

今年もあと一ヶ月になりましたね。
11/14〜11/19に行われたアクティブオリンピックについて報告します。
今回は、アクティブオリンピック史上初めて、ご利用者様提供のゲームでした。
木工が得意なご利用者様で、スッタフがリクエストしたところ、翌週には自作のゲームを持って来て頂きました。ゲームで使用する道具は、ご利用者様がご自宅で製作されました。
他のご利用者様からは「どこかで売っている品物みたい。」と驚きの声が多く聞かれました。
10枚の木片と棒が2本付いた土台。綺麗な仕上がりです。
片方の棒に10枚の木片を差し込みます。これがスタートの状態です。
木片を1枚ずつ取って・・・・。
もう1本の棒に移していきます。
木片の穴の絶妙な大きさが、このゲームの難易度を上げていきます。
優勝は火曜日の午後チームでした。2位のチームとなんと0.6秒差の接戦でした。
優勝のおやつは、「栗ぜんざい」でした。
デイサービスなどでのレクリエーションゲームは、”スタッフがゲームを企画して、スタッフが道具を作る”という過程が何処かで当たり前と思っていましたが、ご利用者の様からゲームを提供していただくといった今回の経験を通して、レクリエーションゲームの新たな可能性と奥深さを発見することができました。ありがとうございました。
次回のアクティブオリンピックは来年1月を予定しています(12月はクリスマス企画を予定しています)。
報告者 山野
帰り支度をしていると、利用者さんに「あんたよー、いっぺんこれ取ってくれ」と言われ、見るとマスクを外すジェスチャーをされました。マスクを外すと利用者さんはあからさまにがっかりした顔。
想像していた美人さんではなかったんですね…。
素直な反応すぎて、笑ってしまいました。
マスク生活も長くなりましたね。
ST水野です。
前回書いた続きです。
http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/189826147.html
失語症に注意障害や失行などを合併している利用者さん。
前回聴理解に比べ読解が浮動的と書きました。
宿題を出すために読解課題を少しずつ進めています。
名詞絵1枚に対し文字単語の選択肢が2つ。
正しい方を選んで線で結ぶ、あるいは丸をつけるシンプルな課題です。
やっていただくと、できるときとできないときがある。
その差が大きい。
本来の理解力が発揮できれば、問題なくできるはずの課題なのに。
できないときは「わからへんな」と止まってしまう。
問題の解き方がわからない、どうしていいかわからない様子で、たんなる誤答とは異なるように見えました。
何が影響しているか。
1問ずつの提示、絵や字の大きさ、文字と絵の配置、縦書き横書き、変えてみたがわからず。
あるとき、ふと気づきました。
利用者さんが黙って考えているときと、選択肢の文字を読もうとされているときがある。
黙って考えているときは、「これや」と指す。
音読しているときは音韻性錯読、語性錯読が頻発してうまく読めず、「あかんわ」
ようやく、ふりがなの有無が影響している可能性に思い当たりました。
ふりがながあるとそれを読まねばならない状態になる。
うまく読めずに何度も読み直す。
選択することに意識が向かなくなってしまう。
結果、混乱し、どうしてよいかわからなくなる。
全ての課題でふりがなを消すと正答率がグッと上がりました。
学生時代の実習で見学させていただいた患者さんを思い出しました。
SLTAの「書字命令に従う」の文字を音読して、誤り、誤りに気づいて修正を繰り返し、物品にさわる前に時間切れ。
担当していた他の実習生は「読まなくてもいいですよ」と声をかけましたが、患者さんさ読むことをやめられなかった。
伝導失語と診断されていた患者さんでした。
ふりがなが音読の助けになり、音読が理解の助けになる場合もあれば、反対に邪魔になる場合もある。
刺激の量や種類への細やかな配慮を忘れないようにしないといけないなあと思いました。
アクティブデイデイサービス 松原におきまして、10月と11月に療法士による症例検討会が行われました。
10月は3年目の理学療法士 藤島さんによる症例報告でした。
発表者の藤島さんです。
比較的年齢が若く、仕事を持ちながらデイサービスに通所されているご利用者様の報告でした。
質疑応答も積極的になされました。
室内・屋外でも歩行器を使用しながら生活をされており、"使用している歩行器が今の生活に適しているのか"についての検討も行われました。
福祉用具のパンフレットを見ながら、先輩療法士からのアドバイスがありました。
また、仕事もされておられますので、歩行・移動の動作だけでなく、仕事では腕や手も使うので、今後も仕事を続けていけるような評価やアプローチも必要であることを私自身も考えさせられました。
11月は2年目の理学療法士 松原さんによる症例報告でした。
股関節や膝関節の手術をされているご利用者様の報告でした。
「近くのお店に買い物に行く」といった目標ですが、実際のリハビリの場面での歩く練習は消極的になられます。"外に歩けるようになりたい"と希望を持たれながらも、消極的になられる理由についての議論がありました。
発表者の松原さんです。
活発な意見交換がなされました。
デイサービスのご利用者様は多種多様のお薬を服用されている方もおられます。お薬の副作用によってはふらつきが多くなったり、トイレが近くなることもあります。お薬の副作用で日常活動も制限されることはあります。本当の理由は色々考えられますが、”歩行の練習に消極艇になる理由"は日々の関りの中で知っていくことが大切だと感じました。
報告者 山野
皆様、感染対策しながらの業務、いつもご苦労様です。
ストレス溜まってませんか?
今回は最近の出来事、思った事を紹介します。
とある日の会議で、スタッフから
「利用者さんの誕生月に写真やメッセージをあげたい」
と提案があり実施することになりました。
「○○してみたい」と思える、発信できることはとても大切です。
実施経過として
・「恥ずかしいから嫌」といいながら写真でピース
・家族より感謝の手紙
・「来月は私の番やね」と楽しみに待たれている
・ポケットに大事に持ち歩いているなどなど・・・・・・・
やりはじめたばかりですが皆さんに喜んでもらえているみたいです。
「おもしろい」「やってみたい」「一緒にならできるかな」「できるようになった」「○○してみたい」を引き出そうと考え行動できること。
これはリハビリ職より介護職の方が得意だったりもします。
最近の利用者様のやってみたいことを聞くと
・皆で料理をしてみたい
・習字してみたい
・電車に乗ってみたい
・日帰り旅行行きたい
・祭りを見に行きたい
・孫の結婚式に出たい
・○○に電車に乗って一緒にカフェに
・・・・・・・いろいろ出てきています
スタッフの関わり方次第で、○○したいと思える。
言っても大丈夫と思える環境・雰囲気って大切だな〜と思います。
これらの聞いたことを少しずつ形にし、「○○してみたい」から「できる」・「できた」に繋げられるようにしていきます。
職員それぞれに得意な部分があります。
苦手なことは得意な人を巻き込んで一緒にできればいいとおもいます。
利用者さんを良くしたい思いは一緒ですから。
各事業所で会議を実施していると思います。
業務的な報告、情報共有、最新情報にアップデートすることも大切です。
しかし、そのような業務的な内容だけではなく、普段疑問に思っていること、困りごとなどなど様々な発言があっていいと思います。
一人では気づかずスルーしていたことへの気づきがあるかもしれません。
会議を通して、職場環境や働く上でのストレス要因を可能な限り減らし、より良い実践に向けた力を蓄えること。
運営をより良くするための場にしていきましょう。
そして、これからも「○○してみたい」から「できる」・「できた」を増やしていきましょう。
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