2019年12月16日

外出イベント 天王寺(ハルカス展望台とカラオケ)

こんにちは。大正の介護職の村田です。
11月22日アクティブデイサービス大正にて外出イベントを行いました!

利用者さんは3名ご参加予定でしたが1名の方は体調不良で残念ながらご参加して頂く事ができませんでした。

職員は土肥PT、飛永PT、村田介護職の3人です。

このイベントは近鉄あべのハルカスやキューズモールに行って展望台に登ったり買い物をする企画です。

この日は1人の利用者さんはあべのハルカスに登る事とショッピング(土肥PT同行)、もう一人の方はカラオケ(村田同行)に行くことを予定にしていました。
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準備完了です。気を付けて行ってらっしゃーい!

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あべのハルカスの展望台に着きました。いい眺めです。

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この日は平日で人も少ない事もあり行動しやすかったと思います。
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「死ぬ前に行けてよかった」との事でした。それほど喜んでいただけたら嬉しい限りです。
良い笑顔です!



もう1人の方はカラオケです。事前の準備としては、移動の距離がある事や階段昇降が必要になるので担当の療法士との連携が大切だと考えました。

担当療法士より、歩行能力は20分ほどなら問題がないとの事だったので、その範囲内で可能な駐車場から一番近いカラオケ屋を探しました。実際の所要時間としては、駐車場から5分ほどで到着することができました。

駐車場から向かい側に渡る道路は、少し距離があり「途中で信号が変わったらどうしよう」と心配されていましたが、無事渡りきることができました。

お店に到着してからは、少し緊張されている様子でしたが「さぁやろか!」と気合い入れて、1時間カラオケを楽しんでおられました。

このカラオケに行く前に、利用者さんとどんな歌を歌うかの曲リストを作成しておりスムーズに曲選びもできました。

月に2〜3回ほどご家族の方とカラオケに行っているのでとても声が綺麗で聞きほれてしまうほどでした。

「あっという間の1時間やったわーすっきりしたわ!」と非常に喜んでいただけました。
このカラオケは本当に楽しみにして頂いていた様子で風邪を引かないように気を付けていたとの事です。
曲をあらかじめ決めておいたらその分の時間を短縮できるのでたくさん歌う事ができました。カラオケに行く前の療法士との連携であったり、曲リストの作成であったり準備の大切さを改めて分かりました。「今度は色々な人の歌も聞いてみたいわぁ」との事でしたので参加して頂ける方大募集中です!
またこのイベントの後には地域の人同士で集まる歌の集会にも参加したいとの意欲的な声も聞く事ができました。このイベントを通じて外出する機会が増えればと思います。

お2人とも非常に満足して頂けたようでこちらも嬉しく思います。
今回は少人数のご参加でしたが来年はもっと多くの方にご参加して頂けるようなイベントを行いたいと思います。
ありがとうございました!


アクティブデイサービス大正
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2019年12月13日

続 男のゴルフ道。


心意気実践チームのいとうです。

右片麻痺と失語症を呈されている訪問リハビリテーション利用者の村上さんです。

▼前回の様子はこちら↓

自作のパターゴルフ用のゲートです。
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左手でのパッティングはかなり上達され、病前にされていた感覚をほぼ取り戻されています。


そこで本日からはこのゲートを用いて、公園のグランドの上に4ホールのゲートを各所に配置し、各ゲートに向けてゴルフボールを打っては歩いて、打っては歩いてを繰り返す練習です。
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次々ゲートを通過していきます。


応援団のみなさんと。
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いつも応援してくださるご家族のおかげです。ありがとうございます。

村上さんは、パターゴルフが楽しみで仕方がない、次回が待ちきれないくらいの様子です。


アクティブ心意気実践チームは、利用者さまの自立支援、重度化防止、QOL向上に資するご自分の価値やあり方を見い出すお手伝いを微力ながら出来ればと考えています。
その先にある”自分らしさ”を一緒に追求します。
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2019年12月12日

