2019年09月13日

スクーリング⓸

心意気実践チームの日野上、いとうです。


この日は就労支援カフェオーディナリー松原にて実務者研修スクーリングCを開催しました。
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4回目のスクーリングでは、いよいよ介護過程を具体的に学んでいく段階になってきました。


テキストにも下記のとおり介護過程を考えるサイクルを旅行に行くまでを例に取り、その考え方を紹介されています。
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心意気実践チームの日野上(ひのがみ)からは、弊社の外出支援等を提供する自費サービス「てくてぃぶ」で計画していた千葉への2泊3日の旅への同行プランについても具体的な計画の推移を報告されました。
▼てくてくアクティブ”てくてぃぶ”の詳細はこちら↓
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受講生のOT山野さん(松原事業所)がお客さん役となり、介護職・製菓衛生士豊澤さん(大阪事業所)が旅行プランナーに扮して旅行プランの聴き取り開始!
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一緒に楽しいことを考える体験をしてもらいました。
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誰でも楽しいことや人が喜ぶこと、喜ばせるのを一緒に考えるのは楽しい。そして、やりがいもある。
この感覚。
ケアの仕事、介護計画を考える介護過程も同じことなのかなと思いました。
昨年度の実務者研修でも同じことを感じました。
いつも忘れず大切にしたい感覚です。
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次回のスクーリングDはアセスメント表2にテキスト事例の情報、分析を書き出して、関連付けし、統合化して行く地道な作業です。
次回日時︰令和元年10月11日(金)14〜17時
会場︰カフェオーディナリー松原(松原事業所横)

2019年09月09日

ともに行う調理。

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今晩のメニューは「茄子味噌炒め」と「山茶えのきの塩レモン&柚子胡椒和え」

ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士いとうです。

この日の最後の時間は、記憶障害等の高次脳機能障害と右手指に拘縮のある利用者様宅です。

訪問リハビリテーションを終えてから身体介護による自立生活支援の見守り的援助"ともに行う調理"です。

今夜も二人で晩ごはん作りです。


山茶えのきをサッと炒めます。
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冷蔵庫に先々週から残っていたレモン2個を絞って、柚子胡椒と塩を混ぜ合わせた合わせ調味料を加えて水気が無くなるまで炒めます。
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「これどんな味になるのかなぁ〜こりゃ楽しみだねぇ〜」
と、レモンと柚子胡椒の合わせ調味料を作っている段階で、笑顔で何度も何度も繰り返して話されてます。

完成!
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そして、作り置きをストックしておきます。
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次は冷蔵庫に新しく買い足されていた茄子をカットします。
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味噌、醤油、料理酒、砂糖を加えた合わせ調味料を作っておきます。
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大きめにカットした茄子と玉ねぎを強火で炒めます。
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ツナ缶と合わせ調味料をさらに加えて炒めます。
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火を止めてからゴマ油を回しかけて。
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完成!
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「んメェ〜」
と、試食で吠えた利用者さま。
「すっかりレモンが好きになっちゃってさ〜」
と、山茶えのきの塩レモン&柚子胡椒和えを食べた後に大興奮です。

先週に在庫が少なくなっていた煎りごまをしっかりと利用者さまが買い足されていた事を食品棚の中で確認し、忘れずに買われていた事を"スゴいですね〜"とお声がけすると、
「いつもうまく導いてくれるよねぇ。楽しくて美味しいだけじゃなくてさ、なんて言うかこんなさり気ない気配りもしてくれてさぁ」
と、嬉しいお褒めのお言葉をいただきました。ありがたいことです。


ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の自立生活支援をサポートします。

2019年09月02日

ともに行う調理。

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今晩のメニュー!

ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士いとうです。

この日の最後の時間は、記憶障害等の高次脳機能障害と右手指に拘縮のある利用者様宅です。

訪問リハビリテーションを終えてから身体介護による自立生活支援の見守り的援助"ともに行う調理"です。

今夜も二人で晩ごはん作りです。
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先週から少し残していたきゅうりの皮をしましま模様にピーラーでむきます。
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「先週と同じメニューやったらこんな感じで切るんだったよねぇ」
と、利用者様。
先週のきゅうりメニューのカット方法をしっかりと覚えて下さいました。
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刻み塩昆布に醤油、ゴマ油を混ぜ合わます。
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「きゅうりの刻み塩昆布和え」完成!
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次はこちらも先週から冷蔵庫にあったゴーヤーを使ってチャンプルー作りです。
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中綿と種を取り出して、ひたすら輪切りです。
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大きな玉ねぎでしたが、しっかりと包丁を通すことができていました。
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ゴーヤーと玉ねぎを本だしを加えて強火で炒めます。ツナも加えて炒め合わせます。
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「ゴーヤーチャンプルー」完成!
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ゴーヤーの中綿と種をすまし汁にしました。
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利用者様は前に冷蔵庫にとっておいていたゴーヤーの中綿を思い出して慌てて、すまし汁に加え入れていました。

料理する中で"記憶の引き出し"を何度も開けておられます。

栄養満点な夏メニューです。
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利用者様は食べながら、
「ゴーヤー、次買って来たらこんなふうに塩とか醤油とか使わずにこうしたら…旨いよねぇ〜」 
と、何度もニヤニヤと想像しながら確認されていました。

ともに行う調理を通して、簡単なメニュー作りで、
「料理ってそんな難しいもんじゃない」。
「こうすればこうなるかなあと、思えるようになった」。
と、話されていました。

ケアマネジャーさんからも、最近はスーパーで弁当とかお惣菜は買ってないみたいねーすごいわねーとお話しがありました。

利用者様はますます自信を深めておられます。

ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の自立生活支援をサポートします。

2019年08月29日

各勉強会巡りからの学びと気づき。


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泉北事業所の自主勉強会の様子
「難しいっす(汗)…」ともらしながらも熱心に先輩に食らいつく泉北事業所の新人PT谷口さん(写真右端)


