2022年12月09日

村上さまナラティブムービー『またお会いしましょう』

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発掘あるある広報室のいとうです。

村上さまは、2022年9月14日に最愛のご家族に看取られながらご自宅にて永眠されました。

重い右片麻痺と失語症がある村上俊秋さま。

日々の生活とリハビリにご夫婦で前向きに取り組まれる姿勢がありました。

それにいつもわたしたちの方が元気をいただきました。

亡くなられる数日前の最後の訪問リハビリ後に、村上さまが渾身の笑顔で見せてくれたおやゆびサインポーズが忘れられません。

安らかにお眠りください。

そして、たくさんの大切なことを教えていただきありがとうございます。


今回のナラティブムービーは少しでもご家族のグリーフケアになればと切なる願いを込めて制作させていただきました。

たくさんの写真や動画の日付を確認して、村上さまの記憶を辿る作業でした。

それは不思議と村上さまと会話してるかのような感じがしました。


▼村上さまナラティブムービー第1弾はこちら↓
▼村上さまナラティブムービー第2弾はこちら↓

ご家族からのコメント
同じ病気になってしまった人、そのご家族の方に、少しでも勇気を与えられるような情報を発信して頂いて、ありがとうございます。

亡くなって三ヶ月近く経ちますが、まだ実感がわかないのです。
こんな風に思い返していただき、本当にありがたいです。
父は幸せですね。
また時々一緒に思い出してください。ありがとうございます。



☆ナラティブムービーは利用者様とそのご家族様の頑張りとその歩みを振り返る弊社からのプレゼント動画です。制作依頼・相談は広報室いとうまで。

☆挿入歌は、音楽家・ 作業療法士 武 優作さん(今里事業所)が制作した社歌アクティブソング「Activity of Life Shiney~人生の輝き~」
posted by Active at 19:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 発掘あるある広報室

2022年12月07日

つよみ 心理的要因について

デイサービス大正の土肥です。

今回の強みの発表は心理的要因です。

メンタルは生活でもリハビリでも重要だと確認できたらと思い作りました。

posted by Active at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 大正(報告)

2022年12月02日

マンスリー報告 ともに行う家事(調理・買い物)


ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士・調理師いとうです。


身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
リハビリテーション・ケア研究大会2019金沢
での報告はこちら↓

利用者さまはお一人暮らしで、右手首骨折による手指の拘縮と古い既往歴として頭部外傷による記憶障害など高次脳機能障害の残存、腰椎圧迫骨折による腰痛や頸部痛があります。

身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"では、訪問リハビリテーションと連携し、安全に包丁使用しての料理や肉類や野菜などの生鮮食料品の買い物、賞味期限の管理、小分け冷凍保管などをサポートしています。


11月も利用者さまが気の向くまま買い物されてこられたあり合わせの材料で旨いもんを作りました。


第1週目!

生姜たっぷりの白菜と豚肉のうま煮。
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肉類の買い物に行きました。
その後はカット小分けして冷凍保管へ。
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第2週目!

寒くなってきました。
冷蔵庫に前から保管していたじゃがいもと人参の出番です。
昨年以来のシチューです。
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今回は先週の買い物同行サポート時に、買わせていただいたシチューのルーを使いました。
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昨年は小麦粉とマーガリンを使って作りましたが、これもまた旨い!



第3週目!

新人PT松本さん(大正事業所)が、ともに行う訪問介護事業所の仕事を、将来的にやってみたいとのことで見学に来てくれました。

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半年以上前から冷凍保管していたブロッコリーなどのミックス野菜を使った八宝菜風中華炒めと、大根菜のツナ炒め、生わかめスープ。
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第4週目!

冷蔵庫に残っていた大根と人参、椎茸で鶏肉のうま煮。寒いので水溶き片栗粉でトロミをつけて、アツアツご飯にのせて食べていただきます。
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利用者様は、先々月頃から左手指のしびれと攣りが続いていました。

整形外科でかかりつけ医の先生にも定期受診時に相談し、先日2年ぶりに頸部のMRI検査をしていただきました。

先生によると経過は大きな変化はなく、今のところ手術が必要な状態ではなく経過観察しましょうとのことでした。


さらに、生活機能向上のため連携しているなめだリハビリテーションクリニックの整形外科医の先生にも、MRI検査を読影してもらい姿勢修整の助言などや下記のようなコメントをいただきました。
かかりつけ医の先生と同じ所見で引き続き経過を観察することになりました。
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利用者様には、寒くなってきたので、温かいものを一緒につくって美味しく食べてカラダも温めていただきます。