大正報告会【プレゼント】〜症例検討会 今後の関わり方〜谷中

 大正の谷中です。
 前回のプレゼントの報告で実例を挙げさせていただいた利用者様に変化があり、訪問開始から現在に至るまでの主に身体機能面での変化を中心にリハビリ内容をはじめ今後の関わり方を検討したので報告します。




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本来、定期的な看護師の介入の必要性が高い方であるがご本人の受け入れが悪かったため訪問リハビリへの移行の経緯や体調の変化があっても旦那様の介護力の問題もあり、なかなかすぐに受診に行けない環境など様々な因子が積み重なって現在に至っているという状況です。受診に関しては家族様と話し合って定期的に行ってもらうようになりました。



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この画像の座位姿勢は姿勢修正後であり、修正前は矢状面で骨盤後傾位、後方重心、足尖部のみ接地しています。
前額面では体幹・骨盤ともに軽度右側に傾斜しており右上肢でベッド柵を把持しています。
座位姿勢の修正内容としては徒手的に骨盤を起こし、体幹伸展位へ誘導。前方にテーブルを置き両上肢でそれを触ってもらうように指示し前屈運動を行い足部への荷重を促し、また左右への重心移動を促しています。


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立ち上がり訓練は現在実施できておらず、臀部離床による下肢への荷重訓練までとなっています。それでも恐怖心が強く、それによる動作訓練の拒否等もみられています。


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5月に家族様と旅行に行かれてまた行きたいと仰っていたこともあり、それを目標にリハビリを実施してきましたが現在の状況からなかなかまた行けるように頑張りましょうとは言いだしにくいところもあります。そこで大正の城平OTより車いすのままで行ける旅行も提案してはどうかという助言を頂き、調べてみてタイミングをみて提案してみようと思います。

また、飛永PTより座った状態で移動できる福祉用具があると教えて頂き、パンフレットも提供して頂いたのでそれに関しても提案していけたらと考えています。


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頂いたアドバイスを参考にして今後、この方に限らずすべての利用者様の変化に敏感になっていく事が大切だなと感じました。特に長期間の介入となっている方はリハビリ自体がマンネリ化している可能性もあるので一度自分のリハビリを見つめなおしても良いのかなと感じました。
以上報告でした。

大正 谷中


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2019年12月11日

趣味以上の活動に、リハビリテーションの目標設定に活用を、自費サービスてくてぃぶ

こんにちわ、心意気実践チームの日野上(ヒノガミ)です。

弊社の訪問看護、リハ、デイサービスの利用者さま限定のサービスとなりますが、

「○○○に行きたい」「○○で○○したい」など、従来のサービスでは提供しきれなかった趣味以上の活動に向けた直接的な支援が可能になるのが、自費サービスの「てくてぃぶ」です。

新しいチラシを下記に添付していますので、ご興味のある方は是非ご利用をご検討下さい。
posted by Active at 13:33| Comment(2) | TrackBack(0) | てくてぃぶ

2019年12月09日

ともに行う調理。

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今晩のメニューは「ブロッコリーとツナのわさび醤油サラダ」「ブロッコリーとツナ、刻み塩昆布の和え物」「水菜サラダ」


ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士いとうです。

この日の最後の時間は、記憶障害等の高次脳機能障害と右手指に拘縮のある利用者様宅です。

訪問リハビリテーションを終えてから身体介護による自立生活支援の見守り的援助"ともに行う調理"です。


先週から冷蔵庫に保管されていた水菜を使わせていただきます。
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少しだけ傷みかけた部分を一緒に確認し取り除いて、カットします。

ツナ、ポン酢、マヨネーズを加えて混ぜ合わせます。
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完成!