心意気実践チーム・人材開発室のいとうです。

先日は日本リハビリテーション医学会学術集会でお世話になったリハ医の先生のご厚意で、急性期病院でのケースカンファレンスに飛び入り参加させていただきました。

その一日は、デイサービス、訪問リハ業務の合間、その前後に、
"急性期病院でのケースカンファレンス→デイサービスや訪問リハでの評価方法→触診実技"の順で各勉強会巡りの一日となりました。学びと気づきを整理します。


■急性期病院でのケースカンファレンス■
○急性期での視点、評価、より心身機能に向けたリハビリテーションを、生活期でも行なうことで、個の持つ力を最大限に引き出すことになり活動・参加に拡がりが持てるイメージが膨らみました
○急性期でのケースが、デイサービスや訪問リハの利用者様とダブって見えました
○急性期病院に入院する前の利用者様、急性期病院を退院した後の利用者様、その両方の姿をイメージできました 
○各画像所見は生活期において確認できていないことが多い現状か…
○病院から渡された家族保管のCDもあるが、何も無いことが多い 
○画像所見の情報を取るための医療機関側との連携ができれば、より良い関わりにつながるのでは…その体制作りも課題か…
○画像所見を診立てる知識と技術が必要


■デイサービス、訪問リハビリテーションの新人向けの評価法勉強会、ICFを用いたケースカンファレンス(泉北事業所にて)■
○療法士各々の評価の視点、評価方法、ICFや各チャート等の補助的ツールの活用方法を学びました


■触診実技の自主勉強会(泉北事業所にて)■
○触診実技で実際の治療に応用できる腰部の深層と表層の筋と腰椎椎体、椎体間の動きを学びました
○ベテラン療法士が評価と治療技術、知識を突き詰めていくマニアックな姿勢と、時間も忘れて熱心に聴き入る新人療法士と淡々と指導するベテラン療法士の心意気を感じました
○教える側の姿勢だけでなく教えられる側の熱心な姿勢(コーチアビリティ)から、お互いを高め合える双方向な関係性が見えた気がしました(No残業等の働き方改革による縛り⁈を両者から一切感じることなく)
○自分が好きで情熱を注げることを仕事に結びつけているベテラン療法士の背中がありました
○知識とスキルだけでなく、心が喜ぶワクワクするような仕事のやり方がありました
○自分の身体を上手く使って、日々毎日発揮し続けることのできるプロの療法士の技、匠としての技の継承の形を見ました

いずれの勉強会から…
○リハ医、ベテラン療法士が持っている知識、技術を暗黙知として共有されていました
○なかなか真似ることが難しい技術、診立てをリハ医、ベテラン療法士の視点、動きを見て、自分なりに繰り返し練習・実践する、次の世代に継承していくという徒弟制度の良さを感じることができました
○先輩からの厳しくも愛のある指導も今の風潮からは懐かしさを感じました


利用者様の持てるチカラを引き出して、それを最大化するためのその下地となるリハビリテーションスキルと心意気を学んだ一日になりました。
力をもらいました。


"人生100年時代"という言葉で長寿時代の生き方を提唱した経営学者リンダ・グラットンさんの著書で、

"広く浅い知識や技能を蓄えるゼネラリストを脱却し、専門技能の連続的習得者(連続スペシャリスト)※への抜本的なシフトを遂げる必要がある" 
※専門技能の連続的習得者(連続スペシャリスト)→専門性の低いゼネラリストより、複数の分野の高度な専門技能と知識を身につけたスペシャリストになることを提唱

療法士が将来到達すべき姿は、自分自身の身一つでもやって行けるようなリハビリテーションの"職人さん"なのかなぁ…とぼんやりと考えました。以下のように整理してみました。

□アクティブの新入職員の育成論□

人として、職業人として全般的な職能を鍛えるためのゼネラリスト的な働き方(リハ業務だけでなく清掃、送迎業務等の雑務力や書類作成・管理業務、コミュニケーション・雑談力等のエンプロイアビリティ"雇用可能性"の開発)
新人の間からより職人的な療法士らしさ、自分らしさを追求できるような働き方と学び方を提供(在宅、生活期リハ専門職としての心構え、職業人としてのあり方、利用者・社内外の方々との接し方、仕事の取り組み方等の現場での指導と各勉強会やイベントを通して専門性、サブスペシャリティの開発等)

人が変われば時代も変わるので、育成の方法論も常に変わっていかないといけないなあと思います。

引き続き、各事業所の勉強会にお邪魔させてください。よろしくお願い致します。


参考)
▼「WORKS155 プロの技を次世代につなぐ リクルートワークス研究所」
▼「セルフ・アウェアネス」ハーバードビジネスレビュー編集部、ダイヤモンド社
▼「ワークシフト」リンダ・グラットン著、プレジデント社
▼「新!働く理由〜111の名言に学ぶシゴト論。〜」戸田智弘著、ディスカヴァー・トゥエンティーワン社
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2019年08月27日

あれそれカフェ東成 第23回

皆さん、初めまして。今里の新人OT中橋です。


台風が多くなる時期となりましたね。前日には台風が来て、あれそれカフェができるか不安でした。さらに僕自身、前に立って発表するという機会が初めてであった為、緊張と不安がありましたが、その緊張や不安を見せないように頑張りました。

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816日に行われたあれそれカフェについて報告させて頂きます。


今回は棒体操で転倒予防を行いました。


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皆さんのご自宅には棒はありますか?


家に棒があっても、その棒を使って「体を動かそう。」なんて思わないですよね。遠くのものを取るためにたまに棒を使うという方が殆どではないでしょうか。


しかし、その棒が転倒予防に繋がるための大切な物なのです!!