ともに行う訪問介護事業所は、なめだリハビリテーションクリニックの訪問リハビリテーションや他訪問介護事業所と連携し、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。

2022年11月30日

アクティブオリンピック11月(デイサービス松原)

今年もあと一ヶ月になりましたね。

11/1411/19に行われたアクティブオリンピックについて報告します。

今回は、アクティブオリンピック史上初めて、ご利用者様提供のゲームでした。

木工が得意なご利用者様で、スッタフがリクエストしたところ、翌週には自作のゲームを持って来て頂きました。ゲームで使用する道具は、ご利用者様がご自宅で製作されました。

他のご利用者様からは「どこかで売っている品物みたい。」と驚きの声が多く聞かれました。

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10枚の木片と棒が2本付いた土台。綺麗な仕上がりです。

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片方の棒に10枚の木片を差し込みます。これがスタートの状態です

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木片を1枚ずつ取って・・・・。

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もう1本の棒に移していきます。

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木片の穴の絶妙な大きさが、このゲームの難易度を上げていきます。

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優勝は火曜日の午後チームでした。2位のチームとなんと0.6秒差の接戦でした。

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優勝のおやつは、「栗ぜんざい」でした。


デイサービスなどでのレクリエーションゲームは、スタッフがゲームを企画して、スタッフが道具を作るという過程が何処かで当たり前と思っていましたが、ご利用者の様からゲームを提供していただくといった今回の経験を通して、レクリエーションゲームの新たな可能性と奥深さを発見することができました。ありがとうございました。
次回のアクティブオリンピックは来年1月を予定しています(12月はクリスマス企画を予定しています)


報告者 山野

2022年11月29日

読解課題の反応が浮動的な理由

帰り支度をしていると、利用者さんに「あんたよー、いっぺんこれ取ってくれ」と言われ、見るとマスクを外すジェスチャーをされました。マスクを外すと利用者さんはあからさまにがっかりした顔。




想像していた美人さんではなかったんですね

素直な反応すぎて、笑ってしまいました。

マスク生活も長くなりましたね。

ST水野です。



前回書いた続きです。


http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/189826147.html


失語症に注意障害や失行などを合併している利用者さん。


前回聴理解に比べ読解が浮動的と書きました。

宿題を出すために読解課題を少しずつ進めています。


名詞絵1枚に対し文字単語の選択肢が2つ。

正しい方を選んで線で結ぶ、あるいは丸をつけるシンプルな課題です。


やっていただくと、できるときとできないときがある。

その差が大きい。


本来の理解力が発揮できれば、問題なくできるはずの課題なのに。


できないときは「わからへんな」と止まってしまう。

問題の解き方がわからない、どうしていいかわからない様子で、たんなる誤答とは異なるように見えました。


何が影響しているか。

1問ずつの提示、絵や字の大きさ、文字と絵の配置、縦書き横書き、変えてみたがわからず。


あるとき、ふと気づきました。

利用者さんが黙って考えているときと、選択肢の文字を読もうとされているときがある。


黙って考えているときは、「これや」と指す。

音読しているときは音韻性錯読、語性錯読が頻発してうまく読めず、「あかんわ」


ようやく、ふりがなの有無が影響している可能性に思い当たりました。


ふりがながあるとそれを読まねばならない状態になる。

うまく読めずに何度も読み直す。

選択することに意識が向かなくなってしまう。

結果、混乱し、どうしてよいかわからなくなる。


全ての課題でふりがなを消すと正答率がグッと上がりました。



学生時代の実習で見学させていただいた患者さんを思い出しました。

SLTAの「書字命令に従う」の文字を音読して、誤り、誤りに気づいて修正を繰り返し、物品にさわる前に時間切れ。


担当していた他の実習生は「読まなくてもいいですよ」と声をかけましたが、患者さんさ読むことをやめられなかった。


伝導失語と診断されていた患者さんでした。


ふりがなが音読の助けになり、音読が理解の助けになる場合もあれば、反対に邪魔になる場合もある。

刺激の量や種類への細やかな配慮を忘れないようにしないといけないなあと思いました。

posted by Active at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ST水野(松原)の日記

2022年11月27日

 症例検討会(アクティブデイデイサービス 松原)