ブロッコリーをカットします。
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ラップをかけて、
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電子レンジへ。
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「(レンジ使い方)忘れちゃってるねェ」
と、困り顔の利用者さま。
2ヶ月ぶり位の電子レンジを使った''
根菜茹で"でしたから仕方ないかもしれないです。

しっかりと茹で上がりました。
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ツナ、醤油、ゴマ油、刻み塩昆布、いりゴマを加えて混ぜ合わせます。
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完成。
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ブロッコリーとツナ、刻み塩昆布の和え物」

もう一つは、ツナ、醤油、みりん、わさび、マヨネーズを加えて混ぜ合わせます。
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「ブロッコリーとツナのわさび醤油サラダ」


この日は、ご自身で調味料を忘れずに買い足すことができておられました。

加えて、炊飯器をセットするのを忘れていたのをご自身で思い出すことができておられました。そして、すぐに自ら炊飯器をセッティング!

意識高く日々の自立生活に取り組んでおられるのを、あらためてうかがい知ることができたような気がしました。

試食の際に、
「んめなァ〜」
と、一緒についつい声が出てしまいました。


ともに行う訪問介護事業所は、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の自立生活支援をサポートします。

松原市の認知症カフェ『憩呼(いこいこ)カフェ』

今年11月より、認知症カフェ『憩呼(いこいこ)カフェ』を開催しています。

地域の認知症の方や障害がある方が、普段外出しにくく、カフェなどに行くことが出来なかった人が、憩呼カフェに通っていただくことで少しでも生活のアクセントとなり、❝非日常❞を体験していただけたらと思っています。

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カフェという箱でこういったイベントを開催する意味はすごく大きいんだなと思いました。ある方は、グループホームでは障害により手が動かず食事介助を行っていましたが、カフェで出てきた大好きなケーキを自身でフォークを刺し、自身で口に運ぶことが出来ました…。そんな姿に付き添いの方も「〇〇さん、自分で食べられるやん!」と驚いており、三大欲求の一つを満たすためであれば人間は120%の力を発揮することが出来るんだと実感しました。

月1回、イベントを実施していこうと思います。
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エクササイズ・カフェ

総合事業部の理学療法士(PT) 谷村です

先日行ったエクササイズイベントに、5名の方が参加していただきましたきらきら 前回のイベント参加者や、地域の健康体操の参加者、訪問事業の利用者家族など、つながりから来ていただけました顔1(うれしいカオ)

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チューブエクササイズや、スクワットなどの自重エクササイズでは、普段体操で運動負荷をかけているようでかけてなかったことを痛感してもらいながら、しっかり身体を鍛えていただきました力こぶ

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合間には作業療法士による脳トレも行い、集中力や注意力、記憶力をしっかり使ってもらいましたきらきら

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少しずつ、こういうイベントを開き、たくさんの人の健康増進に努めたいと思います!おやゆびサイン

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2019年12月07日

続 男のゴルフ道。


心意気実践チームのいとうです。

右片麻痺と失語症を呈されている訪問リハビリテーション利用者の村上さんです。

▼前回の様子↓

寒いなかでも今日もどんどん打ち込みます。
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デイサービスで2週間に1回図書館への同行サポートして、借りてきた料理本や歴史本等をご自宅で熟読されるようになっておられるようです。

デイサービスでも利用者さま同士での談笑に参加されるようになっておられます。

新年の目標はパターゴルフ場のコースデビューとクルーズ船での旅行です。

常にとどまることを知らないご夫婦です!


アクティブ心意気実践チームは、利用者さまの自立支援、重度化防止、QOL向上に資するご自分の価値やあり方を見い出すお手伝いを微力ながら出来ればと考えています。
その先にある”自分らしさ”を一緒に追求します。
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2019年12月06日

体操教室〜深井北町会館にて〜

皆さんこんにちは!

アクティブ泉北の大家です!

最近朝晩の冷え込みがきつくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか・・・

インフルエンザがぽつぽつ流行り始めている様なのでお気を付け下さい!

さて、本題に移りますが先日中区の地域包括支援センターより

アクティブ泉北に体操教室の依頼が有り

11月27日に地域の方を対象に

マジシャン兼理学療法士の佃PT・伊藤PT(3年目)・大家PT(2年目・私)で体操教室を行いました。

約14名の方が参加され中区の社会福祉協議会の方や地域包括支援センターの方も来られていました。

その中にはなんと弊社デイサービスをご利用いただいている利用者様の姿が!!