テーマは「転倒予防×棒体操」です。


始めに転倒要因や転倒予防についてお話しさせて頂きました。


転倒要因として挙げられたのは、「足が上がらないから」、「バランスが悪いから」と言われる方が多く見られました。やはり筋力が低下し足が上がらなかったり、バランスが不安定になると転倒に繋がりますね。さらにとっさの一歩が大切で、その一歩の有無が転倒に繋がったりします。そこで、今回の中橋式棒体操では転倒を予防するため@柔軟編、A反応速度編、Bバランス編、C筋力編に分けて行いました。

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まずは、@柔軟編です。皆さんしっかりと体や手足を伸ばされていました。

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A反応速度編では、棒を投げたり、手のひらに棒を置きバランスをとって頂きました。しっかりとバランスを取られている方、難しい方など様々で隣の人と勝負をしている人なども見られました。


Bバランス編では、お尻の重かった方々も積極的に立って頂き、タイミングに合わせ左右への体重移動や継ぎ足をして頂いております。


C筋力編では、歩くときに必要な筋肉を意識してもらい行ってもらいました。また隣の方や正面の方とも連携や勝負をして頂いております。勝負事になると気合を入れて皆さん動きが見た事の無いぐらい早くなっていましたね。()


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その後はチームに分かれスピードを競ったり、風船を棒で叩き回数を競うなどの事を行い、楽しんで頂きました。


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帰られる際には「家でやってみるわな」と声を掛けて下さったり、「体操の印刷をして欲しい」と言って頂いたり、後日デイサービス内でも積極的に棒体操をして頂いております。




最後はあれそれカフェ第21回より参加の歌の先生が登場し皆さんで合唱しております。リクエストにも応えて頂き、計5曲歌って頂いております。お話しもされ、楽しく過ごされています。

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次回のあれそれカフェは10月にあるので興味のある方は是非、おこし下さい。


アクティブデイサービスリハ・カフェ東成 一同




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2019年08月26日

ともに行う調理。

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今晩のメニューは3品に!


ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士いとうです。

この日の最後の時間は、記憶障害等の高次脳機能障害と右手指に拘縮のある利用者様宅です。

訪問リハビリテーションを終えてから身体介護による自立生活支援の見守り的援助"ともに行う調理"です。


冷蔵庫の中で傷みかけていたエリンギをカット。
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お盆休みや出張が重なり、3週間ぶりのともに行う調理でしたが、冷蔵庫の中は傷んだ食材はごくわずかでした。

エリンギはサッと炒めます。
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「レモン使っちゃおうっ」と、
利用者様発案でレモンを絞って、塩を入れて味を整えれば完成!
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右手指のいい練習です。

完成!
「エリンギの塩レモンマリネ」
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次はきゅうりをしましま模様にしてしまいます。
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きゅうりを食べやすくて、歯ごたえを楽しめる大きさにカットします。
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刻み昆布を入れて、醤油、ごま油を回しかけます。
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さらに煎りごまをかけて、よく混ぜ合わせます。
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完成!
「きゅうりの刻み昆布和え」
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お次は3品目!
冷蔵庫の中にたくさん見つけた竹輪のカット。
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真っ二つにした竹輪に片栗粉と七味唐辛子をまぶします。
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少し多めの油で炒めるように揚げます。
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一味唐辛子入りのマヨネーズもしくは塩をかけて食べると間違いなく呑みメニューですが…
完成!
「竹輪の竜田揚げ」
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旨すぎる3品でした。
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買い置きも最低限に抑えておられました。

無くなっていた刻み昆布は、
「無かったら困るかと思って買ったよぅ」。
と、在庫を切らしていたのはすっかり忘れていたそうです。

今では大好物となったエリンギマリネの味付けのバリエーションは増え続けています。

右手指の機能維持、向上と包丁操作の向上が見られ、8月からは訪問リハビリテーションの回数を漸減していますが、何とか機能維持がなされています。

ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の自立生活支援をサポートします。

泉北リハビリパブ番外編〜多肉植物は地域をつなぐ〜

泉北事業所の木寺(OT)です。


涼しくなり秋らしさを感じる今日この頃ですね。


今回は夏に燃え上がった泉北のリハパブの番外編を報告したいと思います。


今回のリハパブでは、麻雀・戦争体験・俳句・健康体操・マッサージ・多肉植物の寄せ植えなど色々なイベントがありました。


その中で、多肉植物の寄せ植えをして下さったW様。

当日〜イベント後にも多肉植物を通じて、地域との関わりが行えたので報告したいと思います。




デイご利用時に作成して頂いていましたが、まずは昨年のパブに来て頂いた中区の社会福祉協議会の社会福祉士さんのもとへ。


多肉植物の寄せ植えを他の地域の活動にも繋げられないか紹介して頂くため、ご自身でも自宅で増やしていた多肉植物を持参し中区の区役所へ。


デイから持って帰って、ご自宅で増やした多肉植物達。

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そこで、なんと!!

昨年のパブで作ってお土産で持って帰って頂いた多肉植物が置いてありました!


さらにレベルアップするため、持参した多肉植物に植え替えて、土や水の加減を調整しました。

段どりよく、プロの仕事です!


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以前のパブから社会福祉協議会の受付に置いて下さっており、来訪された方からも評判が良いと言って頂きました。

仕立て直した多肉植物達。

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そしてパブ当日。

前回よりレベルアップした多肉植物を、パブに来て頂いた方にお土産として持って帰って頂きました。

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パブから数週間後

今回来て下さった中区の地域包括支援センターへパブの報告をしに行きました。

入り口に多肉植物を飾って下さっていました。


可愛いと喜んで下さっておりました。

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W様も今回のパブを通じて「こんな風に飾ってくれてて嬉しいね。色々な人が見てくれたりして良かった。」とのお言葉をもらいました。




今回の経験を通じて

まさか区役所内で多肉植物のメンテナンスを行うとは思いませんでした。笑

区役所での作業療法、初めての経験でした。

W様の多肉植物を通じて、地域との繋がりを感じました。

リハビリとは一対一での関わりと思われますが、間接支援での関わりもとても重要ではないかと感じました。

環境との繋がり方、環境への繋がり方、どうマッチングするかこそが地域のリハビリとして重要なのではと感じることができました。


今後も多肉植物の世界を広げていこうと思います!

