなあと思います。
posted by Active at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2020年08月25日

ウルトラダイトレ再挑戦!

みなさんこんにちは、代表の阪東です。先月726日未達成のウルトラダイトレチャレンジを82922時スタートで再挑戦します!コース、距離、制限時間は同じです。

前回チャレンジ後は回復に努め補強も行いましたがご飯やビールが美味しすぎて体重増加がちょっと心配です^_^残暑に負けず体力つけて挑みたいと思います!

前回と同じようにLINEオープンチャットとゼンリー位置情報を開設しますのでよかったら当日覗いてください

(LINEオープンチャットは「ウルトラダイトレチャレンジ」入力で出てきます。LINEチャットの検索機能は年齢認証が必要です。ゼンリーIDはオープンチャットでスタート数時間前に表示します。)

posted by Active at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

2020年08月20日

本質を捉える力。プロとは、そしてあるべき姿とは…



人材開発室いとうです。


弊社では地域で必要とされる在宅看護リハケアの"プロ"を育成すべく、個性豊かな経験ある職員を絡めた新人育成体制を構築しているところです。

そして、従来の研修形態にこだわらずオンライン研修やオフライン+オンライン研修等の積極開催を試みています。



プロとは…

「ゴルゴ13」「鬼平犯科帳」「サバイバル」等の著者、83歳で現役を貫く劇画作家さいとうたかをさんは、著書「鬼平流」で、

"己の立場についてしっかりと捉え、その立場にふさわしい行動を行う存在でなくてはならない"

"プロとは単に職業ばかりを指すのではない"

"ものごとやその立場の本質を捉える姿勢、あるべき姿を追求すること"

とし、プロ意識が希薄な日本人が増えていることを厳しく断じている。


幼少期に戦中を過ごし、中学卒業と同時に理髪店で働きながら、その合間に絵や劇画を描き続けて、稀代の劇画作家となった著者の言葉は心にしみます。


withコロナかつ働き方改革の真っ只中、そしてGDPの壊滅的な下落、災害級の猛暑、自然災害、人口減少、少子化、超高齢化…

今そんな時代をみんな生きています。

新しい生活様式で各々の生き方や仕事自体のカタチ、働き方が変化し続けています。

一職業人として、新人や経験者、立場や役割、役職、報酬に関係なく個々に問われ続けるであろう本質を捉える姿勢。

"あるべき姿とは何か?"

"そもそもこれは何?"

これらの本質観取や哲学的思考は、きっとどの時代でも、どの仕事でも、日頃の生活でも変わらない大切な捉え方のひとつなのではないしょうか。


これらを日々問い続けながら、地域で必要とされる人材を育成すること、そして在宅看護リハケアのプロとしての仕事を追求していきます。




When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで成果が上がる。

教える側が学ぶという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる。よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"

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2020年08月19日

大正研修【アップデート】コロナうつについて

大正OTの谷川です。
今回はコロナうつについて発表させて頂きました。
今現在コロナウイルスが再度広がりを見せている中で、身体機能での関りはもちろんの事、精神面での関りも大切であるとより感じています。利用者さんと関わる中で「人とお話しできることが安心できます」と聞く事がありました。コロナウイルスの影響で他者との関わりが減り、屋外へ出ることも減っている利用者様がたくさんおられると思います。その中で自分たちの関りで少しでも利用者様の不安が少なくなることを願っています。

コロナうつpptx.pdf

閲覧ありがとうございました。
OT 谷川
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2020年08月17日

大正 アクティブスマイル 〜てるてる金魚釣り〜

こんにちは。大正事業所PTの奥藤です。
8月10〜8月14日に月1回で開催するイベント「アクティブスマイル」を行いました。
このイベントは利用者さんとレクリエーションや作り物などを行い、利用者さん同士の親睦を深めたり、楽しみの機会を作り、笑顔の数が増えればいいなという目的から月1回行います。内容に関しては、感染拡大予防の観点を配慮しながら進めていきます。

今月は、8月といえば夏祭り!夏祭りといえば金魚すくい!!ということで“すくい”ではありませんが、手作りの金魚と釣り竿で金魚“釣り”を企画しました。
金魚は、ビー玉をおはながみで包み作りました。金魚のつもりで作ったのですが、利用者さんや職員の方から「てるてる坊主みたいやなあ」といわれたので、てるてる金魚と名付けました。
釣り方は、紐と金魚に磁石をつけ磁石同士をくっつけるという簡易的なものにしました。
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今回は、利用日ごとのチーム戦にし一匹を1ポイントとし1分間に釣った数の平均ポイントで優勝を競いました。
優勝チームには、豪華プレゼントがあるということで利用者さんもやる気に満ち溢れていました。
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皆さんやってみて、「もっととれたわ!」「案外難しなあ」「孫とやってみようかな」など様々な感想をくださいました。利用者さんの中には10匹以上取れた方も多数おられ、事前に体験で行った同期の神谷OTの9匹と私の8匹を優に超す結果で頭が上がりませんでした。
また、チーム戦ということで盛り上がりも盛大で楽しい空間となりました!

そして、今回の優勝チームは金曜午前チームでした!
優勝は木曜午前だと思ってましたが、まさかの最後0.1ポイント差で金曜午前!
勝負の世界は最後まで分かりませんね。
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最後に

今回アクティブスマイルの企画をさせていただきましたが、第1回目ということもあり、利用者さん全員が参加できように考えました。また、イベントの準備段階でも利用者さんと一緒に金魚制作を行い、手指のリハビリ要素を加えつつ一緒に作り上げられて良かったです。
他にも、協力してくださった責任者の飛永さん、同期の神谷OT、柳原OTありがとうございました。デイサービスは利用者さんにとって生活の一部なので、その時間をより楽しく過ごしていただくために今後も感染対策をとった上で様々な企画を考えていこうと思います。

大正事業所
理学療法士 奥藤
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2020年08月14日

2020/21年オンライン新人研修プログラム開始!


人材育成担当のPT軽部、OT伊藤です。

今日からオンラインによる新人研修プログラムが開始となりました。

今日のテーマは「バイタルサイン」
講師はPT軽部。
時間は30分と限られた時間なので、要点をまとめるのは至難の技。

○低体温と低栄養にも要注意を…
○聴診間隙に要注意、チームで心筋梗塞や脳梗塞のリスク管理を…
○拡張期血圧が0まで聴こえる場合には何が考えられるのか?

この日は5事業所から新人から10数年目までの計12人が参加しました。
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参加ありがとうございます。
引き続きみなさんで勉強していきましょう。

資料は各事業所にメール送付しています。
質問はメール等にて受け付けていますのでご活用ください。
今回の録画は音声不具合のため非公開とさせてください。次回以降は職員のみ閲覧できるように準備します。

次回は8/28金曜日16時45分〜17時15分「不整脈」について
※9月からは第1,3金曜日16時45〜17時15分の開催予定です。


追記)
 新人オンライン・ダイアログは新人スタッフから継続の希望がありました。
9月から第2火曜日17時15分〜参加希望者のみで再開予定(初回9/8)とさせてください。
対話の中から日頃の疑問や問い、課題を捉え直して、目標設定や課題解決、改善案を参加者のみなさんと考える場になればと思います。
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