恥ずかしそうに挨拶してくださいました。

今回会場の雰囲気の写真をあまり撮ることができなかったのでご了承ください。

まず始めに、自己紹介ののち佃PT考案2人一組に分かれラブラブになれるストレッチ・・・

通称「ラブレッチ」を行いました。

「ラブレッチ」とは・・・

まずは、ご自身の顔・首・胸等身体を部分部分で分け、なでる様に触っていきます。

続いて、マジシャン佃PTがトランプを使って2人1組に分かれてもらい

お互いの足と足を合わせ同じように動かし・・・
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向かい合って座りお互いの肩に手を合わせ、
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押し合う・・・
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男性同士で行うのもまた新鮮で良いのかもしれません。(写真が無かったので再現しました。)

皆さん恥ずかしそうにしながら行われていました。

続いて社会福祉協議会・地域包括支援センターの方々から

地域で行っている催し物のアナウンスがあり

体操教室も終盤・・・

私が作成させていただきました、「自宅で簡単にできる健康体操シリーズ〜肩・腰編〜」をお配りしました。
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皆様からは、写真と説明付きで見やすい!!

これなら家でもできそう!!

とご意見いただきました。

後日弊社デイサービスをご利用されている利用者様に感想を聞いてみると・・・

ラブレッチ恥ずかしかったけど楽しかったよ

あの体操(お配りしたもの)良かったわぁ

いつもご飯食べる机に貼って毎日やってるよ

等感想をいただきました。

私の感想としましては
今回、依頼があり佃PTの付き添いとして参加させて頂きましたが、誰がみても分かりやすく自立度の高い方や低い方でも満足して体操したくなるような資料作りなど、今回の体操教室ではとても良い経験になったと感じました。今後は依頼はもちろん自分自身でこういった教室の企画・実施を行って行ける様に頑張りたいです。ありがとうございました!

最後に、依頼を下さった中区の地域包括支援センター・社会福祉協議会の皆様

体操教室におこし下さりました皆様方

ありがとうございました。

アクティブデイサービス泉北 佃・伊藤・大家 スタッフ一同

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復活の朝 ~札幌発リハビリテーション物語~


人材開発室・心意気実践チームのいとうです。


岡本五十雄先生(リハビリテーション医、整形外科医)のリハビリテーションチーム医療の名著!
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□内容紹介
「生きる意味」とは何なのか。障害を負った患者がリハビリ・チーム医療の中で絶望の淵から立ち直り、新たな人生へと踏み出す様々な事例を追った、感動の医療ストーリー。介護時代に必読の一冊。(解説・三浦光世) 

□脳卒中や交通事故で重い障害を背負った人々がたどる、苦しく、迷いにみちた旅路。しかし、家族やリハビリ・チームに支えられ、それぞれが新しい人生を見いだし、勇気ある再出発を果たしていく。生きる意味とは何か。本当の「社会復帰」とは何なのか。自らも悩みながら患者に寄り添ってきた医師が見た、感動的な人間復権の物語と、医療現場から伝える新しいリハビリテーション医療の可能性。
(Amazonより)


□心意気的ナナメ読み

○ナラティブ・ベースド・メディスンとパーソン・センタード・ケア

本書を読むと登場される患者さんの物語りがスッと入り込んできて、その情景が浮かんできます。

そこですぐに思いついたのがこの二つの言葉でした。

本書が出版されたのが2000年。

著者の岡本五十雄先生がリハビリテーション医療の現場で、真剣に日々奮闘されてきたのがそれよりかなり以前から。

衝撃でした。

その1980~90年代から2000年代にかけて、ナラティブ・ベースド・メディスンとパーソン・センタード・アプローチを実践された事実が、本書では生々しく描かれています。