植物は世界を救う!・:*+.\(( °ω° ))/.:+

posted by Active at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年08月20日

キャリアインタビュー 大阪事業所のST堀内理沙さん(大阪)「一日のほとんどが仕事であり、仕事を楽しめると、育児、家事も頑張れる」


社内メールマガジン〜アクティブ流〜20199月号のキャリアインタビューでは、大阪事業所の堀内理沙さん(言語聴覚士2年目、入職年月:平成304月、所属:大阪)からお話をうかがいました。

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写真中が堀内さん、左が心意気実践チームOT室之園、右が伊藤


1.今の仕事に至ったきっかけ、経緯

職歴としては、塾で営業補佐、兼リーダー、人事を約半年、セキュリティ会社で管制事務、教育管理を10年、アクティブに入社して2年目になります。

大学卒業後の最初の就職先は教育関係に関心があったこともあり、京都にある正社員はたった10人程度の小さな塾でした。教員はアルバイトの現役京大生が勤め、私の仕事は京都、奈良、滋賀の高校へ進学に興味のある方々に塾や家庭教材の営業・販売をしていました。10人程の同期、先輩のなかでリーダー職(名ばかり人事ですが…)になって、入れ替わりの激しいアルバイトの採用係で、面接官として実際の面接の具体的な方法を考えたり、どうやったら辞めずに仕事を続けてくれるか等々を自分なりに考えました。元々は電話でのお客様のアポ取りで営業担当に繋げるまでがわたしの仕事でした。いつしか不登校や、親や先生と関係性が上手く行ってないお子様の相談にのることが多くなり、お客様から直接契約を頂くこともありました。しかしながら塾の業績不振のため約半年程の短い在籍期間でしたが退職となりました。

2社目は、自分でも信じられないくらいだった前職の早期退職の経験もあり、教育関係の仕事を諦め、ただ大きな会社で働きたいと思い、従業員数グループ含め約6万人、プロ野球界のレジェンドによるテレビCMで“○○○しませんか?”で有名な業界大手のセキュリティ会社に就職しました。強盗・火災等、リアルタイムに情報処理を行う監視センターに1年、その後、役員推薦で本部へ異動となりました。配属先は業務部という所で、本部10名、事業所約400名でうち女性は私ひとりでした。当時の本部の雰囲気は殺伐としていて、各事業所との関係性は決して良いものではありませんでした。本部での仕事内容は、教育管理とクレーム対応、社外からの仕事を事業所へ割り振る事でした。事業所に依頼した仕事に対して、各責任者の方から質問が来るのですが、仕事の中身が分からない事だらけでとにかく毎日必死でした。自分に何ができるのかと思い悩んでいた時、本部異動を推薦して下さった役員から呼ばれ「本部と各事業所は協力するもの、君はきっと緩衝材になれる。これからは女性が働く時代になるからね」。と言われました。その言葉を聞いてから、仕事に対する考え方が変わったと思います。その後すぐ、役員が亡くなられ、病気だったことを知りました。10年の勤務の間にSTの夫と結婚、出産、産休を経験しました。そのまま仕事を続けたい思いもありましたが、10年の区切りをつけ、子育てとの両立できる仕事、次こそ自分のやりたい事を仕事にしたいと思いました。当時、育ての親のような存在だった大叔母が誤嚥性肺炎で亡くなりSTに興味を持った事や、親しくなったママ友の子供さんが発達障害でSTに助けられているという話を聞き、STについて調べれば調べるほどSTをやりたい気持ちが止められませんでした。夫は反対していましたが、意を決しSTの専門学校に通う事にしました。

同級生にも同じようなママさんST学生がいました。学校での活動として土曜日に「言葉の相談室」で地域のことばの障害の方々へ、学生が主体となって訓練プログラムを考えて言語訓練を施すことも経験させて頂きました。

STの専門学校卒業後の進路は、急性期病院で色んな疾患を学び、回復期、最終的に訪問に行けたらと当初は考えていました。ところが最後の実習先でお世話になった老健施設で出会った入所者のみなさまの事が印象的で気持ちに大きな変化がありました。非常勤のSTさんが入所しているおじいちゃん、おばあちゃん達の前で自前のアコーディオンを披露し何曲も昔の歌を披露すると、皆が笑顔になって楽しそうに歌を口ずさむのを見ました。私はというと担当させて頂いた女性の方が「ピアノを弾きたい」と言われ一緒に弾いたり。まだ比較的若い方で半身に麻痺があるも「職場に復帰したい」、「レインコートを一人で着れるようになりたい」。と言われ一緒になって考えたり。入所者のおばあちゃんに実習の思い出作りにと手作りのアルバムを作成しプレゼントしたら、ご本人、ご家族も含め泣いて喜ばれました。実習前に思い描いていたSTとしての機能的な訓練等は何もできなかったのですが、とにかく感謝された事に幸せを感じました。最後の実習を通して、もしかすると技術以上のものがあるんじゃないかと感じるようになりました。自分自身で考えていたSTの概念が「ひっくり返った」というくらいST観が劇的に変化し、進路を決定する上で大きな影響を与えてくれました。

ちょうどその後に学校での就職説明会に、取締役ST碓井さんと学校の先輩でもあったST玉木さん(吹田)が来られ、「まじめにおもろいことをしませんか?」とのST碓井さんのお話を聞いた時に、「面白い!」、「私が働きたい場所はここだ!アクティブで働きたい!」と思い、その場で就職希望のアプローチをし、さっそく見学させて頂くことになりました。


2.今の仕事、働き方

月〜金曜日出勤、土日が休日。訪問1.5/週、デイ3.5/週の勤務をしています。小学1年生の6歳の娘と保育園年長組の5歳の息子がいます。それぞれの学校の行事がたくさんあるのですが、その都度職場の方々に調整、協力して頂き、何とか子育てと仕事の両立が出来ている事に感謝しています。