アクティブデイデイサービス 松原におきまして、10月と11月に療法士による症例検討会が行われました。

10月は3年目の理学療法士 藤島さんによる症例報告でした。

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発表者の藤島さんです。

比較的年齢が若く、仕事を持ちながらデイサービスに通所されているご利用者様の報告でした。

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質疑応答も積極的になされました。

室内・屋外でも歩行器を使用しながら生活をされており、"使用している歩行器が今の生活に適しているのか"についての検討も行われました。

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福祉用具のパンフレットを見ながら、先輩療法士からのアドバイスがありました。


また、仕事もされておられますので、歩行・移動の動作だけでなく、仕事では腕や手も使うので、今後も仕事を続けていけるような評価やアプローチも必要であることを私自身も考えさせられました。

 

11月は2年目の理学療法士 松原さんによる症例報告でした。

股関節や膝関節の手術をされているご利用者様の報告でした。

「近くのお店に買い物に行く」といった目標ですが、実際のリハビリの場面での歩く練習は消極的になられます。"外に歩けるようになりたい"と希望を持たれながらも、消極的になられる理由についての議論がありました。

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発表者の松原さんです。

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活発な意見交換がなされました。

デイサービスのご利用者様は多種多様のお薬を服用されている方もおられます。お薬の副作用によってはふらつきが多くなったり、トイレが近くなることもあります。お薬の副作用で日常活動も制限されることはあります。本当の理由は色々考えられますが、”歩行の練習に消極艇になる理由"は日々の関りの中で知っていくことが大切だと感じました。


報告者 山野



posted by Active at 19:09| Comment(3) | TrackBack(0) | 松原

2022年11月26日

ともに行うに来訪者あり。

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ともに行う訪問介護事業所のいとうです。

この日は来訪者がありました。

大正事業所の新人PT松本さんです。

今回はともに行う訪問介護の仕事見学です。

10/6に下記のメールを送ってくれました。

「お疲れ様です。
質問なんですが
現在、アクティブで訪問リハではなく、訪問介護をしてる人ってどれぐらいいらっしゃいますか?
それと、介護の資格がない新人が最短で訪問介護に行ける方法ってありますか?」

松本さんは現在、社内向けの実務者研修を受講中です。
▼アクティブリハビリ介護福祉士実務者研修

訪問介護の仕事に関心が高いことは、就職前の面接の中でも聞かれていました。

ということで、大正事業所責任者やリーダーさんに相談して、まずは10/19にオンラインで事業説明をすることになりました。

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松本さんによると、デイサービスでの仕事も慣れてきてひと段落し、訪問リハの仕事にも訪問介護の仕事にも関心が高くなってきたとのことで、実際の訪問介護現場の見学希望がありました。

そして、この日の見学となりました。

実際の現場を見学させていただき、利用者の熊谷さんからもお話しをたくさん聞かせてくださいました。

ちなみに、現在利用してくださっているともに行う訪問介護事業所の身体介護の見守り的援助による「共に行う家事」のことを、熊谷さんは『料理リハビリ』と呼んでくれています。
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「嫌やったらすぐに辞めてるけど、楽しいもんねェ」

「材料や調味料を事前に用意してとか言われてたら、すぐに辞めてたねェ」

「冷蔵庫にあるもので一緒に作ってくれるから、買い物も好きにできて助かるよゥ」

「いつもどんな旨いもんが出来るか楽しみでねェ」

松本さんは、デイサービスの現場でともに訪問介護事業所の対象者となりうる利用者様のピックアップを模擬的に行なってくれています。

それらを実務者研修の仮装ケースとしてピックアップし、介護計画立案に落とし込む準備を進めています。

理学療法士+介護福祉士の働き方にチャレンジ中です。



ともに行う訪問介護事業所は、なめだリハビリテーションクリニックの訪問リハビリテーションや他訪問介護事業所と連携し、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。

2022年11月21日

第5回スクーリング@22年度実務者研修

どうも。
実務者研修担当のむろのぞのです。

今月11日に実施させていただいたスクーリングの報告をさせていただきます。

今回のテーマは「認知症」。

なぜ実務者研修に「認知症」を取り入れているかは去年のブログで書いていますので、興味ある方は読んでみてください。

去年のスクーリング内容からいくつか変更した点があり、本ブログではそのへんを中心に報告させていただきます。



●ニンチについて

まずは私の実務者研修ではお馴染み「松本リハビリ研究所所長のYouTubeチャンネルから学ぶ」です。
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私は認知症をテーマに話すときは必ず「ニンチ」という言葉について改めて考えていただくようしています。