登場される患者さん、岡本先生、看護師、リハ職、MSW等のリハ医療チームの"迷い道、戻り道"を読めば読むほど、その衝撃が拡がりました。

患者さんとそのご家族を主体に、リハチーム医療を展開されたことがまっすぐに描かれています。


○家庭内での役割を持つことの大切さ
○役割作りするには発想の転換が肝要

患者さんがご自宅へ退院される際に、ついつい見過ごされがちな家庭内での役割作りの大切さについても具体的な関わりが記されています。

そのなかでキモになるのが発送の転換。

共働き夫婦の男性患者さんの家事について、料理や買い物等をすることの楽しさと近所付き合いの拡がり等…
患者さんご本人、ご家族も考えてもいなかった家事の奥深さと楽しさにふれて、活動・参加の無限大な拡がりの様子が描かれていました。


○働き方、生き方の見直しのタイミング

人生半ばで中途障害となるのが脳卒中。それこそが人生の中で、自分自身の働き方、生き方を見直しする大きなタイミングとなる。


○女性片麻痺の家事自立の壁
○障害に対する家族の受容が非常に大事
○"病院での自立≠家庭での自立"

家族が危険だから、時間がかかるから、常に見守りが必要だから等という理由で、自立できていないことが訪問リハ、生活期リハの在宅医療介護の現場でも散見されます。

回復期を過ぎた生活期と呼ばれる在宅生活では、心身機能の向上を大きく望めないことは広く知られていると思います。

しかしながら患者さん、利用者さん、ご家族さまに心から共感し、その生き方や価値観に尊重した関わりを通して、言語機能や歩行等の心身機能向上に加え、ご家族内での役割を果たされ、QOL(生活、人生の質)が向上されているのを目の当たりにすることもあります。

障害を負いながらも患者さん、利用者さんの新たな人生を切り拓くお手伝いを微力ながらさせていただくという姿勢が、訪問看護リハ、生活期の看護師やリハビリテーション職には常に問われていると、あらためて感じました。


○迷い道、戻り道
○家族の受容は経済的、家庭的な問題があれば遅れやすい

障害の状態を認めざるをえないことも感じとっていても、わかっていても、次に起こりうる現実から目を背けていたいという家族の精神心理状態。

これに経済的、家庭的な問題があれば疾患や障害の受容は遅れると、岡本先生の調査結果もふまえ記されています。

患者、家族への説明の仕方において、医療行動経済学や心理学的な
視点を取り入れ、工夫することも必要ではないでしょうか。


〇「大切なことを忘れていませんか」「なんとか治してみるという気迫や自信を」という看護師さんからの言葉
〇恐いことは治療法がないものに対して、何をしてもうまくいかないと思い込んでしまうこと
〇患者さん自身つらい思いでいることも忘れてしまうこと

岡本先生ご自身が経験されたチーム医療を成すために必要な根幹が記されています。



先日のリハビリテーション・ケア合同研究大会で偶然再会した岡本先生から頂いた本書。

後日、電話にてお礼を伝えました。

障がい受容について、
「現在の障がいのある状態、これが自分であると認められること」

「患者さんのこころの内、主観的なものを医療者側が客観的なものにしようとしている」

「医療者側が患者さんとその家族に、知ってもらうべき、知ってもらないといけないと思って、辛いこころの内を聴かないで働きかけてはいないか…本当にそれでいいのだろうか」

と、話して下さいました。

また、岡本先生がされた最近の調査結果から、患者さんの多くの人は障害を受け止めながらも"よくなるのであればどんなことでもする"という気持ちを持つことがわかっています。

医療者側はこのことを忘れてはならないと思います。

電話の最後に、
「腰も脚も痛いけどこんな年になっても、しゃがんで患者さんと同じ目線で、友だちのように話すようにしているよゥ」
「今日から友だちだからねェ、北海道に遊びにおいでよゥ」
と、茶目っ気たっぷりの優しい声で話す岡本先生でした。

再会の約束をして受話器を置きました。
posted by Active at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室