3.仕事での苦労、醍醐味、魅力、やりがい

〜苦労〜

退院されてから間もない訪問ST利用者様で、脳梗塞による嚥下障害で水分摂取時にムセが強くなり、痰が絡んでいました。

病院の主治医の判断により、誤嚥のリスクがある為、ゼリーで水分摂取をするようになっていました。ところが、ご本人はゼリー摂取の拒否があり、ご家族も“普通のお茶を飲ませたい”

自己判断で誤った摂取方法(水分とゼリーが混在したまま飲む)をされていました。

もし自分が利用者様と同じ立場になった時、誤嚥のリスクはあると分かっていても、毎日ゼリーで水分摂取するのは嫌だな…と思いました。何とかトロミ付きのお茶を飲んでもらえるようになってもらえたらと誤嚥リスクを説明しながら嚥下訓練や色々な水分摂取の方法を試しました。ご本人様やご家族の気持ちに寄り添いつつ、同時に主治医や病院の先生方、社内のSTバイザー等、皆さまから力と知恵をお借りしながら、やっとの思いでトロミ付きお茶に変更でき喜んで下さいました。しかし、ご家族で用意して下さるトロミの濃度が安定しませんでした。一体どうしたらご家族のご負担がなく安定的にトロミ付きお茶を作って頂けるのか考えました。試行錯誤を度重ねた結果、安定したトロミ付き水分の摂取をして頂けるまで数ヶ月ほどの期間を要しました。


〜やりがい〜

上記にご紹介させて頂いた利用者様は、前職のセキュリティ会社で一緒に仕事をしていた方のお父様でした。たまたま訪問の同行に行かせて頂いたところ、私の名刺を見て気づかれご指名を頂きそのまま担当させて頂くことになり、勝手ながら不思議なご縁を感じています。

つい先日わたしの息子と同じ保育園で、他のお母さん方とあまり交流されないママさんがいました。どうしても気になり、こちらから軽くお声かけをしました。すると、通園しているお子様が発達障害である事を話して下さいました。子育ての様々な悩みをお聞きし、具体的にどうしていけばいいのか?を一緒に考えさせてもらうことが出来ました。自分のSTの仕事や経験が仕事以外の場面でも誰かのお役に立てる事に大きな幸せを感じます。


〜魅力〜

脳梗塞の後遺症により、ことばに障害を持たれた方を担当させて頂くことになりました。病前、詩吟教室の先生をされていらっしゃいました。ブログにも書かせて頂いている為、詳細は割愛しますが、実際に通われている詩吟教室を見に行かせてもらう等、病院では決してできなさそうなことを上司に相談のうえ、自分の想いのままさせて頂けることが何より嬉しいです。


4.仕事をしていく上で大切にしていること、心がけていること

PTOTST、介護職員色んな方に助けて頂いていることを忘れないことです。あとは探求心、向上心を持つことかなと思います。


5.私の言語聴覚士像

1つは目の前の利用者様、患者様が関わり方次第で良くなっていくと信じて、諦めないことです。もう一つは悲しみも一緒に受け容れ、共に進んで行くことのできるSTになりたいです。


6.私の利用者さん自慢

現在デイ週3回ご利用中で週1回訪問看護(ST)に行かせて頂いている50代の女性Aさんがいらっしゃいます。6年前にくも膜下出血を呈され言葉の障害が残存しました。最初は寝返りもできない、歩けない、喋れない、ただ息をしているだけで…“死にたい”と何度も思い毎日泣いていたと言われていました。そんな方が今はとっても前向きで「子供たちに恩返しをしたい、だから諦めない」。と話されていました。そんな中で先日、40代の女性Bさんがデイサービスを利用開始されましたが、来所時に毎回泣いておられました。その様子をAさんが見かねて、「自分も同じように泣いてた、一緒に少しずつ頑張って行こうね」。との旨のお手紙をBさんに書いてくださいました。Bさんはとても喜ばれていました。そんなお二人の様子を見て“凄いな”と感銘し、私もあきらめず一緒に頑張ろうと思うことが出来ました。


7.私のアクティブ大阪自慢

まずはデイ管理者豊澤さんと佐々木さんの手作りスイーツが美味しいことです!!

そして職員は個性的な人が多く才能に溢れています。ことばの事で言えば、この利用者さんと上手く会話が噛み合わないな、どうしたら悩みや本音を聞き出せるのか…と悩んでいたら、介護職員、PTOTさんが楽しそうに利用者様と会話をしているのを見て、勝手に自分の中で敗北感?!(笑)が込み上げると同時に凄いなって思います。誰かの心を開くのは技術以上のものがあるように感じています。


8.趣味や関心事、休日の過ごし方

自然が大好きでトレッキングや山登りが好きです。ここ一年で印象的だったのが六甲山でのロッククライミングですね。登山に時間を要してしまい、帰りのケーブルがなくなってしまい下山もするはめになりました。その際、ウリボウ(猪のこども)にも遭遇し、ドキドキハラハラの連続でしたがそういうのも含めて楽しんでいます。他には先日船に乗って友ヶ島という無人島(実際には観光客でいっぱいでしたが笑)に行ってきました。仕事で息詰まった時、自然に触れあうと悩みなんてたいしたことないなと思えてしまい、気持ちがリセットされます。

もちろん子供たちともお出掛けをします。ここ最近では鉄道博物館、嵐山のトロッコ列車と保津川下り、奈良の大仏を見に行きました。


9.これからの仕事でチャレンジしたいこと

在宅ならではの事をしてみたいですね。STの枠にとらわれず、例えば一緒に料理を作ってみる、外出してみる、職業支援をする等、他にも小児分野にも興味を持っています。


10.大阪法人の失語症者会「1カフェ(イチカフェ)」について

「1カフェ」のなかでは、“聞き手から話し手側への役割交代と拡がりを”をテーマに失語症当事者の方が主体的に“話すこと”に主眼を置いています。デイサービス通所中は職員、他の利用者様とほとんど話されなかった利用者様が、「1カフェ」のなかでは、イキイキと話をされる姿をみることができました。その姿をみて、このような場を設けることができて本当に良かったなあと感じます。3か月に1回を目安に、失語症の方々が集う場を職員のみなさまからご協力をいただきながら続けることができればと考えています。

直近は7月26日金曜日14時〜ST山川さんとデイサービス松原、カフェオーディナリー松原の利用者様でもある森さんの失語症漫才コンビ“のんべーず”の公演でした。堺事業所の失語症者会「らふトーク」との連携も模索中です。「らふトーク」は8月23日開催予定です。

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1カフェ参加者で弊社のデイサービスとカフェオーディナリー(就労支援事業所)の利用者の高橋さんと。

「1カフェ」ブログはこちら↓

http://active-nopsj.sblo.jp/s/category/4483594-1.html


11.職員のみなさんに一言

色んな事に挑戦して頂きたいです。それが実現できるのがアクティブです!!