今回は松本さんの動画を補足してお伝えしました。

ちなみに今回受講された方7名(1名吹田からスポット研修で参加してくれました!)のうち、「ニンチ」という言葉を使ったことがある方は5名でした。

その5名全員が「ただ何となく」や、「周りの人が使っていたから」等が理由でした。

※2015年「みんなの介護」での調査でニンチと略されて77%の方が不快に感じた
※2021年の上田諭先生(精神科医)らの調査研究では全体の35%が不快に感じると回答



●薬物療法とその問題点

抗認知症薬ではアリセプト等が有名かと思います。

ただ抗認知症薬を過用、誤用してしまうことがどういった結果になるのか等をお話させていただきました。

詳細は以前に投稿したブログを読んでいただければありがたいです。
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※フランスは2018年に抗認知症薬を保険適応外としました。言い換えるならフランスは認知症を薬で治す、という考え方をやめたということでしょうか…



●エビデンスから考える認知症

今年は受講者全員療法士であったことから、エビデンスという視点からもお話をしてみました。

参考著書は以下のものです
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人生の目的を持って生活している方はそうでない方に比べてアルツハイマー型認知症発症リスクが48%も減少させることができること。

また目標設定の有無については健康関連QOL、自己効力感などの主観的側面のみではありますが十分効果があることが証明されていることをお伝えしました。



●ワーク「あなたが認知症になったら・・・」

前半での講義を踏まえて、自分が認知症者になったら職員の方にどんなことを大切にしてもらいたいかを少し考えていただくことをしてみました。

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ほんの一部ですが以下は皆さんが考えてくださったワークの内容です。


「子供の頃から動物と過ごす環境だったため、動物がいる環境を作ってほしい」

「みんなの前で絶対恥をかきたくないからトイレのことは常に気にかけてほしい」

「たぶん自分の子どもやお嫁さんからは煙たがられると思うので面倒くさがらず、目を見てゆっくり話を聴いてほしい」

「感情は残るはずなので自分でできること(排泄の後始末など)はさせてほしい」

「自分がいる前でコソコソ話されると悪口を言われているように感じてしまうので、そういった点を配慮して関わってほしい」

「認知症であることを隠されたくないから周りの人にちゃんと自分が認知症であることを伝えておいてほしい」

「色々考えているときに急に声をかけられたり、肩を叩かれたりすると不安になるので、ちゃんと視線を合わせてから関わってほしい」



●ロールプレイ「認知症ケアについて自分の思いを伝えよー!」

研修最後は講義、ワークで学んだ内容をどうやって人に伝えるか、というロールプレイを行いました。

振り分けた役は以下のような感じです
本年受講生の皆さん:介護リーダー役

スポット研修で参加してくださった吹田の介護スタッフの方:新人介護スタッフ役

室之園:認知症ケアなど全くわからず我流の介護(不適切ケアと呼ばれるようなことをガンガン使用しました)で新人介護スタッフを指導する先輩介護スタッフ役

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ロールプレイの様子を撮影できていなかったのが大変残念でしたが、笑いあり、でもピリピリとした緊張感もあり、とても考えさせられる時間でした。

不適切ケアを使用している先輩介護スタッフを徹底して指導する方。

全体の業務の流れを考えて行動している、という先輩介護スタッフの気持ちを汲んだ上で話を進めていこうとする方。

先輩介護スタッフの不適切ケアのみを責めるのではなく、「どうやったらうまくいくか一緒に考えましょう」と相談するような形で進めていく方。

ロールプレイを重ねるなかで修正し、どうすればみんなが良い方向に進んでいくことができるかを考えることができたと思います。

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自分自身が認知症ケアを理解すること、実践することはもちろんですが、それを自分だけではなく、周りの人とも共有していくことが介護には求められます。

介護は決して一人ではできません。

本研修を受講している皆さんは介護リーダーに求められる人材でもあります。

もう少し先の話ではありますが、そういった感覚をスクーリングのなかだけでも体験してもらえたことで何か気づきを得てもらえたらと思っています。

以上です。
少し長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
posted by Active at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 実務者研修

2022年11月20日

きらめきパーティー2022

株式会社アクティブ、大正事業所、運営責任者の飛永直樹です。
この度、大正区リハビリテーション連絡会、大正区理学療法士会として、きらめきパーティー2022に参加させて頂きました。


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実施内容は
・理学療法ハンドブック(日本理学療法士会)の配布
・リハビリ相談
・体力テスト

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ハンドブックは、様々な種類があります。
1 健康寿命
2 脳卒中
3 腰痛
4 心筋梗塞・心不全
5 スポーツ
6 糖尿病
7 変形性膝関節症
8 認知症
9 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
10 女性のライフステージ
11 がん
12 栄養・嚥下
13 肩関節周囲炎
14 在宅での危険予防

参加者の方々には、ご自身の気になる症状に合わせて、お持ち帰り頂きました。
各疾患の情報を理解できたり、自己管理、体操、および生活の工夫等、わかりやすく整理されているので、気になる方は日本理学療法士会のホームページをご覧下さい。

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参加メンバーは写真左から
大阪府済生会泉尾病院 住谷PT
エキスパートナース訪問看護ステーション 伊川PT
大阪府済生会泉尾病院 三堂PT
株式会社アクティブ 飛永

以下は相談対応や、テストの実施場面です。

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体力テストの内容は
山北整形外科の井上PTを中心に、バランス、筋力、ロコモティブシンドローム関連のテストをご準備頂いてます。
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私たちリハビリテーション職員は、主治医からのリハビリテーションの指示をもとに、サービスを提供させて頂くケースが中心です。
しかし、近年求められているのは自立支援や重度化防止の観点でもあり、リハビリテーションを提供する前の予防的な介入も重要視されています。
そういう意味で、今回のイベントに参加させて頂くことで、地域住民の方にリハビリテーションの視点から、ご自身のお身体に向き合うきっかけ作りが出来ていれば大変嬉しく思います。
今後も地域住民の方へ、リハビリテーションに関する有益な情報提供や関わりを続けられるように、尽力していきます。


アクティブ訪問看護ステーション大阪サテライト大正
アクティブデイサービス大正
理学療法士
飛永直樹
posted by Active at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 大正(報告)

社内メールマガジン”アクティブ流”2022年12月号 巻頭言『「○○してみたい」から「できる」・「できた」に繋げられるように』OT河井さん(今里デイ運営責任者)

皆様、感染対策しながらの業務、いつもご苦労様です。


ストレス溜まってませんか?



今回は最近の出来事、思った事を紹介します。


とある日の会議で、スタッフから


「利用者さんの誕生月に写真やメッセージをあげたい」


と提案があり実施することになりました。


「○○してみたい」と思える、発信できることはとても大切です。



実施経過として


・「恥ずかしいから嫌」といいながら写真でピース


・家族より感謝の手紙


・「来月は私の番やね」と楽しみに待たれている


・ポケットに大事に持ち歩いているなどなど・・・・・・・


やりはじめたばかりですが皆さんに喜んでもらえているみたいです。



「おもしろい」「やってみたい」「一緒にならできるかな」「できるようになった」「○○してみたい」を引き出そうと考え行動できること。


これはリハビリ職より介護職の方が得意だったりもします。



最近の利用者様のやってみたいことを聞くと


・皆で料理をしてみたい


・習字してみたい


・電車に乗ってみたい


・日帰り旅行行きたい


・祭りを見に行きたい


・孫の結婚式に出たい


・○○に電車に乗って一緒にカフェに


・・・・・・・いろいろ出てきています



スタッフの関わり方次第で、○○したいと思える。


言っても大丈夫と思える環境・雰囲気って大切だな〜と思います。


これらの聞いたことを少しずつ形にし、「○○してみたい」から「できる」・「できた」に繋げられるようにしていきます。



職員それぞれに得意な部分があります。


苦手なことは得意な人を巻き込んで一緒にできればいいとおもいます。


利用者さんを良くしたい思いは一緒ですから。



各事業所で会議を実施していると思います。


業務的な報告、情報共有、最新情報にアップデートすることも大切です。


しかし、そのような業務的な内容だけではなく、普段疑問に思っていること、困りごとなどなど様々な発言があっていいと思います。


一人では気づかずスルーしていたことへの気づきがあるかもしれません。



会議を通して、職場環境や働く上でのストレス要因を可能な限り減らし、より良い実践に向けた力を蓄えること。


運営をより良くするための場にしていきましょう。



そして、これからも「○○してみたい」から「できる」・「できた」を増やしていきましょう。