12.仕事と子育てを両立できる1番の原動力は?

一日のほとんどが仕事であり、仕事を楽しめると、育児、家事も頑張れるような気がします。

利用者様に尊敬の念を持ち、利用者様の生活を想像する。利用者様の趣味(例えば、ゴルフ、詩吟、将棋など)を介して、自分自身が今まであまり興味なかったことも利用者様と一緒になって少し覗いてみると、利用者様にもう一度趣味に向けたチャレンジをしてもらえたらなあという気持ちになります。そうすることで仕事も楽しくなります。


13.仕事と子育ての両立の秘訣は

仕事を楽しむことでプライベートもより楽しめるのではないかと考えています。STでもある夫と家事、育児の役割分担を明確にすることで、夫婦のお互いの時間を大切にできていることもいいのかもしれませんね。具体的にはお互いの休日を確認、調整し、保育園の送り迎えは曜日別に分担しています。ごみ捨て、掃除、買い物、片づけは夫の担当です。食事作り、洗濯、子供たちの習い事や学校の行事の調整等は私の担当です。小学校の学童を利用したり、地域のファミリーサポートを活用して子供たちの送り迎えをサポートしてもらっています。小学校や保育園のイベントの際は、たびたびお休みやご協力を頂き、職員のみなさまから助けてもらっていることを感じています。いつもありがとうございます。


言語聴覚士 堀内 理沙さん 略歴

大阪府出身の30歳代のママさんST。学生時代、新人時代から子育てと学業、仕事の両立を果たされています。1年目の昨年度は豊富な社会人経験を活かしたデイサービスでのST業務に加えて、失語症者の当事者会「1カフェ」の運営にも精力的に関わり、これからの弊社のST部門を担う貴重な人材です。


〜キャリアインタビューを終えて、、、ST堀内(大阪)から一言〜

このような機会を与えて頂き大変感謝しております。やりたい事を仕事にすることができて、ST養成校卒後の最初の就職先がアクティブでよかったと思っています。そしてアクティブで挑戦する機会を与えて頂いている事に感謝しています。

本当にありがとうございます。


■キャリアインタビュー記事編集担当より■


本当に2年目のSTさん?!なのかなと思うくらい、色々な取り組みを積極的に実施されています。そのなかの一つの失語症者の当事者会「1カフェ」はもともと大阪事業所所属の金井ST、退職された村上ST主任が中心となって立ち上がった取り組みです。現在は今年度より新しく大阪STリーダー職に就いた山川ST、同事業所の井上STも加わり、企画・運営されています。昨年度途中から心意気実践チーム室之園もサポートに加わり、『まじめにおもろいことをする』の追求を引き続きサポートさせていただきます。(心意気実践チームOT室之園より)


今回のインタビューのなかで、堀内さんからたびたび聞かれた「誰かの心を開くのは“技術以上のもの”があるんじゃないか」。という言葉について、後日下記の通り深掘りをして尋ねてみました。

具体的には…

○話をしっかり聞くことで共感する姿勢

○誠実に対応し、一緒に悩みを解決していくこと

○小さな変化にも気づくこと

○利用者さんの趣味や興味のあることに自分も興味を持つこと

とのことです。

今回の堀内さんのインタビューを通し、療法士としてとても大切な心構えを再確認することができました。“技術以上のもの”の何かは、なかなか形として目には見えません。しかしリハビリテーションを進める上でも欠かせない心構えでとても重要なものだと考えています。

このなかの“共感”について「共感力」(ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)をもとに、以下のとおり考えてみました。

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私たちの脳には、いわゆる知能を司る領域と共感力を司る領域の双方があり、いずれも前頭前野に存在します。その機能は相互に牽制しあうような関係として抑制をかけ合う形で機能が表面化することが多く、知能を司る領域のほうが共感力を司る領域よりも弱いことが大半といわれています。また知能よりも“共感力”に重きを置いている人のほうが大多数ともいわれています。

“共感”の3タイプとは…

⓵認知的共感:他者の視点を理解する力

A情動的共感:他者の感情をくみ取る力

B共感的関心:相手が自分に何を求めているかを察知する力

この3タイプの中でもっとも医療・介護・福祉職の現場で必要とされるのがB共感的関心である。共感的関心を持つには、他者の痛みを感じる力を保ったまま、自分の苦悩とうまく付き合うことが求められる。この共感的関心と密接な関係性にある情動的共感を呼び起こすには、相手の感情に対する自分の反応に意識的に注意を向け、他方では表情や声の調子などから相手の感情を幅広く読み取ることとしている。また、他人の感情を理解するにはまずは自分の感情を理解する必要がある。私たちは、他者の苦悩を我が事のように受け止める時には直感を頼るが、相手のニーズに応えるかどうか判断する時は、その人の幸福が自分にとってどれだけ重要かを熟考するとしている。

“共感”を制御するには…

体にピンが刺さってケガをしている人を見ると、普通、私たちの脳から痛みを感じる部位が反応しているという合図が発せられる。ところが医学部では、無意識のうちに起きるそのような反応さえもコントロールするよう教えられる。このため医師たちの場合、側頭頭頂接合部と前頭前皮質にある、“感情を無視して集中力を高める働き”を持つ神経回路から反応を抑える麻酔のようなものが分泌される。こうした作用は、他者と距離を取って平静を保ち、相手の力になろうとする時にも起きる。感情が高ぶる状況で問題に気づき、集中力を高めて解決策を探さなくてはならない場合にも同じ神経回路が活性化するとしている。

「共感力」(Emotional Intelligence (EI,感情的知性)シリーズ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、2018年)


このような作用や実際の場面はリハビリテーションの仕事の現場で身に覚えがあるかと思います。何かの疾患や障害により、何らかの喪失体験をされたであろう利用者様と一緒に、これからの人生を再構築する過程において、私たちの仕事は常に“共感”を人から要求される仕事で、かつ“共感を養う”ことが欠かせない仕事であることがあらためて確認できました。その一方で“共感を制御する”ことは“共感疲労”や“バーンアウト(燃え尽き症候群)”を回避することにつながり、他者に同情し過ぎないように、自分が苦しくならないようにうまくバランスを取らないといけないことも…

いずれにしてもこれら3タイプの“共感”に合わせて、“傾聴”も大きなカギになってくるはずです。最も高度で優れた傾聴とは?聴き手がトランポリンのように話し手に果たす役割とは?等について、8月9日の実務者研修2019/20のスクーリングB「傾聴、コミュニケーション等について」でもお話しさせていただきました。

▼詳細はこちら↓

http://active-nopsj.sblo.jp/s/article/186422688.html?1565910219

http://active-nopsj.sblo.jp/s/category/4453539-1.html


また異業種から学ぶ越境学習が、患者さま、利用者さまの人生に直接的に関わる時間が圧倒的に長い生活期、地域リハビリテーションでは特に重要と考えています。

もし職業経験の少ない、もしくはほとんど無い現役新卒者の方々であれば、利用者様の職業経験やその時の生活の様子をナラティブにお聴きすることで、そのお仕事や趣味、趣向を部分的に経験したかのような感覚になると思います。利用者さまの人生の物語りにどっぷりとつかり自分事のようにお話しを聴いてみる、そして問いかけてみることです。その姿勢が利用者さまに“共感”を示し、私たちの“共感を養う”ことになり、利用者さまの趣味や興味のあることに私たちも興味を持つことにもつながります。ひいては利用者さまご自身の今までの人生の認識を深め、自分らしさや人生の中で大切にしていることを探索するきっかけにもなるはずです。


今回のキャリアインタビューでお聴きした堀内さんの職業経験は、今のSTの仕事でも大きなアドバンテージになっていることがわかり、堀内さんのアクティブでの仕事ぶりを見聞きして“なるほど合点”ときました。仕事を楽しみ、育児、家事もしっかりと…これは究極の生活と仕事の両立です。堀内さんのこれからのさらなる活躍に期待は無限大!!


キャリアインタビュー記事編集担当:人材開発室・心意気実践チーム 伊藤健次郎

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社内メールマガジン”アクティブ流”2019年9月号 巻頭言 中川利弘さん(大阪法人総務部長)

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最前列右端が中川さん(2016年と少し前の写真ですが)


始めまして・・・と言う方の方が、多いかと思います。

大阪法人、大阪事務所の中川です。

平成256月にアクティブにお世話になり今年で丸6年目、長いようで、非常に速かった6年かと思います。


わたし自身はこの世界では全くの素人で、何もわからず、一つ一つ丁寧に指導いただき、何とか今までやってくることが出来ました。


その当時の大阪事業所は、現在のカフェオーディナリー大阪の2階に訪問看護ステーションの事務所があり、1階はデイサービスリハカフェ東成でした。


松原サテライトから平成254月にアクティブ訪問看護ステーション大阪となり2ヶ月目の事で、床の抜けそうな、夏はエアコンも効かないほどの事務所で、春には羽蟻の大量発生もありました。


当時は中原PT(現:大阪法人統括本部長)が筆頭となり、主任の河井OT、村上ST(本年退職)、飛永PT(現:大正事業所運営責任者)が中心となり、現在の大阪法人の基礎を築いていました。微力ながらそのお手伝いが出来ればと思います。


その頃は職員は78人程でしたが、今では大阪で29名、サテライト大正14名、サテライト吹田13名となりました。

かなり大所帯となりましたが各事業所責任者の方々の努力で、円滑かつ和やかに運営できていると思います。


その間、退職された方もいますが、新たに仲間入りされた方も多数おられます。


PTOTST養成校の新卒者で社会人1年目の方もたくさん入って来られました。

地方から出てきて、初めての就職、不安で一杯だったと思いますが、日々努力と勉強を積み重ね、今では自信を持って訪問へ出て行かれる姿を見て、「成長って素晴らしいな…」と思っております。


私も昨年、(よわい)60歳、還暦を迎える齢となりました。

還暦、昔は本卦帰りと言いました。

本卦帰りとは、干支(十千十二支(じゅっかんじゅうにし))が誕生年と同じ干支が巡ってくることを言います。

自分が60歳!全く信じられないし、全く60歳の感覚はありません。(その感覚を持たなければいけないと思いますが)


若いころから好き勝手な事をしてきた人生でした。

写真が好きでその世界に没頭し、その道に進もうと思っていた矢先に90度方向変換、サラリーマンとなりました。


その後、サラリーマンを続けていくのかと思うと新劇の劇団と出会い、あっという間にその世界に飛び込んでいきました。

音響を中心に照明、大道具を自分たちで制作し、年間に数回の公演を行っていました。

決して収入があるわけではないので、自分たちでアルバイトをして生活をする毎日で、日曜日の百貨店屋上で行われる着ぐるみショーで音響の設置、そのショーに出演ウルトラマンや仮面ライダーや戦闘員の声を担当するアルバイトもしていました。

「さんまのまんま」に出ている「まんまちゃん」の初代に入っていた方に音響を教えていただいたのも、いい思い出となっています。


じゃあそのまま芝居の道に進むのかと思いきや、また90度方向変換し大阪市の外郭団体に就職したのが26歳でした。

その後結婚し、4人の子供たちに恵まれ(?)55歳で退職するまで29年間働いてきました。

まだまだ人生を語るには早すぎるとは思いますが、振り返っても満足のいく人生ではないけど、後悔も全くない人生でした。


誰かの言葉で、「人生、トントン」と言う言葉があります。


良い事も、悪い事も同じで、人間死ぬときにはトントンで終わる、そんな意味だったと思います。


これからもまだまだ好き勝手に、やりたいことをやっていく人生でありたいと思う今日この頃です。


周りの若い職員の方を見習い、パワーを頂き、事務では優秀な佐々木さんと言う相方に助けられ、今以上に頑張っていきたいとおもっていますので、引き続き皆様には宜しくお願い致したいと思います。

2019年08月14日

スクーリングB

こんにちは、心意気実践チームのヒノガミ、いとうです。

8月9日(金)に松原オーディナリーにて実務者研修を行いました。
講義は「コミュニケーション技術」について、心意気実践チームのいとうOTが担当しました。

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今回は8名の参加者であり、多くのスタッフに聞いてもらうことができました。


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まず初めに、「自分はそれなりに聞き上手であると思っている?」と質問を行うと、なんと8人中7人のスタッフが挙手をしました。そして「一般的にも聞き上手だと思って生活している人が多い傾向にある。でも、意外と人は思うほど聞き上手ではないということも言われている。そういう経験を今回の研修でしてもらえれば」との説明がありスタートしました。

お題は、「優れた聞き手はどう振る舞うか」「良い傾聴とは」「良い傾聴はスポンジ?それともトランポリン?」です。

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お互い二人一組になりディスカッションを行っています。
普段、何気なく行っているコミュニケーションについて、いざ考えてみると意外と難しい物です。

出てきた結果をホワイトボードにまとめました。
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様々な意見が出てきました。

特に「良い傾聴はスポンジ?それともトランポリン?」を考えていた時には「スポンジの方が聞いてくれてそうでいいのでは?」と考えていたのが「スポンジだと、ずっと続くと反応がなくて聞いてくれているかわかりにくいのでは?」との意見がありました。

いとうOTより「共感力という本の中では、最も優れた傾聴とはトランポリンのような役割を話し手に対して果たすこと。トランポリンはエネルギー、勢い、高さ、広がりをもたらす、とされていて、皆さんの意見にもあったように、傾聴するには、ずっと聞いているだけの反応よりも、意見に対して返答があるような反応の方が好ましいと思う。」と説明がありました。

僕は直感で「スポンジがいいだろう」と思っていたのですが、話を聞いていて「確かに、受け止めてくれるだけの反応よりも、何かしらの意見を交互にかわすような反応の方が話しやすいだろうなぁ」と皆さんの意見を聞いていく中で考えが変わっていき、勉強になりました。

そして、ストロークのお話です。
「他の人を認めるための行動や働きかけ」「ほめること」といった定義です。
再度二人一組になり、握手と自己紹介をして、相手をほめちぎる2分間を過ごします。
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そして、誉めたことをメモに書いていきます。
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いいところを3つに絞り、向かい合って発表をします。
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これが意外と恥ずかしいです。
しかしこの過程を通じて、
「意外と自分は相手のいい所を探すの苦手だということが分かりました。」「改めて、相手とユニケーションをとるということを考えながら行うと難しかったです。」
といった話が感想として聞かれていました。

最後にいとうOTから、
「皆さん、日々の業務の中で人と接する仕事をしているからコミュニケーションの上手なスタッフばかりでしたが、時には自分のコミュニケーションはこれでいいのかと考えることも振り返りとしてしてください。」
との言葉が有りました。

普段何気なく行っているコミュニケーションですが、思っているほど「聞き上手ではない」という経験をさせて頂いた勉強会でした。

続いて、心意気実践チームの説明をヒノガミから行いました。

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唐突ですが、一日(24時間)の中で、食事・更衣・トイレ・入浴などのADL動作は何時間くらい行っているでしょうか?睡眠時間は何時間くらいでしょうか?
実はこの質問、僕が1年目の時(約9年前)に先輩OTから投げかけられた質問です。一日の3分の1(8時間程度)は睡眠時間であり、個人差はもちろんありますがADLの占める時間は大体2時間〜3時間程度。では、残りの13時間くらいは何をしているのか?働く世代では多くの時間を仕事で消費しますが、リハビリを受ける世代の多くの方は定年を迎えています。機能訓練をしてADLの向上を目指すことは非常に大切なことではありますが、そこが最終ゴールになると1日の多くの時間が何もせずに過ごす時間になってしまう。そのため、ADL以外の活動や参加といった部分にもアプローチをすることは大切だと教えられた記憶があります。

心意気実践チームの役割というのは活動・参加の部分の現場フォロー(支援の仕方が分からない、支援するための時間がない、など)や仕組み作り(ともに行う訪問介護事業所、てくてぃぶなど)などに取り組むことだと思っています。日常生活の一部に、睡眠やADL以外の時間の「やってみたい」を支援できるように、必要な時には心意気実践チームのスタッフを活用(心意気サポート)してください、と説明しました。

これからも実務者研修は続きます。興味のある方はぜひご参加下さい。


参加者の感想)
○話の聞き方・話し方一つでその人の印象が違う事を改めて実感しました。
○自分は聞き上手だと思っていました。以前はスポンジ型で聞く方であり自分の意見は言わないことが多かったです。今回の講義でトランポリン型の方が安心感を与える事が出来ると分かったので、業務の中でも意識していきたいと思います。
○傾聴という言葉の意味を今回の講義ではっきり学べたと思います。実際、デイサービスの業務では傾聴を出来ていないと改めて感じました。ストロークは各事業所で行えればいい事だなと感じました。職員同士が、ほめて・ほめられる関係もなかなかないと思うので、働く上で必要な事だと思いました。